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表題作憂鬱な朝 2 初回限定版

久世暁人,子爵家当主
桂木智之,家令

あらすじ

「生涯仕えると誓う代わりに、伯爵位以上の陞爵を」──桂木からの条件に同意し、強引に桂木を抱く暁人。心を伴わないまま関係を続ける二人は、ある日森山家の夜会に出席することに。そんな折、昔久世家の書生だった雨宮が、桂木の元を訪ねてきて!?
美貌の家令と若き子爵の恋を紡ぐ、クラシカル・ロマンス最新刊!!
暁人と桂木の過去のエピソードが読める、小冊子つき初回限定版!!

作品情報

作品名
憂鬱な朝 2 初回限定版
著者
日高ショーコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
憂鬱な朝
発売日
ISBN
9784199604454
4.4

(89)

(53)

萌々

(22)

(13)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
17
得点
392
評価数
89
平均
4.4 / 5
神率
59.6%

レビュー投稿数17

心が痛い

段々と桂木の生い立ちがわかって参りました。それにしてもまだまだ桂木の気持ちが手に入らなくて、暁人さまがお可哀想!

一巻でようやくからだの関係になったものの未だに心までは手に入らないどころか、少しもなびいてくれない桂木ですが暁人さまが少しずつ小さい頃からの気持ちなどを話していくうちに気持ちに変化が出てきたようにも見えました。暁人さまの婚約話、留学など桂木の思惑と止められない暁人さまのお気持ちがどうなっちゃうのか!?頑なな桂木の心が打ち解ける日は来るのか。こちらも読むのを止められません。

1

案外感情的な桂木と大人の男へと成長途中の暁人様。

ぬぉあぁ~!
じれったいわねぇぇえ!
っぜいぜいはぁはぁ…

憂鬱な朝はまだ晴れない第二巻。
『血を軽んずるべきではない』という先代の言葉をそのまま体現した桂木。
彼の本当の目的はなんなのか。

桂木が生涯仕えると誓う代わりに、伯爵以上の陞爵を―
と、その交換条件をのんで桂木を自分のものにした暁人。

二人の間にある温度差に胸が苦しいのですが、
よ~く目を凝らして一巻と二巻の桂木の動作の違いを見ていると、
桂木が徐々にほだされて行っているのが分かるんですよね~。

ぶっちゃけ私には1巻の桂木は意味不明で、
わけが分からないことだらけだったのですが、
比較して読むと、その「違い」から桂木の気持が読めるんですよね。
これは気がつくか気がつかないかで本編の面白さが全然変わってくるだろうなと思いました。
もっと分かりやすくしてクレ~!と思ったんですが、
分からないから気になるというのもあったりして…。
まぁ…この感じは日高ショーコさんの初期作品でも感じた雰囲気に何となく似ていますね。

しかし、あの鉄仮面桂木が感情的になっているところとか見ると、
案外可愛いじゃん(*´ω`*)とか思ったり。
そして何かと桂木にじゃれつく暁人もウザ可愛いじゃないか。
しかもただのじゃれつく子犬じゃなくなって行きつつある感じがまたたまりません!
これはスーパー暁人様降臨への序章が始まっている予感がしました。

ところで久しぶりにこの本出したわけなんですが、
手元にあるのは限定版なんですが小冊子が行方不明…
オーマイガッ

1

小冊子の存在に救われた2巻

お話はいよいよ泥沼化していくのでしょうか・・・。
暁人が産まれる前からの先代と桂木の関係というか桂木自身の出生に何か秘密がありそうです。
すでに亡き久世の先代。
そこにこだわる周囲。
暁人だけが身分も立場も考えずにまっすぐに桂木へと思慕を募らせていきます。
しかし、桂木を振り向かせるには立場を理解し、桂木の思うように振る舞わなければならない。
このあたりの矛盾がとてもせつないです。
本編がどんどんシリアになっていくので初回限定版の小冊子がちょっぴりほのぼのとしていてホッとしました。

