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表題作花恋つらね(6)

新井源介,高校3年生,大谷屋御曹司
松川惣五郎,高校3年生,玉乃屋御曹司

その他の収録作品

  • 沖縄最終日の朝(描き下ろし)
  • 帰り道(描き下ろし)
  • 三十五幕〜その後〜(描き下ろし)
  • 武市の葛藤(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

ようやく身も心も結ばれ、幸せいっぱいの惣五郎と源介。
だが、二人の関係を強く疑い出した源介の兄・蔦丸が、事実を知るために動き出し……!?

作品情報

作品名
花恋つらね(6)
著者
夏目イサク 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
花恋つらね
発売日
電子発売日
ISBN
9784403667558
4.2

(83)

(32)

萌々

(42)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
18
得点
355
評価数
83
平均
4.2 / 5
神率
38.6%

レビュー投稿数18

安定の可愛さ

卒業旅行の沖縄~可愛かった!
人目気にせず楽しげな2人が可愛いこと。普段も気にしてる様子ないから周りの大人は大変!!蔦丸の思いも世襲問題も簡単にはいかなさそう…
2人にいつまでも仲良く切磋琢磨して欲しい!!書き下ろしもすんごっく可愛くて!舞台ではキリッと美しい惣様の可愛さ!悶えまくりでした。

1

将来のことを考える

とうとう別れるように言われましたね。
確かに歌舞伎の世界、宗家の責任は重いのかもしれませんね。よくBLで社長の家とかの子どもに跡取り問題とかありますが、こっちは歴史の重みが違うし。
今までも結婚しても子供に恵まれなかったこともあったんじゃないかと思うんですが、そういう時って分家さんから養子をもらったりしてたのかな。

惣五のほうが、ちゃんとこの後のことを考えてましたね。今はごまかせても、この先々で質問されてごまかし続けるのか。隠して付き合い続けるにも限界があるんじゃないか。
源介が楽観的な感じもしますが、2人とも「別れよう」な雰囲気になっても困るので、源介は前向きに考えてほしいです。

さて菊右衛門さんですが、自分と寿一郎が叶えられなかった事を2人に託しているのでしょうか。菊右衛門さんは頭ごなしに反対ではないようなので、大丈夫だと信じています。
それにしても源介のお兄ちゃんの悩みを知り、ほろりとしました。きっとこういう悩みをしてきた人は少なからずいるはず。
そんな人の葛藤を垣間見ることもでき、本当にこの作品面白いなと思っています。

0

とても正当なBL展開!か~ら~の~…‼

BLらしいバレてはいけない秘密の恋…!
しかも2人は表舞台に立つ役者、、、
何かちゃんとした立ちはだかる問題があって「あーー…BL読んでるわぁ~」としみじみ思える!!

そしてそんな2人に振り回されながらも気が気じゃない蔦丸お兄ちゃんがかわいい…!

周りのこんな気苦労は露知らず、、、
イツメンのヒロトと西田の4人で卒旅を楽しんじゃう源介と惣ちゃん♡
それにしてもヒロトがナイスガイ過ぎて拍手です!!
ヒロトの巧妙なアシストで沖縄の熱いLOVEい夜を過ごした2人!
今迄で1番色っぽいシーンでしたね///▽///
修正も甘めで何かたくさんエロ度高いのたくさん読んでるはずなのにこの2人のってなるとちょっとtnkがこんにちはしただけでもすごい照れちゃう、、、という不思議な感覚を味わってしまいましたwww(〃ω〃)ドキドキ~♡

なんてほわほわしてるのは当の本人達だけ、、、
お兄ちゃんに武にいにヒデさんまで、、、大人組はハラハラドキドキ…!
何かこの辺の距離感も優しさと節度があってとても好き!
あ、あと、源介が高校生でもホテルに泊まれるか?をググっちゃうとことかも健全な感じがしてどうしても応援してあげたくなっちゃう。。。いい子過ぎて・・・!!!

前半はそんな高校生のBLらしい展開なのですが、、、
終盤からのこの作品ならではの障害が浮き彫りに…!
そっかぁ。。。おじいちゃま世代もこの問題があった訳なんだね。。。
確かに、、、襲名となるとお家問題だもんね~。。。
でも、、、歌舞伎って結構養子とかも多い気がするから、、、どうにかうまく事が運ぶといいんだけど。。。(´・ω・`)‼

菊右衛門師匠が鍵を握っていそうなのでドキドキしながら見守ります (>ㅅ<)

0

2人の恋の行方にますます目が離せない!

