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教官の命令には絶対服従!!教官×生徒の強引&強姦ラブ!?
一定の層に絶大なファンを持つ戦中設定。こちらは、戦争末期です。1945年に未来の将校を夢見て幼年学校に入学したヤマトくんと、その担任・鬼塚教官の恋?物語。
時代背景を考えると、教官の言葉にある「思いを確かめ合ってるヒマなどないんだ」が、本当に切実で、花嫁人形のことなどを思い出してちょっと泣きそうになりました。
が!こちらの作品の見どころは、どちらかというと戦争に関連する描写よりも、上官と学生の有無を言わさぬエロ・・・!尊敬の念につけ込んだ無理やり系、と、文字にすると本当にサイテーなんですが、萌えずにはいられない・・・!一つ一つのエロがほんっとうにイイです。体格差も抜群!
戦争もの、それも大東亜戦争末期ともなると血生臭い、嫌な予感がありますが、なんとこちらはハピエンです。その後の二人を見たいです。
タイトルにうっかり書いてしまいそうになったのですが、ハッピーエンドです。水上シン先生の作品はハッピーエンドとは限らないので未だにビクビクしているのですが、本作は先生の作品の中でもわりとライトな方だと思います。戦争モノの初心者向けです。
ただ、相変わらずエロいです。もちろん陸軍も士官学校も私には未知の世界なのですが、一般的な先生×生徒よりも先生の権力が強いので背徳感がすごい。言葉責めは支配的なのに愛があるし、軍服はかっこいいし、若い男の子の体をエロエロにする醍醐味もある。エロ要素てんこ盛りなのに、戦争という状況ゆえのシリアスさもある。でも、最後にはハッピーエンドになる(2回目)ので、水上先生の作品をサクッと読みたい方にはおすすめです。
水上シン先生の和モノ軍人BL。
洋物の「鋼鉄の大天使」シリーズと違って、本作は日本が舞台。
トンデモ上官とショタ学徒のギャグエロストーリーが繰り広げられるわけだけど、そこにはリアルな日本の戦時中の空気も挟み込まれている。
本作の大きな流れは、エリート将校志望の15才・伊月大和が将校の鬼塚にロックオンされて、アレコレ、ソレコレ、というストーリーです。
「陸軍幼年学校」の入学試験の中での「M検」(史実的に本当にあった検査)で鬼塚にpニスもaヌスも検査されてイジられて指も挿れられて、入学後も鬼塚のお手付きとして あんな事こんな事をされてきた大和。
鬼塚イコールパワハラの鬼畜、という扱いだけれど、大和の方だって鬼塚にメロメロなわけで。
ただし、鬼塚のパワハラ気質に対して大和はかなり抵抗して口答えなどしています。ホネのある子ですよ。そんな子だけど、やはりたくましい軍人の鬼塚に抱かれれば感じて啼き…というのが萌え所でしょうか。
大和がショタなところが一般受けには鬼門かもしれません。
さて物語は「終戦」にも関わります。
あれほど権威のあった軍人たち…彼らが終戦後みな姿を消す…
そんな価値観の激変にも触れる本作。ただ軍服エロい、ショタエロい、ふんどし萌え〜なんて言ってるだけじゃない部分も読み応えあり。
何も知らない無垢な子供を陵辱強姦する、陸軍将校・鬼塚。えええー⁈ と、ドン引くのですが、この鬼畜な男の執着は留まるところを知らず。一見ただの鬼畜の様だが、その実、可愛い顔した美少年である、大和の色香に相当のぼせ上がってもいるのだという事が分かる。大和が結構強気な意地っ張りさんなので、鬼塚も優しくは出来ない。大人げないこの男はカッとなって、ついつい力で組み伏せてしまう。
時は戦時中。今は教官だが、明日にでも戦地へ赴くかもしれない。鬼塚には、手順を踏んでいる時間が無かったのだ、という事が途中で本人から告白されます。「想いを確かめ合ってるヒマはないんだ‼︎」と。全体にコメディタッチでエロエロなんですが、意外に真面目な鬼塚の想いが見え隠れしていて、大和が子供ながらにほだされて行くのも分かります。
世間知らずの子供だった大和は、ただ将校に憧れ、自分も軍人になることだけしか考えていなかった。ところが終盤に戦争は終わる。(第二次世界大戦だったのですね。)
描き下ろしの「白日夢」も幸せなんだけど、グッとくる切なさ。こみ上げるものがあります。
自称ダンディな美中年(‼︎)南雲校長による、M検なる検査や、その校長が生徒が可愛いかどうかを常に気にしていたり。鬼塚の同僚の教官同士も怪しかったり。褌姿の少年たち。はらりとはだける褌とか。将校だけに、鍛錬された立派な身体の鬼塚の腕の中にすっぽり収まってしまう美少年の大和とか。萌えどころも笑いどころもいっぱい。けど、ちょっぴり切なさもある。とってもエロエロなんだけど、それだけじゃない、ラブ・ストーリーです。
もんくなし! ザッツエンターティメント!
怒濤のごとく犯されて、いやよいやよも好きのうち、だんだんと主人公の心が変わっていく姿が切なく、妖しいお嘆美な話です。プライドと駆け引きがおもしろい。戦時下のお話だけど、そこは学校と言うことで明るい雰囲気とコメディーが描けるものです。舞台になっている陸軍幼年学校は、何万人も受験しても600人たらずの定員しかなく、全国で1位2位争う、超難関エリート学校でありました。幼年学校生は軍人ではなく、あくまでも生徒として扱われます。だから昔の軍隊にありがちな過度な暴力もなし、明るいラブコメディーとして描く事ができたのだと思います。