0

暁人の募る想いと桂木の変化

生涯仕えると誓う代わりに、伯爵以上の陞爵を―。

というわけで1巻で桂木がこのような条件を出し、暁人のものになりました。
強引に抱いても、怜悧な美貌を決して崩さなかった桂木。
けれど、本作品2巻では徐々に変わってゆく桂木の表情や動作に注目です。

暁人を久世家のコマとしか考えておらず、冷たい目線しか送らなかった桂木が、
久世家ではなく「暁人様を愚弄するな」と発言したり、
暁人に抱かれた朝、眠っている暁人の手を叩き落としていた桂木が、横で眠っている暁人の手を握るようになったり。

少しづつ、真っ直ぐな愛をぶつけてくる暁人に心が揺さぶられる桂木に萌えました。

暁人も桂木の条件通りに、心を押し殺し、野心的な活動を広げて行きますが、
そうしたすべての行動が「桂木のため」なのだから、
ある意味、桂木の好みの男に育っているという解釈もできそうです。

お互いの個性や考え方がお互いを揺さぶり、お互いに影響している様が、
この巻では面白いと思いました。

強硬な考えを崩さないまるでサムライな桂木と、野心とは疎遠な性格の暁人が、
お互いに影響し合い、少しづつ変わり、
桂木はやがて久世家そのものより「暁人」へ執着を始め、
暁人はやがて桂木のために野心的な活動をこなすようになり・・・。

馬車に乗って二人が本邸へ帰る場面で、
暁人に握らた手を振り払わなかった桂木は、おそらくすでに暁人にほだされていると思いました。

それでも桂木は変われない。
彼はおそらく自分が描いていたような「復讐」のような事はもう考えてはいないのに、それでもすぐには変われない。
頑固というか、融通が利かないというか。
その美貌で体の関係すら厭わず、野心的に活動していた桂木は、
暁人と関係することだけは「ほだされてしまう」から嫌だったのではないでしょうか。

本巻では桂木の気持ちが見えて来ましたが、さて次巻ではどのような展開を見せるのでしょうか。
大変気になるところであります。

ところで表紙の暁人が桂木の手にキスをしている絵、
手フェチの私は激萌えでした^^*
元々日高先生の描かれる男性の手が大好きなので、余計にきゅんきゅんキてしまいました。

2

桂木に魅力されます

暁人の桂木への想いの深さは1巻で語られてもいるのですが、桂木の気持ちはちっともわからない。でも、この2巻では桂木が主といっていいんじゃないかってくらい彼の動揺や想いを見ることができます。
物語としてすっごく面白くなってきたし、ストーリー展開が素晴らしいのです。そしてなんといっても麗しい桂木が満載です!

最初は満ち足りた暁人の寝顔にイラついてたのに(なんか気持ちわかる、笑)、最後には暁人の寝顔をいとおしく見つめちゃうなんて!
桂木ってば、すでに陥落しております。当初、気持ちが傾くのが早っ!もう少し粘ってくれたほうがいいなぁと思いましたが、よくよく考えたら10年間暁人に付きまとわれているのだから、桂木にとっても大分前から暁人は特別なんですよね。

「憂鬱な朝」は最近の日高さんにしてはエッチ度(頻度)高いです。これは必然的なもの。暁人が学院さぼって桂木におぼれてるのが、今までの思いの丈を埋めてるようでヤラレタ。
深読みしすぎかもだけど、胸責めされて感じちゃう桂木にいままでの相手の存在を感じて、止まらなくなったりしたのかしらーvv 暁人はまだ10代なのだから、桂木もたまらないですね。。振り回させる美男子を見るのは実に楽しいです。

しかし暁人が非常に格好よくなってます!桂木への気持ちは止まらないと腹をくくったのもあるでしょうし、桂木に近づきたい、守りたいという気持ちが彼を男として一皮むけさせたのでしょうね。

