SS付き電子限定版
本日買って、本日投稿します。
私の個人的な感想は、度肝を抜かれる面白さでした。かなり余韻に浸っています。
BLの世界なのですが、ここまで物語になっていると、もうのめり込みます。
凄い楽しい!先が気になって、気になって、読み進めました。
読み終えた後の満足感。
物語になっているBLがお好きな方には、この気持ちが伝わってくださると。
きっかけは、ちるちるさんのランキングと、児島先生の描かれる絵の線、柔らかい瞳と表情が好きで購入しました。
紙からも伝わる優しさ、、癒されました。
頭の中は、今、知隼と郡司の世界観でいっぱいです。
作者様買いです。
先生の作品は絵もキャラも素敵だし、ストーリーの中での心の動きもとても自然で引き込まれてしまいます。
でもこの作品は設定が複雑な割に2人の関係性をつくりあげる為にしかその設定が生かされておらず、BLの枠から抜け出せなかった感があります。
いや、BLだからそれで良いんですが…
ファンタジーとか社会派にも生かせそうな細かい設定のせいで、肝心のBL要素が薄くなってしまったなあ、という印象です。
そしてもう一つとても気になったことが…
来世に先に行った?
それってもう「来世」じゃなくない?
時間軸がただ未来だったってだけで、それはもう「前世」ですよね。
何で前世なのに、郡司の想い出を持ってたんだって言う…
「夢で、郡司の想い出を胸に生きてる自分の来世の姿を見た。だから出会うのは分かっていた」なら分かるんだけど、郡司と過ごした過去がないのに記憶だけが植え付けられて未来をがっつり生きてきちゃって、もうそこに戻ることはないということですよね?
記憶は「血」によって継承されてて、今回だけ例外的に過去に戻った,とかでもないですよね?
だって血によって継承されるのなら、過去に戻ってくるの変だし。
パラドックスとも違うし、SF考証がされてないのかなーと思ってしまいました。
時間軸を行ったり来たりしても、本人の時間軸は転生しようがずっと生きていようが一貫してるはず。
映画の「バタフライエフェクト」みたいに、記憶の塗り替え?はあるけど、それでも「あの時代をこう経験したから、今の本人がある」って説明できるから矛盾がない。
漫画「雪と墨」(Maritaさんの方。これは若干BL要素あるか?いや違うな…)「ファイブスター物語」なんかも、時間軸あっち行ったりこっち行ったりだけど、整合性は保たれています。
私の言っていることが間違っているようでしたら、どなたか教えて下さいませんか?
私もSFの知識が浅いので、疑問を感じてしまってるのかもしれません。
どなたか造詣の深い方、お願いいたしますm(_ _)m
あとね、仮にそこを気にしなかったとしても!
何で郡司を手放そうと葛藤するのか理解できませんでした。
別に郡司が殺されたり不幸になる訳でもあるまいし。
無理に悩ませようとしてる気がしちゃいました。
話をシンプルにするためにも、入れなくて良い要素だった気がします。
入れるなら、もう少し共感できる深さが欲しかったかな。
辛口で申し訳ありません。
でも先生の作品は本当に好きなんです!
特に「とめどなく、シュガー」は(多分)5本の指に入るくらい。
すごく心情の動きとかも流れるように自然で丁寧で…
その先生の良さが、この作品では生かされてなかったと思うんです。
設定に引きずられてしまったのかな、と…
そういう気持ちも込めて、評価させて頂きました。
次回作,期待しております!
作家様買いです。
設定に馴染めなかったな…っていうところがありました。
輪廻転生?特殊能力もの?、ちょっとサスペンス?複雑さに比べて、そこを構成するエピソードに物足りなさを感じてしまうというか、もっと各時代のエピソードを深堀りして読みたいなぁ~と。ゆえに、1巻にまとまってるのがむしろすごい…と言えるのですが5巻くらいでじっくり読みたかったな…と思ったり…。個人的に、日本の中世という時代が好きなので、そのあたりと現代を絡めたものっていうのは、大いに盛り上がるものがあるんですけどね。
色っぽい作画の先生なのでキャラクターにはアンニュイなセクシーさ、昏めの美しさがあって素敵だったんですよね(もっと中世の場面欲しかった)。記憶をつなぐひと?っていう設定は界隈ではあるあるなのでしょうか…?そのあたりの背景がわからず「?」っていうのが残ってしまうんですよね。後半、おそらく読者の多くが「え!そういう展開?」って思うであろう、ふたりの縁に関わるエピソードに至ってはSF風味な印象…元ネタというか物語の着想を得たネタがあるとしたらそっちに興味をひかれます。
とはいえ、なんというか不思議な余韻の残る作品でした。
俺には大きな転換期が2回あって、それが知隼さんとの出会い――。
この台詞が出てくる最終面接のシーンが好きでした。
郡司が最初から知隼さんに強く惹かれているのが伝わってきて、「一目惚れなんだな…」となります。
知隼さん自身は、郡司には郡司の意思で人生を歩んでほしいと思っている。
それでも惹かれてしまうところがよかったです。
知隼さんは長い時間、ある記憶を抱えながら生きてきた人物。
その記憶があるからこそ、郡司との関係にも不思議な重みがある作品でした。
プログラムされたような関係なのでは?と思いつつも、実際に出会って惹かれて、手放せなくなってしまう二人の関係性がよかったです。
二人とも出会った瞬間から惹かれ合っていて、出会うべくして出会った関係なんだろうなと思いました。
序盤は設定を理解するのが少し難しく、読み終わったあとも完全には整理しきれず、正直かなり複雑なお話でした。
でも全体的に空気感がおしゃれで、不思議と惹かれる雰囲気のある作品でした。
本作は前世と今世が絡み合うファンタジーでした。
大企業・宇条家の次男として生まれた知隼は
前世の記憶をもつ“Keeper”と呼ばれる特殊能力者。
彼にはずっと探し続けている真実があり…。
知隼の部下である郡司が前世の恋人・“広仁にそっくりと明かされ、
彼もまた前世の記憶の保持者?いつ蘇るのだろうと期待していましたが、
結果としては郡司=広仁ではなかったのだろうか?
もし、そうならばロマンチックだったのに…と拍子抜けだったけれど、
最後の最後に知隼の口から明かされた衝撃の事実により、
そんながっかり感も全てもっていかれました。
前世の記憶もちという設定はありがちですが、
知隼のようなパターンはなかなかいないのではないでしょうか。
知隼と郡司の出会いが運命によって決まっていたのだとしても、
郡司の愛情の誠実さはなんら変わらないんですよね。
来世の知隼の記憶の中にある郡司と過ごした日々が幸せそうで
なんだか涙腺にきてしまった。
過去生で犯した罪に苦しめられてきた二階堂も、
卑怯者ではあっても今世の彼に罪はないわけで、
そう考えるとちょっぴり不憫に思えてしまいました。
ストーリーがとても上手くまとまっていて面白かったです。
ただ、ストーリーに比重を置いた分、
知隼と郡司のイチャイチャがちょっと物足りなくて
恋人同士として過ごす二人ももう少し見たかったなぁ。
