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表題作緑土なす 1

今世王(レシェイヌ)
26歳,異能を持つ最後の王
足弱(ラフォスエヌ)
36歳,今世王の腹違いの兄

その他の収録作品

  • 理解しがたい男

あらすじ

「よいですよね、わたしが兄上を抱いても」  
 
山奥で野人のごとく暮らしていた“足弱”は、  
一定の男性を対象とした召集令のもと王都に上り、国を統べる今世王に拝謁する。  
謁見直後、すぐさま王宮に連れられた足弱は今世王レシェイヌに「兄上」と呼ばれ、  
苛烈な愛情と奉仕を浴びることになり…?  
WEB発BL小説屈指の傑作、待望のコミカライズ!  

作品情報

作品名
緑土なす 1
著者
user 
原作
みやしろちうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
シリーズ
緑土なす
発売日
電子発売日
ISBN
9784799766521
4

(49)

(26)

萌々

(8)

(9)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
193
評価数
49
平均
4 / 5
神率
53.1%

レビュー投稿数8

No Title

原作小説読了しております。
あの世界観を視覚的に読むことが出来るのか!と感激して読んでみましたが、正直原作とは別物です。
原作の挿絵を描かれた方が漫画も描いたそうですが……原作の挿絵としてはとても素晴らしくこれ以上合う挿絵作家さんもいないだろうと思いましたが、漫画となると話は別。
確かに絵は合います。
しかしテンポが独特で、原作からかなり、めちゃくちゃ端折られてます。
足弱がご馳走を受けつけず自分で食べ物を探すシーンもほんの数コマで描かれているので、足弱がいかに文明に戸惑い困っているか、全く伝わってきません。
髪を切られ服を着替えさせられるシーンも数コマ。
原作ではほぼ野人でとても扱いづらい人物である足弱が、漫画だとちょっとおとなしいだけの男性。
その扱いづらさを描かないと、全く別の人物にしか見えません。

ぶっちゃけ、漫画しか読んでいないという読者さんには原作を読んでほしいです。
漫画はあくまで「原作を読んだ人が内容をおさらいするのにいいかも」みたいな感じでした。
原作の素晴らしさは伝わらない……。

1

コミカライズでは致し方ない部分もあり‥

先にラノベは読了済みだったのでストーリーの展開にドキドキする事は無かったのですが結構ざっくりと飛ばす‥というか細かな事まで描くのは難しいのだろうな、と。
コミカライズという色々制約もある中で何処をストーリーに入れて描くかの選択にご苦労があったのではと勝手に想像してしまいました。
オリジナルのコミックは無さそうですし、コミカライズを手掛けるのも初めてのようだったので描く毎に硬さも抜けて良くなっていくのでは、と期待してます。
ラノベの終わり方が結構あっさりしていた感が個人的にはあるので、終わり方をどう締めるかが気になるところ。ラノベに忠実に添わなくても良ければレシェイヌとラフォスエヌの盛大な婚礼でハピエンでもいいのかなー。

1

コミックで読める幸せ

小説既読です。挿絵担当のuser先生がそのままコミックで描かれているので、絶対に紙本で読みたい!と、思っていた作品。
異世界、そして王族の衣装の再現など、コミックにするにはかなりのご苦労があったと思います。感謝しかありません。
レシェイヌがまだ足弱を見ても確信が持てていなかった時の玉座の様子と、血族を得た後の玉座に座る様子などは、描き分けがとても上手かったです。灰色狼もこれからですが、それでも、青嵐や黎明も既に出てきて、これからの展開に注目したいと思います。
小説だと、アシがとにかく歩くのが困難で何か行動する時の描写がとても長く感じていたのですが(それはそれでアシの困難な状況を理解する上ではとても良いのですが)コミックでは、その辺の事がさほど重い表現はされていなかったので、サクサクと読めて、これはこれで、手軽に読むには良かったと思います。
今回、小さい頃のアシが見られてとても嬉しかったのと、小豆団子のお話は大好きなエピソードなので、読めてとても幸せでした。アシは最初は頑迷な老人に育てられただけはあるな、という頑なな態度でしたが、話しが進むにつれ、レシェイヌの孤独や寂しさに共感して絆されていく様子が、表情も柔らかくなっていました。レシェイヌも幸せな顔をたくさん見ることが出来て、とても嬉しかったです。

3

小説既読のファンです

小説の挿絵作家先生がコミカライズということで、小説の印象そのままです。

ただ、やはり挿絵と違い漫画は動きのある感じとか、文章とはまた違う間合いや、背景、それらが多分に作品に影響があるため全体的に少し固く感じます。

原作小説で印象深いシーンはできれば見開きくらいの大きさで、華やかにかつ衝撃を感じるくらいの迫力が欲しかったです。

原作小説が大好きなので勝手に頭の中で補完されるので、ここはこういう流れだったな、ここはこんな雰囲気だったな、とか色々足してました。
小説挿絵のときから思ってましたが、文章表現よりもラフォスの足がおもったより曲がってないのはリアルに描くと痛々しいからなんですかね。
コミカライズだと足弱のイメージ印象薄い感じです。

馬も、すごく立派な感じに文章ではなっているのに馬のコマ小さくてなんか残念に感じてしまいました。
毛並とか立派な馬体、優しげな顔立ち味わいたかったです。馬の。

ファンタジーものはかなりの画力が必要なのだと改めて感じました。冠とか細かいし、着てる衣服の動きどないだし、描く方も気が抜けなくて大変だったろうと思います。
灰色狼の一族は完璧でした。当たり前ですが小説そのまま。これぞです。

コミカライズにつきものの、色んなものが端折られてしまう仕方なさはあるものの、変にモノローグばかりではないので漫画としても違和感はないのではと思います。

user先生も原作小説の大ファンとのことで、ご自身が描写するプレッシャーもあるのではと思います。

どこまでコミカライズするかわかりませんが、旅、船での出来事や母の墓参り、王室病に誘拐事件などこのあとも事件もりだくさんなので、楽しみです。

3

ダイジェスト

原作の大ファンです。
表情や動きのあるレシェや兄上さまや灰色狼たち、小説とは違うアングルの表紙に心躍りました。

ただ内容はダイジェスト版という印象が強く、分かりにくいと思いました。
もしそういった方がいたとしたら、原作を読まれることをおすめします。
小説はかなり丁寧に書かれているので、コミカライズを補ってあまりある内容です。

もちろん、コミカライズにはコミカライズの良さがあります。
私は屋根瓦の獅子の彫刻が増えるエピソードが好きなので、その時の灰色狼たちのリアクションが絵で見られて嬉しかったです。
何かと起こる微笑ましい僥倖に笑ってしまうというか、ほっこりするんですよね。

長いのでどこまで続くか分かりませんが、2巻以降も楽しみにしています。
できたら、「緑土なす きみ抱きて大地に還る」まで読みたいです。

4

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