見処満載で先の波乱への布石もあるし、最初から最後まできれいに纏まってるところから、いまのところ4巻出てるなかで2巻が一番好きかもしれません。

一点言うなら、何故かエッチシーンが他作品より色気薄なところかな。。その分?キスシーンはどれも絶品です。

2

悲恋のままでもいいかも

重い。そして焦れったい。
でも、焦れったいながらも1巻から大きく変化したところが二つばかし。
ひとつは、冷静沈着な桂木が、暁人に抱かれ恋心をぶつけられたことで動揺しているところ。
本人には気づかれてはいないけど、桂木こそが暁人を強く想っていることは、石崎にも雨宮にも西園寺にも丸透けじゃないかなあと。
もうひとつは、桂木を側に置いておきたいがために、桂木の指示通りにお家のことを優先し始める暁人。
結局ふたりとも互いを想い合うがゆえに、相手がどうすれば将来幸せになれるのかということに心砕いているわけです。
いっそこのまま桂木は自分の想いを封じ込めたままでもいいかも、なんて思ったりもして。
悲恋でエンディングでもいいかも。だめですか。
なんて言いながらも、眠る暁人の手を握るラストシーンなんぞには、胸を突かれております。
やっぱりどうしてもこの人達の幸福を祈らずにはいられない。

結局、桂木の出自は今回も明らかにはされず。
これがこのお話の肝であるような気もしてきたし、桂木の兄を始め、脇役たちがどう絡み合っていくのか…
時代が大きく変動する中で、二人にとっての幸せはどこにあるのか…
今後の展開がとっても楽しみです。

それにしても、ベッドの中での桂木の微妙な変化の見せ方といい、ストイックだからこそのエロティックさといい、褌チラ見せ具合も絶妙です。
やっぱり日高さんは素晴らしい!
これを限られた読者にだけ読ませるのは勿体無いな~。

限定版特典小冊子では、子供時代の暁人が桂木に畏怖を抱き、憧れが恋心に変化していく様を数ページのうちに見せてもらえて、この重く暗い気分を払拭するような、ほのぼのした二人が読めて和みました。

1

今後の彼らの関係から目が離せません。

2巻ですね。
歪んだ取り引きのような関係のまま、2人は続いているわけですが。
暁人がそれでも自分の気持ちをまっすぐにぶつけたり想いを表したりするのがなんだかいじらしいというか。
たとえ、一生、ちゃんとは向き合えないとしても、本当の気持ちを知っていてね、みたいなところがなんか好きです。
桂木を側に置くためならどんなことでも受け入れようとするところとか。
そんな暁人と接する桂木の過去も徐々に紐解かれているようですが。
それよりも、桂木自身の気持ちが変化し始めているのか?と感じさせられる部分があって、今後の彼らの関係から目が離せません。
回を追うごとに桂木の色気が艶っぽさが増していく気がしてなりません。
桂木の悩ましい顔がたまりません。

小冊子もかなりステキでした。
どこかほのぼのするようなところもあったりしつつ。
こんな桂木見てたらなんか暁人が惚れるのもわかるというか…。
4コマ?の鬼な?桂木もスゴク好きです。
本編ではこんなふうに崩れた桂木って見られませんからね。

ちなみに。
友人は桂木が麗しすぎて、このコミックスを読むには「勇気」がいる、と言ってました(笑)
ホント、表紙とかもスゴク綺麗で麗しいですvv

1

面白くなってまいりましたー!

日高さんは作家さん買いしてる一人ですが、実は続きをそこまで細かくチェックしてなくて本屋で見かけて「あ、これ2巻出てたんだ、買~おうっと」って感じで気軽に買ったんですが、いやーーーすんごい面白かったーー!!!うわー、これ凄い面白いよ!!じたばた!!

