小説

  • あやし あやかし  誰彼妖奇譚 下
マンスリーレビューランキング
52

あやし あやかし 誰彼妖奇譚 下

ayashi ayakashi

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

あらすじ

圧倒的筆力で描かれる、久能千明完全書き下ろし最新作! 龍と巫女を巡る、壮大な運命の物語――。大人気・蓮川愛とのコラボ作! 神を信じていない現実主義者の大学院生・青江冬哉は、滝守村に古くから伝わる「五頭竜山の伝説」の現地調査を任され、禁足の山とされる村に踏み入った。山中の罠で重傷を負ってしまうが、山に住むという美しい少年・スイによって救われる。孤児だというスイは、五頭竜山の護主に拾われ、存在しない者として隠し育てられ、他の人間と一切関わることなく山の中で生きてきたという。 冬哉は、自分の怪我を甲斐甲斐しく手当をしてくれるスイと日々を過ごすうちに、美しく儚い見目に反して感情豊かで無垢なこの少年が、村の歪すぎる信仰の中で囚われて生きていることに嫌悪感を抱き、スイに自由を与えたいと考えるようになるが――?

作品情報

作品名
あやし あやかし 誰彼妖奇譚 下
著者
久能千明 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344853850

マンスリーレビューランキング

52

3.7

(4)

(1)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
15
評価数
4
平均
3.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

綺麗に伏線回収されました。

上巻で不在となっていた護主様。

五頭竜にされた実兄と共に登場いたしました。


そして前巻で謎だった冬哉の正体も、とうとう明かされましたね。
デイダラボッチだそうです。

だから傷の治りが早かったのですね。
薄々そういう系かなあとは思っていましたが、まさかそんな設定だったとは!

けれど納得です。

本人は自らをあやかしではないと言っていました。これに関しても色々説明がありましたね。

それからどうして冬哉が、左京のもとにいるのか。
その理由も明かされましたね。

一番あやかしっぽい子どもだった……って切ない涙


それから護主様が身を呈して、慧吾と五頭竜を始末したシーンは迫力満載で、最後の最後まで固唾を飲んでその行方を見守りました。


BがLしているかというと、下巻でようやくエンジンがかかった模様。
というのも、あとがきで続編執筆中とあったので、じっくり2人は愛を育む系なんだと察しました。


まだまだ謎の多い冬哉とその一族。

そして冬哉を引き取った左京。

それから今回、慕っていた者を亡くしたスイなど、キャラが魅力的でもっと掘り下げて読んでみたいと思ったので朗報が含まれていたあとがきでした。

1

下巻

蓮川先生なのでマストバイ。上巻読みだしたら読み止められず下巻まで一気読み、しんどかった(笑)。お話として面白かったし、好きなサブキャラいたし、気になる部分残っているので、続き出るなら買うなと思ったので萌にしました。下巻、本編310Pほど+あとがき。

上巻で、スイを何とか助けたいと考え手を出した冬哉。でもスイはその願いも聞かず・・・と続きます。

新たに登場された方は
御蔵慧吾(昔の御蔵家当主)。左京がいいとこで登場したので嬉しかったな♡

++お話について

表紙の攻めが茶髪→白銀髪と変わっていることから分かるように、何らかの異能持ちです。なんか人間の理からちょっと外れているという程度の異能持ちとでも言えばいいか?満身創痍になりながら、スイのため、自分のため、納得いかない状況を打破しようと攻めが頑張ります。スーパーマンではないので結構傷だらけで痛そう。スプラッタは苦手な方なので、上巻の一部や下巻のこの戦いのシーンなどは、ちょっとハラハラしました。迫力満点。

受けは酷い身の上なのに、知らぬが花。現状を目いっぱい楽しむというか、すべてを受け入れ、その上で笑おうと頑張っているように感じます。こっちも何らかを背負っちゃったですねえ・・・

これシリーズになるのかな。帯には新シリーズって書いてあるので、また続くんだろうと思うのですが。攻めの冬哉が気になるし、まだ二人でラブって感じの盛り上がりは感じなかったので、続き出たら二人の関係性の発展を期待して読もうと思います!

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP