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表題作AMETORA-雨寅-

能代寅之・大学院博士課程
支倉雨音・大学院修士課程

あらすじ

ダムオタクのトラと雨音(あまね)は、大学院のゼミ仲間。二人で親戚の別荘に行くハズが、トラは雨音を怒らせてしまい、結局なぜか雨音とその友人たちと一緒に別荘へ。雨音は普段と全然違って女王様だし、一行の中には、ヘビーな失恋男と雨音の元カレがいるという。男五人の週末は、ちょっぴり不穏な気配……!? トラと雨音の、トラブル・ラブ・デイズ!!

作品情報

作品名
AMETORA-雨寅-
著者
依田沙江美 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403662645
3.7

(30)

(7)

萌々

(11)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
109
評価数
30
平均
3.7 / 5
神率
23.3%

レビュー投稿数12

ダムカード

ダム好きには常識、ダムカード。そして素数ときたもんだ。依田先生は相変わらずいいとこ突いてきます。

◾︎能城×雨音 院生
BL漫画をちょっとでも読んだことある人なら、開始早々雨音が怒ってる理由なんてすぐわかるんです!わかるからとっても意地らしく、依田先生お得意のサスペンス調も相まって、はやくはやく次の展開が読みたくなってしまう!依田先生1冊丸々でサスペンスの雰囲気がある作品は珍しいので(「ビーンズ・キャンプ」はファンタジー色も濃い)、大変嬉しい!

能城はちょっと変わってはいるけど、今まで目つける人がいなかったのが不思議なくらい魅力的な男です。ちょっと抜けてて、世界があって、頭の回転が速い。彼の回転の速さについて来れたり、彼の興味の対象となり得る人が今までいなかっただけかな。雨音がモテるようで、完全に惚れた弱み&男としての魅力は能城が勝ってる気がする。

喘息は萌アイテムとか言っちゃう雨音はぶっ飛んだ子。ぶっ飛んだ俺様が好きな人の前で見せる猫被りほど可愛いものはない。猫も被り続ければ本当になる!

謎解き後の脱力感も大好きです。
悟志いいやつすぎて。どうか幸せになって欲しい。

1

萌えなのか怖い話なのか?

わわわ、コレ怖い…
私の第一印象(一読印象)は「ホラー」でした。だってサイコパス一人いるじゃん!
冒頭は、麗しの雨音が二人っきりのつもりででダム見学旅行に誘ったのに、ニブチンのゼミ先輩能城(トラ)が他人を誘おうとするんでケンカして、結局目的地のダムで鉢合わせるという設定。
雨音の連れは3人。スキンヘッドの喜村悟志、ジミメン佐当、ムサ男相羽。
雨音はトラが好きでついいちゃいちゃ。周りの3人にはバレバレ。
相羽は普通のモブだけど、佐当と悟志がエピソード毎にチラチラ不穏な空気をぶち込んでくる。
この辺、トラと雨音のモジモジ恋愛との対比、というか落差があって、読み手としては伏線だらけのようで落ち着けない。
で、サイコパス出現で「わ!死ネタか!?」と思いきや、雨音のノロケを聞かされる悟志(社会復帰?してちゃんと髪も伸ばしている)のシーンに続いていき何となく脱力…雨音は無意識ビッチなんですかねえ?
依田先生のすっきりした美形受けが素敵で、さらーっと読むのですがよく考えるとじわーっと怖い話だったなぁという読後感です。

3

キャラの面白さ

丸ごと一冊がひとつのストーリーでした。

後輩の雨音と先輩の寅。
2人とも、ものすごくキャラが強くて面白い。
それぞれのキャラを見ているだけでも面白いですが
うまく絡んでいて2倍の面白さでした。
それに加えて友人3人がまたいいですねw
こっちも個性がすごいです。

純情な寅が女王様な雨音に騙されてる感はありますが、
実のところは「ホレた方の負け」という感じで、
我が道を行く寅に雨音が付いてってる気が私にはいたしました~w

ところで、途中に出てくる人影(オッサン?)は
一体なんだったんでしょうか。
いつか・・・続きがあったりするんですかね???
ちょっと気になる部分が1つ2つと有りましたが、
それを払拭するほど私には面白かったーです♪

1

予想を裏切るドシリアスな人間ドラマ?

依田さんのお話はなんかむずかしいです。
『かみなりソーダ』も何回か読み直さないとわからなかったんですが、
これもやっぱり読み直してから「あ~そうだったんだ」って
納得する場面がチラホラ...
今回は特に素数なんかも持ち出されて意味不明なシーンも...

