人間関係を諦めていた30代―― まっすぐな言葉に心が、揺れる。

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年下上司は褒められたい

toshishita joshi ha homeraretai

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表題作年下上司は褒められたい

雨宮 徹
エリート年下上司、28歳
柏木 将太
元管理職の年上部下、34歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

連載時から大反響、エリート年下上司(28)×元・管理職の年上部下(34)の
『褒め合い』から始まるリーマンBLが待望の単行本化!

30代にして他業種に転職した柏木は、
教育係である年下上司・雨宮との微妙な関係を気がかりにしていたが
うっかり彼を褒めてしまったことで妙に懐かれることになる。

「俺、もともと褒められて伸びるタイプなんですよね」

そんな彼から提案されたのは、まさかの『褒め合い』で!?

丁寧な人物描写が話題の新星・みなもやかづきデビューコミックス。
初回限定版はここでしか読めないラブHを収録した豪華《描き下ろし20P小冊子》付き!

作品情報

作品名
年下上司は褒められたい
著者
みなもやかづき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
文苑堂
レーベル
.Poika comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784861178016
4.4

(227)

(143)

萌々

(57)

(21)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
22
得点
1009
評価数
227
平均
4.4 / 5
神率
63%

レビュー投稿数22

上司(年下)×部下(年上)だけど...

年下上司×年上部下という設定だけでも癖なんだけど、この話はかなり心情描写がすごく丁寧に描かれていると思いました。

雨宮は若くして仕事出来て、色んな人に頼られているけどそれが普通だと思ってしまっていた。柏木が来てから初めはかなり距離を取ってたけど、柏木に褒められて泣いてしまってから少しづつ関係が変わっていく...と思いきや、柏木は前の職場でのトラウマがかなりの傷になっていて、雨宮が1歩住み出すと柏木は一歩後ろに下がるような...
埋まらない距離感がまさに絶妙でした。

柏木は自分はそんな人間じゃない。知られたらあの時みたいに...っていう気持ちが重くのしかかっているが故に自分で自分を苦しめている。雨宮はそれを知っているから少しづつ溶かそうと思っている。
かなり社会的な部分も描かれていて、とても良かったです。
本編ではキス止まりですが、小冊子ではかなりHでとても良かったです

2

地味リーマンBLの好き作品がまた一つ

BLとしては少々珍しい雰囲気の作品でした。恋愛の前に同僚として真面目に向き合っていく二人がとても素敵で。心理描写が丸見えなのに掴みづらい年上部下柏木は、雨宮の目には魅力的に映っているのがよく分かります。年下上司雨宮のフラットな対応に惚れました。
柏木は中途採用の34歳、管理職経験もある中、28歳の雨宮の下につくことに。状況的にお互いやりづらいし、柏木は上から接する癖が抜けていないしで、雨宮の戸惑いに同情したい感じ。
でも雨宮は、褒められて泣くほど素直に柏木を受け入れていて、人間的な器の大きさを感じました。変に上司としてのプライド出してこないとこすごい。そして柏木の内面を暴いていくとこもすごい。それを未熟な素を出しながらやってるとこがなによりすごい。
お互いに気を遣いすぎて面倒に思うところはありますが、今どき上司と部下の社内恋愛なんて大変だし、これくらいの距離の詰め方が良いのかな。
描きおろしや電子特典でその後のらぶらぶもたくさん見れて満足。地味リーマンBLの好き作品がまた一つ増えました!嬉しい~。

1

お仕事してます

最初、雨宮さん(年下上司)も柏木さんも表情が固いんですよ。作画の意図としてってのももちろんあると思いますけど、デビューしたばかりの作家さんで連載慣れしてないから、ってのもひょっとしたらあったかもしれない。現に話数重ねるうちにどんどん線が綺麗になっていく(連載辛くて逆に荒くなってく作家さんも居ますが)。二人のいい表情がみたい段階で作画の完成度が増しているという嬉しさ。この変化が、仕事が落ち着いていったり、関係性が変わっていったり、明るくなっていく雰囲気にとても合っていて、いいもん見たなという気持ちなる。意図してできる範囲を超えたところにある要素。この作家さん、このままキャリアを重ねてくれたら好きだなぁ。

