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2半ぶりくらいになる新作でしょうか、余りに時間が経過していて新刊を読む前に
既刊をおさらいしないといけない感じです(笑)
この作品は回を重ねるごとに斑類解説ハンドブックを片手に読まないとアレレ?と
思う程キャラも多く出ているのですが、今回は少な目、神とも言えるヴァルネラと
志信との出会いと不遇な別れが描かれています。
前作での斑類最高「階級」にまつわる数々の謎、それに気になっていた国政君の変化、
でも今回は志信さんとヴァルネラの過去の経緯や関係性を頭に入れる内容。
きっと今後の展開に大きく影響された過去の出来事のような気がします。
ノリ夫君たちが出てこないとシリアス加減が半端ない流れになります。
過去を知ることで現在の状況をまとめながら読み解く作品、
この作品の世界は好みですが何せ、発刊まで間が空くのが切ないですよね。
寿たらこ先生の体調次第なのでしょうが、読者の我儘な願いは「早く読みたい」です。
次回も物凄く楽しみな展開になるのではと言う期待大の作品です。
3年ぶりの新刊で、待ってた気分で読み始めたら頭が???で埋め尽くされた。
読みかえすうちに前の巻の記憶が蘇ってきて、前の巻を引っ張り出す。
そしてまた読んで、、、
人魚と獅子のキメラであるその存在自体がかなり特殊であるだけに、このシリーズの中に出てくる人物とキャラクターの中で一番複雑ではないだろうか?
(刊行の間が空いているだけに余計にねw)
国光の息子・志信が、人魚と獅子の掛け合わせのヴァルネラの教育係に任命されて、そこで何があったかの話。
志信に執着しているような意味深なセリフを投げかけていたあの、斑目類の成人式での再会の意味したもの。
精神体で生まれ実体を保てないヴァルネラがそれを入れる器として引き籠っているアヴィニヨンの屋敷。
志信が送りこまれて彼に教えようとしたのは、その精神を入れる実体を作ることをさせること。
それは、ひょっとして人として心を見につけるということだったのだろうか?
教育と称しながら、潔癖症で人と交わるのが苦手な、実は志信にも教育だったのでは?
ヴァルネラが志信とキスをすると、触ると、電気が走ったようにピリピリするとその感触を楽しんでいる。
この屋敷にやってくる大人達とは違い、精一杯の反応を見せる志信に執着(本人は愛といっている)を持って行く。
また、志信もヴァルネラと触れ合いたいと望み、その為に人魚のカナリーノと初めての経験をしてみる。
前の巻で志信の生まれた時の様子が描かれていた・・・彼は実体のない精神体でうまれて、ほんとうは国政に殺されそうになったというエピソード。
実体をもたず実に不安定なヴァルネラと、そうい過去のある志信は、実はとてもよく似た同士だったのでは?と。
だからこそ惹かれあうものがあるんじゃないかな?と推測したのですが・・・
志信がお役御免を言い渡された時に、逆上して傷つけたヴァルネラの体。
結界を破ろうとして変色した手も、彼に傷つけられた傷跡もそのままに大人になって現れたヴァルネラのその姿は一体何を意味するのだろうか?
そんなことも謎に思いつつ、これも充分に身もだえする終わりでしたので、今度こそはせめて1年で続きの本を出していただきたい!!
ちょっぴり難解でシリアスだっただけにminipisはすごく安心させられます。
ノリリンは癒しだよね~♪
最初わけわからん状態だったのが、何度もよみかえすうちにジワジワと来て評価があがりました。
複雑だけどそれが面白い!セクピス大好きです!
