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表題作白鷺が堕ちる夜

クラウス・フォン・リーフェンシュタール,御曹司
三浦晴己,26歳,日舞桃井流師範代

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

日舞桃井流の師範代「花鴬」の名を持ちながら、サラリーマンとして生活する晴己は、ある日突然、新社長クラウスの秘書補佐に任命される。
ドイツからやって来た新社長は、六年前、実家への援助の代わりに一晩だけ身体を重ねた相手だった…。
愛人になるという条件を反故にし逃げた晴己に、再会したクラウスは見返りを要求する。
繰り返されるのは、「好き」という愛の言葉。
クラウスの真意が分からず、混乱する晴己だが。

作品情報

作品名
白鷺が堕ちる夜
著者
松幸かほ 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773099034
2.8

(5)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
12
評価数
5
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

あらすじで想像したのと全然イメージ違った。

もっと切ないストーリーだと思ってたらなんか違いました。意外と軽い感じ?いえ、それは別にいいんですけどね。

あらすじの『見返りを要求』っていうのから、クラウス(攻)が『強引・傲慢』系統の攻かと思ってたらすごい紳士だったという。そして、晴己(受)は思ったより元気(というのも変ですが)だった。いえ、表紙イラストからももっといかにも『儚げな健気受』だと思ってたので。

『誤解から来る気持ちのすれ違い』というこれまた王道ド真ん中なんですが、この『晴己の語学力の未熟さ』による誤解っていうのがストーリーに上手く活かされていたと思います。
最初に出会ったシーンで『ここ、何らかの誤解があるんだろうな~』というのはすぐにわかるんですが、あとになって種明かしされてもすんなり頷けるんですよ。
晴己もでしょうが、読み手の私も。

あとは、脇キャラクターがよかったですね。クラウスの秘書で晴己の直属の上司・ゲオルクと晴己の後輩・友永が。
なんというか、存在感はあるしいい味出してるけど出しゃばり過ぎてない(と思える)んですよ。

まあ、日舞に絡んだあれこれを除けば攻が受にベタ惚れ・あまあまな、ホントにどうってことない『王道』なんですが結構好きです。テンポがよくて面白かった。

そして、緒田さんのイラストがすごく綺麗で素敵でした。イメージぴったり。

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