ボタンを押すと即立ち読みできます!
めーーーちゃ好みでした!
学生BL好きな方にはぜひ読んでほしい。美人×美人で、お互い初めてっていうのもポイント高いんですよね。
表紙の雰囲気だと「美形×平凡」に見えるかもですが、受けの美鶴くんはめちゃ美人なので注意です。
お話の構成は一部、二部、一ノ瀬くん視点のSSでできています。
一部
美鶴くんは小さい頃から「かわいいかわいい」と甘やかされて育った結果、かなり傲慢な女王様気質に。
同じ学校に入ったイケメンの一ノ瀬くんに告白するもあっさり振られてしまい、そこから自信をなくして陰キャに…。
そして2年後、夏期講習で再会して、少しずつ距離を縮めていく物語です。
この一ノ瀬くん、恋愛にほんと興味なくて、自分の顔目当てで近づいてくる人には塩対応なんですよ。
そんな中で勉強を通して仲良くなっていく感じがたまらなく面白くて…寝顔に思わずキスしちゃうシーンとかもう最高。
すれ違いもあるけど、ちゃんと向き合って乗り越えるのがよかった。受験が終わるまでキスもエッチも我慢しようっていう真面目さも好感度爆上がり。
二部
大学生になった2人の続きが読めます。
美鶴の悩み(半年たっても最後までできないとか、自分の中の感情を見せるのが怖いとか)が丁寧に描かれていて、それを解消していく流れがすごくよかった。
そして一ノ瀬くん、美鶴にはめっちゃ甘くてヤキモチ焼き彼氏になってるの最高すぎ。
2人で「好き」「大好き」って言い合ってるのが可愛すぎてずっと読んでたい。
美鶴の幼馴染・貴一くんもほんと良いやつで、この子の話も読んでみたいと思いました。
一ノ瀬くん視点のSS
美鶴を「可愛くてかっこいい」って見てる一ノ瀬が最高すぎました。
挿絵も作品にぴったりで、さらにときめき倍増。
改めて「可愛い学生BL」って最高だなって思わせてくれる作品でした。読めてよかった!
エロス度★★★
おやおや。自分をバッサリ振った初恋の人と再び恋を始める青春をモチーフにした作品、かわいいですね。
とあることがきっかけで一ノ瀬と美鶴の距離が縮まっていき、一ノ瀬は告白してきた過去の美鶴を覚えていませんが彼の人柄に惹かれてお試しのお付き合いを提案し、自身の容姿にイキっていた美鶴は彼に振られたショックで目立たないように地味な姿で過ごしていましたが一ノ瀬への恋心はまだ消えずむしろ彼の人柄を知りもっと好きになるのがたまらなかった。
お互いにヤキモチ妬きの幸せなバカップルになっていくのが最高です。
高校のミスターと準ミスター
小さい時から可愛い可愛いとチヤホヤされ女王様(王様じゃないんだ)のように天狗になってた美鶴(受け)がいきなり陰キャになったのは、高校で自分より騒がれているイケメンの一ノ瀬(攻め)に一目惚れして告白して玉砕したことがきっかけでした。
それ以来、前髪や分厚い伊達メガネで顔を隠し人とも付き合わないで、ガリ勉するようになってしまった美鶴。友人と呼べるのは幼馴染の喜一だけ。
高校3年になり、夏期講習へ通うようになった時、一番前の席を陣取り、勉強体制に入っている美鶴に声を変えてきたのは、一ノ瀬でした。相変わらずキラキラしたイケメンオーラ全開ながら、検事になる夢のため難関大学法学部を目指して真剣に勉強しようと夏期講習にやってきており、美鶴に質問してきて一緒に勉強するようになり距離が縮まっていきます。
過去、自分を全否定してきた一ノ瀬に美鶴は怯えるのですが、全く美鶴のことは覚えてないらしく自分の顔目当てではない勉強を一緒にする仲間として接してくる一ノ瀬に怯えるやら嬉しいやら。
雑誌掲載の2編と短編1編になります。
両視点で話が進むので2人のことがよくわかります。
可愛すぎて、中学校までは色々と騒ぎになり、
美鶴は天狗になってたけどそれは周りも悪くて、両親に愛されて大事に育てられた素直な子なんですよね。だから、ひどい言葉で(告白も酷かったからおあいこではあるけど)振られた時、自分の全てが否定されたと思ってしまった。
