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予想もできない展開が続き、一冊の中で三組のカップルがしっかり幸せになっていたりして、ストーリーもキャラもめちゃくちゃ良かったです。ただ一つ、怖い!ホラーは苦手なので、事前に心構えをしてから読みたい内容でした。
ただの教師と生徒の関係だった二人がいきなりドン底に落ち、反社施設で再会するお話。この時点でぶっ飛んでますが、彼岸の様子もおかしくなっていき、人でないものが次々出てきて大忙し。怖さときゅんと切なさが入り乱れ、読んでるこちらも大変です。
先生の過去や狛犬たちの物語、怨霊になった姫の結末など、あちこちに感動が転がっててすごい。先生と彼岸は、特殊な環境による吊り橋効果もあったように思えたので、平和な日常に戻っても気持ちが続いてる様子を見られて良かったです。
お付き合いする二人は、ちょっとワガママで独占欲強めな年下彼氏と、それに振り回されるチョロい大人な雰囲気が可愛い。元生徒ってことで、先生は一生彼岸を甘やかしていくんだろうな、と思いました。キカ糸さんの独特の世界観、好きです。
現実的ファンタジーとでも言いたくなるような、独特な世界観の作品でした。まず、教師と生徒という関係であるメイン2人が同棲するはめになった経緯が腹立たしかったです。元凶である女性教師の斜め森が自身は何も制裁されていないのに、成人のすあまだけならまだしも、未成年の彼岸を結果的に性産業に携わらせたのは教師として、というか人としてあるまじき行いだと思います。ただ、作品全体の雰囲気はギャグ色濃厚なので、彼女のことは世紀の悪女として受け止めるべきなのかも。そこで結構読む人を選ぶかなと思いました。
彼女のことはひとまず置いておけば、すあまと彼岸の焦れったく少しずつ進む恋仲を見ているのは楽しかったです。何より、こんな特殊な環境下で彼岸に簡単に手を出さないすあまの人柄が素晴らしいし、彼岸が性の餌食にされないよう守り続けたのもかっこよかったです。途中からホラー要素も入ってきて若干カオスな感じになっていきましたが、BLしている霊たちは可愛かったです。でも、もう少し落ち着いた雰囲気の中でメイン2人の進展を見たかった気持ちもあります。すあまにゲイの資質はあまり感じられませんでしたが、愛情深い人ではあるので、なんだかんだ安定したカップルになってくれそうですね。
帯、間違っては決してないんですが・・・”ソコ”じゃなかったような気がしますwww
だって帯煽り文「オレ、先生のだっせぇパンツでヌいちゃった…!」ですよ?
ちょっと愉快なラブコメかな?って思っちゃうと思いませんか???w
良く見たらその下にも、何ならあらすじにもちゃんと「オカルトラブ」って書いてあったんで、結局は私がちゃんと見てなかった・・・って話しなんですけどね
でも♪大事なので2回言いますが、帯文言自体は間違ってはいませんでしたよ笑
本当に先生のパンツ、ダサかったです(≧▽≦)しかもトランクス派でした~
さて、そろそろストーリーについても少し書きます
結構オカルト部分で言うと日本的な悲恋故の恨みが残ってしまって・・・みたいな感じの長い年月をかけて祀られるようなご当地言い伝えとかでありそうな感じです
なので、怖さもありますが難しさがあるタイプではなかったです
更に言うなら個人的にはオカルト的な怖さよりも極限まで追い詰められた人間が壊れていく、いきかける様子の方が断然怖かったな~・・・と思いました(゚Д゚;)
そして、追い込まれた時にこそ人間の真の強さが分かるな~って思いました
先生は軟禁されていた時よりも、自身のアイデンティティに迷って乱れた生活を送って、更に抑圧された婚約生活を送っていた時の方がよっぽどシンドかったのかも知れませんね
既に地獄を見た経験があったからこそ、あんな異常な軟禁状態でも理性が働いていたのかも?
やっぱり人間何事も経験だなーーーなんて、彼を見て啓蒙されてしまいましたw
すあま先生と彼岸くん
2人で乗り越えたタコ部屋生活!←改めて思うけれど凄い設定ですww
彼らのイチャイチャ時間だけをまた見たい!
再会したくなる2人のお話しでした♡
正にカオス作品でした。
まずは、あらすじをご覧ください。
読みましたか?
