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雲之助さんの作品の中で唯一、主人公を好きになれない作品。
もじもじしている子ほど、いざというときに火事場の馬鹿力的に潔くあってほしい。
理想論なのかなあ。
童話の世界が好きで、童話作家になった巡。
小さい頃から周囲にバカにされていた夢を守ってくれていた幼馴染の双子の片割れ・隼人は今も、巡のそばにいてくれる。
そんな隼人からある日、告白された巡は…。
もーう、うじうじめそめそですよ。
「キモい」「おかしい」とバカにされていた自分を「好きなら好きでいい」と守ってくれた隼人の想いに、「普通じゃない」と泣く。
一番酷い言葉でフっておいて、友達がいなくなる、と泣く。
挙句「せめて話を聞いてあげて」と正論を言う双子の片割れ・ひろこに「僕、怒られてる…?」とめそめそ。
何なんだ、と。
そんなときに突然現れて友達になったあかり。
わたしはてっきりこの子を好きになるのかと思いましたよ。
うじうじめそめそして、自分だけがつらくて酷い目に遭っていると思い込んでいる主人公だから、目の前に現れた新しい友人(女性)を好きになって、さらに隼人を傷付けても何とも思わなそうだよなあと思ってしまった。
読んでいると自分の性格の悪さがひしひしと感じられる作品です。
評価が難しい作品。受けは苦手だけど攻めと全体の雰囲気は嫌いじゃない。
◾︎立花隼人(スナックのボーイ ゲイ)×西園巡(めぐる 絵本作家)
雲之助先生の作品に多い、受けがかなり重くて世間ズレしてて、攻めが言葉を尽くすパターンなのですが、それにしても巡 はかなり内にこもってて自分中心に感じるので苦手。絵本作家って職業の割には自分にも他人にもレッテル張り気味だし。
攻めも重いんですけどね。立花が巡を好きな気持ちはわかる。
泣く攻めに殊更反応するわけではないのですが、泣く隼人に関しては妙に萌えました。隼人が高校の時に巡を好きと気づいていくストーリーが読みたい。
幼なじみの隼人がずっと片思いしてた巡に告白するお話ですね。
告白してギクシャクしますがお互いがとても大切でずっーと相手を考えて時間をかけます。というか巡が待ちます。
あかりちゃんや巡が芝居口調なのがちょっとひっかかりました。
でも巡のモノローグや最後のマンションの廊下での二人のやり取りにジーンときました。
巡はお姫様と王子様のような恋がしたいとずっと思ってますが自分がお姫様側のようですが、相手はそうなると男では?でも隼人には男同士で普通じゃないみたいな言い方してますよね?そこが疑問でした。
初エッチは隼人がかなり待ってくれたみたいですね。巡の健気さに腰砕けです。
それにしても大人なのに巡泣きすぎでは…。
『幸せになるのさ!』
『君に注ぐ』を読んで、こちらの作品にたどり着きました。
男の子同士で好きなんて、有り得ない。普通じゃない。と思っている巡。
そんな巡の幼なじみの、隼人。隼人は、巡が好きで、ある日その気持ちを伝えてしまいます。
でも、冗談にされてしまい、お互いがギクシャク。
悩んでいる時に巡が出会った、あかりちゃんは、自分を僕と言う不思議な子。
私は、あかりちゃんとのやり取りが、絵本を読んでいるみたいで、好きです。
周りのキャラが個性的で、悪い人は一切出ていなくて、二人が悩んで、悩んで、幸せになっていくお話。
このシリーズ?は、ホント読んでいて、ホンワカするし、幸せな気持ちになるから好きです。
ぜひ、読んでみてください。
ふーーーむ…
設定がよくわからないのですが、童話作家さんなのかなぁの巡くんと、幼馴染のひろこ&隼人姉弟、ひろこの婚約者保さんの4人がメインの出演者。
巡は天涯孤独なの?友達いないのはともかく家族描写なし。
巡はストレートだけど乙女っぽい男子で、泣き虫で、「女子より女子らしい」。前から巡が好きだった隼人は遂に告白してしまいます。
巡は驚いて、『普通じゃないよ』と引いてしまう。
誰かに相談したいけど、誰も味方がいないように感じてしまう巡。
そんな巡の前に1人の人物が現れる……
ここはBLではかなり珍しい展開だと思いました。ちょっと変わった女性が突如登場して巡の友達になってくれます。この女性のキャラは好き嫌いが分かれそう。私はキャラは嫌いじゃないけど、ストーリーにこの人いる?いっそもっとメルヘンチックに天使のお告げでも良さそうみたいな気分で読んでました。
ともかく彼女との会話で落ち着きを取り戻す巡。隼人の方からも時間をおきたい、と。
2人が出した答えは……
2人が恋しあって抱きしめあって一緒に泣いて、のシーン、切な綺麗でした。
「epilogue」
2人の初Hです。思いやりある優しいHでした。2人とも良かったね。