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倦怠期を迎えたカップルが抱える不安定な気持ちがよく描写されていて、物語の世界に引き込ませる誘引力がすごいなと思いました。
不満や不安、物足りない毎日へのモヤモヤ感に見舞われる現在。
それに対し、キラキラドキドキで埋め尽くされていた高校時代。
過去と現在の明と暗、光と影、陰と陽……まるで出会ったときの頃が2人にとってのピークと言わんばかりのもの寂しさが、物憂げな絵柄と相まって非常に際立っています。
ときめきは今や過去の遺物となり、昔と今を比べて交際のあり方に悩む2人の心理描写がこれまた切ない……。好きで付き合っているのか、惰性で付き合っているのかも分からなくなっているほどに交際期間が長すぎたかもしれないけど、根っこにある気持ちは実はあのときと同じで変わっていません。だからもどかしいのです。
久米が見てる景色と、羽鳥が見てる景色は違ってるんですよね。
久米が結婚のワードを出したりして2人の関係性を前向きに捉えようとしている姿勢に対して、羽鳥は自分との交際が久米を縛り付けているのではと考えていることからそれが伺えます。どちらもお互いに考えていることを知る由もなく、勘違いやすれ違いを残したままにしているもんだから、2人の間の溝がどんどん大きくなっていく悪循環には嫌な意味でドキドキしました。
現在の倦怠期と過去の淡い恋心とのコントラストは、今の彼らの状態がかなり悪い状態だと訴えているようで苦しいですが、お互いに相手のことを好きだからこそ悩んだり考えたりしているのも事実。相手の行動から勝手に気持ちを押し測っていないで、素直に話し合えば解決することなのに、それすらしようとしない2人があまりにも焦ったすぎでした。゚(゚´Д`゚)゚。
現在の2人のことも過去の2人のことも、もう少し詳しく触れて欲しい部分があったけど、適度に想像させるくらいの抑え方がこの物語にはしっくりとくるのかも^ ^
足し算より引き算でより映える恋愛模様もあるんだなぁと、2人が再び気持ちを分かち合う瞬間を見て納得。しっとりとした感情がどこまでも私の心を掴んで離さない、そんなストーリーでした。
高校時代の淡い恋心から大人になって環境が変わっていくふたり。「特別」だったものが「当たり前」になって、それが「足枷」や「負担」になっていくのでは、という不安。
好きだからこその相手を想う気持ちや諦めが、切なくしっとりと描かれています。
高校時代のふたりの恋に落ちたきっかけ、はじめてふたりで話したこと、ドキドキしながら仲良くなっていく様子はすごくかわいくてキラキラしていて、読んでいてキュンキュンします。ジョゼ先生の描く十代の男の子の壊れそうな眩しさがとても素敵です。
でも大人になるとなにかズレていってしまいます。
ふたりは3年目の学生時代に史人の留学で少し離れ、10年目の社会人で未来のため別れを決意します。真広が「ちゃんとしたい」性格だってふたりともわかっているから。カミングアウトも結婚もできないだろうから。
キラキラしていたあの頃とは変わってしまったけど、もう前にも後にも動けなくなっていったんでしょうね。それって同性だからというわけではないのではないでしょうか?倦怠期ってことですよね?10年付き合っているわけだから。考えすぎて終わりにしてしまったような気がしました。
別れたことによってより一層キラキラする思い出。群青は制服であり青春の色。そしてサクマドロップの輝き。ふたりの間にかつてはあったもので、大人になってなかなか見つけられないもの。でもちゃんと最後に別の形で見つかります。ネオンのシーグラス。Neonは爽やかな青色であって新しいということ。
サクマドロップからシーグラスに変わって、ふたりは元にもどります。ふたりの口の中で溶けていたものから、変わらないものへと。やっぱりずっと一緒にいたいと分かったから。
読んだ後にほんわかしてうれしくなる、そんな素敵な終わり方でした。すごくいい空気感と満ち足りた時間感覚のある作品になっています。
ジョゼ先生も作者買いしてしまう先生のひとりなので今回も迷わず購入。
先生の作品の中で一番好きです。
歳を重ねて、今の暮らしが長くなって、もう戻らない「制服の頃」や「ロマンティックなキスの頃」を思って切なくなることが多かった今の自分にハマりすぎて…終始涙が出そうでした。
タイトル通り漫画はモノクロなのに鮮やかな色を感じるし、出逢った頃と現在のストーリーが交差することで過ごしてきた歳月や環境、心境、関係性の変化がありありと伝わってきて本当に素敵なお話でした。
ジョゼ先生の絵が大好きでファンになったのですが、いつもなにかちょっと切なさが胸に刺さるんです。
その中でも本作は構成もストーリーも世界観の美しさも抜群に良かったです。
先生、色使いも本当に綺麗なのでカラー版が見たいです!