描き下ろし、双方が双方を可愛いと思ってるの本当にいいよね!外野から見ても可愛い。

柏木さん、34歳の割にやつれ過ぎてるので、もうちょっと元気出してください。今時の34歳はまだ若いぞ。あとタイトルのn番煎じ感がほんと勿体無い。そういう作品ではないのに。

萌2〜神 デビュー作とのことで応援加点の神

2

心理描写がとても丁寧

転職で他業種の営業職に配属になった柏木は、雨宮から仕事を教わるようにと上司に言われる。
が、雨宮はとても忙しく、ましてや柏木の方が年上で前の会社では管理職でもあったことや、現時点では入社したばかりで担当業務がないため時間的余裕があることから、周囲への目配りがきき他の人のサポートをするなど、立ち回ってしまう。
そのことで雨宮は自分とのやりにくさを感じているようだと察した柏木は、ぎくしゃくした関係を少しでも良くしようと、一人残業する雨宮に声を掛け資料が分かりやすいと褒める、といったところから始まるお話。

主人公である柏木が、どういう経緯で転職したのか、そのことを踏まえて他との関係性をどのように考えているのか、とても丁寧に描かれています。
そのため、読み進めていく上で、柏木が動転して気持ちが揺れ動いたりしても、それを矛盾やブレとは感じず寄り添って読み進められます。
一定の距離感を保ちたいのに過剰に距離を詰めてくる雨宮に戸惑ったり、果たしてそれを自分は迷惑なのか満更でも無いのか、ぐるぐる考えるところに、過去のエピソードが差し挟まれる形です。
ただ一方で、雨宮の気持ちが、途中私は掴みきれなかったところがありました。
頼りになる同僚として懐いているわりには強引に休日に会ったりしますし、雨宮はノンケなようなのにどうなんだろうと。雨宮がゲイ設定だったらもう少しスムーズに思えたかもしれないです。
そういうこともあるからか、本編はエロはほぼ無し。
私は読みながら、これだけ丁寧にじっくり描いている二人の恋を、最終話でいきなり濃厚セックスになだれ込んだら興ざめだなと思っていたので、そこは良かったと思いました。
それで巻末の番外編も朝チュンだったので、そういうものかと油断していたら、電書の最後についていた初回限定小冊子は取り戻すかのようにエロでした。逆に見てはいけないものを見ているような気分に(笑)

些末なことですが、タイトルは「年下上司」となってますが、二人は上司部下の関係ではなくて、同僚(先輩後輩)ですね。
まあ年下上司の方が分かりやすいのでしょうけど気になりました。

1

No Title

転職して年下の上司が出来て。扱い辛そうだったのに何故だか褒め合いをすることに…。
好きバレした時の年下上司の反応が可愛すぎるっっ!!序盤表情筋が仕事しないタイプだと思ってた攻めのこの変わりようにばんざーい!!
一方年上部下は…。34歳。難しい。勢いだけじゃいけないし諦めるには早いし。素直に喜ぶことも好意を受け取ることもできず。年下上司めちゃくちゃ頑張った!!好きになってもらいたくて頑張る攻め大好きです♡

0

No Title

2024年最高の作品に出会えた。、みなもやかづき先生の作品大好きです。
雨宮君はいつも礼儀正しいので、彼が独占欲を見せるととてもわくわくします。

0

小冊子付きを

本編エロ薄め、特典小冊子にエロを盛り込む商法どうにかならないんですかね。
電子でも特典小冊子付きを配信してるのでマシですが、読んでない人と読んだ人ではだいぶ印象や満足度が変わってくると思います。
最初から盛り込まない理由を知りたいです。

本編の内容に関しては、
転職先の年下上司に心解されていく…というところが沁みました!!
タイトルから年下上司をヨシヨシする話かと思ったら真逆でした。
確かに年下上司を褒めたところから関係が変わっていくわけではありますが……

年下部下が前の会社でされたことしたことが、モヤモヤ。
元部下がただただ不憫。
新しい職場、年下上司には今度こそ!なんでしょうけど、スッキリ応援しづらかったです。

2

年下だからこその良さが遺憾なく発揮されてます

褒めあいをしましょうというなかなか無い展開からのスタートがとても興味を引いた作品でした。
年下だからこその扱いづらさや強引さに、年下だけど頼りになったり男前になったりする面がプラスされて、とても魅力的な攻めになっています。
一方の受けも、年上の余裕と寛大さを持ちながら、年下上司の言動にあわてふためいたり、過去のトラウマから不安になっていたり、という2面性があり。お互いが関わっていく中で変化していく様子が、思わずキュンとしてしまう出来事と共に描かれています。
表情で語る部分が結構あって、気持ちを想像しながら読むことでドキドキを共有できるのも読んでいて楽しかったです。
年下攻め好きな方にはぜひ読んで欲しいです♪

