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久々にこの2人に会えて嬉しいです。あとがきにも書かれている通り、元々は1話読み切りの予定で同人誌感覚で描かれたということで、本編のような緊張感はほぼありません。交渉のシーンなどもありますがあっさり解決し、あくまで誠と相の関係性の描写がメイン。濡れ場ではすっかり赤ちゃん返りした誠が相に尻で抱かれる様子が楽しめます。乳首を吸ってもいやらしさを感じさせないどころか、ただ赤ん坊の母親恋しさにしか見えない、こんなセックスはBL界広しといえどこの作品でしか拝めないでしょう。相も誠を子として受け入れることを厭わないようですし、これからも周りに心配されながらなんだかんだ図太く生き残っていけそうな2人です。
血縁CPは苦手なんですが、この2人は好きでして、番外編もたっぷりでよかったです。
半分血がつながった兄弟だからこその関係性、お互いでしかダメだというのがよく伝わります。
愛情表現が独特でぐっとくる。
愛が重いし、2人のやりとりがずっとかわいい。
一見、攻め受け逆かと思うけど、いわゆるケツで抱く受けというやつですもんね。
バブな誠を甘やかす相。
でも兄弟である部分もあって。
頼りになる誠もかっこよかったです。
相が好みのタイプでして。
髪を上げている時、下ろしている時、どちらもかっこよく描いて下さりほくほくです。
2人の話がメインながら、ヤクザBLとしてもしっかりストーリーがあって、かっこよくて、ヤクザBL好きとしても満足です。
さすがakabeko先生だわ〜と何度も唸りました。
血は水よりも濃し、と言いますが誠と相の関係はまさに…!
その濃厚さに流れる事もままならず血だまりの沼に浸かっているかのようなドロドロと渦巻くマグマのような感情が滾ります
一般的にタブーとされる近親相姦の異父兄弟もの
この2人が異母兄弟ではなく、異父兄弟である、という点が更にこの「濃さ」を後押しして来ているように感じます
誠を愛さなかった母の胎を通り産まれた相
誠は相に父性よりも母性を求めて止まなかったからこそ相の内(なか)に挿りたい欲望が滾るのでしょうか
そしてヤクザという環境で産まれた事から「親父」も求めてしまう
だからこそ相が完全に「女」とならない為にも彼が外で「男」としての性を放つ事を厭わないのだろうか
この誠の屈折しまくったクソデカ感情を想うだけでもこの作品のエモーショナルさは尋常じゃないのです。。。
なんというシリーズでしょうか
そして、、、なんという番外編だった事でしょう
躰に刻まれた彫り物の美しさが映えるこの表紙を拝めただけでも今年1番心が躍った番外編でした
この2人が年を重ね更に渋みを増していく年齢までずっとずっとどう歩んで行くのか?を見て”生きたい”です…!
番外編という名の続編をこの先も先生が描いて下さる事を願って止みません
ファンの我儘と承知していますが妄想力も想像力も乏しい私には先生の描くこの世界に恋焦がれる事しか出来ず、、、
どうか、完結させずに希望を残して下さると嬉しいです!!
そして、もしこのシリーズを未読で偶然にもこのレビューを目にして下さった方が居たならば、、、アツイ男達の人生に触れてみませんか?どうか、1巻からこの番外編迄を一気に読んで見て欲しい…心の奥底からお薦めしたいです
いやーー!相変わらずの誠と相の歪みっぷりな愛が最高でしたね!
1冊にまとめてくださり、先生はもちろん編集部様ありがとうございますのお気持ちで読ませていただきました(拝みながら)!!
バブみある誠が最高にツボってて、好きって(顔を覆いながら)なりました。
もう絶対に誠には相しかいませんね。
これからもずっとお兄ちゃんを愛してよ!!って年を押したくなる番外編でした。
それにしてもあの迫力のある墨は、プロの方にお願いされていたんですね。
やけにリアルだなと思っていたらそういう経緯だったとはびっくりでしたが、だからこそキャラにリアリティがあったんだなあと納得のエピソードとお表紙でした。
ちなみに個人的にラーメン好きなので、1巻からずっとおじいちゃんのラーメン屋のメニューラインナップが気になっています笑
街中華っぽいからきっと美味しいんだろうなあ、、、(まったく役に立たないレビュー)