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表題作作品ナンバー20

モーリス
絵画修復士
イブ
絵の男

同時収録作品ジャストノットライクアメリーゴーランド

圭(受攻不明)
稔(受攻不明)

同時収録作品ラスゲアード

その他の収録作品

  • en el parque
  • le visiteur

あらすじ

「男娼? 天使? 君は一体誰なんだ――」幼い日に見た一枚の絵…少年モーリスは絵の中の青年に心を奪われた。その悲しむような、愛おしむような、すべてを赦すような眼。10数年後、新進気鋭の絵画修復師となったモーリスの目の前に絵から抜け出た青年が現れて!? えすとえむリブレ初コミックス、番外描き下ろし19ページを収録!!
(出版社より)」

作品情報

作品名
作品ナンバー20
著者
えすとえむ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
ISBN
9784862636881
4

(16)

(7)

萌々

(2)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
64
評価数
16
平均
4 / 5
神率
43.8%

レビュー投稿数10

画力がすばらしい

先生の絵が好きですが、表題作は画力ぅ!と唸りました。
芸術作品を描かれても違和感ないですもんね。

ただ絵が上手いだけではいい漫画にはならないとかの宮崎駿氏が言われていたように
えすとえむ先生は漫画としてもすばらしいのが好きです。

ストーリーはまさかの絵に描かれた人物が飛び出してくるというものでしたがw


□ジャスト ノット ライク ア メリーゴーランド
「エイジ・コールド・ブルー」で先生はローリング・ストーンズがお好きなのかなとレビューで書きましたが、本作に登場する馬の名前がローリングストーン(しかもダメ馬w)で、やっぱり!とうれしくなりました。
作品名もストーンズの曲のパロかな?と思ったり。

メリーゴーランドは前の馬には決して追いつかない…幼なじみの片思いが切なかったです。


□ラスゲアード
アルバロの真剣なギターに合わせて、本気で踊るヘススの場面がエロチックでした。
躍動感がありながら芸術的でもあるのが、すばらしいです。

だから、動きのあるダンスや闘牛、動きのない芸術まで、静と動どちらのテーマを描かれてもいいですね。


□en el parque
「彼が歴史や政治 外国の話をして 私は文学や哲学の話をする」
「世界が完成していくような気分だった」
好きなセリフです。


完全に好みですが(5☆満点)
すごい ☆☆☆☆
面白い ☆☆☆
内容が好き ☆☆☆
絵が好き ☆☆☆☆☆
キャラが好き ☆☆
萌える ☆☆

0

人生のドラマ

ドラマティックな作品です。
えすとえむ先生のストーリー展開は、他と一線を画すお洒落さですね。BLマンガというより青年誌の雰囲気。まさに今は青年誌に移られていますが。

どれも眩しいほどのハッピーエンドではありません。だからこそ続きを考えて楽しめるというかこの先に広がりがあるというか、完全に閉じきっていないからこそ余韻が一層楽しめます。

表題作のおまけが最後にあったのは嬉しかった!けれどこちらも決して幸せなおまけではありません。
イヴはいつでも抜け出せるのね。

0

大人の世界

大人が読むBLという感じの作品です。

セックスシーンがあるのは「作品ナンバー20
」だけで、あとは片想いだったり、脳梗塞で記憶があやふやになってしまったおじいさんが、もう一度この場所で会おうと約束した友人を待ち続ける話。

「作品ナンバー20」絵の中の人物が飛び出して来るんですが、モーリスの目の前だけなので…これは、現実か空想かと思ってしまいました。
絵の中の人物の名前はイヴ。外を自由に歩けるみたいなんで現実なんですよね。

「作品ナンバー20」以外は私がBLを読み始めた頃に出会っていたら難しかったかも知れないと思います。
大人のBLって感じです。

0

符号が面白い

これ、すっごい好きです!
物語としてはハッピーエンドではないかもしれないけど...。

今更ですが、まあとにかく圧倒的な絵のうまさ。
そして、色んな符号が面白いです~。
さすが、といいますか。

イヴがモーリス(オリヴィエ)を好き過ぎて哀しい...。
もう、全てがハマった時、号泣でしたー(T_T)
せめて、今のモーリスを好きになれたらよかったのに~とも
思いますが、でも、この物語はこれでいいんだろうな。
この手の、世代を超えたストーリーとか輪廻モノとかに弱いです...。

つか、この人これからもモーリス(オリヴィエ)探して
ウロウロするんだろうか(笑)

んでまた今のモーリスも切ないよね!
ずっと好きだったんだもんね!
でも、きっと死ぬまでイヴを守ってくれると思います!
普通に結婚とかするけど、きっと子孫にずっと受け継がれていくと思う!(希望・笑)

0

情熱と赤の似合う作家

最高に大好き!!!!!
今までの単行本の中で1番人間臭くて、カッコいい><
「赤」と「情熱」という言葉が彼女以上に似合う人なんてこの世にいるのだろうか。
てなわけで表題作も好きだけど、1番情熱的な話からレビュー♪

[ラスゲアード]
フラメンコを踊る青年とギター弾きのオジサンの恋(?)。
年の差、男の情熱、粋なセリフ(とジョーク)がすごく絶妙に絡み合う、プラトニックラブ。

音楽と肉体が一緒になって踊り高ぶるフラメンコの情熱が肌で感じられた気がします。
岡田屋鉄蔵先生の「タンゴの男」的なムチムチ感はないんですが、筋肉質ないい身体をしていますよ^^

本気で踊ることに対して青年は、
『…嫌なんだ。内側までさらすみたいで』
『(金もらって寝るのとは)違う』
『内蔵まで見られるような…いや、それとも違うな。うまい言葉が見当たらない』
『思い付いたら言うよ』
と言葉を選ぶのですがこれがまた、イイ。
そんな陳腐な言葉では語れないこの胸の高鳴りを表してくれる、ピッタリの言葉。
久しぶりにマジで踊った青年が語るその言葉は、私の胸にもピッタリ来ました><
君、それは恋だよ! 笑


最後の終わり方が爽やかでまたイイんですよね!
私はえすとえむ作品のジョークセンスが大好きです。
エスプリが効いている^^

1

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