1

受けの堅い堅い心の砦を溶かすのは……じっくり読ませてくれるリーマンもの

こちら、ちるちるさんのランキングに入っているなあ…と思いつつ、
なんとなくスルーしてしまっていた作品。

コミコミさんで同人誌と一緒に購入してみました。
(※同人誌、後ほどレビューを書こうと思いますがえちえち&あまあまで最高でした✨)

会社員の辛さにグッと迫りながら、じっくり丁寧に心情が追えるリーマン同士の恋。
良かった…!
受け・柏木の方が高身長で、元攻めです(柏木はバイセクシャル)。そんなところも自分の萌えツボに刺さりました◎
(※34歳にしてはちょっとビジュアルに”お疲れ感”が出てるような気がしたんですが、
色々あって精神的に疲れているーーという事情あっての外見なんだろうな、と納得)

序盤の部分を読みながら、「ああ…私もたまには褒められたい」なんて、
こっ恥ずかしくて外では絶対言えないようなことを思ってしまいました;笑

攻めの雨宮の「褒め合いましょう」という突拍子もない提案や距離の詰め方、
実は最初、ちょっと苦手かも、、


と思ったのですが!!

いやいや、鉄の鎧で防御している柏木の心の壁を崩すには、これぐらいグイグイ来る
攻めじゃないと無理だね、と途中から雨宮くんを応援。

年下攻め・雨宮の存在感が光るし目立つのですが、
柏木の思いがけず柔軟なところも、とても好感が持てて刺さりました✨

頑なに見えるけれど、攻め受けポジションにはこだわらず、
サラッと受けに回ることを受け入れるんですよね。潔い&かっこいいわ…!

序盤の、年下上司・雨宮にすげなくされてもめげないところなんかも、
年上の余裕や器の大きさが見えて良かった・:*+.

初回限定の小冊子、本編にはない二人の濡れ場、頑張る雨宮くんが見られて
最高でした◎これは絶対にゲットしておきたいところだ…!

じっくりと読めるリーマンもの、ボリュームもあり読み応え・満足感のある一冊でした☺︎


2

Adult couple is the best

The background of the story is quite realistic. The progress of the relationship is also attractive. Both characters are handsome and have their own personalities. I really enjoy they attract each gradually during the daily routine. This is a good story.

2

本当に大好きな作品です!!

激推しポイントまとめになります。

表情の豊かさが凄いです。表情からは細かい感情が読み取ることが出来、心情が読み取りやすいと感じます。2人の距離の変化によって変わっていく笑い方にも注目です。特に柏木さんの笑い方の変化を見てください……!!

それぞれの葛藤や心情、細かな表情の変化から人間味を感じ、引き込まれます。

2人の心に変化をもたらすシーンの演出がとっても良いです。その言葉が相手にどれだけ影響を与えるようなものであるのかが伝わってきます。

2人の話す言葉が素敵ですね………
柏木さんの過去のトラウマに対しての雨宮君が言った言葉が本当に良いです……。読者側も心を動かされます。
また、2人の告白シーンもまっすぐに想いを伝えられていて、自分にとっての相手の存在がどのような存在であるかがとても伝わります。それぞれとても良くて……心が浄化されます……!
言葉の力って凄いなと改めて思います。

結ばれた後のストレートな愛情表現が最高です。
攻めスイッチが入った雨宮君の表情と攻め方が最高すぎました……!耳責めが良いです〜!!
そして雨宮君の前でどんどん可愛くなっていく柏木さん………!!本当に最高です……!!
何より描き下ろしや小冊子のあまあまイチャイチャも欠かせません……!
先生が描かれる濡れ場の質感は艶があって色気が本当に最高です。
小冊子では柏木さんの過去に対して悩む雨宮くんの葛藤からは柏木さんのことがかなり好きであることが伝わってきます……!!好きです。
そんな雨宮君のあるお願いに協力する柏木さん……。恥ずかしくてもしっかり場所を教えて協力する姿が可愛いすぎる……!!
最後のページまでイチャイチャしていて幸せすぎて最高すぎました……!!









