ボタンを押すと即立ち読みできます!
全4冊中の第3巻。
ストーリーも佳境です。だんだん見えてきました。犯人もわかりつつあります。でもまだ全貌は明らかでなく、心配なことも多くて、最終巻を早く読みたいです。
このお話には2組のカップルが(一部交錯)登場しますが、本当に申し訳ないことに恋愛関連にはあまり興味が持てず(BLなのに)ただただストーリーが面白いです。加えて葉鳥忍とその周辺のキャラ(クジラ、井元ほか)がとても魅力的で、主人公である上條の魅力がいまひとつ伝わってこなくて、多分私はあまり良い読者ではないのだろうと思います。
上條がイマイチなのは、その適当な大ざっぱさにあると思うんです。瀬名に対しても多分別に本当には好きではないんだろうな、と思えてしまう。勿論嫌いとかそういうことではないんですが、恋はしていないだろうと思えることが問題というか、はまれない理由かも。瀬名も、一番好きなのは新藤さんだと思うので、そうなってくると上條と瀬名が仲良く喧嘩しつつ交流を深めてもあまり響いてこない。とても残念です。
それに比べると忍の方は、好きな人は新藤さん一人と明確で、言動ははっちゃけていますが、その一方で自己肯定感が低くとても危ういものを感じます。新藤さんのためなら平気で命を投げ出しかねないと思えるのと、ストーリー的にも事件に誰よりも近くまで迫っているので、目が離せません。主役ではなく脇役だから余計に印象深いのかもしれません。
それにしても本当に骨太な作品で、周辺のキャラ、特に警察関係ですが、どういう人生を送ってきたのか哀愁すら感じるおじさんキャラが何人もいて、とても立体的です。事件が少しずつ解きほぐされていくのも見事です。
解離性同一性障害の祥の病状が悪化していることがとても不安です。主治医不在状態で、病気の元凶とも言うべき母親に一人で会わせて良いはずがないのに、その辺り、瀬名も上條もえらく放任主義に見えて心配です。
かなり、真相に近づいてきました。
引き続き、ハラハラドキドキです。
まだ、謎は残されていますし、葉鳥はどうなるの⁈と続きが気になり仕方がない。
3巻は翔のこともどないなっとるんや?
何があるんや?何があったんや?と気を揉みまくり、どしっと重厚感のあるお話でしたが。
その中で上條の10点満点後ろ回りと、俺はホモになる!この場面には吹き出して笑いました。
シリアスからのギャグ?の振り幅に眼福でした。
上條の楽天的な考え方が全てを救っているような。
最後はどうなるのか?楽しみ。
はぁ~っ!!?
という終わり方なので、ぜひ次巻をお手元に置いておくことをお勧めします♪完結しててよかったです…。
いやもう佳境ですね!面白いんですけど!!
そして、なんといっても…
新藤と瀬名の初恋成仏!名場面でした。やっぱりこの二人の過去エピは萌えます。
ふたりとも互いに向き合うときは、普段とは違う表情になるんですよね、尊い。。別れた頃に気分が戻っちゃうんでしょうか、切なさが大人のほろ苦い性癖にささります。別れた二人が過去を清算するという場面的にはもう神評価(もしくはそれ以上)です。新藤が、もはや親孝行したいだけの普通の男にみえました。そこに恨み言を言う瀬名もいいんです!!めちゃくちゃ正しい成仏の仕方でした。(チーン)
そして、対新藤とは全く別の顔で上條を調教する瀬名は相変わらずハリネズミのままです。なかなかヒットが打てないポンコツ恋愛打者の上條が、なんだか典型的な日本のおじさんにみえて愛おしくなってきます。好きな男に全部ダメだしされて、面倒くさいんだけど、なんだか叱られるのも嫌じゃないなぁ~と”ホモ”以外に別の性癖も開眼しそうな刑事、いいですね。もう一生尻に敷かれる決定です。(つか、TNKの硬度のトリビアが新鮮でしたby瀬名先生。瀬名のアバンチュールクロニクルも気になります。)
というわけで、今回一番仕事してた感のある葉鳥(でも実際職業ってなんなの?と思ってるんですが…)、どーなるのよーー!?で4へつづく!でした。はぁ、面白い!!
「ダブル・バインド」第3巻。
あとがきにて『いろいろ動きがあった〜』とありましたが、私にはそう思えず。だってどの展開もジレジレ!
進藤が車に突っ込まれて骨折する事件はあります。
それで葉鳥は頭に血が上り、引き続き自分で鈴村の周りを嗅ぎまわる。
餓死連続殺人は、第2巻から発覚した女性レイプ動画の関係者がまた1人失踪。
上條x瀬名はゆっくりイイ感じ。
進藤の父親がいよいよ亡くなって、進藤と瀬名が過去のあれこれを話し合えたこと。
餓死殺人の被害者の関係先で、新たに「光田」という男が出現してきたこと。
祥の中で、ケイが大きくなってきている事。
まだまだ謎の回収はできず!
その上!葉鳥にイヤ〜なフラグが立ってる。進藤が葉鳥に帰ってこいと縋るなんて…
ラストシーンは葉鳥の危機です。女に刺された、ヤバイ!
大変な巻でした。どうすんのこれ という終わり方をされるので
4巻用意してから3巻読むことを強く推奨いたします。
ちなみに 相変わらず事件続行中。行方不明者1追加。死人追加なし。
みんなの想いにシンクロしすぎて、冷静じゃないかも。でも神。
先にリカコ先生絵話。
カラー口絵は上條+瀬名+祥(みんな着衣、3Pじゃない(笑))
裏はなーーーーーーんと瀬名
(メインカプ受け)にキスしかかる新藤(サブカプ攻め)の図。
こんなのみたら葉鳥(サブカプ受け)、きーっとか言って
皿投げつけるんじゃないだろうか・・・
そしてなんとこの巻では肌色シーンが1枚もない!
(2回チェックしたけどなあ)
かろうじて上條+瀬名のバスローブ姿のみ。
あ、甘さplease・・・いやこの世界観に甘さを求めてはいけないんだよな。
うん我慢。
この巻、煮詰まってきたせいか、感情の高ぶるシーンが多く
静かに涙する瀬名 や 慟哭する祥 などの図があります。
リカコ先生って、涙とか慟哭とか絶望 というものを描いていただいたら
ぴかイチなんじゃないだろうか と今回思いました。
お話ですが。
この巻でもハリネズミ瀬名とへたれワンコ上條の漫才は続行中、
めちゃシリアスな本なのに、そこは夜中げらげら笑ってしまいました。
高校生活を少し一緒に過ごした二人。
裏表ない上條はともかく、サイコロジストな瀬名は、
上條が 素でやりたい放題できる相手なんだろうなと感じます。
甘える、拗ねる、いぢめる、調教する(笑)
そのくつろいだ瀬名の気分にシンクロしてしまうので、
ふたりのイチャコラシーンは笑いつつも、こっちもほっこり幸せな気分になれます。
そして上條のおかげで、瀬名は一山こえ、
お互いの結びつきを確固たるものにしつつあるなあ という気がして これまた幸せ。
もう一方のカプ、やんちゃ葉鳥ちゃん、大活躍なのはいいけど、
新藤さんに怒られちゃって大変。どうすんの葉鳥ちゃんと思ってたら
もっと大変な状況で最終ページに到達し、絶叫、「ちょっとまってー」。
4巻横に置いといてよかった・・・と思った真夜中でした。
祥君も大詰めです。
皆様、ぜひセットでご購入を。