1巻では漠然としていて漠然としか掴めなかった人物関係や背景が、この巻で徐々に輪郭を持って描かれて行くですよ。
ページめくる指が次に次に~~~って言ってるって感じで読進めたです。
2巻を読んでから1巻から読み直すとそうだったのか!と丁寧な設定に感心したり納得したり、子爵としてちょっと頼りなさ気だった暁人[攻]が一人前になってえらくかっちょく育ったり、鋼鉄の神経かと思っていた桂木[受]の感情が見え隠れしてきたりともう俄然面白くなってまいりましたーーーー!!!!
そして、いやはや皆さんのレビュー見て思わず笑っちゃった位に共通する萌えポインツ、一瞬出てくる桂木の褌!!洋装なのに下着は褌!!!ばふーーー!!!!流石に見逃しませんな、ビバ腐女子(&腐男子)!!!
エロシーンそのものよりあの褌コマに萌えたよ、ああ、萌えたさ!!
褌は良いものだ~~日本が誇る萌えアイテムでござるよ!!
今回でかなり色々分かってきたものの、まだ謎は残ってるし2人の関係も気になるし、結婚どうなっちゃうんだろうとか戻ってきた書生眼鏡男も一波乱起こしそうですし続きが気になって仕方ありませんーーー!!!!3巻はいつ出るとですかーーー!!日高先生ーー!!(2巻読む前とあきらかにテンション変わってます)

期待も込めてバーンと神で。
小冊子は後で欲しくなる確率高しと思われるので、限定版がオススメ。
買うなら今の内だ!後悔は後から悔やむから後悔って言うのさ!(特撮ヒーロー口調で)

3

時代背景の説明にぴったり

桂木の身体を抱くことで、二人の関係性が徐々に変わっていく第2巻。

お話の展開に期待するのはもちろんですが、皆さんご注目されているアレ!
桂木のふんどし。
この絵ってたいして大きくない、たった一コマなのに皆さんの目が引きつけられるのは、
もちろん、柏木の身体そのものがエロいっていうのもあるけど、
このコマの小道具が、この話の時代背景を象徴していて、
それが、この話をただの恋愛物ではなく、時代に縛られた物だと思い出させるから。
たらいに入れたお湯で
手ぬぐいを濯いで
自室で身体を清めている。
身につけているのは下帯。

豪華な夜会や屋敷の内装よりも、ずっと卑近で身近な描写だからこそ、そのリアリティに目がとまる。
こういう描写の積み重ねが作品のクオリティを高めているのだなと感心します。

1

ふたりの関係性の変化!

久世暁人×桂木智之のシリーズの第二巻ですね!!
もう一巻が発売された時表紙買いしたのですが、なんだこれ!と思いました。
もちろん良い意味ですよv
ストーリーは展開に予想がつかないし、二人の関係性にもすっごく萌えたので、この二巻の発売を待って早一年ですよ・・・
すっごく萌えました・・・
一巻の時点での関係性に若干の変化が見えたのが二巻といったところでしょうか?
私は、暁人様の成長っぷりがすごくかっこよく見えてとても満足です。
一巻では桂木>暁人という感じだったのが、二巻では暁人≧桂木となったように感じました。
桂木も暁人様を認めつつあるようだし・・・v
でもちょっとずつ、気持ちがすれ違いそうで不安ですが、それもまた楽しみです。
登場人物も癖のある人物が増えて、さらに今後に期待したい作品ですね!
ちなみに今回のベストシーンは桂木のふんどし姿だと思います///

0

切ないですねぇ・・・というか早く続きをっ!!

久世暁人×桂木智之の第2巻です。もう桂木が色々ヤバいです(*^_^*)
でもあいかわらず家柄やなんやらが、ややこしくて、理解するのにエライ時間がかかりました・・・
とりあえず桂木少年にも、桂木のふんどしにもかなり悶え萌えた・・・ほんとヤバいです。もう日高先生の黒髪好きすぎる(笑)
ていうか最初、暁人の手をはねのけていたのに、最後は自分から手を添えていたんですよっ!!ヽ(^o^)丿
暁人も桂木もお互い信頼しているだなーって思うし、ていうか、桂木が暁人のことでヤキモキしてるのがいいですね。なんか1巻では鉄仮面みたいでしたが(ひどいいいよう)ちゃんと人間らしい(?)といえばおかしいですけど、桂木もちゃんと感情を持ってるんだなーって・・・ホントに続きが気になりますww
そして初回版についてくる小冊子にも萌えた。むしろそれが読みたかったから初回版を買ったんですけど(*^_^*)
なんか過去話の日常の話だったんですが、ホンワカしました。暁人。大きくなったね(^v^)しかし桂木の女装かなりみたいかもです。
そして9月にはドラマCDが波多野渉さん×平川大輔さんで発売します。しっかり予約済みです。もうかなり楽しみですww