ジョゼ先生の優しい青の世界でした。
シーモアで購入したけど「※本作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。また、犯罪行為及び刑罰・法令に抵触する行為を容認・推奨するものではありません。一部過激な表現が含まれる場合がありますので、あらかじめご了承の上、お読みください。」と注意書きがあったけど、ん❓どこの部分を指してのこと分からなかった。だから、なんか怖い事件でも起きるのかと思ったら無かったし。
構成の半分は大人になってからの話だから、もう少しHな場面が欲しかった。すごく清い。”たろ逃げ”などのようにライトBL流行っているのかなぁ。
ジョゼ先生の、繊細な絵とストーリーがたまらなく好きです。
このお話も、深く深く胸に響きました…
最高に良かった。。
高校生で鮮烈な衝撃と共に出会い(攻め視点)、
付き合い始めて10年経つ真広×史人(ふみと)。
二人の勢いと未熟さ残る恋の始まりと、
10年経って”特別”が”当たり前”になった今の揺らぎ。
そんな心情が、過去と現在とが交互に描かれる構成の中で
丁寧に綴られていきます。
まず、高校時代のみずみずしい二人の様子が本当に良い!!
ドロップを口に運ぶ史人の口元から目が離せなくなったり、
思わずキスしてしまった翌日の誤魔化し方だったり、
気になりすぎて後ろの席からじーーーっと首元を凝視していたのが、
実は史人に気付かれていて恥ずかしくなったり…
恋に揺れ、ときめく二人、
特に真広(攻)視点で描かれる感情に
たまらなく胸がきゅん…とします。
真広が初めて授業をサボり、史人と一緒に
森林公園の奥まで行った時。
「何もなかった」場所が、実は6月になれば
紫陽花が咲き誇る場所だと知り、
「何もなくなかったね」と史人に言われた瞬間が、
特別な瞬間になったんだよね…
キラキラ光る10代の恋のきらめきが、心にストレートに刺さります。
そうして付き合い始めて、10年後。
医者(研修医)とバー店員として働く二人はなかなか時間が合わず、
付き合いは続きながらも、互いの心に次第に
「自分が相手の足枷になっているのではないかー?」という思いが生まれます。
久しぶりに時間が合い、海に行くつもりで
一緒に出かけるも、流れで「あの」思い出の
森林公園に行き、紫陽花咲き誇る中での別れ。
思い出の街中にも、なくなってしまった店があり
変わってしまった景色があり、二人の関係もまた…
という流れが、切ないのにとても綺麗で美しくて、胸が詰まります。
「別れ」という答えを出した後の、二人の思いが
再び重なる描写がまた美しくて。ため息が出ます。
大学時代、史人が何も言わずに
突然海外留学してしまいすれ違いが生じた時の、
別れの危機。
あの頃どうやってまた関係が戻ったんだっけー?
と、真広が忘れていた記憶をなぞるように、
江ノ島で再会し…という流れが完壁でした。
大好きだから、離れたくないから、一緒にいる。
大人になっていろんなしがらみを感じたり
考えるようになってしまっても、
シンプルにそこに回帰するのが、恋であり愛なんだなあ。。
一度別れを経た後の、大人のリスタート。
高校時代の群青色の恋から地続きの想いが、
色や形を変えながらも確かにそこにあるんだと
感じさせてくれる、美しい物語でした。
読み終えて思わず唸ったのが、タイトルの素晴らしさ!
「群青」=二人の青春ということは想像がついたのですが
(作中でも言及されています)、「Neon」ってどういうことだろう…?と思い検索してみると…
・Neon=「新しい何か」を意味し、大気中に極微量に存在するガスのこと。
無色で、化学反応性がなく非常に安定していることが特徴。
とのこと。
青春時代のようなほとばしる若さや情熱はなくなっても、
穏やかで平和でたゆたう優しい愛がある。
二人の軌跡を見事に表したタイトルに拍手を送りたくなる、最高にグッとくる10年愛の物語でした・:*+
★修正不要(朝チュンなどの描写がちらっとあるのみ)電子シーモア
