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冒頭から石清水のビッチ発言にどういう展開になるんだろうと引き込まれて、中盤でやっぱりそんなビッチでもなさそうだけど?と疑問符を浮かべつつ読んでいましたが、最終的にまったく予想外の事実が分かりとても驚かされました。そう来るとは思わなかった! 斧塚のチャラそうな見た目に反して情が深いところ、周りにアンテナを張って本当に困っている人に敏感なところ、そして、石清水の臆病で、ネガティヴで、でも一途なところが愛おしく思えること間違いなしです。2人の空気感がずっと好きだなぁと感じながら読めました。今まで読んだはなぶさ先生の作品の中で一番ハマりました。
本当は自分のレストランに引き抜きたかっただろうな。手紙まで送って。
著者近影にある通り、4,5年前の作品だそうです。はなぶさ先生のかつての絵柄も好きなので、違和感なく読んでいたら、描き下ろしまできてこんなに絵柄が変わってたのかと驚きました。表紙も違う!今の絵柄の方が目が切れ長になって派手というか美人感が強いですね。描き下ろしの石清水先生の美しいことよ。
最初に継田先輩と出会っていて、彼ではないことは明らかな構成がなかなか考えてあるなと。あえてミスリードは狙わないことで気づかせない感じ。まんまと驚いてしまいました。キスを嫌がるのはそういう…なるほど。読み返すと、これ「どんだけ入れてんだよ変態」とか大興奮だっただろうな!「キスしちゃだめ?」とか弁当屋に自分から来ちゃうとことか、背景知ってから読むと大変可愛い。ただの変態かと思いきや笑
集中していれば2話の「坂上」から気づけたのか。
マチアプ初対面の男やセフレに「先生(センセー)」って呼ばせてる石清水よ。認められたいという欲求の方向か、プレイというか性癖の方向かどっちだろう。2周目の方が石清水先生の人としての面白さに沢山気づける。二度美味しい作品だった。