ボタンを押すと即立ち読みできます!
妖の面々が人間臭いおかげですっかり『御知花神社の愉快な妖(あやかし)さんたち』とシリーズ名を付けたくなってくる2冊目。
どこに行っても千永(ゆきなが)は口が悪く、方々にケンカを売りまくっていたのだった(笑)
今回は母親亡き後、居候している親戚の家業・温泉旅館でこき使われている苦学生・忍と水守としては未熟すぎる人外・ナギの二人がメインとなる。
この人外受け・ナギが実は泳げない、上手く人に化けたつもりが尻尾を隠し忘れる、騒動を巻き起こして周りの手をわずらわせる等、あまりにも鈍くさかった。
小説タイトルも本当は『水守の守り(まもり)』ではなく『水守のお守り(おもり)』に違いない、と感じる位だ。
完全にネタばれだが、水守=水門の守りを司る今回の人外ってのは実はカッパなのだけど、すかさず『なんで溺れてたんだ?』って忍にも千永にも他の読者にも突っ込まれていたのには笑った。
ただ、カッパというと世間一般でのイマイチな印象しか持っていない為に、人の姿となると総じて美形一族だって設定があってもイメージが湧かなかった。
おかげで今回のラブシーンが結構しっとり目だったにも関わらずムードに浸れなかった。
後半ではエクソシストの神父がナギの正体を悪魔と勘違いして衝突するトラブルが発生するのだが、ここでもまだまだ未熟で自力で解決できない。
徹底的に千永にしごいてもらっているらしいが、果たして強くなれるかどうかは疑問だ…
ちなみにこのシリーズは妖さんキャラが多いのだが、今回のエクソシスト神父とか1巻で登場した式部という派手な容貌の男とか、葵の同業者(お祓方)も登場はする。
但し、せっかくの能力が明後日な方向に向いていて残念な役どころで終わっているのだが…
葵の父親は放浪中で、叔父の瑞宇はくせ者っぽいし、数少ない人間キャラの中では最年少の忍が一番常識人だってのはどうよ?
前作よんで亀のじじさまが気に入り、読んでみようとGET。
しかし、じじさま出番なく、当作には前作の攻め、受けのみ。
(葵様かっこいー)
別に前作読んでなくても問題ないと思います。
2作目の人外は、パグとブルテリアのミックスに見間違える○○でした(笑)
1.表題作と、2.祓い師×妖怪×エクソシストという2編に分かれていて
2の方にその挿絵がありました。
すいませんが、先生、もう少し可愛く描いていただきたかった(爆)
なんとかならなかったんでしょうか。。。
あまりにぶっさいくで、しばらく「まじかー」と大爆笑。
ということでビジュアル的には全く萌えず。
まだ力をコントロールできていないとのことで 兄弟みんなから
里から出してもらえなかった受けさん。
ここで一発頑張ったら認めてもらえるではないか!と思いつき、
(なんでも人をたぶらかすことができるようになったら一人前)
フェロモンを出して、一生懸命、助けてくれた攻めさんを誘惑します。
溺れてたところを助けてもらったのにねえ。
でも敢無く逆襲され、あっさりイかされて終わってました(笑)
その無駄な一生懸命さにちょっと絆されてようやく中立。
攻めさんも、独りぼっちになって寂しかったと気付くほど、
絆されちゃったんでしょうね。やっぱ おかえり って言ってくれる
人がいるのといないのとでは、大違いだし。
一緒にいることになってよかったです。
2のお話は、あんまり好みではなかったです。
ぶさかわいいナギはよかったですが。
妖使いの世界に、エクソシストはいらねー と思って。
お互いの世界で独立していただいた方が嬉しいなと思いました。
○○好きな方はどうぞ。
一生懸命のあまり 可愛く見えてくるから不思議(笑)
子供の頃から動物の霊などが見える高校生と、里からこっそり抜け出した河童の、可愛いラブストーリーです。
とにかく、河童のナギが可愛くて、河童の魅力を再発見って感じです。里から出たことがなくて、何も知らない様子もキュンとなるし。一生懸命、忍を叔母さんの意地悪から守ろうとする姿も萌えます。
部活の最中に川で流されてる犬を見付けた、高校生の忍。「助けて」と聞こえてきた声に導かれるように、川に飛び込んで助けます。
そんな正義感が強いところや、後半での恐れずにナギを助けようと水柱に向かって行った勇敢な姿にもキュンとなります。
お話も、実はナギが重要な役割があったことや、二人の出会いと、ゆっくりと信頼関係が育っていくのが好きです。
でも、一番のツボは、河童なのに川で溺れるところです(笑)
表紙のイメージとは、かなり違うと思いました。
もっと、しっとり系の水守かと思って読み始めましたが
まさか本体がカッパとは。しかも強気で可愛い。
確かに、頭のてっぺんが薄いとか漬物が好きとか
所々にカッパの特徴が書かれていましたね。
ナギのカッパ時のイラストを見た時に
なるほど犬に見えるけど、面白い顔だなと
笑ってしまいました。
正体がバレても、その事を知らずに奔走するナギに
萌えました。
同時収録のエクソシストには、正直イラっときました。
人外ものにはまりまして、検索で見つけた作品です。
日本の人外、妖怪というと何となく、
薄暗いじめついた感があるように思う
(私だけ?)のですが、
何とも、人外である受が若干ぬけていて、
かわいすぎて、楽しく読めてしまいます。
エチでの様子もかわいい・・・。
昔からおかしなものが見えてしまう高校生の忍は、
犬を拾う。この犬、実は妖怪でした。
この作品、結構壮大なファンタジーになっていきそうで、
用語が色々出てきます。
正直個人的にファンタジーの退治ものは苦手なのですが、
この作品は、続編が楽しみです。