小説

  • 新人外科医は白獅子に求愛される

新人外科医は白獅子に求愛される

shinjin gekai ha hakujishi ni kyuuaisareru

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作新人外科医は白獅子に求愛される

獅堂王牙
30代,ホワイトライオン獣人の天才外科医
雪野瑠依
新人外科医,イヌ獣人と人間のハーフ

あらすじ

新人外科医で人間の雪野は、獣人との能力差がなかなか埋まらず、研鑽の日々を送っている。そんな彼の勤める大学病院に現れたのは、「神の手」を持つ世界的な天才外科医でライオン獣人の獅堂。出会いといえば、ひと月前に学会会場近くで倒れていたエリート白変種の彼を、雪野はいつもどおり愛想もなく介抱しただけのはずだった。ところが獅堂は彼を特別扱いすることなく、あくまでただの一患者として対応した雪野を気に入ったようで、フリーダムにアタックしてくるようになる。最初は獅堂の押しに引き気味だった雪野も、彼のことをいろいろと知るうちにだんだんほだされていくが……? ナチュラルボーン傲慢×真面目系クーデレ、スローステップ・ラブ!!

作品情報

作品名
新人外科医は白獅子に求愛される
著者
幸崎ぱれす 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403526022
4.1

(30)

(14)

萌々

(11)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
10
得点
123
評価数
30
平均
4.1 / 5
神率
46.7%

レビュー投稿数10

恋に落ちた”ナチュラルボーン傲慢獣人攻め”の猛アプローチに…❤︎

初めての幸崎ぱれす先生の作品。面白かった〜!
溺愛攻めのあまあま世界にどっぷり浸りました(*´˘`*)♡

ケモミミ・尻尾などお好きな方にもたまらないと思う…! 攻めの尻尾の愛情表現に萌え転がりました。尻尾で顔をサワサワ、喉をゴロゴロ鳴らして愛情表現…くうう!好き!大好き!

以下、簡単なあらすじです↓

人間と獣人が共存する世界での、医師同士(天才外科医×新人外科医)の恋のお話です。獣人の方が人間よりも何事においても優秀だという世界観。

イヌ獣人と人間のハーフだけれど、人間として生まれてきた雪野(受)は、優秀な獣人たちに負けぬよう、日々コツコツ努力している新人外科医。
ある日偶然、「神の手」を持つ世界的な天才外科医で珍しいホワイトライオン獣人の獅堂(攻)が倒れたところに出くわします。

エリートで敬遠されたり萎縮されたりしがちな獅堂のことを特別扱いせず、患者として普通に対応した雪野。するとそんな雪野を気に入った獅堂が翌日からグイグイとアプローチをしてきてーー

と続きます。


もう、ナチュラルボーン傲慢天才外科医の攻め・獅堂の猛アプローチと、見事気持ちが通じ合いくっ付いてからの溺愛あまあまっぷりが、心に染みまくり癒されまくり!!
心が潤った&整いました…・:*+.

獅堂のアプローチというのが、本当に激しく熱くとんでもないんだけど、可愛いんですよ。そして雪野にいくら冷たくすげなくされても、めげない。

いかにもエリート!な提案(プライベートジェットをチャーターだの、(自分が泊まっている)高級ホテルに来てスパに入れだの、雪野の家にリラクゼーション療法士を派遣しようだの笑)とか、雪野が母親の作った肉じゃがが好きだと知って隣の部屋に越してきて(もはやストーカー笑)手作りの肉じゃがを持ってきちゃうとか、破天荒ながら「雪野好き❤︎大好き!」って気持ちが伝わってきて、面白すぎて萌えて笑ったꉂ(๑˃▽˂๑)

優秀すぎて、いつも周囲から恐れられたり敬遠されたりしていた獅堂にとって、ごく普通に接してくれる(と言ってもだいぶ引かれてるんですが笑)雪野の存在は、何ものにも代え難いもの。

オメガバなどで描かれる”αの苦悩”みたいなものには、つい反発を覚えたりしちゃうこともあるんですが(「とはいえΩの方がずっと大変だよ!」的な、、)…
この物語の獅堂の抱える寂しさや孤独には、胸がきゅーっとして切なくなりました。

