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表題作花恋つらね(3)

新井源介(本名:野田淳平)・大谷屋御曹司・高校生
松川惣五郎(本名:東周吾)・玉乃屋御曹司・高校生

その他の収録作品

  • あとがき
  • 第十八・五幕 巡業残り一週間
  • 電子コミックオリジナル描き下ろしペーパー

あらすじ

「おれが好きなのはお前だよ」。
惣五郎と源介、ついにふたりの想いが重なる……!?
梨園の御曹司同士の恋絵巻、待望の最新巻!

作品情報

作品名
花恋つらね(3)
著者
夏目イサク 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
花恋つらね
発売日
ISBN
9784403666261
4.4

(171)

(95)

萌々

(60)

(15)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
15
得点
760
評価数
171
平均
4.4 / 5
神率
55.6%

レビュー投稿数15

可愛すぎるんですが。

『初恋つらね』の3巻目。

表紙が素敵すぎて悶えた…。惣五郎のアンニュイな表情も良いし、色遣いも素敵。イサクさんの絵柄って、ホントツボに入るなあ。としみじみ思いつつ。

という事でレビューを。すみません、ネタバレしてます。





2巻の終わりで惣五郎が源介に告ったことでややぎくしゃくする二人。
前向きに考える源介とは相反するように、ネガティブ思考にとらわれ源介を避けまくる惣五郎ですが。

自分も好きだ、と告げる源介ですが、「『松川惣五郎』のファンだから、流されているだけだろう」と惣五郎の方はけんもほろろ。

そんな惣五郎の気持ちをほどくために何をすればいいのか考えた源介の取った行動とは―。

本当に好きだから、源介には『松川惣五郎』ではなく東周吾のことを見てほしい、と願う惣五郎の恋心に激萌えしました。
そして、そんな惣五郎にきちんと向き合おうとする源介の男気にも。

源介の願いが叶い二人で再度舞台に立つことになり、その過程で少しずつ近づいていく。この時の二人が、めっちゃ、

甘酸っぱい…!

何なの、この子たち。
めっちゃ可愛いんですが。

子どもの時から舞台に立ち、今では看板役者になりつつある二人、という事で、おそらく同年代の男の子たちと比べたらはるかに精神年齢は高いと思われる。が、そんな大人っぽい彼らも、好きな相手の前では恋する男の子、なんです。

同じ男同士である、という葛藤。
自分の想いと、相手が想ってくれている想いは果たして同じものなのか。
そして、好きな相手と身体を繋げるという事―。

少しずつ少しずつ寄り添ってきた彼ら。3巻ではやっと想いが通じたところまで。とあるアクシデントで、一気に近づく彼らですが、このシーンはエロいのに、ほのぼの。微笑ましくってめっちゃ可愛かった。

仕事も懸命にこなし、役者としてのプライドを持ちキャリアを伸ばしていこうとする姿にも好印象。仕事の時も着物姿を見せている彼らですが、濡れ場の時も着物着ててほしいなあ…。惣五郎、絶対色っぽいと思うんだ。

あ、それと。
源介と惣五郎のおじいちゃんたち。
いい味出してます。
過去の二人のエピソードがちょろっと出てきてましたが、おじいちゃんたちの話も読んでみたいな。

4

納得、満足の3巻!

2巻がかなり気になる終り方をしていたので、待ちに待った今回の3巻。
歌舞伎大好き高校生コンビは、相変わらず初々しくて一生懸命で可愛かったです。

私は途中まで、どちらかというと源介の方が最初から恋愛感情で、惣様の方が歌舞伎での役どころに流されてしまってるのかな、という印象を持っていたので、2巻の展開にちょっと違和感があったのですが、今回の源介のターンで色々附に落ちました。
結果的に源介が言うように、二人とも歌舞伎が第一の人間なので、歌舞伎役者とそうじゃない素の部分とを切り離して考えることはできないのかな、と思います。惣様も、歌舞伎役者じゃない一般人の野田淳平なら、好きにはならなかっただろうなと。

恋より歌舞伎優先の二人なので、ようやく気持ちが通じあったのに、まだ最後まで致しておりません(笑)。次号楽しみにしておりますが、個人的には武市さん推しなので、もうしばらく濃密に絡んで源介をヤキモキさせてくれたらいいなと思います!

