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交渉人シリーズ、待望のスピンオフ登場!!
交渉人シリーズのスピンオフです。
出版順から言えば『交渉人は愛される』の1つ前だったみたいですね。
出会った時からキヨ→→→→トモなのは丸わかりだったんですが、そんな2人が少しずつ少しずつだけど着実にお互いを好きになって、トモにとってもキヨが1番、キヨ→→←←トモになるお話でした。
2人がある出来事に巻き込まれて痛い目に遭いながらも、お互いを信じる気持ちを持って、でも自分たちの未熟さを自覚して、大人への階段を一歩登っていくという成長の物語でもあったと思います。
芽吹と兵頭の30代コンビもいいですが、キヨトモの若い2人もまた良いです!
狂犬チワワに惚れ込んでる大型犬(時々オオカミ)が献身的で健気で可愛い…。
普段は無口なのに、アノときは饒舌で情熱的なのが…♡
紀宵と智紀のスピンオフ。
おとなしい大型ワンコとキャンキャンうるさいチワワの切なくも可愛いお話。
受けと攻めの視点が交互に描かれててどっちもの思いがわかる。ニマニマしちゃう。
紀宵は、智紀に一目惚れしてからずーっと可愛くて構いたくて仕方ない。周りの人にも気付かれちゃってるくらいダダ漏れ。
智紀は、17歳の高校生らしく意地っ張りで子どもっぽいとこもあるけど、この一冊の中でめっちゃ成長してる。相手の気持ち考えたり、ごめんなさい言える様になったり。幼馴染のツルカメだったり、芽吹ネゴオフィスのあったかいみんなのおかげなんだなー。
2人の距離が近付いていく様がナチュラル。
偶然盗み聞きしてしまった、兵頭と芽吹さんの濡れ場は起爆剤になったよ。
わたしも忘れられない。普段の顔と違う色っぽい2人の睦言聞いちゃったらねぇ?あー!堪らん!こんな設定考えてくださって榎田尤利先生は天才か?!ありがとうございます。
しかも、聞かれた事を兵頭と芽吹さん知ってるんだよ。その上で、大人の対応する2人もいいんだよー。
スピンオフ作品の中にも兵頭と芽吹さんの素敵なシーンあって嬉しみ。
紀宵にしろ、芽吹さんにしろ、ツライ悲しい過去を乗り越えた人は多くは語らない優しさがある。
交渉人シリーズは、面白くて切なくてキュンとしてお得な作品だー。
特に今作は2人の初々しさが可愛くって幸せな気持ちで読み終わります。
1巻で見た時は生意気な子供で周りにいる舎弟みたいな高校生とは何かトラブルあればすぐに関係が切れるような薄いモンなんだろうな。と思ってた。
この巻まで進むまでに智紀は良い奴になったなと思ってたけど、ボディガードしてるツルとカメがすごく良い!大好き。
トモとツルとカメ、この3人の絆を舐めてたなぁ。
無口なキヨの事がいろいろ明らかになったけど、私は智紀がすごく成長したところが1番魅力的だったな。
智紀は将来何になるんだろう。ヤクザは嫌いだし、芽吹さん尊敬してるから大学では法律学びそう。
弁護士が検事か。芽吹ネゴオフィスの有能なスタッフになって今より5倍は儲けそう(笑)
「花鳥風月」の財前みたいに組の弁護士になって欲しいなという希望もあります(〃艸〃)
前作が辛い感じだったので、今回はキヨと智紀のスピンオフで箸休めという感じです。
大型番犬とキャンキャン吠えるチワワの趣がある二人。謎だったキヨの過去語りにもなっているこの作品。二人がカップルになるまでに、若干の事件も絡めつつストーリーが進んでいきます。
ただ、事件の方は余り盛り上がりも作り込みもなくあっさりしてます。
カジノの凄腕ディーラーだった女性がヤクザに拉致されて働かされており、隠れていた子供を二人が見つけるところから話が始まります。
が、そもそも子連れで住まわせても特に問題があるとは思えないし、子供は無事だと知らせるためだけに、智紀が女装してヤクザの元に乗り込むというのも動機が薄いように思う。
というわけで、筋はまああまり深く考えず、珍しくよく語るキヨや、ツンツンしても絆されてしまう高校生の智紀を楽しむ作品になっています。
大好きなキヨのお話。
キヨ押しなので・・・まだ次の読んで無いけど、この作品がシリーズで一番好きかも。
表紙も挿絵も可愛い!
プロローグでもうギュっ(>_<)ってなっちゃいました。
キヨの謎だった過去も語られてます。
悲しい。
私の弱いとこつつかれて涙。
死後の池田にずっと寄り添ってたキヨの姿が目に浮かんで心がぎゅぅぅぅぅって締め付けられました。
でも、誰かに無条件に愛されたという記憶って本当に大事なんだな~と。
キヨとトモ大好きです。シリーズ読んできてこのスピンオフで語られる彼らを見てると、トモの成長物語でもあったんだな~と。トモ可愛いっ!
マックのポテトのでかいやつ、今度から見るだけできゅーーーってなってしまいそう~(>_<)
でも、今はトモと二人で仲良く食べれるんだものね。
幸せだよね。