どんな話なの?と興味持っちゃう人と回れ右しちゃう人がこの時点でいると思います。
私は、変な場所に連れて行かれて強制労働(AV撮影現場)ってすけべな設定にそそられて読んでみたのですが、想像を絶する展開が待っていました。
主人公は、健全な高校生。清楚マドンナ系女教師が自暴自棄で酔った勢いでラブホに誘ってきて連れ込まれた(2回はヤった)だけなのに、生徒に襲われたと嘘を吐かれ退学処分。
息子の今後を心配した親が更生施設に申し込んだから行ってみたら、反社が運営するAV制作現場で未成年だと伝えてもモザイク掛けるから大丈夫と出演させられそうになったところ、ギリセーフでAVにモザイク掛ける仕事に変えて貰える。
同時に担任の先生が、実は清楚マドンナ系女教師の婚約者で借金の連帯保証人にさせられてたもんだから1000万の借金を抱えさせられ先にこのAV制作現場に連行させられ竿役男優として働かされてたんよ。
ってここまでで、ついてこれてます?
これ、まだまだ序の口なの。
この先オカルト要素が濃くなっていって私は何を読んでるんだろうか?となりました。
しかも、文字数が多いしページ数が多い。
タブレットで読んでるのにちまちましてるから、文字拡大して見ないといけなかった。
手書きで枠外にツッコミが入ってるんよ。その演出が独特。
支離滅裂でないんだけど、混沌としてるので読みずらい。ほんと悪夢のようなお話でした。
疲れてる時にはオススメしません。メッチャ気力が有り余ってる時にどうぞ。
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白抜き修正
キカ糸先生新刊!ぶっとんでる狂騒に酔いたいあなたにぜひ。
昨今パステル、マゼンダ系表紙が多く見られる中(私見です)目を引くバキッとした黄色い表紙が印象的です。うしろになにか不穏なものがありますが・・??
さぁいざゆかんキカ糸ワールド!!
以下ネタバレ含みます
大変このみのビジュ二人。熊系ラグビー部OB最高です。
㊟主人公二人が地雷女性と関係を持ち、はめられます(二重の意味で
※ご無理のない範囲で読み進めましょう。
彼岸を守るためにすあまが校長にかけあいます。一度目のかばい。
しかし椿の婚約者すあまは借金のカタに闇にトばされ、彼岸は引きこもりに。
二人は更正施設と称したAV製作所でタチ役とネコ役で再会します。
あわや本番となりかけますが、彼岸を守るすあま。二度目のかばい。
このいかがわしい監獄のような館が「訳あり同棲アパートメント」。
訳ありすぎである、とんでもないところ。
㊟すあまがAV男優として女性と撮影をしています
㊟すあまが取り憑かれて致してしまいます
環境ゆえにドノンケの彼岸が女性に興奮できなくなるの可哀想ですが美味しい展開。
すあまを意識しだす彼岸。ここから一気にオカルティックに。隣の部屋の2体の霊はお茶目ですが、大きな霊がすあまを狙い、取り憑きます。
この大きな霊、椿の情念と姫の呪いが掛け合っている。
彼岸はすあまを守りたい。すあまは彼岸だけは逃がしたい。三度目のかばい。
椿とすあまは教師と生徒の間柄だった。すあまは脅されて椿と婚約、本気ではなかったことがわかります。
すあまは教師という建前だけで彼岸をかばったわけではなかったということもわかるのでした。
彼岸の必死の叫びが姫の霊に届き、すあまは解放されます。姫の恋人がすあまそっくりだったのでした。とんだとばっちり・・・。
駆け足で結ばれる二人。彼岸が「今夜だけだったとしても忘れない」と思うのがとてもいじらしいです。
ちゃんとすあまが将来の約束をしてきてほっとしました。結構な遊び人だったすあまですが、彼岸にはしっかり責任を持とうとしているところが大変萌えます。
あれだけのことをされても椿の幸せを願うすあまは本当にお人好し。オバケにも憑かれやすいわけです。彼岸は生き霊まで見えるように。彼岸て名前もフラグですかね。
映画のような狂騒をたっぷり味わえますが、おつきあい後のイチャイチャももっとたくさん読みたいです。
狛犬カプも大変可愛いかったです。キカ糸先生ワールド満喫しました!
