“完璧”な孤高の皇帝×身代わり花嫁の秘めた熱情 中華ロマンBL開幕!

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表題作后と河 1

龍楊
皇帝
王佳
皇帝の妃(妹の身代わり)

その他の収録作品

  • 初夜に寄せて(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

「あなただけが、この願いをわかってくれた」

洪水が繰り返し襲う時代。その度に命を落とす人々を見て心を痛め、河工事を必死に上奏し続けた王佳。しかし、周囲からは理解されず、「変わり者の若様」と噂されていた。

ある日、王佳は皇帝から「妃」として召し上げられることに。それは、王佳の上奏書を目にした皇帝が、身分差を超えて彼と語り合うための計画だった。納得した王佳は妹の名を借りて入内するが、形だけの関係と思っていたのに、夜伽まで求められ……!?

やっと手に入れたから、もう離してはやれない――。不器用なほど一途に、必死に願いを叶えようとする二人の壮大なラブストーリー!

作品情報

作品名
后と河 1
著者
山中ヒコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796416900
4.6

(204)

(157)

萌々

(29)

(13)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
27
得点
942
評価数
204
平均
4.6 / 5
神率
77%

レビュー投稿数27

勝手な想像はいらなかった、おもしろい!

初作家様です!
すごい作家様だと教えていただいてはいました。
しかしこちらの作品、タイトルと表紙と帯で私も
「あ〜ハイハイ、代理男子嫁パティーンな」と手に取らず。
そんな過去の自分の勝手な想像をぶん殴りたくなるくらい面白かったです。

試し読みで主人公の王佳が洪水を起こす河に心血を注いでいることがわかり惹かれました。
皇帝の龍楊との初夜で意表を突かれ
「あれ..王佳ってオモロイ子?」と気づき
その天然に乗っかる龍楊も意外。
お決まりの濡れ場なく、そこも良かったです。
テーマはとても興味深く、ユーモアも随所に散りばめられています。
面白いお話が大好きなのでツボにハマりました。
(王佳の指名手配の似顔絵に爆笑これでよく見つかったね?)
クールな龍楊の激重愛に気づいた時にはもう夢中。
過去に王佳が助け、さりげなく諭すシーンは胸に迫りました。
気持ち全てに裏付けがあり、汲み取ることができます。
そして周りの人物みんな良い人⋯!
后が男であることに反感を持つ人物も
迫る当て馬も出てこないです(一巻時点)
すべての「ありがち設定」予想を裏切られました。
安心して2人の行く末と、河のことに集中して読めるの素敵すぎます..。
電子単話も追っかけ始めました。
続編楽しみで明日も生きていけます!

1

期待が膨らむ幕開け。

巻数表記が「1」だから3巻以上は続くのかと思ってもう少し待とうと思っていたけど、結局読んでしまいました。でも読んで悔いなし。じっくり時間をかけて待つのも楽しみと思える出だしでした。

妹の代わりに嫁ぐとか、実は過去に接点が、という展開はBLとしては目新しくはないものの、そんなことは枝葉に過ぎず。
皇帝一族のことや治水のことといった土台がすごくしっかり作り込まれているから、普通に漫画として読み応えがあって1冊があっという間でした。
名前の付いている脇役もたくさん出てくるけど、それぞれの個性とか関係性とかが分かりやすくて、混乱せずに読めるのはさすがです。私は今のところ王悟がお気にいり。
治水の部分はちょっと難しそうだけど、話し言葉は現代風でサラッと読めるし、ムダなところで嫌な人間が出てこないし、全体的に柔らかくてほのぼのした雰囲気。
小梅ちゃんが真単や端正に結構ずけずけものを言っちゃうなんて、リアリティーはないけど好き。彼女だけ名前が何故か訓読みなのも。
子パンダまで出してきて……まんまと癒されてしまう。
陛下が腹違いの弟殿下と仲良しなのも、ほろっときてしまいました。末の弟君のエピソードはとても重いので、これぐらいのバランスが好みです。

恋愛面はまだまだ序章という感じ。王佳が空気読めないキャラのうえ、陛下もなかなかに不器用なお方。でも、不器用だけど、重荷も負っているけど、器の大きさも感じられる人で、これから期待大です。

2

じれったい・・・!中華BL

ラブも治水工事?もなかなか進みません・・・!
とにかく焦ったい。

皇帝は河川の工事をさせたくて王桂を召し入れたのだと思っていたけど、もっとぜんぜん個人的な欲望だったのか・・・。ただ皇帝にはほかに后がいる様子もない(毎日王桂のところに通ってくる)ので、このままだと王家途絶えちゃうのでは・・・?そこは弟の子どもとかがいるからいいのか?

個人的には一緒に河をグイグイっとしていくスペシャリストこ王悟(漢字あってる?)が気になっている。色黒イケメンで優しい。王桂は今の所皇帝にラブというわけではないので(やることはやっているが)これならラブがどんな感じに進んでいくのか、または進まないのかが楽しみです。続きが気になります。

1

スパダリ攻めに溺愛され、導かれる純真な河川マニア

イキガミとドナーに感動し、本作品は作者様買いです。まだ1巻ですが、
治水工事に情熱を注ぐ受けの王佳と、攻めの皇帝陛下龍楊との
ストーリー。
難しい話かと思いましたが、すんなりと読み進めることができます。

受けの王佳は、とにかく河川のことしか頭になく、陛下や仲間の気持ちが読めず、コミュニケーション下手で、対人関係に難あり。
でも洪水が起こらないようにしたいという野望をしっかりともち、一生懸命真面目に努力してきた人。

一方の攻め龍楊は、スパダリ。
上司を怒らせて仕事をクビになった王佳をずっと見守ってきた龍楊は、人との関わり方を王佳に説いていく。
年下だけど、今まで辛いことも1人で乗り越えてきた龍楊から、教えてもらうことが多く、やがてそれは龍揚への尊敬の気持ちに代わり、惹かれていく。

実は龍揚は前に王佳に命を救われていたこと、そして長いこと王佳を思い続けていたことが後半で明かされる。
ずっと王佳のことを遠くから見守ってきたなんて。大事に大事に見守って、ようやく手に入れつつある。
寝ている王佳を見守る陛下の眼差しの温かいこと。愛を感じます。

素直で純粋な王佳が、スパダリ龍楊に言いくるめられている姿が可愛すぎて。
これから進む2人の恋愛が楽しみすぎます。

3

治水工事も見届けたい

 山中ヒコ先生の可憐なタッチで中華王朝ものが読めて嬉しいです。性別を偽っての後宮入りはBL界隈でたびたび見られる導入ですが、濡れ場の比重が大きくなりがちなところ、こちらの作品ではあくまで治水工事のために迎え入れたという名目が崩されることはなく、皆の洪水対策への熱心さもなかなか見応えがありました。龍楊が計画的に王佳を迎えたことはやはり想像通りでしたが、1巻では王佳の心を恋愛的な意味では捉えきれておらず、まだまだこれからといった印象。過去の出会いを明かさずにどこまで王佳の心に入り込めるか、2巻に期待したいですね。2人が初めて出会った時の王佳がいきいきしていて魅力的だったので、龍楊に対し再びそんな大らかな態度をとれる日が来るといいなと思います。

3

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