これまでの巻とは違い、7巻は柔らかなタッチの絵で描かれてあるように感じました。
神秘の存在である人魚『ヴァルネラ』と美しい『斑目志信』のイメージだったからでしょうか。
ミステリアスな『斑目志信』の核心に迫った今回の話。
志信の寂しい心の闇にどうしようもなくキュンキュンと唸りました。
まだ姿を現さない支配する男の存在がとても妖しくその存在感を増しています。
全く出てこないにもかかわらずです。寿たらこ先生、お見事。
お互いの魂が呼び合い、溶けるほど抱き合った『ヴァルネラ』と『志信』。
愛ゆえの絶望、引き裂かれた世界。
人魚『ヴァルネラ』と『斑目志信』恋の結末は・・・8巻へと続きます。
【セクピス】は壮大なSF物語。
男と男の熱いラブはもちろんの事、動物の遺伝子を持つもうひとつの人類《斑類》の謎を解く摩訶不思議な面白さがグイグイと迫り、クセになりますよ~。
8巻は嵐が来る予感。ムンムンとしています。
待ちに待った新刊です。
これ読むために生きてんだよ!っても過言でない程大好きな作家さんで、大好きなシリーズ。
本作は前作からの続き、シノブとヴァルネラを中心とした人魚の物語です。
6巻を読んでいないと話の繋がりが分からず、8巻を読まないと評価は出来ないところで終わっているので今回は萌評価ですが、作品は充分楽しませて頂きました。
ただただ先生のファンなので(気持ち悪いほど!)、冷静に評価出来ない自分を知っているのですが、それでもこの斑類という設定の深さ、風呂敷を広げ過ぎずにBLという甘さは残しつつ、しっかりとSF要素を描くその匙加減の上手さに毎回ドキドキしっぱなし。
今回は斑類のなかでも最も謎の多い人魚について。まだ片鱗といったところですが、その存在の異質さと巨大さはビリビリ伝わって来ます。
人間離れしたヴァルネラの異様な気味悪さと精神的な幼さの混在。一方シノブの若さゆえの傲慢さと無鉄砲さゆえ、このカップルはセクピスシリーズ随一の精神的不健康カップルのように思います。(現時点では)。
いや不健康というと語弊がありますが…自ら幸せを掴み取りにいく、ノリ夫のようなアクティブさはゼロです。
斑目家の謎も深まる一方なので、伏線回収には次巻丸々使っても無理だと思うのですが、しかし寿先生が果たして斑目家の謎、特にマキオさんと国光さんの関係を書いてくれるのかが問題。
今の感じだと、あと2巻くらいでシリーズ終了してしまいそうな気がしているのです。この人魚編がかなり斑類の核心に迫って来ているようなので。是非杞憂であって欲しいと思っています。
毎度思う事ですが、このシリーズ、「恋は理屈ではなく、本能でするもの」というテーマを斑類という特殊設定で非常に巧みに書き上げた傑作だと思います。種の保存や繁殖行為など、人間という動物が今日まで生きてきた生殖本能を冷たく客観視するも、それを同性同士でも可能という設定にし、「本能である」事を逆手にとって温かい恋愛ドラマに仕立て上げている。BLにしか出来ない醍醐味だと思います。
さて番外編ですが、9ページしかないのでここで期待されてる方はご注意。書き下ろしではありません。
しかし本編と180度違ってこちらはラブコメなので、未読ファンには嬉しい内容でした。特に熊樫先輩とヨシュア!4コマ漫画なのですが、相変わらずの馬鹿ップルぶりは健在です。
ファンの方は勿論の事、まだセクピスに手を出してない方は是非一巻からどうぞ。
次巻が今から非常に待ち遠しいです。来年出れば嬉しいなあ。
他の方のレビュー通り、待っていたんですとも…セクスピファンは。
もちろんわたしもその一人!
7巻はヴァルネラ×志信メインの巻でしたね。
個人的には、ノリリンの登場がなかったことに少し残念な気持ちもありましたが…
それを忘れさせてくれるセクスピワールド。
ヴァルネラはかなりのくせ者だけど、志信には真っ直ぐでいじらしい。
でも、ぶっちゃけ得体がしれない?というか存在が貴重で計り知れないだけに
その心のうちがよく読めない………。貴重種っていうのは既刊でわかっていましたがピラミッドの頂点なだけあって本当にすごい。斑類というけど、もうそれともなんか違う……かけ離れた存在を感じました。
どこか奇妙さを孕んでみえたヴァルネラ。彼の性格にも一癖二癖ありましたが、それ以上に志信も不器用で言葉足らずではありましたね…。
きになるのは…ヴァルネラはなぜ、あんなにも志信を気に入ったのか。
触れるとどーのこーのというのだけでなく。
気になりますね~
何度も読むしかないですね。
自分なりに答えをだそうと思います!
読むごとに気づくことがあるし、ホントに読めば読むほど話の深さ・描写の上手さに感激。
楽しくてしょーがない!!
さて、ヴァルネラと志信は再会を果たしましたがこれからどうなるのか楽しみですね。
予想もつかない展開期待してます!
次巻、ノリ夫と国政の2人にも進展があることも祈りながら(笑)
また気長に待ちましょー。
今後の展開楽しみです♪