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トワ先輩の過去の掘り下げか!と思った下巻は、過去というよりもトワ先輩自身の掘り下げでした。
元環境委員長に卒業式の日にあっさり捨てられた過去がずっと心の傷になっていたことは事実ですが、その出来事自体よりも、その出来事によってできた心の傷がいつまでもトワ先輩を縛っていたということ。
そのせいで、古萱を信じきれない。
下巻の途中までは、トワ先輩の頑なさに古萱と一緒に傷付いてしまい、納得のいかない違和感のようなものがありました。
トワ先輩がどうしてそこまで頑ななのか、理解できなくて。
ですが、本当に最後の最後!
トワ先輩の卒業式の日に、追い縋る古萱に対してトワ先輩が胸中で吐露した言葉で漸く理解できました。
「消せない傷を別のもっと深い傷で上書きするため」
いやもうこれ、どないせえと!
どうしたらトワ先輩を救って繋ぎ止められんや~!と頭を抱えましたが、そこは流石の古萱。
トワ先輩がうっすら劣等感を抱いてしまうくらい、眩しい存在。
わんこみたいなのに、特大の愛で包み込んでしまう。
「かっこいい」って、「かっこよくあろうとしている」ことも含めて「かっこいい」から、完璧にかっこよくなくたってかっこいいんだよ、トワ先輩。と言いたくなりました。
ハピエンで本当によかったー!
もしかしたら、一年後(古萱がトワ先輩を追いかけて)に漸く、とかになるのかな?と想像もしていたので、卒業式の日にそこまで辿り着けて本当によかった!ありがとうございます!
卒業式まで離れている約2週間だけで、つらかったので…。
二人の友人たちもいい子たちでよかった!
自然な反応で、ただただ友達を大切にしていて、心配していて。
口出しし過ぎないけど、放置もしない。
程好い距離感が読んでいても心地好かったです。
大学生編も読みたい…!
下巻、修学旅行で4日間トワ先輩と離れてメンヘラ化する古萱くん笑笑
まさか2人のTELエッチが拝めるとはァァァ!??♡♡♡トワ先輩電話先でお尻弄りだすのえちすぎるし、古萱くんの指示にちゃんと従ってお互いに焦らしまくるのたまりませんでした〜!!
そんなラブラブな2人ですが、トワ先輩視点からの彼が過去に味わった恋愛でのトラウマがしんどいです。卒業と同時に振られてしまった自分。古萱くんの前向きで何事にもポジティブな姿を見ると自分ともし別れてからも古萱くんは前を向いて生きていけるんじゃないか、と思ってしまうトワ先輩の心見ていてとても苦しいです。
信じたい、と思う気持ちと同じ様に自分から離れていってしまうかも…と不安な気持ち。
2人が笑って過ごしている時間が余計にトワ先輩を寂しくさせている気がして、胸がキュッとなりました。
もしかしたら2人同じ大学に行くのかな〜?と思える小話もありつつ、突きつけられた現実があまりに残酷で(しかもこの時点で残りページが少ない!!焦)どうなってしまうの??!と最後までハラハラしながら結末を見守りました。
いや〜最後、古萱くんの年下ながらも大きな包容力を感じましたね!!ほっと胸を撫で下ろしました!!
百瀬先生の可愛らしくえちえちな絵なのでリバ苦手な方も読みやすいのではないかと思います♡
下巻の冒頭は、トワ先輩視点からスタート。
最初、トワ先輩にとって古萱がどんな存在だったのかが、トラウマとともに描かれています。
そして、トワ先輩の受験について。
邪魔しないように気遣う古萱が、とにかく可愛い!!
