コミック

  • 茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~

茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~

kayashima shi no yuuga na seikatsu propose hen

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~

庭師,32→33,茅島家お抱えの庭師
茅島澄人,名門の家柄の当主

その他の収録作品

  • 彼と浴衣と線香花火1・2・3
  • すれ違いー前編・後編ー
  • Anniversaryー前編・後編ー
  • 小説 茅島家の執事は銀器を磨く
  • あとがき・大反省会(麻々原絵里依)
  • あとがき(遠野春日)

あらすじ

茅島氏は格式高い家柄と桁外れの資産を持つ富豪。
世俗に無頓着で感情の起伏に乏しい茅島氏が、突然、秘密の恋人・庭師の帰省先に現れた―――。
こっそりついて行った庭師の実家で見た夏の花火、心が甘く痛むすれ違う秋、真冬の庭と歓喜のクリスマス…。

超ロングランヒットBLロマンス決定版、遂に完結。
小説「茅島家の執事は銀器を磨く」収録。

庭師x富豪。
茅島氏の謎に包まれた私生活と、お伽噺のような結末について。

作品情報

作品名
茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~
作画
麻々原絵里依 
原作
遠野春日 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
茅島氏の優雅な生活
発売日
ISBN
9784832287952
4.3

(92)

(49)

萌々

(26)

(16)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
21
得点
397
評価数
92
平均
4.3 / 5
神率
53.3%

レビュー投稿数21

庭師が溺愛

小説を読んでからのコミカライズ。庭師視点からの進行だからか、澄人さんがただの無口で可愛い人に見える。あとがきにもあったように頭の中ではモダモダ考えてる時もあるのにね。
庭師が溺愛していて幸せで暖かい話でした。
澄人さん、ずっとそのままの貴方でいて欲しい。

1

完結!

ここまで見守れて幸せです。
このシリーズはBLにはまってすぐに買ったのに、冒頭が不穏な感じでなかなかちゃんと読む機会がありませんでした。何年も積んでごめんね。

庭師に恋をして恋人になって、澄人は新しいドアを開けて広い世界へ飛び出しましたね。

知らなかった感情に戸惑い悲しみ涙を流したり傷ついたり。澄人の悲しい顔は見るのが辛かったです。

澄人には他意はないんですよね。
全ての行動原理や感情は庭師で。なのにすれ違ってしまったり怒らせてしまったり。反省したり。

庭師の実家に突撃とか、彼のことしか考えられなくて飽きられてしまうと心配になって一人で過ごしてみたりとか。

なぜかワラワラ人が寄ってきてしまうのは澄人さまですからね。

二人で過ごす初めてのクリスマス。その日は実は特別な日でもあって…。
おそらく初めてのプレゼント選び。彼のための正装。
素敵な日になりましたね。

ずっと二人で一緒に生きていくんだなあと信じられて。
もう澄人を見てるだけで泣けてきそうです。

巻末の小説は飼い犬、秘書、執事と繋がって。
屋敷の誰もが主人の幸せを願っていて優しい世界ですね。
澄人は子供の頃からこんな感じだったんですね。
飼い犬がいつも気を利かせて可愛いです!

エッチの時の庭師の命令口調がちょっと気になってました。

あとがきによると澄人のモノローグは書かないようにしたようなので、小説では澄人がグルグルしてるところが読めるかな?

0

執事の気持ちになってしまう

 茅島の可愛さが極まっていました。こんなに純真な人だったんだなぁ、と改めてその世間擦れしてないが故の言動に驚き。庭師の実家帰省にいてもたってもいられなくなって、1人で空港にまで着いてきてしまう突拍子のなさ。恐らく今までの人生でこんな風に行動したことなんてなかったでしょう。庭師には怒られてしまったけれど、それだけ熱烈に庭師を愛しているんだぁとよく分かるシーンでした。

 かと思えば、今度は庭師を避け出したり。一体何を思って彼がこんなにも距離を置こうとするのか疑問に思いましたが、庭師の実家にまで着いていってしまったことを反省し、もっと1人でいても大丈夫なように庭師と離れていることに慣れたいという彼。健気な心がけにも程がありますよね。彼の心には庭師以外の邪念が入る隙は1ミリもないのです。贈り物を選んだ理由として、自分の欲求を優先してしまったことを告げる馬鹿正直さにもすごく好感が持てました。この人がガラス細工のように壊れてしまわないように、庭師がずっと傍にいてくれることを願います。