萌えポイント2ヶ所だけあったんですが、その2ヶ所のうちの1つ目の
チューシーンで「××番の~」って専門用語出してくるから、
チュッチュしてる場面よりその意味不明の文字の羅列の方が気になって
なんか集中出来なかったんですよ~
いまだに気になりつつも調べる気は全くありませんww
もう1ヶ所の萌ポイントはもちろんラストの初エチのとこです。
これは良かったなぁ~

それぞれの視点からの心の声がいいんです!
他は読み返さなくても、この初エチシーンだけは読み返すと思います★
このシーンだけは間違いなく萌評価つけたいぐらい、
かわいくて面白いんですよね~♪
ホントはドSな女王様の雨音が乙女なフリしてるとこが笑えるww
すっかりダマされてるトラは幸せなのか、それとも不幸なのか...

この場面以外は全体的に重くて、依田さんのぽや~んとしたイラストとは
似ても似つかぬドシリアスな人間ドラマを描かれていて
ジャケットのかわいらしい2人からほのぼの恋愛モノを期待していた私は
結構ガックリきました。
人間ドラマとしては深みのあるものだし、レディコミなんかに載ってても
おかしくないようなストーリーだったんじゃないかなぁ~と...
BL要素はおまけ的な感じすら思えました。
ちなみに、中年のおっさんのエピソードは何か意味あったのかなぁ~?
そこだけが気になるんですけど...

1

ダムオタクって一時期はやったよな~(笑)

えっと、ラブラブなお話?!だよね主人公2人は(^^;)
ダムオタクのお話~。
 
それぞれのキャラが、雨音に振り回されてる感じでなんだけど、
トラはマイペースに雨音にラブラブ(雨音の方が振り回されてる)なところがいい!! 

一見(実際)小悪魔な雨音がトラに対してだけ甲斐甲斐しく世話するのが可愛いです。
集中すると周りが見えないトラといい感じで、読んでてほのぼのvv

心残りがあるとすれば佐当さん。
同情する気は無いけれど、誰か良い人が現れるといいなぁ…

そしてあのオジサンは一体!!
この人が明らかにされる時ってあるのかなぁ(笑)

1

いろいろ謎はあるが

とても、おもしろかったです。
依田さんらしい、わけのわからないのりが大好きです。
謎が謎を呼ぶという展開もありかな。
幽霊のネタは、余計かなと思ったけど。

攻めの、天然っぷりも好きです。
ダムおたくというのも、味があっていい。

受けが友人にのろける、最後の初Hのネタには受けました。
攻めがかわいそう、というよりも、しあわせになれよ、いつまでも仲良くな、と言いたくなるかんじ。

やっぱり依田さんは好きだな、と思いました。

1

うほっ、面白かった!

若干人を選ぶ作品かも知れません。
コミカルな雰囲気なんだけど、ミステリーとホラーな部分を混ぜこんでて意外とダークで、ストーリーが解りづらい面がある。視点もちまちま変化する。
しばらく読み進まないと話の全体像が掴めないので戸惑うかも。
でもそのあたりの諸々を超えると俄然面白くなってきます。
二度読みすると、伏線のはり方の上手さに気づく。
これらすべてのバランスが好きでした。

天然の理系オタクと面倒見のいいドSな女王様のコンビです。
この組み合わせ、たまらなく萌えました。
初エッチの場面でニヤニヤが止まらなかったです。受けの手のひらの上でコロコロ転がされてる攻め。かわいいなぁもう。私好みすぎる。

改めて、依田沙江美さん大好きだ!と思わされた作品です。

1

トラブル!トラベル!

面白かったです(嬉´Д`嬉).。.:*☆
いかんせん以前にでた『愛の深さは~』が面白かったので衝動買い。
依田センセイの描かれるこの作品の雰囲気すごく好きです。
先輩と後輩。
先輩が大好きな後輩君。地味で目立たない先輩にただくっついて歩き、世話を焼き、気づいてくれない感情をもてあまし。
勇気を出して二人での旅行をもくろんだものの、気持ちを察しない先輩は・・・から~なお話でありました。
なんというか、好きな相手の前だとかわいくなってしまうという設定がなによりかわいかったかなと思います。
他の人間には超鬼畜www犬のように付き従う友人様方の様子がおかしくもあり、愛しくもあり。
もっさい感じの先輩攻だったんですが、これもなかなかの色モノで個人的には好きです。恋は盲目という言葉がありますが、かわいい後輩がかわいく言葉にすればすべて信じてしまう純朴さwwいや、純朴と表現していいのかが疑われますが(・-・*)ヌフフ
『先輩は素数だ』的な告白。まったくそういった感じのことを勉強してこなかったがために意味がわからなかったんですが、個人的には好きなシーン(なぜに
だってかわいいんだモノ!!
ちょっとしたコマ使いであったり、ディフォルメ。書き込み。
どれも細かい配慮されてて面白かったです。こういうちょっとした軽いというか、かわいいというかな雰囲気良いなとおもいます。
反面、ちょっと暗い過去とかトラウマとかな部分が挟まってくるので、それの真相が最後まで気になって~ドキドキしました。結局からめてきたわりには、ラブに視点を置いてしまっているので、その部分に関しては煮え切らなかったのが残念かなとおもいます。

3

元彼に振り回された~!!

