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表題作SEX PISTOLS 7

ヴァルネラ(V・B) 人魚と獅子の斑類
斑目志信 父親の指示でヴァルネラの教育係になる

同時収録作品SEX PISTOLS (7)

カナリーノ ヴァルネラの世話役
斑目志信 父親の指示でヴァルネラの教育係になる

あらすじ

「人魚」の血を受け継ぐべく「獅子」との掛け合わせで生まれたヴァルネラが、志信に初めての恋をする…

最高ソサエティにして、神秘の存在「人魚」
その血を受け継ぐヴァルネラは、特殊すぎるがゆえ人と交わることができない。
一方、神経質で人嫌いの志信もまた、17歳で孤独のさなかにいた。ヴァルネラの「教育係」という大きな使命を負うまでは。
ヴァルネラが率直に言う。「先生を知りたい。触りたい」と。
初めての触れ合いに戸惑う志信だが…。

国政&米国の兄・志信の少年時代とは…
底知れぬ力を秘めた少年・ヴァルネラ
不意打ちのキスに心臓が破れそうに…
「先生」なのにSEXのことを知らない志信はー

ラブリーな番外編も収録♡

作品情報

作品名
SEX PISTOLS 7
著者
寿たらこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
シリーズ
SEX PISTOLS
発売日
ISBN
9784799712993
3.9

(70)

(26)

萌々

(24)

(13)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
18
得点
268
評価数
70
平均
3.9 / 5
神率
37.1%

レビュー投稿数18

振り落とされるな

そういえば最近どうなってるんだと思ったら、23年1月号のマガビーにセクピスが載ってるんだと知って安心しました。BL界のN◯NAみたいな…さ。男たちのセクシーさも同じく。

◾️ヴィビ×志信
引き続きこのふたり。こんなにたっぷり描かれているのに分からないところだらけで、分からないところだらけなのに面白い。不思議。ただ5巻までの方がわかりやすく楽しめはしたので、人を選ぶ作品になりましたね。
ヴィビが志信を闇に引き摺り込んでいくのかと思いきや、ラストでまた深まる謎。寿たらこ先生らしいといえばらしいが、振り落とされそうになる。
「ばかにした…」の志信ちゃんは大変可愛い。

0

人魚おもしろい

斑類は動物の遺伝子を色濃く残して進化…もはや超能力ですね。

最初に人魚についてわかりやすい説明があって読みやすかったです。
(1.2巻は話が進んで、え?どういうこと?となってから、まとめて説明されるので理解するまでストレスでした)

人魚は
「魂元」を「魂現」がおおっているだけの存在、というのがおもしろい。

水のある処あまねく全て見える、というのも。

それらが伝わる表現をされているのがすごいですね。

志信が抵抗しながらヴァルネラに惹かれているのもわかるし。

ヴァルネラもそうで、洋服を着ているところなんてなるほどなと思いました。

志信がカナリーノに抱いてください、というのもわかるし。
その時、志信がヴァルネラのことを思い出し寸止めしたらベタだなぁと思っていたらそうならなかったので、そこがよかったです。

番外編で、藤原の淹れたお茶から、藤原は米国好き好きと志信が読み取るところ萌え〜でした。
照れる米国かわいい(米国好き)

0

第7巻

全編、第6巻から展開をはじめた人魚キメラのヴァルネラと志信の物語。
今までのセクピスとは違う話か?ってくらい奇妙で不気味でゾッとする。(絵でも某非BL心霊マンガを思い出しました…セクピスが先だけど)

父・国光に認められたいという欠乏感を持つ志信。そもそもヴァルネラの「教育係」とは何なのか。マキオなら簡単に出来るのか、国光とカナリーノが城の結界を作ったとはどんな意味なのか。
読んでても何もわかりません。
ただ、ヴァルネラが志信に抱く何らかの欲望、単なる性欲ではなく征服欲でもあり破壊欲でもあり、肉体で「在る」ことへの渇望は伝わってくる。
自分はどっちつかずというヴァルネラと、国光にもマキオにも追いつけない志信との共振のような何か。
そして志信は性的経験も無く潔癖症で全てに焦ってカナリーノと寝るが、ヴァルネラとの間に絆が出来そうになっていたのに教育係がマキオに変更になるという。
志信は泣きながら剣でヴァルネラを斬りつける…
そして今の片目を傷つけられたヴァルネラと志信の再会。若き日のマキオの異形な感じ(男装をしている、それとも男性でもある?)。
これから何が起きるのか。誰が誰の味方なのか。
難解。面白いけど謎が多いので「萌」で。

巻末には軽く明るいショートマンガが掲載されています。
「色に出りけり わが恋は」
淹れたお茶の味で淹れた人の感情が読める志信。しろの淹れたお茶には米国への愛情がこもってるって。

「miinipis 1」
相合傘の国政xノリ夫が暑苦しい米国。相合傘を求めない藤原に感謝。(一方藤原は本当は相合傘が羨ましい)
「minipis 2」
米国のバイト先で飲み会のセクピス面々。藤原に文句を言う米国だが、奈良漬けで酔った藤原は誰彼構わずキスしている。
「minipis 3」
斑類が一番魂現しやすいのは睡眠時。だからのりりんと国政の同衾は命がけです。(押しつぶされちゃう!)

「SEX❤︎熊x熊❤︎PISTOLS」
ヨシュアと熊樫の、ヨシュアの嫉妬深いラブラブH。

2

成り損ないの人魚

前巻に続いて五年前のフランス、アヴィニョン――ヴァルネラと志信のお話から始まる第7巻です。二人の話はこの巻で一応完結しています。

あー…志信さん、受ける方だったんスね。…てそんなことは脇に置くとして。

第7巻は、さらに小難しさに拍車がかかった一冊になっています。誰もその或るべき姿を知らない、成り損ないの「人魚」であるヴァルネラを人型に収めようとする志信と、志信より何枚も上手で不気味な存在のヴァルネラが独特の絆を深めて行く様子が描かれています。

シリーズ最大の特徴である斑類という荒唐無稽な設定はこの「人魚」を描くために用意されたんじゃないかと思うほど、ヴァルネラは強烈で異質です。ヴァルネラの不遜な性格もあってちょっとゾクッとするほどでした。こんなに可愛くない人魚…やだなぁ。

一方の志信は、ここまでの激情と鬱屈を抱えていたとは意外でした。後半は急に可愛らしくなって、一体どんだけキャラ変するんだと笑 彼は斑類…というか斑目家の支配階級の最大の被害者なのかもしれません。これからのキーパーソンになりそうです。

あと…カナリーノがカッコ良くて参りました。斑類とは思えないほど優しくてスマートで素敵なオヤジでした。また登場してほしいです。

2

毅然としたクールビューティー志信さんも、昔は純情

登場人物の数が普通のBLの10倍くらいいる上みんな家族で混乱してきたw
家系図を見ると、志信は巻尾の年の離れた異母弟=国政・米国の叔父じゃないの?と思ったのですが、母の嫁の連れ子だから義兄でもあるんですね
う~ん、確かにこれじゃあ弱肉強食で家長が全ての財を継ぐシステムにするしかないかも
法定相続するとみんな二重資格者で面倒過ぎるw

1

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