0

庭師さんの名前は謎のまま

澄人お坊ちゃまは、庭師さんが℡で法事で帰省する会話を耳にして、コッソリついて行ってしまいます。
田舎の両親が、自慢している跡取り息子の庭師さん。
妹の名前は出てきても、庭師さんの名前は相変わらず謎。お兄ちゃん、と呼ばれているだけ。
田舎で、澄人さんの紹介は、雇用主とだけ伝えます。
・・なんか、淋しい。

戻ってきたあと、クリスマスのプレゼントは、
庭師さんはエンゲージリングを用意していました。
澄人坊ちゃんは、ヘリコプター付の歌舞伎の券。
二人はずっと仲良し、を誓い合った聖夜でした。

羨ましいくらい、綺麗な庭園を見せてもらえてうれしいマンガでした。
全部挿絵付の小説と言った方が良いかも、原作に忠実なので、小説を先に読んでおいてよかった。

1

いつまでも純でいてね

遠野春日先生の小説のコミカライズ・コミックスの第3巻。
タイトルに「プロポーズ編」ですよ!
内容は…

庭師さんが法事で田舎に帰るのですが、勝手に茅島氏が付いてきちゃうという話。
茅島氏って可〜愛いな〜と思うのですが、庭師さんにしたらどーすんだよ!というところでしょうねぇ。カムアウトもしてないので、家族には「雇い主です」なんて紹介して。
庭師さんの実家で、浴衣を着て軒先で2人で花火。茅島氏は初めての庶民のお盆休みって感じですか?
それはいいけど、実家でイタすのはいかがなものか。
続いて、茅島氏が庭師さんの実家にいきなりお邪魔したことを反省して、1人で行動する練習をしようとして庭師さんとギクシャクするお話。
ちゃんと話をすれば何も行き違わないのに、茅島氏も言葉が足りなすぎるのですね。
ラスト、クリスマス・エピソード。
茅島氏が庭師さんに何かプレゼントしようとしている。
でもそれは「クリスマスプレゼント」ではなくて、庭師さんの「誕生日プレゼント」。
2人きり、正装して。
庭師さんから茅島氏へのクリスマスプレゼントは、指輪です。
翌日、手をつなぎヴァージンスノウの上を歩く2人…

最終巻も、巻末に小説SS「茅島家の執事は銀器磨く」が。こちらは執事・波多野視点です。
波多野がいかに庭師さんに茅島氏をより愛して欲しいと想っているか、が語られます。

コミックスを読んで、また小説も読みたくなりました!
世俗からずれてる茅島氏の可愛らしさ、一途な恋心、そんな茅島氏の心も体も揺さぶり続けるワイルドな庭師さん、茅島氏ワールド、最強!

1

小泉のスピンオフ見たいな〜

茅島氏シリーズの最終巻です。寂しい!
引きこもりな茅島氏が庭師の実家に行ったり一人で電車に乗ったりします。
相変わらず庭師が好きすぎてズレた行動を起こしてしまう茅島氏が可愛い。
すれ違いも本当にくだらない笑ってしまうような事が原因だったりします。
余談ですが秘書の小泉もお気に入りです。彼のスピンオフが見たい。彼もなかなか良い感じのBLの受けになれると思うのですが(笑)。若いのにとても優秀で飄々としている小泉の崩れる顔が見たいなあと思ってしまいました。
小説では茅島氏の主治医とのエピソードがありますが、なかなかスゴイエピソードなので漫画でも見たかったな。小説の方もオススメです!

1

「反省」機能を身につけた!

本日なぜか茅島氏に手を出してしまい3冊読了。
あー今小説読みたくてしょうがない。
きっとコミックに描かれていないエビソードが山のようにあるに違いない・・・・
年末年始の楽しみにしようっと。

相変わらず可愛らしい茅島氏 人として成長中。
今回は「反省」なるものを学習されました(笑)
あやうく気持ちがすれ違ってしまうところでしたので
今後は もう少しお二方ともお言葉をお使いになって。
なんだか不器用すぎて、ぷって笑っちゃうぐらい、可愛らしい。
やっぱ見守るメイドの気分だわ。