1

ホントに切ない><

お互いが想いあっていて、けど向き合うわけにはいかない。
暁人が一途に向ける桂木への気持ちは、きっと桂木に届いているのに。
すっごく切ないです><

桂木の思惑や過去がまだおぼろげにしか見えてないんだけど、桂木がずっと抱えてるものが、暁人にとってとても大切なものなんじゃないかな……という気がします。

気持ちが辛いエッチシーンは、ものっすごく見ていて切ないです。
いつか二人が想いあって、通じ合って、求め合って抱き合う日がくることを、本当に心から望んでしまいます。
日高さんのあの綺麗な絵で描かれる満ち満ちたエッチシーンが、見たくて見たくてしかたありません。

今後いろいろ引っ掻きまわしてくれそうな新キャラも登場して、益々楽しみになってきました。

あ、限定版特典小冊子がとにかく素敵でした!
すっごいスパルタな面しか本編では見ることが出来ないから、二人にこんなちょっと穏やかな過去や思い出もちゃんとあるんだってのが分かって、幸せな気持ちになれました♪

1

わりと受けのほうが

一途で健気な年下攻めがキレてますが、実は受けのほうが一途で、思い入れも強いような雰囲気になってきて嬉しいですね。

でも、エッチシーンがワンパターンなので、もう朝チュンでもいいから話の先をもっと読みたい、というのが本音です。
受けの出生の秘密とか、攻めの婚約とか留学とか、これから先も問題がてんこもりで気になります。

0

お話がわかってきました。

「おまえといられるのなら何だってする」と言葉で、体で、桂木をただひたすら思う暁人。
「久世家のためなら」と体を許しながらも暁人には冷徹な態度をとる桂木。
社交界の人々の様々な思惑に揺らされながらも、それぞれがお互いのために一生懸命になっているお話でした。

どう考えても心はお互いの方に向いているだろうに、素直にそれを認めるわけにはいかない家令としての桂木の立場と、少しずつ大人になりただ流されるだけではなくなってきた暁人の態度。

複雑な人間関係や思惑が絡みながらも、1巻目よりはずっとお話がどちらの方向に流れていくのか分かってきた気がするので、先の展開が楽しみになってきました。
新しい登場人物“雨宮”が、今後二人のためになってくれるのか、はたまた邪魔をしてくれるのか?
暁人の結婚話や桂木の出生の秘密はどうなっていくのか?
暁人が大人っぽくなってきたからなおさらに、色々な期待をしてしまいます。

ちなみに、今回の印象深いワンシーン(日高さんのほとんどのコミックスには、なぜか私を惹きつけてやまない印象深いカットがあるのです)は、“事後に体を拭く桂木”です。
体のラインとおふんどしが絶妙でございます。

限定版小冊子は暁人が10才、14才、16才頃のお話が載っています。
どのお話も、戸惑う暁人とぶれない桂木にニヤリとしました。

1

どうなることやら

生涯仕える代わりに伯爵以上の陞爵をという桂木の条件に同意した暁人は、強引に抱く。

それから幾度か体を重ねるも桂木の態度は冷たいまま。それでもただ桂木と一緒にいたい暁人。
そんな中、暁人に縁談が持ち上がります。

一巻では常に冷静な態度を貫いていた桂木、気持ちが見えなかったんですが、今回それが崩れる瞬間が垣間見られます。

勿論暁人の前ではそんな姿は見せません。

桂木からすれば暁人の存在は本当に複雑なものですよね。

最後に名前を呟く桂木の姿がなんとも切ない。

さてこれからどうなっていくのか、ますます目が離せません。

1

溺れてるのはどっち?