1

面白かったです!

絵もお話しも好きでした。

雨宮くん仕事ができる年下上司…!
なんですがかわいい部分が多々有り
少年のまま大人になった感あります。
最初のクールな印象から読んでいくうちに
ガラっと変わりました。
こういう年下攻め好きだ〜!

6歳上の柏木さんは落ち着いた雰囲気だぁと読んでいたら、あれ?この人結構めんどくさい人だ(好きです)と分かり、過去のことも有り踏ん切りがつかずで付き合うまでのやり取りが長ーーくて面白かったです。

本編はぴゅあで終わり、番外編でセッしてるのは会話の流れでわかったんですが、初回限定小冊子で突然の中イキでした。いきなり激しい…!!
なのでふたりの初めてをどこかで読めたら嬉しいです。

2

高評価の理由が分かってスッキリ

ちるちるのランキングにここんとこずっと入ってて、しかも高評価。どんな作品なんだろうとめちゃくちゃ気になってました。
私の使っている電子書籍サイトではなかなか配信がなくて、配信の今日まで待ち侘びて、やっとです。やっと読むことができてワーイワーイヽ(´▽`)/

褒められたい上司の気持ちの揺らぎ、好意に傾く態度の変化、おんもしろかったです。

サラリーマン社会の嫌な部分と良い部分がすごくよく描写されてると思いました。
私も社会経験ありますから分かります。私も褒めて伸びる子なんで(笑)
意外とそういう人多いし、みんなそうだと思いますよ。雨宮みたいにあからさまに褒めろなんてリクエストしたことはないけど、褒められて嫌な気持ちになる人はまずいないし、建前でもお褒めの言葉は次の仕事の糧になりますし。
大人でも管理職でも褒められたい気持ちってどこかにあるんじゃないかな、だって

社会人はみんな頑張ってる!!!\\\٩(๑`^´๑)۶////

褒められたい欲求からくる小さな出来事を掘り下げてBLに繋げるアプローチが非常に面白かったです。
立場的には年下の雨宮の方が上。
経験値は柏木の方が上。
そんな立場と経験値のギャップが生み出す複雑な心理戦、恋愛模様がうまく構築されていて、派手なストーリーじゃないけどグッと引き込まれました。
ガードの堅い柏木を絆していく雨宮の積極的行動が素敵なんですよー
グイグイいける怖いもの知らずなところは年下の特権でしょうね、最っっ高でした。

小冊子を含めて、ストーリーとしての完成度が高し!
柏木を好きすぎる雨宮にメロメロにオトされて素敵読後感いっぱいです。
良き作品に巡り会えました♪

2

年下上司は褒められたい

めちゃめちゃ良かった
大人のBL
リーマン最高
年下の健気さと年上の可愛らしさが秀逸でした

絵柄と世界観がマッチしていてとても良い
お仕事BLとしても読み応えがありました

最初、年上の部下ができた雨宮さんのちょっとした苦労とか表情から読めるのが可愛くて良い

柏木さんの人柄の良さとか少し臆病なところとか、そしてやっぱり年上の余裕とか、そういうのひっくるめて好き

展開はとてもスムーズで苦悩は引き摺らない感じも大人で良かった

この二人のお話とても素敵でした

2

キュンとくる

転職した柏木が年下で上司の雨宮と上手くやっていこうとするところから始まります。

年の差と経験の差もあってぎこちなかった雨宮と柏木が徐々に打ち解けていく姿にキュンときました!

雨宮からの告白を柏木が勘違いだと一蹴したときは胸が痛みましたが、ようやく両想いになれたときは嬉しさのあまり萌え転がってしまいました…!本当に良かったです!
付き合ってからの二人をもっと見たかったです!

ebookは白抜き修正でした。
本編ではキスまででしたが、描き下ろしでは下着越しに擦り合う姿が見れます。
初回限定描き下ろし小冊子では柏木に中イキしてもらおうと頑張る雨宮が見れます。大変えっちでした!

2

じわじわと可愛さが増してゆくおじさん

部下×上司で尚且つリーマンものは山ほどあれど、
年下上司ってちょっと珍しくない?と前のめりで手に取ってしまいました。

ちなみに本作、レーベル創刊第1号の作品でもあり、
著者様にとってのデビュー作とのこと!


