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表題作SUPER LOVERS 6

海堂晴,カフェのオーナー,海棠家長男,24歳
海堂零,高校1年生,晴の義弟,15歳

その他の収録作品

  • #18.5
  • あとがき
  • カバー下漫画

あらすじ

海棠家の4兄弟――長男・晴、晴と半分だけ血の繋がりを持つ双子の次男・三男の亜樹と蒔麻、そして全員と血の繋がりのない末っ子の零は今日も平常運転中。
だけど、夏休みだというのに相変わらず晴の周りに群がる女達に、零のイライラは限界に。晴を手に入れたい一心で「いつお前とセックスできる?」と切り出すが、晴に「子供だから」と拒絶されてしまう。「弟」でいるだけでは足りない自分と晴との溝にジレンマを感じる零。
そんな時、晴の従弟・夏生が「俺と悪いコトしようってお誘い?」と再び零に近づいて…!?
苦労性長男、超美形双子、野生児末っ子の4兄弟が贈る一筋縄じゃいかないトラブル・ラブ第6巻!! 描き下ろしも収録❤︎

作品情報

作品名
SUPER LOVERS 6
著者
あべ美幸 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
SUPER LOVERS
発売日
ISBN
9784041209004
4.3

(71)

(40)

萌々

(22)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
309
評価数
71
平均
4.3 / 5
神率
56.3%

レビュー投稿数11

晴のトラウマを癒すのは

表紙をめくった扉絵の零、なんだか大人っぽくないですか?だってなんか体と頭のバランスとか喉元とか表情とか大人の男って感じに見えます!これ本当に零なの!?#18で亜樹がそっくりなベスト着てるけど、これは亜樹じゃないよね?亜樹と晴が手を取り合っていちゃこらするわけないもんね。
 晴を手に入れられるんだと知った零は、積極的に晴に迫ります。「いつお前とセックスできる?」とあからさまに訊ねたり、晴のマネをして手のひらを舐めてみたり・・・。まだ子供で、おバカで無知だからと拒む晴ですが、零はもう子供じゃないと訴えます。零が子供なんじゃなくて、晴が零に子供でいてほしいだけなんだよね。カナダで初めて会ったあの夏が幸せ過ぎて、今の零のことは好きだけど、あの夏の日のままの零でいて欲しいとも思っている。あの頃の晴はなんでも持っていた、海堂の両親、双子の弟たち、春子、そして自分だけの零。事故で両親を失って、双子から両親を奪って、幸せだった夏を忘れて、その大きな喪失感が晴のトラウマになっている。今のままでいたい、変わりたくない、変わってほしくない。ずっと小さい零のままでそばにいてほしい。何でも持っていて幸せだと思っていた自分の中の寂しさを、あの夏、零が埋めてくれたから・・・。だけど零はこのままではいられない、いつ晴が誰かのものになってしまうかわからない、いつも晴の周りには女たちが群がってきて、それを見るのが辛い。だから手っ取り早くナツと体験して大人になろうと、強硬手段に出ます!駄目ー!それ駄目だよ、零!そういうところがおバカで無知だって言われちゃうんだよ。晴がすごい顔で怒ります、当たり前だよー!どうせ晴が止めに来なくても、零だって最後までは出来なかっただろうし、ナツだって最後まではしなかったと思う。だってナツは零が晴のものだから手を出しただけ、ナツは昔から晴が大嫌いで、大好きなんだもんね。でもこの行為は決定的に晴と零の仲を拗らせてしまいます。自分のことを好きだと言いながら他の男とSEXしようとする零が理解できない晴。晴のナツに対する気持ちを勘違いする零。晴が自分と出来ないのなら諦める、晴のことも諦めると言う零に、とうとう晴は!!
 SEXで『弟』という枷を外して晴を手に入れたかった零。「愛してるって言って?」と迫る晴には言葉で縛りたくないから言わないと拒み、「好きって言って?」という晴には「言ってもどうせ何も変わらない。」と頑な態度を見せます。「変わる、俺がお前のものになる」と晴が言って、お互いに一番欲しかった言葉を手に入れます。「ハルが好きだ、大好きなんだ」
 海堂の両親の命日と零とのごたごたでずっと眠れなかった晴が寝てしまって、最後までは出来なかったけれど、2人の関係が大きく進展して、晴のトラウマも克服されて来たようです。ずっと口に出来なかったお墓参りにも零を誘えたし、どうしても思い出せなかった父親の言葉も思い出せました。「(零を)一目見て思ったよ。ああこれはもう、運命なんだ、って。」

