ケツで善がれるか知りてえんだっけ?

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表題作メイジー・ラヴを綴って

日高さつき
26歳,古着屋
瀬野敦
20歳,大学3年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし(19P)
  • あとがき

あらすじ

俺とまたエッチしてくれる約束は覚えてる?

ストレートの瀬野敦は、
年上のゲイ・日高に抱かれている。
きっかけは、友達に連れられて
仕方なくゲイバーを訪れた夜のこと。
酔った勢いでゲイへの嫌悪感を口にした敦は、
居合わせた日高に『おしおき』をされた──
とろけるようなキスをされ、
超絶テクでぐずぐずになるほどイかされ、
なりゆきで体の関係を約束してしまったのだ。
飽きるまでの付き合い、
そう思いつつも、いじわるでいて
時おり優しさを覗かせる日高を
好きにならずにはいられなくて……?

イケナイおにいさん×なまいきチョロボーイのメイジー・ラヴ♥

作品情報

作品名
メイジー・ラヴを綴って
著者
くれの又秋 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033837
4.4

(492)

(322)

萌々

(102)

(33)

中立

(16)

趣味じゃない

(19)

レビュー数
74
得点
2133
評価数
492
平均
4.4 / 5
神率
65.4%

レビュー投稿数74

推せる点と気になる点が半々

画力と語りはうまいので、評価的には「萌」に寄せたい気持ちがある一方で、読後の印象はどちらかと言えば「中立」寄りでした。

最初は全部敦が悪いというのは分かるけど、どうして200ページ経っても同じところをぐるぐる繰り返しているのかと疲れてしまいました。敦が日高の友人ときちんと溝を埋める必要がある場面が来るのは理解できるけれど、あの賭けシーンの立て方はどうしても納得できない……すごくつらかったです。

特に引っかかるのは、日高が敦の「素」をすでに分かっているはずなのに、友人が敦を中傷しても一言も反論しないところです。たとえ無視して気にしてないように振る舞っていたとしても、好意を寄せている相手が友人から悪く言われるのを傍観するのは共感しにくい。普通の友人に対する悪口でも耐えられない人が多い場面だと思います。

その後、日高が敦に友人の前で告白させないで自分から交際を申し出る展開になったのは救いにはなるけれど、個人的に、すでに生じたダメージを完全に癒せているとは感じられませんでした。むしろ前後のやり取りが一つ一つが細かく計算されているように見えて、行為のやり取りがあまりにも損得勘定めいている印象を受け、仮交際後の気遣いも表面的で違和感を覚えます。

敦が告白を口にしたのって、むしろ強い上位感すらある覚悟の行動だと思うんです。
──言った瞬間に終わらせるか、言ったうえで日高がちゃんと示してくれるか、そのどちらかであってほしかったのに。
そこで仮交際という落としどころ、正直まったく気持ちよくありませんでした。

読後はモヤモヤして気分も沈みましたが、続きが気になるので続刊が出れば買います。

2

むんんたまらんでした

強気受けの中でも断トツでかわいすぎたァァ、、、割と序盤にほだされた敦くんだけどその後の展開で、どんどんさつきさんを好きになっちゃうところや女顔負けの可愛すぎる照れ顔は見物です。
お決まりのブルーな展開では、大体めんどくさいヒス女化になりがちですがここは男の子らしくストレートに気持ちを伝えてしまえる敦くんにも完敗です。見ていて気持ちがよかったです。
敦くん熱が凄いですがさつきさんはというと人たらしなクズ……かと思えば、ただの駆け引き上手な男前でした、、、、、、すんばらしい作品でした。

1

セクシュアリティの理解って大事

魅力の塊の攻めでした。瀬野くんが惹かれていくのが分かる。
男としての色気があり過ぎる、、キュンキュンですこんなの。
自分の経験からゲイに嫌悪感を持っていた受けがしっかり正面で当人から過ちを指摘される(お仕置きされる)のが良かったです。
普通に世の中の偏見を無くすためにもこの漫画をぜひ見て欲しい。勉強にもなる。
あとずっとイラストが綺麗。リアルにじわじわと攻めていくようなえっち描写で特にとても良きでした。

1

痛みも優しさも全てがある

書店での衝動買いで久々に大当たりを引きました!!
購入を迷いレビューを見ている方、
強めの地雷がなければぜひ読んでほしいです。

チャラいノンケ大学生が生意気かましてお仕置きされる話か〜
と軽い気持ちで読み始めたのですが、攻めも受けも独自の魅力と色気に溢れておりページを捲る度にこっちがドキドキしてしまいました。

普段は年上受けを好んで読んでいるのですが、この作品は年上×年下だからこその旨みがたっぷり詰まっていて己の性癖を超えて悶えさせてくれます。

まず生意気チョロ受けの敦くん!
ずーーっと可愛い……!
過ちを繰り返しながらも、自身の非を認めそれを悔い、頭を下げて謝れる素直さを持つ子です。
生意気受けでここまで好感持てる子というか、その青臭さも含めて立派だと応援したくなる子初めてかもしれません。
純度100%の良い子ちゃんではありませんが、端々に攻めも目を見張る素直さ(≒チョロさ)や育ちの良さなどを感じられるため、つい見守り目線になってしまいます。
攻めに惹かれていく過程や葛藤がまた……。
でも……!
作中でしっっかりめに“ヤリ手”の“ノンケ”であるとこを描写してくれていて!!嬉しいポイントです。

そして攻めの日高さん……
ただの鬼畜攻めではない……!
初行為こそアレでしたが、以降は“年上お兄さん”としてのデカさを感じさせてくれます。
悩みを吐露した敦くんを馬鹿にも茶化しもせず、彼が受け取りやすい形で背中を押してくれる場面は大変印象的でした。
お陰でチョロ受けの敦くんはズブズブと……!
また“イケない人たらし”としての側面が良い方にも悪い方にも作用していて、この作品のドキドキとハラハラの両方を担ってくれています。
キレ方も諭し方も加減がウマい、ズルい。

初めての作家さんだったのですが、表情の描き分けが非常にお上手でびっくりしてしまいました。
同じような感情を表現するにも、唇のわずかな震えだったりでこんなにも細かく違いを描けるんだ……と見比べて驚くほどでした。
色気も心情も余すことなく丁寧に描いてくださっているお陰で、120%作品を楽しむことができました。

続編あるかな……?
この一冊だけでも存分に二人の魅力は堪能できましたが、欲を言えばそりゃ二人の先を、何なら過去だって何だって見たいですよ……!

1

No Title

ゲイの日高さんが攻めでノンケの敦くんが受けですが、私はどうも最初から最後まで日高さんのほうが敦くんに惚れててがっつり外堀りを埋めて落としているような気がします。

セフレにしてと懇願したり、遊ぶのは自分だけにしてほしい、連絡絶対にしてできれば一週間以内に等、仮お付き合いしてからも独占欲が強そうです。敦くんは嬉しそうですけどね。

最後賭けをしたことを敦くんに詰められたとき、日高さんは別れを切り出されるのではないかと内心ヒヤヒヤしたんじゃないでしょうか。

一途で優しくて感情を出さない日高さんと素直で泣き虫な可愛い敦くん相性ぴったりでめちゃくちゃ好きです。

1

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