34歳にして転職を決めた会社員の柏木ですが、
教育係は6つ下の年下上司・雨宮で…。

はじめは年下上司と年上部下という互いに対する“やりづらさ”から
ぎくしゃくしていた二人ですが、何の気なしに柏木が発した言葉に
救われた雨宮から懐かれてしまうように。

第一印象では大人の余裕と包容力オーラ放っていた柏木ですが、
その内面は本心を悟らせないことで他人と距離を保とうとする
臆病さや拗らせな一面も持ち合わせた面倒くさげな一面も。

だけど、そんな拗らせおじさん(とはいえまだ30代ですが)こそ、
何よりも可愛くいとおしい生き物なんですよね。

柏木も例に漏れず、年下の雨宮からのアプローチにびびって、
あーでもないこーでもないと言い訳をして告白から逃げようとするものの、
逃げれば追いたくなるのが雄というもの。

素直になれない年上受けがまっすぐな年下男子にロックオンされて、
逃げて逃げて逃げて、気付けば年下上司にまんまと絆されてしまっている
ラストににやりとしてしまいます。
遂に素直になった柏木の可愛さが破壊力満点ですので、どうぞお見逃しなく!

今作はどちらかというと両想いに至るまでは甘さは控えめな印象でした。
なので、続編で恋人になった二人のその後のあまあまを見れたら…嬉しいな♪


個人的には初回限定小冊子付で読まれることをおすすめいたします。
エッチなしキス止まりなんてそう珍しくもないし、
本編だけでも十分ハッピーエンドではあるのですが、
ページ数が足らなかったのかな?とも思える尻切れ感があります。
小冊子での恋人として過ごす二人の後日談(えちあり)を読んでやっと
本当の意味での完結を見届けた気持ちになれました。

2

初回限定小冊子を読んで完結と思う1冊。

.Poika comics創刊、おめでとうございます。

恋の前では、みんな「少年」というキャッチフレーズのレーベルだそうです。

ということで、28歳エリート年下上司×前職で元管理職をしていたがワケあり退職し、攻めの部下となったバイの34歳とのお話です。

ちなみに、受けのほうが背は高いです。
体格差? BLでもあります。


流れとしては、指導係と指導受ける側な、攻めと受けとの関係がぎくしゃくしてた頃。
受けが攻めを褒めたことで、褒め合う関係になりたいと攻めから提案されます。

攻めは、褒めて伸びるタイプらしく、今どきの若者っぽいです。

が、対して受けは攻めよりも年が上なので、転職前の職場でもアレコレあり。
人生経験も豊富。
本音をうまく隠してとりあえず周囲に合わせ、場を円滑にしようとするタイプです。

そんな正反対な2人。
受けの元会社時代の部下登場や、上司と部下という立場を越え、恋に至るまでの葛藤や好きという感情が、丸々1冊使って丁寧に描かれていたように思いました。

というのも、本編では最後まで致す描写を無理やり収録せず、小冊子にて披露されているからです。

無理やり最後に詰め込みました!! 感がなかったのは、個人的にとても好感度が高かったです。

もし、この作品を読もうか悩んでいる方がいらっしゃったら、初回特典の小冊子が存在しているうちにGETしたほうが、本編のその後をモヤモヤせず回収できると思います!

1

個人的にはめちゃくちゃオススメしたいリーマンラブです

【柏木さんは・・・自分を大事にできて偉いです(雨宮)】

エロス度★★★★★

おやおや。年下上司を褒めたら懐かれてしまうとは、かわいいですね。

年下上司の雨宮と年上部下の柏木が紡ぐ祝福の物語。

年の差・年下攻め・リーマンといった萌え要素が美味しく、最初は微妙な関係だった2人の距離が近づいたり、柏木への気持ちを自覚した雨宮のまっすぐに想いをぶつけていく姿がたまらなかったです。
また、柏木に褒められて嬉しがる雨宮の可愛さや雨宮から想いを伝えられてもなかなか向き合えない柏木の背景が絡んだ切なさなども刺さり、雨宮の愛が柏木の心を動かしていくのがグッときました。

4

心理描写がっつりの 良きリーマンBL

単話の時にあらすじと表紙を拝見してビビッときて、とても楽しみにしておりました。

ラブコメ風の作品かと勝手に思っていたのですが、かなりしっかり心理描写がされていて、主人公ふたりの心の揺れ動きが伝わってきてとても素晴らしかったです。

自分で考えながら都合のいい展開だとは思いつつ、前の会社の部下の方とも何かしら...呑みに行けるような間柄に戻って欲しいなぁと期待しました。
ふたりとも誠実なので...