女王様であることをやめたのはよかったけど、ちょっと振れ幅がひどすぎて可哀想になりました。お陰で高校生活は楽しいものにはならなかった。
最終的に一ノ瀬と恋人になったからいいのかな。
お互い好きな人によく見られようとして、すれ違ったりするのが、微笑ましいやらもどかしいやら楽しく読ませていただきました。
美鶴に喜一という幼馴染がいて本当に良かった。常にフラットな状態で接してくれる喜一の存在は大きかったです。
これからも何かあれば喜一を間に入れて仲直りするんだろうな。
そしていつか喜一の恋を2人で応援するんだろうな。
想像するだけで楽しいですね。
それにしてもこれを読んでる今まさに受験真っ只中。
受験生がいる我が家では、一向に勉強しない我が子にイライラしてしてばかりなので、こんなに一生懸命勉強する2人が羨ましい。
ちょっと不思議なのは、一ノ瀬には何度もスカウトが来ていたようですが、美鶴は母親がモデルだったのに、子役モデルやってなかったことです。一般の人でも、それだけの騒ぎになるくらいならスカウト来るだろうし、知り合いに業界の人がいるだろうし声かかってもおかしくなかったと思うんだけど。
女王様なんだったら声かけられてたらやってたんじゃないかしら
小さい頃から可愛い可愛いと言われてきた美鶴。傲慢にも僕につり合うかも!なんて思って美形の一ノ瀬くんに告白してばっさり振られて自信をなくす美鶴。そこから2年後……。
美鶴がとにかく可愛いんですよね自分をちゃんと見つめ直すことができる子だし。一ノ瀬くんも違う意味でかわいい。2人ともかわいらしい!!高校生だからこそのまだ幼い面もあって愛おしい物語だったなぁ。キュンとした。
あと貴一くんがグッジョブすぎて彼のスピンオフが読みたいすごく素敵な幼なじみ。
受けのために爪を整えている攻めは良い溺愛攻めになるに違いないと思っています。
雑誌掲載時に前半部分を読んでいたのですが、こんなに青かったか〜!と、あらためて高校生2人の恋を微笑ましく見守りました。
幼い頃からちやほやされ、すっかり鼻が伸びきってしまっている主人公が、人生初と言っても過言ではないほどに徹底的に打ちのめされてからの、淡い恋を添えた成長物語といったところでしょうか。
この年齢特有の初々しさやもどかしさ、面と向かって話してみればわかることなのに、未熟がゆえにちょっと遠まわりをしてしまうまどろっこしさ。
そんな内面の成長とともに、手探りの恋が大きく育つまでを堪能できる1冊かなと思います。
全体的にすごく青みを感じるのだけれど、この青くささがとっても良かったのです。
ページをめくって読み進め、あとがきを読み終えるまでの間に、キャラクターに対する印象がどんどん変化していくおもしろい作品でした。
やはりなんといっても、美鶴の心の成長が本書の見どころでしょう。
挫折をして己を知った者だからこそといいますか…
あなたこんなに真面目で素直なかわいい子だったのねと、あの印象最悪な始まりから、彼がなにかに思い悩むたびにそっと見守りながら応援してあげたくなるようなキャラクターに持っていく上手さったら。
ややうじうじしすぎに思える部分もありましたが、幼馴染の貴一がストレートにものを言うカラッとした人だったので、彼がタイミング良く登場してくれるとすっきりとしますね。
美鶴の心を無自覚に折った張本人・一ノ瀬も、勉強を通して美鶴と交流を深めていけばいくほどに、年相応の余裕のなさが見え隠れするかわいいやつでした。
受けも攻めも良キャラクターでしたし、ごく普通の高校生2人による、ごく普通の背伸びをしていない等身大の恋が楽しめました。
特に大きな物事は起こりません。
ですが、とても丁寧に大人でも子供でもない若者の恋が描かれています。
大学生編はもう、一ノ瀬が付き合ったら溺愛ルートまっしぐらな攻めだったので、あとはボーナストラック!な感覚でおいしく読めました。
ただ、どのキャラクターが1番好きだったかと考えると、メイン2人よりも幼馴染の貴一だったかなと。
貴一視点で見た2人のお話も短編で読んでみたかったかも。