表題作Rosa Alba

クラウス、犬
タキ、ネコ

あらすじ

『百日の薔薇』番外編。

作品情報

作品名
Rosa Alba
著者
稲荷家房之介 
媒体
漫画(コミック)
サークル
琥珀茶房〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
シリーズ
百日の薔薇
発売日
4

(2)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

耳が可愛いけれど、実はシリアスな番外編…

出る出ると言われながら、3巻のお預けが続いている「百日の薔薇」の、
(出して下さい~~っ!待ってます~~~っ!)
「耳のある方」(しっぽもあるよw)の同人誌です。
既刊の小冊子 Rosa Alba とRosa Alba II がまとまって、美しい表紙がつきました。
中身の鉛筆描きの絵も、相変わらず上手くていい味です。

舞台は、ルッケンヴァルデ、
クラウスわんこの飛行機部隊当時の同僚エンリコが、ある日複葉機に乗って降り立つ。
表向きの任務と、もう一つの任務。
その夜街の食堂で過ごす、クラウスとタキにゃんことエンリコ。

まだ飛行機に乗ったことがないというタキ。
エンリコの言葉で、クラウスが飛行機部隊のリーダーだったことを初めて知る。
真っすぐなタキの言葉に対するクラウスの反応。
その後の旧友二人のやりとりがいい。

耳のある方なので、ちょっとコミカルでほのぼの…なんですが、
根底を、本編を反映した切なくシリアスなトーンが流れています。

表紙は、耳のあるタキが半眼で正面を向いているもの。
淡いブルーの薔薇が取り囲んでいます。
そして素敵なのは、めくって黒い紙、更にめくると同じ構図のタキ。
こちらは、真っ白な薔薇に囲まれて静かに目を閉じています。

ところで、タイトルになっているRosa Alba。
16世紀以前からヨーロッパで栽培されていたと言われるクラシックローズの種類だそうです。
透明感のある白色か薄ピンクの半八重の花をつけ、葉は魅力的な灰緑色をしています。
「アルバ」はもともと聖職者の着る白衣のことだそうです。

3

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