そして、この作品、受けの雪野がすごく好きだった〜!応援したくなるキャラでした。
獣人とのハーフなのに、獣人として生まれず高い能力も持っていないというコンプレックスを抱えながら、腐らず懸命に努力を重ねてるんですよね。

自分も獅堂側ではなくもちろん平々凡々な人間だから、雪野の頑張り、その姿勢にとても共感できました。(雪野は医者になれてる時点で”平凡な人間”とは言えないとは思うけれど;)

そしてすごく良いなと思ったのが、攻め受け二人ともが、お互いの存在・姿に刺激を受けて変わっていく様子。グッときた…!

雪野を愛することで、傲岸不遜な態度から「相手を思いやる」気持ち、配慮や優しさを見せるようになった獅堂。

獅堂の姿に感化され、まだまだ緊張しながらも仕事でしっかり指示を出し、リーダーシップを発揮したり、今まで声をかけられなかった相手に声をかけ、交流を広げていこうとする雪野。

喉元にがっぷり噛みついて放さない獅堂の重め愛にきゅんときてしまう、なんとも萌えるほだされ受けの恋物語でした❤︎

4

傲慢とクーデレが紡ぐ溺愛バカップルな二重奏

【お前はただ黙って俺に愛されればいい(獅堂)】

エロス度★★★★★★

おやおや、〝神の手〟を持つ天才外科医にガチ惚れされてアタックされまくる新人外科医のお仕事BLな恋がたまりませんね。

獣人やケモミミ・シッポ、身長・体格差といった要素に加えてクソ真面目でクールな雪野の変化がとても魅力的。

自分に絶対的な自信を持ち、ナチュラルボーン傲慢な獅堂がこれでもかと雪野に愛を囁きまくる王者からの献身的で健気な求愛がツボり、カッコいいだけでなくカワイイ面もあるギャップにヤラれます。

ライオンにロックオンされ、ひたすらスリスリゴロゴロこしょこしょされる小動物が最高です。

2

エリート獣人医師に熱烈求愛される新人人間医師

人口の一割が獣人の世界。
獣人のほうが動物的なカンなどで何事も優秀なため、人間の新人医師雪野(受け)は同期の獣人医師に対して無意識に焦りを感じています。
そんなとき、道端で突然倒れた患者を解放するのですが、その男はなんと世界的に有名な「神の手」を持つ外科医、白獅子の獅堂(攻め)でした。
獅堂と知ってなお普通に患者と向き合うように接する雪野を気に入った獅堂は雪野の勤める病院にしばらく勤めることにし、雪野を落としてアメリカに連れて帰ると宣言するのです。
全く相手にしない雪野でしたが、話を全く聞かない獅堂はマンションの隣の部屋を押さえ(普段はホテルに泊まってる)、その部屋で料理作って持ってきて一緒に食べたり、会うたび「愛してる」と言ったりとアプローチを続けるのです。

獅堂は優秀だと言われる獣人の中でもさらに優秀で希少な白変種の獣人で、ホワイトタイガーです。
生まれた時から天才なのでナチュラルボーン傲慢な上、人の話を聞かないタイプです。
有り余る財力を貢いで雪野を落とそうとしますが、全くつれないので胃袋を掴もうと隣の部屋を押さえ出来立て料理を持っていくことにするのです。

最初から獅堂の人の話を聞かない、自信持ってゴーイングマイウェイな行動はいっそ笑えます。
「凡人の思考は理解できないな」などと発言する中、他の医師たちからは「お前の考えが理解できねーよ」というツッコミが、獅堂の実力に裏打ちされた傲慢な台詞が正しいだけに笑えます。

ただ、それでも憎めないのは実力が本物なのはさることながら、決して相手を貶めたり嘲たりしない、良いところは躊躇なく褒めるという態度が、好感を持たれる要因だと思われます。