3

すれ違うときすれ違えば

どんだけかみ合わないのこの二人・(つд`。)
なんで解らないの!なんて思わず感情的になるくらい
キュンキュンさせていただきました。
いかんね。思わず感情乗せて苦しくなってしまう。

家族としての愛情と、恋人としての愛情と。
みんなへ向ける視線と自分だけに向ける視線の違いは一体何か。
特別になりたい。好きな相手を自分だけのものにしたい。
それを可能にするのには何が必要なのか。
ひたすらにこだわっていた「セックス」という言葉の真意
エロイ意味ではなく~な展開に凄く胸を打たれてしまった。
いまや15歳なんてBLの中じゃショタ枠でもなさそうだけれど
やっぱり幼い頃からの印象って大事なのかな~と思ってみたり
見た目の幼さも比例するのか否かと思ってみたり。
ある意味、やっちゃうとこの話の面白さは半減してしまうのか。

ひとまず、気持ちのすれ違い
葛藤、苦しさはひと段落という感じでの終わり方だったので
次回はゆっくり気長にまてるかなと思います。
面白かったw
にしても、保険医のオッサンwwヴィジュアル的に好きすぎる
出番が増えてくれることを祈りつつ

1

唯一の存在…2人が心から笑って幸せになる姿が楽しみになりました!

シリーズ第6巻!
やっとハルとレンの関係も終着地点に向けて動き始めます!

今回はレンの無知さが暴走してます(笑)
もうハルに迫りに迫り、しまいにはナツに…みたいな!
帯のセリフに読む前からテンション上がってたんですけど、これがナツのセリフだったので、成る程な〜な展開でした!
ハルのヘタレっぷりもですけど…今回はレンも悪いかと⁉︎
ハルを好きすぎて独占したい気持ちも分かるし、レンにとってこの感情が大進歩な展開ではあるものの、レンのあまりにも子供すぎる行動に、ややハルが不憫でした。
ハルはハルで、両親の命日が近づくことで精神的に不安定になっています。
いつものパターンで、周囲は気がついているけど、本人は無自覚みたいな(笑)
それに加えてレンの悪魔のような行動なのでイライラぶつかって、またすれ違う2人。
今回は、ハルが凄い剣幕でキレたのもわかるな〜と同情。
でもやっぱりヘタレハル(笑)絶対言いすぎたと、後悔している所が面白い!ハズさない男だな〜と楽しかったです。

また一歩進んだのは、やっとお互いにとって特別である事を実感できたこと。
すれ違い続けた2人が、お互いの心の本音を明かしあったシーンに胸がキュンキュンでした。この時のレンの表情がサイコーに萌♡
「変わる…俺がお前のものになる」…このハルの言葉が心にしみて、ゆっくりな歩みでも気持ちが繋がっていく2人をみて、嬉しくて感動でした。
オチはやっぱりお決まりパターンでしたけどね(笑)

でも、少しずつ2人が寄り添っていてくことで、お互い心に抱えたものも良い方向で変化している2人。
ハルはずっと思い出せなかった、両親の事故前の会話を夢の中で思い出します。
そして、ずっと踏み入れることができなかった両親のお墓参りにも…ハルにとっては大きな前進。
レンの存在の大きさをと、亡くなった両親の「運命なんだ」って言葉の結びつきの深さをとても感じました。

そして改めて、読みながらあ〜あべ先生のこの感じが凄く好きだな〜と実感♡
ここで、新キャラのカウンセラー•森先生を加えてきたところもニクイ(笑)
2人の気持ちが微妙にすれ違っているのは、立場や葛藤、考え方の違いはもちろん、もっと奥底に隠されている部分が解決しないことには、本当の『愛』にはならないんだな〜と思い出しました!
ハルは、小さい頃の孤独感だったり、両親の死への想いがトラウマになっているし、レンは両親に捨てられたトラウマを抱えています。
だからこそ、ここに来てやっと登場してきた森先生の存在と、亡くなる前の両親の言葉の意味の大きさを感じさせられます。
森先生は早くも、長男と末っ子は似てると分析しているし!
ハルにはレンが、レンにはハルが必要である事に気がついた様子。
そこに恋愛感情込みで複雑化していることまでは気がついていないしにても、森先生の中では、2人の関係性はカウンセラーとして興味を掻き立てられているものである事は間違いなし…といった感じでした(笑)
「笑えるくらい超ソックリ」って、少しミーハー気味な森先生には、賛同しながらも笑いのツボでした。
私の中では好きなキャラ決定!