初コミックスとのことで次の作品もとても楽しみです。

そして続編を宜しくお願いします!!!

3

こういうちょい年の差リーマンもの待ってました…!!

転職先の上司が年下だった…から始まるお話。
取り繕うのがうまくて本音を上手く曝け出せなくなったリーマンたちの一筋縄ではいかない恋が尊すぎました。

最初は年下で上司で壁を感じさせていた雨宮さんが実は年相応の素直さやぐいぐい押す勢いがある可愛げのあるタイプだったり、余裕があって大人の雰囲気を出していた柏木さんが実は人一倍壁を作って一定以上の距離感を保とうとしていたりというのが徐々にわかっていくストーリーも、恋愛になると急に不器用で臆病で自分の気持ちすら迷子になってしまう柏木さんと勢いつきすぎてしまう雨宮さんのもどかしい恋模様もどちらも最高でした。

個人的に雨宮さんが告白するつもりが一切なかったのに言葉が溢れてしまったシーンとタクシーの駆け引きのような腹の探り合いのようなやり取りがとても好きでした。

描き下ろしや小冊子でえちも見ることができたりと大満足な1冊です!

素直で人懐っこくてここぞという時に攻められる雨宮さんにきっと夢中になってしまうはず…!!

2

2人ともかわいい、ストーリーも最高

年下上司という設定の珍しさに惹かれて読み始めましたが、もう大正解でした!
絵が素敵なのはもちろん、ストーリーが本当によかったです。
褒め合いの中で丁寧に距離を進めていく2人が心に沁みました。
そして2人ともかっこかわいい…!
小冊子の内容も最高です。
オススメの1冊です!

2

褒めの救済

管理職の重さを垣間見るメンズラブでしたね。
即恋愛に直結しないタイプのリーマンもので、
どちらかというと漢惚れのような憧れから入る感じです。

1話目の展開だと
2話目はワンナイトかなーなんて想像してたら、
(個人的な偏見によるイメージです。すみません…;)
そしたらワンナイトはおろか恋愛も中々始まらない!
意外性を感じつつジレジレしながら読みました。

なので打ち解ける過程が丁寧に描かれていると思います。


年上の部下の転職前は同じ管理職。
年下上司の仕事のやりずらさはさもありなん。

なんですが
管理職経験者だからこそ理解が早かったり、
咄嗟のフォローが上手く支えて支えられて。
仕事が出来る者同士の関係性が気持ち良いです。

で。
攻め:年下上司(雨宮)は年上部下と仲良くなりたい。
嫌がられてもおかまいなしで、
ぐいぐいぐいぐいと距離を詰めていくのです。

受け:年上部下(柏木)は仕事上のみ距離を保ちたい。
雨宮にグイグイされると引いてしまうんですね。
愛想笑いも疲れてきて本音を話すようになって。

柏木は落ち着いた大人~って感じなんですが、
雨宮と話す時だけ少しずつ砕けていくのが良き…!
(まさに心の壁が剥がれ落ちてくヤツですねv)

とはいえ道のりは険しかったです。
柏木は実は大きなトラウマを抱えて居るんですね。

傷を見ない振りが出来る大人だから、
蓋をした下でいつまでも傷が残り続ける。

"褒めること"が救済に繋がって、
少しずつラブに発展していくのがグッときました!

柏木は試し読みで見る通りの男性で、
ほんっとうに鉄壁で隙をなかなか見せません。
やっと雨宮と打ち解けても弱さは出しません。

そんな柏木が、、、ですよ?
恋愛を自覚するとホニャっと可愛くなるのが
堪らーーーーーーーーーん!!!(∩´///`∩)

やっと見せた隙がホニャっとした可愛さですよ?
どこに隠してたんだよ、けしからん!!!!!!
(ギャップ大好き~~~~////)

雨宮も年下攻めらしい可愛さがあって良かったです。
ちょっと生意気さもありつつ、
なりふり構わない必死さがありつつ、
感情表現が豊かでシンプルに応援したくなりました。

ちなみに本編ではエッチはほぼナシです…。
初回限定の小冊子ではガッツリしています。
エッチまで見届けたい方は是非初回限定でどうぞ♡

5

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