『花恋つらね(5)』の続編です。

梨園を舞台とした歌舞伎役者としての成長と高校生らしいラブロマンス。
大谷屋御曹司で立役の新井 源介(本名:野田 淳平)と玉乃屋御曹司で女形の松川 惣五郎(本名:東 周吾)のお話。

前作では、無事に「新春浅草歌舞伎」の千秋楽を迎えた夜、2人は身体も心も結ばれました。
ところが、翌朝に同じお布団で寝ているところを源介くんの兄(蔦丸)に見られてしまい…。
今作は、その続きになります。
順調に愛を育てている2人の知らないところで、蔦丸は悩んでいました。
ある日、暗い顔してうなだれている蔦丸に惣ちゃんの従兄弟(武兄)が声を掛けます。
一人で抱えきれない蔦丸は武兄に相談することに…。

6巻は波乱の幕開けです。
蔦丸が武兄に相談したことで武兄も悩み始めました。
取材の撮影現場でいちゃつく2人を見ていると、横でカメラマンのヒデさん(4巻)が2人を見てハラハラしている…。
何か知っていると感じた武兄はヒデさんにカマをかけます。
結果、想像のななめ上の新情報を得てしまった武兄。
蔦丸に報告して、とうとう2人を呼び出すことに。
源介くんと惣ちゃんを問い詰めた蔦丸から出た言葉は…
「今すぐ別れるんだね」

歌舞伎役者として後継者を残さなければならない2人。
ましてや、源介くんは“宗家“の跡取り息子。
長い歴史の中で、親から子へ、師匠から弟子へと伝えられてきた日本の伝統芸能。
源介くんと惣ちゃんが付き合いを続けるならば、いずれぶつかる大きな壁です。
しかも、乗り越えられる保証もありません。
どんどんシリアスな展開になり、一瞬も目が離せない(汗)

…でも、シリアスだけじゃないんですよ!
高校卒業を前に、2人は寛人くんと西田くんの4人で沖縄に卒業旅行に行くエピソードもあるんです。
沖縄で観光や料理を楽しむ様子はほっこりできて、卒業する前にもっと4人が絡むエピソードを読みたかったなと思いました。
そして、寛人くんのナイスアシストにより、2人はホテルで同じ部屋になります♡
お互い大好きなのが伝わってきて嬉しい~。

最後は、「四月大歌舞伎」の初日。
源介くんと惣ちゃんが2人で話している内容を盗み聞きした菊右衛門。
何か思うことがあるようです。
そりゃ、ありますよね?!
続編では、惣ちゃんの祖父 菊右衛門と源介くんの亡き祖父 寿一郎の関係が明らかに!

夏目イサク先生の美麗な絵柄と丁寧なストーリー構成で、今作も冒頭から物語に入り込めました。
巻を増すごとにどんどん面白くなり、全く飽きることがないのは本当にすごいと思います。
また、登場人物はもちろん、背景や造形物などもきちんと描かれているのが素晴らしい。
ファンが多いのも納得です。

「こんだけ両想いなのに なんで別れなきゃなんねえの?」
源介くんと惣ちゃんは心から幸せになって欲しい!!
7巻はいつでるのでしょうか?
気になって眠れない(汗)

ぜひ、今からでも読まれることをおすすめしたい珠玉のシリーズです♡

7

梨園御曹司の宿命。

前巻でやっと身体を重ねた惣五郎&源介。
しかし、源介の兄・蔦丸に秘密の関係を知られてしまい…という不穏な第6巻です。

蔦丸だけでなく、武市、そして4巻の文化祭でふたりのキスシーンを目撃してしまったカメラマンのヒデも登場し深刻なムードへと進んでいきます。

梨園の御曹司カップルの前に現れた大きな大きな壁、それは後継者問題。
その件で、武市はともかく蔦丸は断固反対します。
大反対する蔦丸には複雑な思いがありました。
彼自身が既に、結婚→子作りのプレッシャーを受けていること。
そして女形の蔦丸には、たとえ望もうとも「寿一郎」を継げないことなど…
反対する理由が単に同性が気持ち悪いとかそういう話じゃないから、蔦丸の気持ちもまた切ないんですよね。

蔦丸の真剣な訴えを聞いて、惣五郎はぐるぐると悩んでしまいます。
不安な惣五郎を力強く励ます源介だけど、楽観的過ぎる気がしてなんとなく心配なのはわたしだけだろうか…^^;
まぁその豪胆さが祖父・寿一郎に通じる長所なのかも。

ここまで黙認してきた惣五郎の祖父・菊右衛門も次巻で動き出しそうです。
うーん。
寿一郎と菊右衛門、源介と惣五郎の関係と重なって見えるような見えないような…
先代の確執は色恋沙汰じゃないと思いたかったけど…
雲之介を含む三人の過去が気になります。
早く全貌を知りたい!


ということで、ずーんと心が重くなる今巻でしたが、わくわく卒業旅行withヒロト&西田のエピソードでなんとか萌え補給できました。
鈍すぎな西田が面白くて好き(笑)

6

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