付き合って14年。熟年的同棲リーマンカップルの倦怠期!?LOVE!!

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表題作三村と片桐

片桐
29歳,同棲中の会社員
三村
29歳,14年越しの恋人会社員

同時収録作品カーテンコール

同時収録作品つれない帰り道

島崎
高校生
森田
高校生

同時収録作品ネコじゃダメですか?

同時収録作品ネコじゃいやですか?

浩太
祖母を亡くした孫
人間になったネコ

その他の収録作品

  • しあわせエスケープ(描き下ろし)

あらすじ

同棲中の三村と片桐は交際歴14年、もはや夫婦のような間柄。恋のトキメキもなければ夜の営みもめっきりご無沙汰の日々。アラサーになり、このままでいいのか…と悩む三村に対して、片桐は暢気なもの。三村にもちあがった合コン話にも「楽しんでこいよ色男!」(ニコ!^_^b )と余裕の表情。ついに三村の堪忍袋の緒が切れて…!?
倦怠期(!?)リーマンカップルのすれ違いラブほか、人気の「長生きにゃんこ」シリーズも収録!(出版社より)

作品情報

作品名
三村と片桐
著者
倫敦巴里子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
三村と片桐
発売日
ISBN
9784877241940
3.9

(113)

(38)

萌々

(39)

(28)

中立

(5)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
23
得点
435
評価数
113
平均
3.9 / 5
神率
33.6%

レビュー投稿数23

三村と片桐

​二人のすれ違いが面白い!この描き方がスゴイ。こうも正反対に思い違いをしているのが滑稽でおかしくて、けどどこか腑に落ちて、すごく不思議でした。二人とも大好きなのに、伝え方が違うだけでこんなことになるなんて。長年連れ添ったからこそのずれが可愛らしい。二人がちゃんと思い合ってるからこそ成り立つすれ違いでした。
他のお話も、読みごたえがあって好きです。ネコちゃんのお話は深いなぁ、人間味あふれるストーリーがとても好きです。けどやっぱりコメディチックなのに、核心をついてくるお話が好き。

0

ニャンコシリーズも収録

倫敦巴里子先生は、「日常クライマックス」やこちら「三村と片桐」のような、長年連れ添った二人のすれ違いが人気ですね。「日常〜」はひょっとしたら"「三村と片桐」みたいな作品を"ってオーダーされたのかもな〜。
絵や演出が派手ではないのですが、漫画がお上手で常に平均以上の面白さを感じます。

ネコいりませんか?のシリーズ作品(サクラ編他)が収録されてますが、未読でも問題ないかと。

◾︎つれない帰り道
突然ガッツリ挿入部が描写されててびっくりしました。倫敦巴里子先生は可愛い絵柄ですけどエッチシーンしっかり描かれるんですよね。

0

短編集なのでちょっとずつ物足りないかな

つれづれを先に読んでしまった。

三村と片桐は短編で一本のみ。
熟年夫婦のような二人。3ヶ月セックスレスだったよ!と驚く二人。
受けに合コン話が出ても攻めは行ってきなよ!って。
攻めは夫婦円満の秘訣に嫁を自由にさせるって聞いて、全然嫉妬しないどころか俺がいるから合コンの 受け狙いの子可哀想とか思ってて。
受けはもう堪忍袋の尾がキレた!家出の用意までしても攻めは片付け手伝うよ~って。
合コン中に攻めに呼び戻され思いでの品で盛り上がり攻めには叶わないなって。

他は姉の婚約者を弟が好きになるお話は結婚式当日に姉に逃げられ婚約者が可哀想なのに実は…で。びっくりしました。しかも元婚約者も…。えー!

無愛想で冷たい同級生と誘ったらエッチしてもらえて好きなのに彼は付き合ってるつもりはないらしい。でも実は…。

短編集なのでちょっとずつ物足りないかな。

0

29で熟年カップル

安心して読める倫敦巴里子先生の作品。
14年付き合っているカップルが、ふと二人の付き合いを考えたら。。。
熟年っぽくなり、ときめきもなく日々を過ごすばかり。
三村は、もしかしたら片桐といなかったら別の幸せがあったのでは?と思い、片桐はこの先も変わらず三村と一緒にいると信じている。
一見2人の気持ちがすれ違っているように見えるが、根本は相手の事が好き。
ちゃんと言葉にして伝えるって長年一緒にいると難しいけれど、片桐の揺るがない想いと自信が、この2人を繋いでいるんだなと思いました。
付き合うまでや、付き合い始めのお話は、ドキドキするしフワフワした気持ちになるので好きですが、落ち着いたカップルの間に感じる安定のスキスキ感も温かい気持ちになり、いいなぁと思います。
もう恥ずかしがることもなくなると、裸エプロンも、局部の観察もなんてことはない!
そんな2人の話を一冊丸々読みたかった。。。

同時収録4作品あります。
どれも少し変わった設定で、倫敦先生らしい展開のお話です。ネコシリーズは特にじんわりきます。
全て面白いのですが、上記にも書いたように、表題作で一冊の作品だったらと思ってしまいます。

0

萌えと切なさがバランス良く詰まった短編集

◆三村と片桐(表題作)
 『日常クライマックス』にも通じるものを感じる、熟年カップルを描いた作品でした。巴里子先生のこの絶妙な2人の温度が改めて好きだなぁと感じます。倦怠期とか枯れた雰囲気に見せかけて、実は何の心配もないほど愛がたっぷりな2人。受けの三村は攻めの片桐があまりにも嫉妬をしないことにムカついたりするのだけど、片桐からすれば三村に向ける自分の愛情が昔から1ミリも減っていないと自負しているからこそ、三村を束縛することなく余裕で構えていられるんですよね。2人の心情の対比が面白かった。そんな片桐がふとした時に、どうしようもなく三村を愛していることを伝えてくれるところに萌えました。

◆カーテンコール
 結婚式当日に花嫁に去られてしまった誠三。それでも彼女の家族とはずるずる付き合いを続けます。特に彼女の弟の翔平は誠三によく懐き、徐々に彼から好意を寄せられていることを察する誠三。のちに、実は翔平が姉に妥協での結婚はやめろと進言したことが明かされます。それはもちろん、彼が誠三のことを好きになってしまったから。けっして褒められた行為ではないけれど、若いながらそこまで自分の気持ちに正直に行動した度胸はすごいなぁと思いました。誠三も既に絆されてますから、ちゃんと好き同士でくっついて良かったです。

◆ネコじゃダメですか?
 人間に恋したネコは月の力で人間になれるけど、恋した相手にだけは心から求められない限り永遠にネコにしか見えない、というファンタジー設定です。人間として描かれている元ネコが、恋した飼い主だけにはネコに見えているので時々複雑に感じましたが、ストーリー展開はとても気に入っています。飼い主が失恋する前からずっと飼い主のことを一番に思いやっているのに、なかなか人間として見てもらえないネコが本当に切なかった。最後の最後に、迷子になったネコを捜す飼い主に、やっと人間として話しかけられたシーンが大好きです。

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