SS付き電子限定版
過去にいる津之介は、知ってしまうのです。
汐様が言ったあの言葉のウラにある、相手を思うが故に、交わしてしまった海底に住むおばば様との悲しい約束を…叶うはずだった恋が叶わぬ恋になってしまった………そんな過去を。
そしてその時代のいろいろな人物の気持ちが交錯していく様、愛が憎しみに変わる者もいる、真実の愛を貫いた者もいる。
津之介もおばば様と約束をする。
恋する人魚姫(♂)の最後は、おばば様との約束通りに収まる所に収まってハッピーエンドとなる話でした(安心した)
叶わぬ恋の呪縛から解き放たれた…あぁぁぁよかったよ、ホント良かった
つまり何をレビューしたいのかと言うと、それってどこの事だろう?と思う方は、ぜひ読んでみてください。ってことです。
何度か読むと、読む毎に、違う見方が出来るかもしれません。
上巻で、少しづつ謎が明らかになり、過去の因縁からの闘いが始まりそうになりますが・・・
過去を生き直すことによって今の記憶も変わっているというSFのような展開となり、一気に読み進みたい気持ちと、落ち着いて理解をちゃんとしないと、という気持ちで身をよじらせながら読みました。
身体をつなげ体液をもらったことで汐が神威を得て、変化、進化する様にはますます驚かされました。
綺麗な日本語表現に加えて現代っぽい言葉、超進化、そしてゲーム用語っぽい言葉、ハイパーメタモルフォーゼ、と3つの表現がされてるのも、さらにおもしろいです。
この物語はこのように、いくつもの見方、いくつもの表現が似合う、複雑なお話だと感じました。
決着をつけるために覚悟をした汐は、津四郎にすべてを忘れて平和に暮らせるようにと術をかけます。
アンデルセンの人魚姫のラスト、泡になって消える、忘れてもらうことを決意した人魚姫の切ない気持ちを思い出します。
しかし、津四郎は術をはねのけます。
「人間には魂ってもんがあんだよ」
「たとえ肉体が忘れても魂だけは忘れやしねえんだよ」
なんとかっこいい、なんとしびれる台詞、読んでいて身震いしました。
海の中で涙を流す汐の表情と台詞、気持ちを込めて畳みかける津之介の言葉。
めちゃくちゃしびれる告白シーンでした。
二次元、白黒のシーンなのに、ぱーんと脳内に水しぶきと光が舞う様が浮かびました。
500年物の悪霊に立ち向かうラストに向かっていく流れ、面々は、ゴレンジャーのよう、サイボーグ009のよう、HEROのOPのよう、と感じました。絵では並んではいないのですが、揃って悪に立ち向かっていく様子が、力強く感じて、とってもかっこよくぞくぞくしました。
そこから先は怒涛の展開、予想外に次ぐ予想外、どきどきしながらストーリーを追うのに必死になります。特に、津之介、津四郎、潮比三というつながりの濃い3人の関係、対立を追うのが難しいのですが、やがてすべてが解きほぐされていく様子は爽快でした。
そうしてすべてが解きほぐされ、津四郎の500年間に及ぶ覚悟と行動があったうえで結ばれた津之介と汐。
津之介と津四郎の関係と気持ち、思い、思い出、かみしめるように伝わってきて、涙が出ました。素敵な、とても素敵なラストでした。
巻末におまけ漫画が2つ。
本編とのバランス含めてすごくいいです。
あとがきで物語の説明裏側設定をたっぷり味わえたのも良かったです。
単行本で一気読みしたからこその味わいでした。
今作は、何度か読み返して、理解を深めていくとさらに味わい深くなっていくと思います。
年末まであと1か月弱の今、今年で最も感動した作品でした。
いやーーー。
素晴らしい結末です!!!
読み終えて、コミックスを両手で頭上に挙げて大喝采!!!
ドキドキして、面白くて、ラストどうなるんだろうって気になって、急いでページをめくって読み進めたいのですが、全ページの作画が美くしいし、『ザ!ますらおの人魚姫』な、汐のたおやかさに惚れ惚れして何度も見惚れてしまいました。
まず、表紙をめくってすぐのカラー絵。
津之介と汐が水中で手を伸ばし抱き合ってキス。
あーーー。この結末をどうやって引き寄せるのかなぁと思いながらページをめくると不敵な笑みを浮かべる潮比三とスカル。
胸が締め付けられながらドキドキして読み進めました。
ストーリーが最っっっ高ーーーに面白いのですが、作画も凄すぎます!
下巻の最初、ACT7の汐のアップの顔『嬉しかった、、、』のとこ、そしてその数ページ後の汐が海中をぐんぐん泳いでいるシーンで後ろ姿の絵
見事です!!!
ACT8の汐の泣き顔アップにも見惚れました。
腕に浮かぶ『龍神の証』もリアル!
ACT10のページ一面のアップの汐の正面顔、
見開き(2ページ)全面に描かれている龍にはゾクゾクして自分の腹の奥がカーーーっと熱くなりました。
そこから一気にラストへ。
感動しました。
澪への汐の想いにも涙が出ました。
たくさんたくさん、素晴らしいとこ感動したとこ書きたいけど、ほぼ全部なので
やめておきます。
おまけ漫画など、りーるー先生のブログやXに掲載してくださっていますが、番外編などの同人誌を熱烈に希望します!
ストーリー重視凄すぎる!!
上巻に比べてえろ度は下がるけれど個人的にこれで全然いい!!
ホラー感、ミステリアス感、BL、人魚、最高かっっ
最高過ぎて語彙力崩壊wwww
設定の細かさも凄いけれどちゃんと丁寧に伏線回収されてて読みやすかったです。
受けがめちゃくちゃ好みっていうのもあったけど悲しい物語も備わり、それに加えて笑える箇所もありとても良い作品でした。
先生の作品はこれからも作家買い必須となりました!
本当今年始まったばかりだけどとても良い作品に出会えた!
下巻。
さて、現代では汐と津之介は「行方不明」の状態。
今は廃墟の心霊スポットとなっている月ヶ濱城跡で、時空の歪みにはまっているわけです。
時も超えて、津之介の意識は海の底の「おばば」と会い、全ての顛末を知ることに。
500年前、津四郎を守るために汐が愛を諦め孤独を選んだ事も。
下巻のクライマックスは、津四郎の記憶を覚醒させた津之介が汐をがんじがらめの孤独から解放し、澪の絶望と潮比三の執念が絡み合った「呪い」を解いていく!という部分。ここはある意味SFオカルトアクションもの的な。
龍まで登場して、月ヶ濱城に渦巻いていた潮比三の怨霊退治の顛末は、大量虐殺された人と人魚の番たちを浄化し、人間と人魚の異種恋愛成就へと終結していきます。
冒頭の「怪談」から想像もつかないスケールの大きい伝奇大河ストーリーへと展開して、迫力十分でした。上下巻それぞれ、トータルでも「萌x2」で。
