【シーモア限定特典マンガ付き】限定特典と割引が充実!
大好きな絵柄なんですが、今回は発売当初から表紙の逆三角形アゴに拒否反応が出てしまい、しかも試し読みでBockyシーンまでに要した時間が(我がBL読書歴において)歴代最短だったので、あ~これは読まないな…と思ってたんです。
でも今回(10月31日【特典小冊子】発売キャンペーン)まさかの半額でアッサリ陥落(意志よわッ!w
なんとこれ、「スウィート・ペイン」のスピンオフなんですね!(歓喜
弟CP(牧瀬先輩x薬剤師の河野和臣くん)が出てきます。
それぞれの攻め達、受け達が髪色ほぼ同じなうえに顔がソックリなので、キャラの見分けは大変かもw
(ここは温かい目でどうぞ)
リーマン同士で「陽キャの淫魔x4つ年上、性的に潔癖な陰キャ」。
再会した後もやっぱり絡みまでが爆速でした。
すぐにBocky→攻めフェ。なんでや…と。
でも ぇ、淫夢だったん?と思ったとこで1話終わり。
あっ、これなら読めるかも?と。
攻めは人の形を保つために、受けの淫欲(ナスティ)を搾淫(さくいん)して淫魔の贄(にえ)となってもらう契約をしたいとのこと。
nastyは英語で「わいせつな、汚らわしい」という意味の形容詞です。
受けの生い立ちや潔癖になってしまったきっかけが…今めちゃくちゃ炎上してるアレでした…なんとタイムリーな!
やっぱり私すんごいシンクロニシティ体質…(世界一どうでもいい情報すみません)
作品として好きになれるかどうかのカギは、「お互いいつ好きになったの?」という点ですね。
私的には無問題でした。
お互いが身の上で問題を抱えていて、心にぽっかりと空いた穴。
それをお互いを知っていくことで少しずつ埋めていき、しかも片方は「体液がただ一人だけ甘い」ので運命の番的要素もある。
マスク越しのキスもすごく良かった。
<その他 良かった点>
・TKBすっごいキレイ(ぇ、そこ?!w
・家族がいっぱい!小さい子たちがかわよ…
・まさか結婚式までいくとは!
・ウサギがかわよ…
<注意点>
・受けに妹がおり、彼らの親が毒親、しかも子供たちにセッ見せつけ
(逆に不憫受けお好きな方には向いているのかも?)
・当て馬が受けのTKBとTNKを責め、ANAに先だけ指入れします
エロス度★★★★★★
おやおや。営業部のイケメンエースの正体が淫魔とは興味深い。
旬と七緒が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・開幕。
トラウマから恋愛不信で潔癖を貫く七緒。そんな彼が淫魔の旬と強制的な契約関係を結ばれ、淫魔の贄として潔癖の七緒が発情した姿が背徳的な色気を放っているのが素晴らしい。
特に、愛を知らない空っぽの器だった旬の中に贄であるはずの七緒が特別になっていったり、愛を信じられなかった七緒が旬からの種族を超えた愛を受け入れるのが尊いです。
そして、七緒も旬のためにトラウマを乗り越えるのが胸熱・・・・・・。
毒親に捨てられ性的な事に嫌悪感を抱くサラリーマンの七緒は、営業部のエース旬に出会ってから淫夢に悩まされるように。実は旬は淫魔で七緒は唯一旬に適合する極上の蜜だと言われ…。
淫魔として欠陥があり淫欲を味わえない旬が、七緒のナスティだけは甘く感じるため契約関係となる2人。
淫魔だけど誠実で優しい旬に惹かれていくけれど、トラウマから受け入れられない七緒の葛藤…。
自分より七緒を守る事を優先する旬が切ない〜。最高の相性のパートナーである2人、困難を乗り越え身も心も満たされてお互いでいっぱいになれて良かった!
少々攻めたお値段ですが、そのぶんボリュームもあるし読み応えもある作品でした♪( ´▽`)
作者さんの作品はエロ度強めなものが多いけど、ストーリーもきっちり見せてくるところが良いですね。この作品も、淫魔がモチーフとあってエロ味は抜群。濃度も多さも格別でした。
ストーリーは簡単に言うとポンコツ淫魔に見初められるお話。淫欲をもらうための搾淫契約を結ぶことから2人の距離が近づいていくって流れです。
搾淫っていうワードがなんか淫靡……(〃ω〃)
確かに濃厚エッチなシーンとかありますが、エロ描写が濃厚であってもそれに終始してるってわけじゃないのが推しポイントです。
ストーリーのキーになってるのが、トラウマやコンプレックス。
劣悪な家庭環境に起因した性欲抑制に苦しむ瀬戸の心の重石だったり、淫魔として不十分な御影のコンプレックスだったりに焦点を当てたストーリー運びにグッときます。
搾淫契約によって近づいた2人の距離だけど、ちゃんと気持ちが通い合っていく過程が見どころ。御影は生命の危機に陥っても、瀬戸の気持ちを尊重し耐えて耐えて我慢……その精神力の強さたるやすごい気迫です。そこまでするのは瀬戸への愛に他ならなくて、命をかけても好きの気持ちが勝つってスゲーなと。瀬戸のトラウマを払拭するほどの御影の気持ちは、この作品一番の見せ場だと思います。
わたし個人的には、俺と家族になって。のシーンがめっちゃ好き。
瀬戸の母親が最悪で、家庭ってものに飢えてきた瀬戸の心に響いたのがすごく伝わるし、何より最高のプロポーズでした♪
過去回想は胸が痛むけど、それを上書きする素敵シーンに癒されました。
淫魔モチーフのストーリーはあまり手にとることがないけど、この作品はすごく好みでした。他の方のレビューを参考にして購入して良かったです。
あ。あと、スウィートペインの2人が登場してて、嬉しくなりました^ ^
旬くんが倒れている所に声をかけたのは心配だからだけでなく、もしかしたら運命だったのではと思うほど尊いお話だとおもいました。
旬くんが七緒くんの愛を感じつつ守りたいと思う気持ちが凄く伝わってきました。
旬くんの家族にも認めてもらい、皆に祝福されながら福音の儀式ができて良かったです。
もう幸せいっぱいで読んでいてこちらも幸せな気持ちにさせていただきました。
もぅ大好きなお話でした。
エッチシーンもすごく良かったです。