そして、雪野に対してだけはすごく尻尾と耳が仕事をするので傲慢な歳上なのに妙に可愛いのです。一度、患者の発情期に当てられて発情期になってしまい雪野を襲ってしまってから(最後までやってない)は雪野の反応を見過ぎで、そこは遠慮するなってところも遠慮するようになって雪野が余計に恥ずかしい思いをすることになるのもまた楽しい。

さんざん押してきて絆されたあたりから不穏な空気が漂うのはお約束。
推してダメなら引いてみろがタイミング的に実行されてしまい、エリート白変種の血筋というか子種を欲する人からの横槍が入ります。

腹を括った雪野も男前でした。どんな相手にでも医師として全力を尽くす雪野と獅堂は、医師鏡ですね。


後半は遠距離恋愛を不安なくできるように、どうすれば良いか考え続ける雪野(と獅堂)の話。
アメリカに帰ることになった獅堂。
遠距離恋愛になることに不安を覚える雪野を安心させるように色々考え言葉を紡ぐ獅堂ですが、漠然とした不安が雪のように少しづつ積もっていくのです。何が不安かとはっきりいえないから余計にモヤモヤするのでしょうね。雪野からは獅堂が色々してくれてるのが解ってるだけに不安を口にできなかったのですが、お互い様でした。
どっちも不安だったんですね。やっぱり尻尾が仕事してました。
尻尾の先のふわふわがけばけばになるくらい不安だったなんて、やっぱり可愛い。
獅堂の執着はすごくて、両親からライオンの腹の中に入ってしまったと思って諦めてと言われるてるのがちょっと笑えました。

この作品では尻尾がほんといい仕事したますね。
獅堂もてすが、ちょい悪役の狐獣人が上役と色々あったようで尻尾が荒れてるのとか、最初はちょっと生意気な感じだった犬獣人の研修医の山吹先生が雪野の優秀さ勤勉さに尊敬して、興奮して尻尾をぶんぶんさせてしまい無理やり手で掴んで止めるのも可愛いし、耳尻尾がらみで楽しいシーンがたくさん。

恋愛でも報連相は大事ですね。
雪乃と出会ったことでいろんな感情を自分のものにして、相手がどんな気持ちになるか判るようになってきた獅堂は無敵ですね。

楽しい話をありがとうございました。

1

お、面白かった……!

話し合うって、だいじ!
電子書籍で拝読しました!俺様傲慢エリートと真面目クール頑張り屋さんな受けの恋物語、めちゃくちゃ面白かったです!
2人の出会いで 「ふっ…おもしれー男…」的セリフが出てきたときは噴き出しました。まさかこの言葉を見られるとはw

俺様傲慢エリートなのに主人公に対しては、ごろごろと喉を鳴らすかわいい猫ちゃん化する攻めがすごいかわいかったです…胃袋から落とそうとする流れ、好きすぎて…。攻めの傲慢さにドン引きしてた受けも、こうも好き好き大好き愛してる!攻撃されたらそら絆されますよ…。
希少種だからこその孤独さや、人間だからこその苦悩。本編後のお話では遠距離での不安など、そうだよねぇ…!つらいよね、不安だよねぇ…!と赤べこのようにうんうんと頷きながら読んでました。
お相手が特別すぎるので、これからも主人公は色々と悩むことも多そうですが、お互い離れる気がありませんし、家族公認ですので、なにか起こるたび話し合って幸せを探って行くんだろうなって自然に思える可愛いカップルでした!面白かったです!

1

煉獄さんの声で

ホワイトライオン獣人で神の手を持つ、
超ハイスペドクターの獅堂さん。
ナチュラルボーン傲慢(ぱれす先生のこういう言葉選びが好き)な彼の話し方が
某アニメの彼の声で聞こえてきました笑
ユキノに恋をして、不安や嫉妬を覚えた獅堂さん。
獣人らしく耳やしっぽが雄弁なのも可愛かったです。
しっぽのフサ毛でこしょこしょ、うらやましい♡
真面目にコツコツ努力家のユキノも恋愛初心者で
すれ違いもあってドキドキしたけれど、
ふたりが歩み寄って、無事ホワイトライオンの胃の中に収まって良かったです♡

0

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP