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絢の名前の読みをすぐ忘れます。けんくんけんくん。
前巻(「下」)の感想で矢野さん可愛い可愛い言ってましたけど、やや突っ走り型ではあれ、宮坂ってハイスペックだよなぁとしみじみ。今までが淡白な恋愛だったとは思えないほどの尽くす人。語弊があること承知で「重い女」っぽい。家事全般大得意で。この愛の表現は嬉しい男が多そうだ。
既巻に比べて裸体の多い巻でした。絵柄はエロスとは遠そうなのに、だからこそなのか生々しさが強い。
ここに来て矢野さんを愛する宮坂くん視点から、矢野さんからの分かりにくい愛を必死で受け止める宮坂くんに向けられる矢野さんの視点で読むようになりました(分かりにくくてスミマセン)
もう何度も何度も読み返して来た上巻~本巻だったのに、宮坂くんが矢野さんの一挙一動に喜んだり焦ったり、悲しんだりするヒトコマヒトコマを違った気持ちで租借。
宮坂くん、かわいすぎる!
矢野さん、分かりにくいけど宮坂くんの事大好きですよあなた。その子は手離しちゃ絶対ダメですから!
念願かなってやっと一線を越えたものの、まだ矢野さんの気持ちが掴めずにおろおろしっぱなしの宮坂でしたが、そんなところに矢野さんとひどく親しげな幼なじみや、明らかに矢野さんを狙っているアメリカかぶれの後輩の出現でさらにふらふらになってます(笑)
ですが、ウジウジと鬱陶しいほど悩みながらも、仕事を頑張ることでもっと矢野さんの役に立つ人間になりたい!と考え直して前向きに頑張るところがワンコ宮坂のいいところ!例え現場が離れてしまっても心はいつも矢野さんのため!ってところが本当可愛いなぁ~。
そんな健気な後輩だもの、矢野さんだって付き合ってるって公表しちゃうよね、側にいる理由という言い方ながらも気持ち伝えてあげちゃうよね、ご褒美だって大奮発しちゃうよね、うんうん、わかるわぁ~。さらには自宅を引き払って引っ越しまでしてきちゃうし、二人の気持ちがぐっと近づいたウキウキの巻でした!
そしてこの巻も宮坂のエロは暴走するし、矢野さんの初々しいながらもエロい表情は垂涎ものだし、恋も仕事の幅もさらに進展して(笑)いろいろガッツリ楽しめた一冊でした!次も楽しみ~。
この巻では、あまり「東京心中最高~!!」みたいなテンションにはなれません。
面白くないという話ではなく、周囲のキャラも巻き込みながら矢野さん(受け)や宮坂(攻め)の背景を丁寧に拾っていく巻かな、と感じます。
物語に深みが出てきて、長期連載の人気シリーズとしてこれから広がっていくんだな…とわくわくさせてもらえました。
シリーズ三冊目のこの巻は、付き合い出してからの二人の日常なんですが、宮坂のがっつき具合がパワーアップしてますね。
矢野さんは疲れているからなのかかなり淡白。でも、宮坂の前で相変わらず無防備で天然であおってくるもんだから、宮坂のムラムラが止まりません。いい雰囲気に持っていこう、あまーくイチャイチャしようと子犬がすり寄ってくるがごとく矢野さんにベタつき、鬱陶しがられるんですね。ま、自分で言っちゃってますからね、「矢野さんは俺のご主人様だ!」って。
一方、付き合って、エッチな事もした二人なのに矢野さんのあっさりした宮坂に対する態度は変わらないんですね。宮坂にさんざん迫られて、「押し倒されるのは好きじゃない」と、どこまでも先輩でいようとする矢野さん、お酒を一気し、「こい!」と腕を広げるシーンは男らしかったです。