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安西先生の芸能BL…という事で冒頭映画や役者の話だと分かったので勝手に()映画内でのラブシーンのあと、恋愛関係に発展するのかな!?と変な期待をしながら読んでしまったのですが、映画内ではラブシーンありませんでした!(笑)
ピザ屋の配達のバイトに来ていた大学生の森田と、両親俳優サラブレッド家族を持ちながら自分は七光りだと感じている中原のお話。
映画に興味がないのにオーディションを受ける森田に最初こそ反発していましたが、次第に打ち解け、数少ない友達…となり、気づけば自分の恋心に気づく中原が可愛いです。
割とすんなり恋人同士になって甘々な時間を送るふたりですが、1番共感したのは芸能人の恋愛話って大変…ということでした。
今でこそ同性愛は昔ほど厳しくないものの、それでも奇異な目で見られがちなデリケートな話です。ましてや一方は芸能人。イメージで売っている彼らにとって同性愛は格好のスクープになってしまう話題でしょう。(昔のリアルな俳優さんの話題が頭をよぎりました)
今回、素敵だったのは中原が自分に対する世間のイメージよりも自分に正直に好きな人と生きていく事を選択して公にしたところです。
実際はこんなにすんなりは行かないんだろうな…とは思いつつもふたりに関しては爽やかな読後感でした。
既に経験済みな中原が本当に好きな人とのセックスに心から感じている様子がたっぷり濃厚に書かれていてキュンキュンしました!
くっつくまで四苦八苦するお話ではなかったですね。
かなりあっさりとくっついたので驚きました。(電子なのでページ数はわかりませんが、46%くらいのところでくっつく。)
くっついてからすれ違いが生じてしまい、それをきっかけに受けが自分のスタンスを見つめ直して成長するお話というんでしょうか。
おしどり夫婦の二世俳優なので品行方正な優等生俳優として生きてきた受けは、当然、二人の恋は隠すものだと思ってる。
一方の攻めは、たまたま監督の目に止まって映画に出ただけで、今後芸能界で生きていくつもりもないので制約もなく、自由なお方だから隠すという発想もない。
自分の枠をなんとなく窮屈に感じながらも、そこから抜け出そうとしていなかった受けが、ファンの存在に気づき、少しずついろんなものが見えてくる様子が良かったです。
覚悟を決めて正直に進もうとするので、読後感は爽やか。
ただ恋愛面で萌えるー!!みたいなところはなかったかな。
願わくば攻め視点が欲しかったですねー。
拓斗がノンケの割にあっさりと好きになっていたので。
おまけして萌萌で。
安西先生の書かれる日常BLが大好きです。
そんな大好きな作家様が、芸能BLをお書きになると聞いてしまったら、もちろん読む以外の選択肢はないでしょう!!(買ってからだいぶ熟成させてしまったのですが、、大反省)
と、いざ読書!!
同い年同士。
バイトしている大学生×親たちが芸能界隈で有名な一家の息子で自らも二世の優等生役者。
受けの現場で、代役としてスカウトされた攻め。
バイト先にも了承を得て、バイト代も出るからと参加。
その後、別の作品のオーディションで最悪な再会をし、、、
という展開。
攻めが最終的に、受けと同じ俳優になることを選択せず、リーマンになった結末はさすが安西先生と言いますか。
あと、攻めと受けが恋人同士であることを、受けは隠したいけど攻めは、、、
などという心理描写があったり。
芸能BLと言えば、個人的には華やかなイメージがあったりします。
が、先生の作品はあくまで「森田(攻め)」という人間と「碧(受け)」という人間とが、育ってきた環境などの違いによって恋に落ちたけれど、色々なハードルがあってすれ違い、けれどやっぱりお互いがお互いを好きだと離れてたいた期間で再認識して、、、
と、どこか現実味を帯びたヒューマンラブなんですよね。
(なんだかうまいニュアンスで伝えられず、当たり前のことを言ってるだけになってしまった、、、褒め言葉ニュアンスです)
あ!終盤の元カレ展開からのカミングアウトは、びっくりしましたが。
まさかそうなるとは!! と。
けれど読後、なんだか安心感のあった1冊でした。
発売後すぐにお迎えしたものの、その時は多忙でそのままずるずる4ヶ月も積んでしまった御本。
ようやく拝読したところ、今年の小説新刊で断トツ好きな作品でした。
良い意味でBLっぽくない主人公ズです。
初対面からあまりにもフランクな感じで「これBLになるの?!楽しみすぎる!!!」と滅多にない高揚を感じながら拝読しました。
台詞やちょっとした仕草が物凄くリアリティに満ちていて、臨場感も半端じゃなかったです。
とある予想を密かにしていたのがその通りで、毎回のことながら安西先生と解釈一致すぎて拝みました。
何事にも動揺しない大学生と二世俳優
両親が大物俳優で姉は美容インフルエンサーの碧(受け)は赤ちゃんの時から業界にいる芸歴だけは長い俳優。
大ファンの監督の映画に念願かなって出演できることになったのですが、自分がやりたい役は別にありオーディションを受けるも落選。その役を射止めたのはたまたまピザの配達に来た森田(攻め)でした。
映画に全く興味もなくやる気も感じられない森田が気に食わない碧でしたが、強烈なナニか持ってるとわかるので気になってしかたありません。
色々吹っ切れた碧は、同い年で業界のことを何も知らない森田に色々教えたり、友人のような関係になるのです。
最初、碧は事務所の方針通り優等生な内面を見せていたのに、尊敬する監督にそこに居るだけで認められた森田のことが気に入らず喧嘩をふっかけるのでびっくりしました。
そんな行動をとる何かが森田にはあったのだろうと思っていましたが、その後の森田に連絡したくてたまらないと言った行動から、好きの裏返しだったのかと思いながら読んでましたが、最後には一目惚れって認めてたんでやっぱりなと思いました。
2人の恋愛は割合あっさりで、業界人と一般人の感覚の違いでちょっとすれ違いあるけど、それも解決して、何かあるのかと緊張しながら読んでましたが、過去の碧の恋人の暴露話が出てきて、そうきたかーと。
不倫していたわけでもなく、夢を売ってるアイドルなわけでもないので非難される謂れはなく、ゲイということを世間がどう思うかが碧にとっての試練でした。
事務所側は完全否定徹底抗戦でしたが、ここで今まで箱入りで自立してないという自分から卒業したいと思っていた碧はこれ機会に自分で決めることを決意するのです。
森田は年に一度はなんらかの騒動に巻き込まれる不思議な家族で(家に雷落ちて全焼その後庭から金庫出てくるとかひったくりを捕まえたら手配犯で表彰されたとか)、騒動には慣れてるからか全体的に泰然としていて、年齢以上の安定感があります。
こんなだから、配達に来ただけなのにその場でスカウトされ、気負いもせずにテレビに出演するなんてことができるんでしょう。
森田家の今までの騒動の数々もっと知りたいなと思ってしまいました(笑)
これまで周りに迷惑をかけないよう良い子でいた碧が自分を出すことができるようになってよかったです。
本当の両親や歳の離れた姉は血が繋がっているだけで家族ではないけど、ラジオMCの真理ママやスタッフの人がその役割を担ってるってのが両親たちに思うところはあるけど、碧的にはそういう人たちがいてよかった