悪癖だと自覚はありますが私は推理小説では犯人を先に知りたい方なんです…なので今回も雨音の元彼が誰なのか、もうそれだけが気になって気になって(苦笑
でも先に知ってしまうとお話の面白さも半減すると思い今回は最後の最後まで我慢しました!!そう、私には珍しく頑張った……のですが……
結果、元彼推察の方に心血を注いでしまい肝心の雨音と寅の恋どころじゃなかった…
本末転倒です…
私にサスペンス調のBLは無理でした(苦笑

まぁ寅は雨音の出方次第でどうにでも転ぶような感じなんで、この先2人に関してはあまり心配はなさそうなんですけどね^^

あとトラウマ設定は私も大概大好物な方なんですが、今回はその原因というのが自分的にちょっとヘビー過ぎて駄目でした…(>_<)
そうゆうのも含めて今回のお話は元彼に振り回されたな~て感じですね←私が…(笑

それを除けばストーリー自体はよく出来た面白い作りになってると思います。
でも出来れば次回は「愛の深さは膝くらい」シリーズのような恋愛にドキドキするお話が読みたいなってのが本音でしょうか^^;
今回は別の意味でドキドキさせられちゃったので(苦笑

そうゆう気持ちも込めて次回作に期待してま~す!!

1

この作品を読むには、私は頭が悪すぎるのかもしれない・・・

実は萌の下評価です。

ダムオタ、女王様、元彼たちの別荘でのバカンスの、ちょっとサスペンス劇場チックなお話でした。

天才的な頭脳の持ち主なのに、ダムオタのトラ。
ゼミの後輩・雨音とは恋人同士というか、未満というか・・・。

「休みに二人で別荘」のはずが、雨音を怒らせてしまい別行動に・・・ところが、目的地近くで鉢合わせ、雨音の連れと一緒に別荘で休日を過ごすことになるのです。

雨音が結構シャイで、その為に女王様的態度に出てしまうんだろうなっていうことはわかるし、脇キャラの面々もスパイスを効かせてくれてお話を盛り上げてくれています。
トラも、そういう意味では一番好感が持てるキャラクターなんですが、残念ながら私には、結局何がメインのお話なんだかわかりませんでした。

雨音がトラを好きな理由、「あなたは素数だ」を言わせたいお話だったのかなと・・・
それはそれで、いいセリフだと思いますが、もうちょっとわかりやすい方がよかったです。

2

『よるべなき男』は発売延期になったまま

なのでホントに発売するのか少し疑っていました。
ごめんなさい。
でも発売延期と言えば『真夜中を駆けぬける』の3巻もですよ。
発売リストにあがってから早数年。
ぱふ10月号に依田さんのインタビューが載っていたので隅から隅まで目を通しましたが、発売予定については全く触れられていませんでした。
他の作品はいいからとにかく『美しく燃える森』を出してと思ってきたけれど・・・、いややっぱり他の作品も面白いです。


オタクでオクテな理系男子のトラにホレてしまった後輩の雨音。
ふぞろいの靴を履いたり、ネクタイが曲がっていたり。
それを気にしないトラがほっとけなくなってしまった。
女王様な本性を隠し、トラにだけかいがいしく尽くします。
これが計算してのことではなく(多少はあるけど)、自然とそうなってしまうのだから可愛いです。
裏表があるのに腹黒さは感じません。

過去は男の趣味が悪かったようだけど、自分を良い方向に変えてくれる人を好きになりました。
そんな雨音は失恋した友人にもいい影響を与えそうです。
しかし元カレの方は・・・。
雨音の元カレが誰であるかは最終話直前まで明かされませんが、よく読めば分かるように描かれています。


子供の頃いたずらしようとした相手は死んでしまったの?
失神してるだけ?
それと別荘にいた中年男性って何かの伏線?
ここが分からなかったです。

3

理系オタクは、簡単に騙せる

人よりちょっと気にしいで、面倒見がよくてやさしい。
そう思ってたかわいい後輩は、実は結構女王様で……!?
先輩×後輩、ゼミ生同士の、トラブル・トラベル・ラブ!!
<帯より>
   
二人での旅行を楽しみにしていた雨音、
そんなこととは全く気付かない奥手のオタク寅は、ついその旅行に他のゼミ生も誘ってしまい、雨音を怒らせてしまう。
そして別々に出かけた旅行先のダムで、偶然行き会わせた二人。
雨音には大学時代の友人が3人同行していて、
そのうちの一人は、最近失恋したばかり
そして、そのうちの一人は元彼で、、、

ってことで、依田さんのほのぼのーとした絵で始まるから、ほのぼのラブコメかと思いきや、いきなりダークな設定が挟まってくるのも依田流。

今回は、
雨音は果たして、マザーファッカーなヤンデレくんとの腐れ縁を断ち切って、
甘い香りの日本の頭脳くんへの思いを成就できるのか!!


それにしても、奥手の理系オタクを騙すのなんて、
ホーントに、チョロい

2

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