とっても素敵な温かい気分になれる三冊でした。
小説を読める日を楽しみにしてます。
早くgetしよっと。

4

原作通りだからこそ

原作小説からコミカライズされた作品の完結版です。
小説は新装版発売、CD化もされた人気作品なんですが、茅島(受け)のもつ不思議な魅力を受け入れられるかどうかで評価が分かれるかもといつも思っています。こちらの評価を見ますとそれほど心配する必要ないみたいですけれど。

あえてそんな心配をしてしまいたくなるほど、この巻に収録されている「すれ違い」は茅島の言動の裏にある気持ちが読めず、攻めである「庭師の男」同様、読んでいてやきもきしてしまいます。その前の「彼と浴衣と線香花火」は実家で浴衣でエッチという甘い内容だったので、なおさらです。

元々、原作で読んだときも違和感というか謎解きされてもスッキリしなかったので、原作に忠実なコミックでもそのままの印象になってしまいました。予想外な反応が茅島の魅力なのでしょうが、どうにもちょっと。

その後の「Annibersary」のプロポーズ!波多野から見た茅島の短編小説で赤ちゃん茅島の可愛らしさ!愛犬ラフマニノフが気を利かせる四コマ漫画!と怒涛のように畳みかける甘い作品で読後は幸せな気持ちになるのですが、「すれ違い」だけを取り上げると毎回うーん…と思ってしまうのでした。

1

終わりの澄人さん

澄人さんのキャラはBLだから可愛く見えるんだろうな。

庭師が勝手についてきた澄人さんを平手打ちしちゃうシーンがあるんだけど、えっ?叩いちゃうの?って感じでした。
わがままで頑なな澄人さんにわからせるためなのかとも思うけど。

澄人さんは叩かれてどんな気持ちだったんだろう。
「両親にも叩かれたことないのに…」って感じだったんだろうか。
庭師に叩かれて嬉しかったのかも。

澄人さんが煮物を食べた感想も聞きたかったなー。
小説だとその細かいシーンもあるだろうか。

そして、わからない!わかりづらい!澄人さんの態度や行動の意味が!

澄人さんが庭師を嫌いになったようには感じないんだけど庭師も別れるときが来たのかと勘違いしちゃうよね。

本当に難解な澄人さんです。そこが可愛い。

最後の雪に足跡が残るシーン綺麗だった。

4

淋しいなあ。

コミックスもこれが最終巻。
元々、淡々とした話なので、最終回といってもこれから先もこのままなんだろうなあという感じで……でも矢張り好きな話なので終わってしまうのが淋しいです。

最後まで澄人さんは無表情のまま、何を考えてるか分からない御方でした。
しかし、そこがいい!
原作の挿絵は日高さんだそうで私も大好きなのですが、日高さんの無表情だと「この人はいつか自分を捨てる」みたいな突然の悲劇エンドを含んでいる様にしか見えなくて不安になりそうだなあと想像しつつ、麻々原さんだと何も考えていない感じ(褒め言葉です!)でいいです。
苦労していない人って、本当庶民には考えつかないくらい平和思考だったりするので、そういう面が出ていていると思います。
あと、庭師さんが何かにつけて傲慢だと表現されてますが、全くそんな事ないのですけれど。原作がそうなんでしょうか?肝は座ってる人だとは思いますが(笑)

ああ、本当にこれで終わりなのは淋しいです。
しかし、原作を読むべきか未だに悩んでおります。
ちょっとみた感じではコミックスは原作と違っていそうで、私はコミックスが好きなので、合わないかもしれないような気が。
もしかしたら原作好きな方はコミックスは違い過ぎて駄目だったりする気がしました。
ああ、でも両方楽しめるのが一番ですよね。
ちょっと落ち着いたら読んでみようと思います。

3

コミックの3作目

丸ごと一冊ひとつのストーリー。
最後には飼い犬であるラフマニノフ目線の番外小説も入ってます♪
番外の小説には、執事の波多野さんのお話が入ってます。

この巻は、実家への帰省話と有末さん絡み話とクリスマスのお話。
有末さんのお話の時には、一体何があったのか!?と
庭師の彼と一緒に悩んでしましましたが・・・(笑)それもこれも
やっぱり澄人さんは庭師の彼の事を一番に考え
行動を取っていたのですねー。

