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そして続きがあるのなら

soshite tuduki ga arunonara

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表題作そして続きがあるのなら

藤代改,フリーターのちマンガ家 
坂口,編集のちマネージャー 

同時収録作品彼について

その他の収録作品

  • そして続きがあるのなら~Sequel~
  • たとえお前がなんであれ
  • おまけまんが

あらすじ

漫画家になる夢と諦めた男がずっと気になってた漫画少年。偶然の再会からふたりの時間が動き出すー!?

「…放っとけない。好きなんてそんなもんか…」

やる気のない麻雀漫画誌の編集者・坂口(さかぐち)は打ち合わせ途中に立ち寄ったコンビニで偶然、高校時代の後輩・藤代(ふじしろ)と再会する。藤代は坂口に漫画家になる夢を諦めさせた才能の持ち主だったが、漫画を辞めバイト生活を送っていた。もう一度、藤代に漫画を描かせるためにあれこれ世話を焼く坂口。その甲斐あってか藤代の漫画が評判になり、大手出版社に引き抜かれてふたりの関係は終わったかと思われたが――。
暴力編集者とヘタレ漫画家志望の10年越しの想いを描いた表題作と、人気漫画家とそのマネージャー(兼恋人同士)となったふたりのその後を描いた続編他、読み切り1編を収録した最新作品集!!

作品情報

作品名
そして続きがあるのなら
著者
内田カヲル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
シリーズ
そして続きがあるのなら
発売日
ISBN
9784812472002
4.1

(170)

(88)

萌々

(39)

(33)

中立

(4)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
44
得点
699
評価数
170
平均
4.1 / 5
神率
51.8%

レビュー投稿数44

惚れてんだなぁ

率直に感想を言うと、共依存といえば共依存だな〜という関係性でした。

坂口は藤代の才能に惚れ込んでいて、藤代が漫画を描ける環境を作るべくマネージャーとしてサポートに回ります。やくざのような風体のくせして攻めに対して献身的というのがあまり見ないキャラ造形でツボでした。

有り余る才能を持っていながらも、藤代は坂口に引っ張り出されなければ一生うだつの上がらないフリーターだったんだろうなあと思います。そういう点では藤代にとって坂口は何もないと思い込んでいた自分を救った存在であり、同時に性愛の対象でもあり、べったり張り付いて離れなくなるのもまあ分からなくはないです。

藤代は坂口の支えで漫画を描き、坂口もまた藤代の支えになることを望んでいる。見ようによっては相互依存的で、ずっとこのままではいけないんじゃないか? という疑問も当然生まれます。ですが坂口が藤代の人生から自分を引き剥がそうとした時、藤代は自身の漫画家生命を棒に振るような行動で激しい抵抗を見せます。

もはや藤代にとって坂口は人生の一部と言っても過言ではないんでしょうね。結局のところそれでいいのか悪いのか明確な結論は出ないまま二人でやっていくという終わりを迎えるのですが、なんというか「それでもいいんじゃない」と言いたくなる作品でした。このままやっていけるの? という不安に触れつつも、この先もこのままでいてほしいなぁという気持ちが勝った時点で、あぁいい作品だなぁとしみじみ思えました。

同時収録の作品もこの先の関係性に期待が持ててとても好きです。鼻持ちならない後輩が純粋に自分のことを好いていることに気づいて絆される様が可愛らしかったです。

0

神!参りましたm(__)m

内田カヲル先生、参りましたm(__)m
久しぶりに、胸を射抜く作品に出会えた。
これは、続きものなんですね。
早速、続きもよみたいと思います。

沢山のファンの方が、ネタバレしているので感想だけ。

いやぁぁぁ〜良かった。
絵柄もストーリーも、完璧だわ。
ストーリーの良さに、感動しました。

坂口先輩が、THE 漢!
その漢気が素晴らしく、更に受けなんて〜。
受けである事に感謝した!
色気がすごい。

そんな坂口先輩が、才能を認める後輩の藤代くん。藤代くんは、ヘタレ過ぎ(笑)
坂口先輩が居なくちゃ生きて行けないんだね。途中で、坂口先輩恋人なのに〜藤代くんのオカンか!ってくらい面白かった。

藤代くんが、坂口先輩一筋でとても良い。
お互いを大切に思っているシーンとか、素敵でした。

公私共に、素敵なパートナーだ。

1

むっつりな藤代が好き

 この2人の性格的な組合わせ、攻め受け、ビジュアル、どれも内田先生ならではのもので、シリーズの始まりとしてがっつり読者の心を掴んでくれる作品でした。学生時代の先輩である坂口にあらゆるお膳立てをしてもらわないと、才能はあるのに漫画が描けない藤代。実際、漫画家や作家が成功するかどうかは、もちろん本人の才能や根気による部分もあるけれど、本人につく担当が優秀かどうか、本人に合っているかどうかでかなり変わってくるんじゃないかなと思います。藤代にとって坂口はドンピシャで、さらに好きな人でもあるという二重三重の歓び。そして、坂口もまた藤代に絆されて仕方ない。この絶妙な関係性がたまらないですね。続きがとても楽しみです。

0

すがる攻め新鮮です!

すがる攻め。いいですね、ひたすらヘタレて世話を焼かれて、抱かせてくれるけど好きだって言ってもらえず。
でも受けもちゃんと好きだからしてくれるんだよ!

坂口がタバコ吸いすぎ!口が悪すぎ!もっと藤代の話聞いてあげて!言葉で伝えてあげて!もっと優しくしてあげて!あと何でそんなに胸元の開いたシャツ着るの?

言いたい放題ですが。でもプライドの高い坂口には無理なんだよなあ。世話を焼いて抱かれるのが愛情表現なのかな?

藤代は坂口のためだけに書いてるんだけど、坂口には舐めんな!って感じなのかな?
担当編集者に藤代ばなれしろって引き剥がされそうになったけど、藤代は坂口がいなきゃ生きていけないんだもんね。

出ていく坂口の足にすがりつく藤代。ここまで泣いてすがる攻めは初めてかも。
もっと言葉で気持ちを伝えてあげたら藤代もさらに伸びるんじゃないかな?

あと坂口のスネ毛インパクトありました!

0

ガチムチ受けの胸筋萌え?

新刊から内田先生の過去作が気になり読んでみました。10年以上前??なのに絵は変わってないような…すごいな!?んで先輩かっこいいな!が第一印象です笑。ガチムチ受けの胸筋萌えがあるような。正直肉体美は私にはよく分かりませんでしたが、とにかく主役カプが大好きになるお話でした。
ネガティブうじうじ根暗だけど漫画の才能は抜群の藤代と、元編集から専属(鬼)マネージャーになった先輩。藤代はワンコっていうより捨て犬っぽいです。あそこまで素直に縋れるとこすごい。人生の全てを先輩に捧げてる。
藤代のキャラは一歩間違うと重くて面倒になりそうですが、相手がそれ以上を受け止める器を持った先輩なのでカップルとしてすごく良いんです。先輩がいなきゃ生きていけない藤代と殺しても死ななそうな先輩。言葉が足りない先輩と言い過ぎちゃう藤代。最高!補い合ってぴったりはまってる二人なので安心して見てられます。
痴話げんかも心血注いだ原稿君の犠牲でまあるく納まりました。目をそらしてこっそり微笑む先輩に萌え。もっとこの二人が見たくなりました。

0

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