けれど、かえってそれがトワ先輩の気持ちを不安にさせてしまうという裏目に出てしまいます。
で、こんなにもふたりは求め合っているんだなあ、と微笑ましい関係だと思っていたのですが、、、
=同室生活は終わりに近付き、ふたりの関係も分岐点を迎えようとしています。
が、今後も関係が続いていくと信じてやまない古萱。
それから、何やら様子おかしいトワ先輩。
まさかの残りページ少ないところで事件が起きてしまい、気が気じゃなくなったのは、古萱だけでなくまりあげはもでした。
(ね、そうでしたよね?!! 読者の方にも同意を求めるレビューパターン笑)
予兆はあったとはいえ、急に突き放された感もあり、まさかまさか、、、ハピエンじゃない?!!
と思っていたら、
トラウマ乗り越え系ハピエンだったのですね(安堵の涙)!!
古萱があまりにも前向きで強いところに、自らを比べてしまったこともありましたが、
それ以上に古萱の絶対なるBIGLOVEが勝った結末が最高にハッピーすぎて、それまで切ない涙を流していましたが、嬉し涙に変わりました。
この、場面場面で役割が変わるリバって、めっちゃいいですね///
まさに、タイトルの「愛し愛され」、で♡(そういえば、まりあげはの昔勤務してた職場の社訓も、まさにこれでしたね…今思えばリバみあふれる理念だったのか、、←おい)
ちなみに、メイトの有償特典は、大容量…買いましょ///♡でした(◜ᴗ◝ )
読切がすごく好きだったので、上下巻たっぷりボリュームで読めて本当に嬉しい!
リバ自体珍しいし、こんなに爽やか割と王道な設定でリバなのありがとうございますすぎる。
リバと言いつつ先輩が受け多めなのかな?と勝手に思っていたら比率は半々くらい。
しかもちゃんと2人ともどっちでも気持ちよくなれててすごく可愛い。
真っ直ぐな愛が通じて良かったね!と思いつつ、先輩はトラウマゆえにずっと心に一枚壁を置いて古萱くんと接してたところもあるのかな?と思ったので、先輩がかっこつけなくて良くなってからのお付き合いもぜひ見てみたい!
上下巻あるし、おまけの書き下ろしでもいいから卒業後も読めたら良かったな〜と思った。
同棲が夢じゃなく現実になるといいね!
まず、上巻は良かったのになあ…と思ってしまいました。
もうちょっとストンと腑に落ちるような流れと甘さを期待していたものですから、下巻の展開はそこまで刺さらず。
少々評価に悩んでこちらの評価になりました。
上巻では、お互いへの大好き度が古萱→→→→→→→→→←←トワ先輩くらいの比率に見えていた2人。
きっとこれは、下巻で古萱がトワ先輩のトラウマと不安を全部溶かしてからの大ハッピーエンド&砂糖菓子よりも甘い2人の図が待っているのでは?なんて勝手に思ってしまっていたのです。
うーん…ハッピーエンドではあるのだけれど、なんというかスッキリはしなかったかなあ。
7話目の唐突な夢の中の未来エピソードにも少々困惑しました。
トワ先輩の今後の不安と過去のトラウマが想像していたよりも根深かったようで…
古萱がこんなにも全身で大好きを伝えてもこんなことをしてしまうのかーと、最後までトワ先輩の気持ちが理解できないまま置いてけぼり状態で終わってしまい残念です。
というのも、トワ先輩と元彼のエピソードがすごく中途半端なんですよね。
ここはもう少し描いてほしかったかも。
どれくらい彼のことを好きだったのかが描かれていないので、なぜ古萱にまで同じことを?と疑問でいっぱいに。
自分を納得させるためではなく、なんだか試し行動のように見えてモヤモヤとしました。
良かったところを含め、もっとポジティブに書きたかったのだけれど、後半の展開が悪い意味で強く印象に残る下巻でした。
下巻の前半はかわいらしく、古萱の一途さと真っ直ぐさは終始好ましかったです。
本当に彼は裏表のないカラッとした性格のいい子ですよね。
ベッドでのリバ要素は上下左右どちらも味わえる良いものでしたし、私はただひたすらにかわいいリバップルのいちゃつきを見ていたかったのかもしれません。