その澄人さんの幸せそうなクリスマスを見ると
こっちまで幸せ気分になれました。

原作もコミックもとっても楽しめました。

2

コミックス版の完結編

茅島氏は庭師と付き合いだして、随分と感情を見せるようになったし、行動的にもなってきたようです。
前半分はお盆休みに庭師が実家に帰るのを、一人で飛行機に乗って追いかけていく話。
田舎の普通の家庭での食事や、浴衣、手持ち花火などを体験する様子がかわいい。
何処へ行っても、何をしていても、自然にすっきりと姿勢の良い茅島氏。
こういう姿が見られるのはコミックだからこそ。
こんな茅島氏の姿を目の当たりにしたら、いつまで立っても庭師の彼の腰が引けているのもしょうがないかも。
そんな彼も、ようやく年貢を納めます。

うん、やっぱりコミックで読むと、「あんた」よびは全然気にならないな。

2

幸せなラスト

この巻だけ分厚い(笑)
3冊ともカバーが美しいですね。
澄人さん、どちらかというと深窓の令嬢という雰囲気ありますが、けっこう行動力があるんだなと思いました。
庭師の実家の法事について行ってしまうとか・・・ちょっと意外でした。
そして、当て馬的人物の登場・・・最後にちょっとだけ波風立ちそうでしたが、全編を通してゆっくり静かに・・・でも、ハラハラドキドキさせられました。
無事にプロポーズも済んで(笑)お屋敷の方々に見守られて末永くお幸せに・・・♪

4

単なる乙女の夢物語じゃない。

自分がとってもステキなお姫様で、同じくとってもステキな王子様に愛されて、
何不自由なく、幸せにずっと暮らしていくの・・・
そんな乙女の(子供の?)夢を、
BL風に現代風にアレンジした感じのお話だなぁと最初は感じたのですが、
3冊読むと、単にそれだけじゃないな、読んでよかったなぁと思いました。

求めるものや、大事なもの、大事にした方がいいものは、お金持ちも庶民も変わらず、
人として幸せになるとはどういうことかが、ちゃんと描かれているお話だったという印象です。

お金が一生生活に困らないほど沢山あって、働かなくてよくて、見た目もよくて、若くて、
恋人はとても優しくて(ホントはもうちょっと我のある人の方が嬉しかったかも)、
自分と自分の庭をとても愛してくれる・・・
なんて素敵で優雅な生活。
あまりに素敵すぎて鼻につきそうな気さえするのに(わたしがひねくれているだけか?)、
そういう気に全然させないのは、
茅島氏の赤子の様な純粋さがずっと変わらなくて、それがとても可愛らしく思うことと、
そしてきっと、麻々原さんの絵の雰囲気によるところが大きいかと。

麻々原さんの絵は、躍動感や生々しさがあまり感じられなくて、
個人的には小説の挿絵の方がしっくりくるのですが、
この物語では、かえってそれがとてもよくマッチしていたように思いました。

ちょっとだけ付いていた小説も素敵でした、
きっと小説には小説の魅力がギュッと詰まっているんだろうな。

些細なことを大切に、隣りにいる愛する人との時間を大切に、
そうやって一日、また一日と過ごすことがきっと、幸せな一生に繋がるのでしょうね。

7

あまくてせつない。

茅島氏の最終巻ですね。

今回の茅島氏はなかなかアクティブでしたね。
さすがに庭師の実家付近に現れた時はびっくりしましたが。
何を考えてるのかは長く付き合ってもわかりづらい人ではあるんだけれども。
たぶん、きっと、庭師の生まれたところが見てみたかったとか庭師のことがもっと知りたかったとかそんなものなんだろうけども。
言葉で多く語られることはないからこちらがなんとか汲み取る努力をするしかないんですよね。

そんな茅島氏の愛情を疑う…というか、気持ちが離れていったのではないかと庭師が不安になるお話。
ここまでどう考えても茅島氏の方がまっすぐにひたむきに愛情を庭師に注いできて。
庭師の方もそれに応えてはいたし、愛情も持って接してはいたけど、その気持ちの大きさで言えば、茅島氏>>>庭師くらいな感じで。
というか、茅島氏の愛情の上に胡坐をかいていた感じとでもいいましょうか。
そんな庭師が初めて不安に陥るはめになり、それでようやく自分がどれほどの愛情を持っていたかを知るような。
そして、他者から語られる茅島氏の心情がとてもせつなくて深くて。
もうキュンキュンしてしまいました。