1

まだまだ続く楽しい展開

勘違いから始まった惣様の片思い。
惣様ファンの源介くんには元々好きの種はあった訳で、どんどん自分の本心に気付いていく展開。
2巻で片思いしてる惣様が切なかっただけに、源介くんが惣様かわいい、かわいいと思ってたり嫉妬したりするのを眺められてとても楽しい。幸せ気分。
でも、惣様は惣様ファンとしての「好き」と野田淳平として東周吾への「好き」は違うと源介くんを突っぱねたまま。
そんな中、二人一緒の巡業が始まり、同室お泊りでハプニングもあり、急接近!
二人が心を寄せる時、急接近する時には歌舞伎が上手いこと絡んでいて、ただただ感心するばかり。

ちょっとえっちなハプニングもありましたが、ドタバタほのぼの可愛くて、も〜〜!本っ当に応援したくなる二人です!

1

ようやくLになりました。

惣五おめでとう!ようやくBLのLになりましたね。
こんな可愛い惣五に惚れない奴はいないですよ。
源助は思った以上に役者の惣五が大好きで、惣五と離れたくない一心でいろいろ頑張っているところが可愛いです。好きすぎてもう少しこじれるかなとも思っていましたが。
最初は源助の方が大人だなと思ってたけど、恋がよくわかっていないところを見るとまだ子供なのかなと思ったり。でも、惣五としても周吾としても好き、本人そのものが丸っと好きと判断したところは視界が広いのかなと思いました。同じ人物ですもん、分けて考えなくてもいいですよね。
今回の表紙も美しい。背景の色が鮮明なうえに惣五の憂いた表情、隈取りが色っぽいですね。
BLあるあるなシングルのつもりが手違いで2人部屋にというトラブルもあり(ベッドはちゃんと二つありました。残念)、少しエッチな気持ちにもなりましたね。
歌舞伎ばっかりしてきて性的知識が少ないんじゃないかと心配ですが、無事に初エッチにこぎつけられますように。あ、あと巡業最後までうまくいきますように。けがが早く治ればいいですね。

1

惣さま≠周吾・源介≠淳平…But「≒」……なるほど!

惣さまは松川惣五郎ではあるけれど東 周吾ではなくって、源介も同様に新井源介と野田淳平は決してイコール(=)では無い
これはこの世界ならではの設定が活きている葛藤ですね

しかも惣さまも源介も決してかりそめの人格ではない訳で、歌舞伎役者としてはそこに燃える命の火が確実に滾ってる
だからこそそう簡単に切り離して切り替えてお互いに対峙出来ないジレンマや難しさが横たわる訳ですね~

これはすっごくこの作品ならでは!の切なさというか2人のキャラの奥行を感じられる展開ですね
すごく楽しめます!!

間違いなく「2人」のお話しなのに実質それぞれに当て馬のような存在がいるような、、、ノットイコール「≠」だけどニアリーイコール「≒」が生み出す面白さを感じます‼

お話しの方は絶好調!
すごく良い!!
巡業を通して近付く2人
役者としての好きと生身の1人の男としての好きをしっかり同化して「=」にしていく過程
確かめ合う2人
うん♡良き良きです‼

ストーリー展開に関係ないけれど好きだな~♡と思う所を備忘録として…
・唇の描き方が好き!
ジャンジャンはむっとして欲しくなる~
・源介の言葉遣いがかわいい!
惣さまが稽古に行くのを見計らうシーンのモノローグ
「よし、お稽古行ったな」ってセリフがかわいい~
稽古じゃなくて”お稽古”…!こういうとこに萌えてしまう~w

面白くって1巻ずつレビュー書きながら読もうと思ったけど2,3巻は間髪入れずに読んでしまった~
さて、4巻行きますか♪

0

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