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極道BL〜(囀る好きなもので)
甘さは少ない。
が、少しある。
渋〜くちらほらある感じがいい。
元若頭の始が男気あるいい男で。
童顔で。
原田が始に惚れ抜き、命がけで助ける話ね。
始が記憶喪失で、うまくだませて、いい仲になって原田はうれしかっただろうな。
それに応える始に萌え〜。
それまではギブ&テイクでしか動かない非情だった原田が、初めて始に見返りなくかばうことができた。
それがタイトルか。
原田が始をかばって被弾して、介抱してくれる始に甘えたり、始が原田にちゅうするシーンが萌え〜!
(唯一と言ってもいいかもしれない貴重な萌え〜)
耳が真っ赤になっていた原田がかわいい。
後ろ姿で表情を見せないのが憎い。
読者に見せるのはいつものポーカーフェイスポーカーフェイスと、始を助けた時の焦った顔くらいてことね。
ラストが渋い。
「その後」も関係性がおもしろい。
原田が子どもに語ったこともいいし。
おお〜君はそんなこと考えてたんやね〜と。
スカイがいいキャラ。
エンドゲームの時の平井もよかった。
脇役がいい味出しているのは、いい作品多いし、いい作家さんだと思う。
装丁もかっこいい。
読んだ後何度考えても原田はどうなって欲しかったのかがわからない
田中を生き残らせたら原田は田中に殺られるって、それ折り込み済みで、それが都合がいいから原田と手を組んだのだろうし、田中も殺ってしまったとしても原田を守ったと言えてしまうし…原田に都合良く進む道なんてないように思える
田中が記憶を失って生き残るなんて奇跡、計画しようがない
奇跡の様を見て行くなかで原田が田中を愛していることはわかるしスカイがいることで原田の田中への想いの根っこが見える気もするのだけれど同時に田中が親父をどう思っていたかも分かって本当に原田は何してくれちゃってんのか…謎
原田、田中に殺されたかったのかな
そんな風に思わせる場面は全くないんだけど…謎
ご飯食べさせてくれるって、結構親しいと言えると思うのでゆっくり、ずっと生きていくといいのではないかな
攻めの原田が受けの田中を裏切ってでも、組の親父のことしか頭にない彼から何かしらの特別な情が欲しかったという執着を持っているところにはすごく惹かれました。記憶を失った田中を匿う日々は、たとえ束の間であっても、原田にとっては貴重で幸せな日々だったのかな。ただ、その元凶となった原田の一連の裏切り行為には、田中が死ぬ可能性や、彼が記憶をなくさず生き延びる可能性も十分にあったわけですよね。彼が死ねば元も子もないですし、記憶を保ったまま生き延びれば原田を殺しにくるかもしれない。となると、原田がそんなリスクを背負ってまでこの裏切り行為に出る必要はあったのか?というところは正直疑問です。
田中が記憶を失って生き延びたのは、あくまで3つの可能性の内の1つに過ぎず、原田にとってかなり運が良かったと言わざるを得ません。もし他の2つの結末を迎えていたら、一体原田はどう行動するつもりだったのか、できれば知りたかったです。とりあえずは、原田は別に心穏やかに田中と過ごせる日々を手に入れられると思っていたわけではなく、まずは自分と田中を2つの対立する組の中で今後最も安定するであろうポジションに置いた上で、田中からの情が欲しかったから(必ずしも最初は愛情でなくても良いから)大きな賭けに出たのかな、と解釈しています。ストーリーの構想は非常に面白かったですし、匿い匿われる関係性の原田×田中には萌えたのでこの評価にしました。
王子と小鳥が良かったので別の作品も読んでみたくて購入。
表紙だけだと攻め受けどっちか分かりませんでしたが、冒頭からいきなり気になる展開!!
攻めの見せる静かで粘着な執着にキュンキュンしていましたが、読み進めるうちにまさかまさかの大ドンデン返し。
一筋縄でいかないとは思ってましたが、思ってもみない展開でした。
いくら裏切上等の世界でもそれはやり過ぎだろー!と愕然としてしまいました。
攻めは何がしたかったのかな??
ただお金と地位が欲しかったのかな??
受けの大事なものを全て奪ってまで手に入れたいものだったのかな?
一緒に手に入れることはできなかったかな。。
そう考えると悲しくなってしまいます。。
私だったらやっぱり絶対に攻めのこと許せない。
一緒に笑い合うなんてことできないだろうな。。
受けの心情を思うと心が痛いです。。
攻めはすべて自業自得!!
にしても受けは年上には全く見えず、まんまやんちゃな高校生でした。
「500年の営み」と「王子様と灰色の日々」(非BL)で心掴まれて、安心して手を出した山中ヒコさんの3作品目ですが、こちらはどうにもこうにもハマれず。
何度読んでもストーリーがさらさらと頭を通り過ぎてってしまいます。
その一方で、引っかからなくていいところには幾つも引っかかってしまって…
中でも一番分からないのは、原田のようなキレ者タイプのヤクザ男が田中の命乞いを他人にするという行動の矛盾。
そして解釈に悩むのは、原田の裏切りの行動の理由と真意。
ジェラシーなのか。
だとしたらそれはまたそれで原田のキャラから鑑みるに理解し難い思考の流れ。
原田という男の思考回路が私には全くと言っていいくらいに解らずじまいでした。
「500年の営み」で人間の抱える「矛盾」の美しさを鮮やかに描かれていた作家様なので、こちらももしかしたら、田中を愛してしまったことで次々に炙り出される原田という血も涙もなかったはずの男が見せる矛盾や筋の通らない行動に面白味と魅力を感じれば良い作品なのかもしれませんが、ただ今作ではその矛盾や筋の通らなさが逆に引っかかってしまいました。