そして、そんな茅島氏の注いできた愛情に応えた形になるのでしょうか。
贈り物として庭師から与えられたものの意味は深くて。
これから先を2人で幸せに過ごしてほしいなと思いました。

これでコミカライズも終わりかと思うと非常に淋しいですね。
もっと読みたかったな。

あと、せっかくなのでCD化とかしてくれないかしら?
このお話のCD非常に好きなのですが…。

2

好きなお話が…

とうとうこの3冊目で終わり。
澄人さんもだんだんと相手の気持ちを考えるようになってきましたね。
かなり、空回りしてますが…(^^;)
それで庭師の嫉妬も見れたんだから良しとしよう!!
プロポーズもすんでこれから先、きっと変わる事のない日常でしょうが
澄人さんの感情の成長がもう少し見たいところ。
いや、このままの方がいいのか?!

そして残念、好きなお話「おともだち」が入っていない…
チョッと分厚かったので期待してました(^^;)
あの医師と不思議な雰囲気の澄人さん大好きです。
そして庭師のお仕置きタイムvv
ああっ、小説が読みたくなりました。

1

名無しのごんべ

小説(原作)をコンパクトにした感じでした。
最後まで 庭師(攻め)の名前がでてこない所が良いのです。
とてもミステリアスで かっこいいです。
庭師の謎にグイグイと引き付けられます。
これは 原作者のアイデア勝ちです。完敗しました。
天然ボケの受けにメロメロのノックアウト!!
イチイチやる事なす事かわいいのだよ。
本人真剣だから余計に。
ベットの中では 凄まじい色気攻撃だったし。
プロポーズ よかったですね。
仲良くお暮らしになってください!

3

名残惜しい

あれ、これ漫画で読んだことあったような…と何度も既視感を覚えたのですが、原作しか読んだことないのよね。
それほど原作のイメージ通りの漫画になっているということかな。
日高さんは大好きな漫画家ですが、この作品に限っては麻々原さんに軍配を上げちゃいます。主役二人もだけど、小泉くんや波多野さんや有末さんもすごく魅力的なんだもの。そうよそうよこんな感じよねきっと!と膝を打ちたくなるようなキャラです。
ああ、それにしても茅島氏の可愛いことったら!普段の前髪下ろしてぽやっとした感じも愛らしいですが、オールバックで正装姿は…たまりません。
2話目の表紙でも前髪をあげてますが…私はアレだ。メガネかけたり外したりより、前髪のあげさげにかなり動揺しちゃうようです。
しかし、これほど気品に溢れ自信に満ちた美しい名家の御曹司なのに、どこまでも庇護欲にかられるこの感じ!なかなかこんな風に異なった要素を詰め込むのって難しいんじゃないかなあと思いますよ。

さてさて、このシリーズも最後なのよね~寂しいです。
ちょうどきのう読んだ春日さんの他の作品に、チラっと茅島氏と小泉くんが出ていたもので、こんなふうに脇役で登場するのなら、全部の作品を追いかけないといけなくなりますな。
お目にかかりたいもの。これからも。
漫画では敢えて茅島氏のモノローグを避けたとのことでしたが、帰省する庭師にこっそりついてきたのが見つかったときの表情や、有末氏とのことを詮索されたときの戸惑った顔、キュッとしがみつく指先なんかで、充分心情が伝わってきます。
実家では「お兄ちゃん」仕事場では「先輩」などと呼ばれるだけで、とうとう名前を明かさなかった庭師は、ベッドの中でさえ茅島氏が名を呼ぶことを許さなかった両作者に脱帽ですよ。
今回添えられた小説では、波多野執事の想いを知ることができてこれまた感動。それと同時に、これほど主人のことを理解し愛している執事の後継者はどうなっとる?という心配もありますが、波多野さんのことだから、きっと良い人材をみつけて育てていくことでしょう。

ラストの見開きも素晴らしいです。
美しい茅島氏と素敵な庭師が、このお屋敷で使用人たちにいつまでも愛され、幸せに暮らしますようにと、おとぎ話の終わりのような気持ちにさせれ、ああ~ほんとに良い作品だったな~~と余韻が残りました。