うおおおお…ますますシリアス展開な「憂鬱な朝」
子爵とか公爵とか相変わらず私には難しい言葉だらけなのですが
それでもグイグイと物語に引き込まれるのだから不思議。

前巻と比べ、随分子爵らしくなってきた暁人。
それもこれも、桂木を側に置いておくために。
その健気さが胸を打ちます。
強引だけど優しくて、何よりも誰よりも桂木を愛している暁人に、
少しずつですが桂木の態度にも変化がみられます。
桂木の出生の秘密。これが桂木が身分にこだわるルーツなんでしょうか。
そして身分など関係ないと言う暁人。
きっとこの暁人の想いは、痛いほど桂木に伝わっていると思います。
今まで桂木に振り回され放題だった暁人が、今では逆に桂木を振り回しているように見えますよね。
ラストの桂木の気持ちの変化は、二人の関係をどう変えていくんでしょうか…。

それにしても相変わらず日高先生の絵はお美しい。ため息モノです。
作品自体がすごくストイックな分、ものすごくエロいんですよね…
絶対汚してはいけない絶対領域…みたいな。(アレ、これ1巻でも言った気がw)
最初はしようがなく抱かれていたような桂木も、些細な動作とか目線とか表情とか
そういうモノで暁人への愛が徐々に滲み出てきているように感じます。
1巻では桂木への想いがただただ切ない暁人でしたが、
2巻ではある程度暁人が腹をくくっているので、逆に桂木のほうが切ないですね。
「憂鬱な朝」というタイトルですが、朝に限らず常に憂いておられれ桂木さまは本当に美しい…
あと今回のコミクスではエロに滾ったことは間違いないんですが
皆様が一番滾ったのは

桂 木 の ふ ん ど し 姿

だったに違いないwww日高先生ありがとうございます!!
というか…じゃあ普段暁人が脱がしている桂木のおパンツはふんどしだったんでしょうか…?!
ていうかふんどし…脱がすの面倒くさいから(職業柄私はふんどしのような下着を脱がせることがよくあるのでww)脱がさずギュっと横にずらしてそこから挿入?!
……なんていろんな妄想が膨れ上がって大変です!

小冊子はエロを期待しすぎてた汚れた脳の私スミマセン!w
暁人が10歳、14歳、16歳のときの二人のお話です。
まさかこの二人がこんな関係になろうとは、きっと誰も思わなかったんだろうなぁ…
たった一人の家族のような桂木が、どんどんそういう対象ではなくなっていく暁人です。
今のクールでデキた暁人もステキなんだけど、桂木に振り回されっぱなしの暁人も可愛くていいなぁ…

2

読みながら力んでしまった!?

ああーっ!!もうこの焦れったい感といったら、
本を読みながら「うーっ、」とか「あーっ」とか、額にしわを寄せて、本を持つ手が握りこぶしになるのを我慢し、、、、
一巻はワケアリに展開し、二巻もちょっと手の内を見せながらワケアリに展開し、ちょっとだけよ~作戦にギリギリと歯ぎしりをするのは自分だけではないはず!!
家柄が全ての時代背景があるとはいえ、それを壊そうとする主人公の姿があるにしろ、また再び彼等の虜になっているのには違いありません(涙)

暁人は垣根を壊して乗り越えることができるのか?
それに智之の出生の秘密は障害になるのか、それとも追い風になるのか?
周囲の人々の思惑はどんな具合に働いて作用していくんだろう?人間関係やしがらみといったものも見逃せませんが、何と言っても暁人と智之の愛が、この禁断でストイックな雰囲気がたまらなくエロティックなんですが!!
智之は一巻にも増して色気がダダ漏れしています。
目の毒です。暁人も、押し倒したくなってもしようがないです(汗、)

冒頭のベッドで朝を迎えた時に、手を振り払っていた智之は、ラストのベッドでは暁人の手を握っていました。
これって気持ちの変化ととってもいいのですよね?
「憂鬱な朝」この題名をはっきりと確認させられたこの巻でした。
ますますもってこの先も見逃せません。
「神評価」はエンディングが来るまでとっておきます。

限定版特典小冊子は、本編が重い分二人の過去編でなごめます(必見!)

6

この作品が収納されている本棚

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