レンは藪だ〜と言ってますけど、きっと2人の関係性を進めていく上で、森先生は鍵を握っていくはずかと⁉︎
「似ている」=「お互いに唯一の存在」であることを分析して、焦れったい2人の架け橋的な存在になって欲しい!
ただ、男性同士の恋愛に寛容な先生だと良いんですけどね。
お医者だから、その辺は冷静に私情は挟んでこないかと思うんですけど…できればミーハー系でワイワイ楽しませてくださる方に1票!
1人で盛り上がってすみません。テンション上がるくらい、今回の展開は嬉しかったもので(笑)

どちらにしても、2人が本当のラブに発展するのは、まだ簡単ではないな〜と。
今回の展開は大きな前進でしたけど、お互いに抱えている痛い部分を掘り起こさないと進めない予感です。
そう考えると、一瞬2人の泣き顔が過ってしまい胸が締め付けられました。
でも、それがどうにかできるのは、お互いなんだと、今回のラストを読んで実感できたことは嬉しかったです。
実際そうなれば、とっても美味しい胸キュンな展開です♡
お互いに乗り越えた後の、2人の最高の笑顔も想像出来るから、本当に幸せになって欲しい。
亡くなった海棠夫婦のためにも、2人に振り回されるアキやシマ…見守る周囲の人達の為にも。
どんな形であれ、幸せになってくれることを願い、それが自分達にとっても嬉しくて、幸せな事だと思ってくれるステキな人達ばかりなので。
こういったあべ先生特有の描き方は大好き!
色んなパターンのキャラを生み出しながらも、最後には、大好きな人が笑顔でいてくれることを素直に喜ぶ、心温まるキャラの描き方をして下さるので。
どんなに辛い展開であっても、そこはブレない所にいつも魅せられてしまいます。
キャラへの愛の深さは、きっとあべ先生自身とても「人」が大好きなステキな方なんだろうな〜といつも嬉しく思いながら読んでしまいます。
6巻は色んな意味で感慨深く、萌どころ満載だったので「神」評価です!

他にも…相変わらずなアキ&シマのハルのひどい扱いや、初めての海水浴では、レンの意外な一面発覚とハルのおバカ行動にレンの大逆襲エピは大爆笑。
やっぱり貧乏くじだったのは、保健医の篁先生(今更名前発覚というのも不憫笑)。
レンのご近所…しかもボロアパートに越してきてしまい、この先も、小悪魔レンに無理回されること間違いなしな模様(笑)

ゆっくりながらも今回の進展は大きかったな〜と!
次巻がとても待ち遠しいです。

1

5本の指に入るレベル 6

手を引かれて、病院に連れて行かれる長男の図が面白かった。
あと、森先生優秀な先生なんだろうなって直感した。

なかなか手を出せない晴の気持ち、わからなくもないな。

サプライズの海も2丁目メンバーが好きです。笑
泳げない零をいじる亜樹が可愛すぎるし、その後のお仕置きよ・・・!!!
さすが零。もっとやれ。

そしてきました。胃袋掴まれている、篁先生。悪魔のナゼナニ攻撃はもう受けるっきゃない笑

『長男、桃で欲情する』の図。
たまにある、4兄弟コント面白すぎる。
長男透けるほどのガラスのハートなの自覚あるあたりも笑った笑

夏生とヤっちゃいそうなのはヒヤヒヤしたなぁ。流石に晴登場は予想出来なかったけど。しかも、晴こわ。過去1こわ。

亜樹と零の関係意外と好きなんだよなぁ。
布団の上散らかしていくのも亜樹っぽいし。

ラスト、零の盛大な勘違い。そんな勘違いをする零が可愛すぎるのだが・・・。
なんかもう主が晴になりかけている。「愛している」も「好き」も言わない零、男前過ぎるし、「晴が好きだ。大好きなんだ」のとこが悶えたわ。

このスローペースなのがなんとも好きだな。と改めて痛感する巻でした。

ここまで読んでくれてありがとう

1

零可愛い

この本は何年か前に買ったんだけど、あまり面白くなくて売ったんですけど、ネットであらすじとか見て読みたいって思ってかいもどしました。でも古本屋とか行っても売れ切ればかりで、思いきって定価で買いました。零可愛い。しかも大胆すぎ。SEXしないと、もうあわないとか言っちゃってるし。零だと、このセリフ言っても、全然嫌な感じがしない。っていうかもっと言って晴を困らせてって思っちゃいます。
まだ思いは通じあってないけど、もう1巻目から、思いが通じあってる、イチャイチャしまくりのバカップルじゃないですか。晴が零を甘やかすの超萌えちゃいます。攻が受をベタベタに甘やかすシチュ大好物です。

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