6

完結

コレで最後だと思うと、名残惜しいような。
おはなしと絵柄があってたと思うんですが、この巻は、ずいぶん茅島氏の顔があっさりしてしまって、美形というふんいきじゃなかったのが、ちょっと残念でした。手抜きというわけでもないし、そういう絵柄に変わってしまったのかな。華やかな美形というわけではないけど、茅島氏って一応、美形だったと思ったんだけど。

もしかしたら、庭師とらぶらぶだから、とがったところがなくなったとか、そういう表現だったんでしょうか。
それはそれですごいけど、もうちょっと華やかさがほしかったかも。

ともかく原作も悪くなかったし、漫画化も悪くなかったです。
いろんな絵で茅島氏や庭師が見られて楽しかったかも。

1

何を考えてるのか予測が難しい人でしたね。

1999年に作品が発表されて、2009年には文庫化再販&コミックス化でも登場と
愛されてきた作品のコミックス完結篇となる作品です。                                              
個人的には日高先生のイラストでコミックスを読みたかったなんて思うのですが
もちろん、麻々原絵里依さんのイラストも素敵ではあります。
ラストの今作はプロポーズ編、とても常人には難解で解りづらい茅島さんですが
庭師を好きになって狭かった世界が徐々に広がって喜怒哀楽が小さいながらも
庭師に対する強い思いが感じられる作品だったと思います。
そして庭師の彼の名前も最後まで出て来ませんでしたね。
気にならないと言えば嘘ですが、物語に違和感が無いのが不思議でしたね。
きっとこれからもちょっとした誤解や擦れ違いがありながらもその度に
二人でなんとなく乗り越えて幸せになって行くんだろうって思わせてくれる
そんな作品だったように思います。

2

おめでとー☆

コミカライズもいよいよ完結。
ノベルの3巻にあるAnnibersaryまでがコミカライズされています。
あとの美貌の医者との話「おともだち」と彼等の3年後は番外になるのでコミカライズされていませんが、彼等の幸せな約束を描くこのエンドでも充分に満足です。
小説の日高ショーコさんのイラストも素敵でしたが、この麻々原さんの絵も、自分にはとても好きです。
あとがきで、作者さんができるだけ茅島氏のモノローグは入れないようにして描いたとかかれていまして、それですごくこのマンガの茅島氏の魅力を見せている一番の点だったのだ!と思わず目から鱗でした。
実際小説でも庭師視点がメインだった印象が強かったですしね。

『彼と浴衣と線香花火』
庭師が実家から祖母の7回忌だし帰ってこいと言われて、二年ぶりの帰省をするのですが、何と!茅島氏がついてきてしまうというお話。
突飛な行動をする茅島氏だけど、その気持ちを考えると、好きな人の生まれ育った田舎を見てみたいと思う気持ちがいじらしくて、
最初は怒ってすぐ帰そうとする庭師だけど、結局なんだかんだで実家なのに甘い夏休みを過ごすんですよね。

『すれちがい』
急に庭師を避け始めた茅島氏に庭師がもう飽きられたのかと一人でグルグルして、あげく嫉妬する話しなんですが、
ここでもまた天然健気な茅島氏がかわいいんだ!
好きだからといって、いつも一緒にいては嫌われてしまうかも、って。
茅島氏を口説こうとした男性にはオノロケですわなww
庭師はより一層愛おしくなる行動ですよね(理由を聞けば)
ほんとうに天然だけに、庭師タラシが上手い!!(しかも無自覚)

『Annibersary』
クリスマスを前にして茅島氏が一人で出かけることが増えた。
きっとクリスマスのプレゼントだな、と予感していた庭師はびっくりさせられることになる。
しかし、このクリスマスの庭師のプレゼントは・・・
またまた、茅島氏かわいいなー

逐一がかわいらしい茅島氏の魅力が満載のこのシリーズでしたよね。

そして春日さんのSSは執事の波多野のお話でした。
彼の視点で、彼が執事になったいきさつ、そして彼視点の主人と庭師の関係。
朝のコーヒーの話しも♪
ラフマニノフと一緒にいい味出してる執事さんの話しが見られて満足なのです。

今回ラフマニノフのお話はありませんでしたが、本編中でもチラっとご主人と庭師がラブモードに入ると何気にさっと部屋を出て行く姿が2カットありましたが、
後書きの前にもそういった4コマがw
彼もまた執事と同じに良い犬なのであります♪

小説と共にお気に入りのマンガです。

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP