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せつない?せつないをぶっとばすほど痛くて、無理ーーーーーー
表紙が素敵な感じだったので、つい購入。
だまされた。
だって表紙みたら もふだ! って思うじゃーん。しかも青いし。
クール~ってgetしたのに、ちっとも、もふらないんだもん、詐欺ー
おまけに痛いし。。。。目がー目がーえーん。
単なる凌辱はちっとも平気なんだけど、
物理的損壊を伴うものはだめ~吐くー
スプラッタものはダメだとはっきりわかった作品でした。
痛い にマーク入ってる場合は、
先行しておられるお姉様方のレビューはきちんと読むべし と
心に刻んだ今日でした。
【だいぶ辛口です】
主人公がサバサバした性格なのは女々しさが薄く好感が持てたし、攻めの水虎の寡黙さも好感がもてるものでしたが、いかんせん作中に解説不足な所が多いように思いました。
まず、主人公は何度も自分の身代わりに地獄に落ちた攻めを助けにいくんですが、その度にその出来事が夢であったかのように視界がホワイトアウトし布団で記憶を無くした状態で目を覚まします。←なぜ記憶を失うのか?その後なにがあったのか?そもそも契約とは?主人公を刺した男はどうなった?
また、攻めの心中も謎な所がただ見受けられます。受けが地獄に最初に向かった時に、受けの協力者の舌を抜くというせめ苦を閻魔に命ぜられ報酬に女を貰います。←受けが好きじゃないの??
他に、地獄の獄卒にされている時にうれうれとして俺は適任だろと性格が変わったかのように自慢したりします。←地獄の庠気に当てられたってどういうこと?
どちらも受けが見ている前と思しき場面なのに彼の心中を語る描写がないためここまで何があったのかどうなっているのか全くわかりません。
ついでに言うと受けは何度も死にますし、その度に生き返ったりなんだったり、もう死生観が滅茶苦茶で意味がわかりません。
ただ、最後に擁護しておくと、ストーリーや世界観はいまいちよくわからず疑問だらけでしたが、不思議と読後観は悪くはなかったです(良いとは言ってない)
もうすぐ続編が発売されるということで、再読しました。
何度読んでも、2人の深くて強い絆にキュンキュンします。
2人の、イチャイチャしてるわけじゃないのに、甘々なのが伝わってくる関係も好きです。
伊織の代わりに死を選んだたまや、そのたまを取り戻そうと何度も地獄に行く伊織が、カッコ良くて切なくて胸にグッときます。道連れや運命共同体という関係が本当にしっくりくると思いました。
一番の山場の、地獄での描写はいつもなら地雷なのに、この作品だと大丈夫なのは不思議です。重く辛い内容だったのに、読後感がイイのも…。
続編では、伊織の叔父さんが主役みたいで、とっても楽しみです!
昔から、住宅事情さえ許せば、大きな生き物と一緒に暮らすのが夢でした。BL作品ではないのですが、小野不由美さんの「十二国記」を読んで、その願いに拍車がかかったような気がします。そういえば、延王尚隆は愛騎の騶虞(すうぐ=虎に似た妖獣)に「たま」と名付けてましたね。
本作のたまは「水虎」。体長はゆうに3メートル。見た目は白虎だけど、水に棲むいきものなので指には水かきがあります。骨董屋の若き店主伊織が、2年前偶然拾った、といっても子猫じゃあるまいしそうそう道端に捨てられている代物じゃありません。なんだかいわくありげな古い壺にお札を張って封印されていたのを開けた途端、ランプの精よろしく水虎が飛び出してきたのです。弱っていた水虎に、せっせと清らかな水を与えて介抱するうち、次第に1人と1頭は心を通わせます。「お前に助けられた命だ、これからはお前のために生きよう」水虎の恩返しです。あやかしのくせに妙に律儀なヤツなんです。おまけに過保護。
伊織には物に宿る邪気を浄化する不思議な力がある。評判を呼び、店には次々といわくつきの品が持ち込まれる。ただ、浄化した邪気は自分の体内に取りこまれるので当然身体には負担がかかる。このままでは長生きできそうもないと思ってたけど、なんとたまは伊織にくちづけてその邪気を吸い出し、ただの黒い玉に変えちゃうのでした。(あっ、このときは虎の姿じゃなくってちゃんと人型をとってますよ。こちらも身長2メートル近い美丈夫で、着流しに長髪というナイスないでたちです❤)
この伊織というひと、モデルのような繊細な見た目を裏切る、かなりの豪傑で、少々のことには動じない。そして自分の身体とか生命に対しても、無頓着すぎるきらいがある。それは、生まれ持った特殊な能力のせいで、家族からもうとまれ、「誰とどこにいても居心地が悪かった」という生い立ちとも無関係ではない。時に自分の身の安全を顧みず暴走する伊織を、たまは常に案じて、護ろうとする。2人の関係は、邪気を受け渡しするためのキスから発展して(というか、欲情した伊織が誘って)セックスもありなんだけど、閨においてもたまは細心の注意を払って伊織を傷つけないように大切に抱く。逆に閨での伊織はケダモノ同然となる。やさしい獣と獰猛なヒトという逆転カップルですが、相性は抜群なんです。
1人と1頭の穏やかな暮らしは後半一転、血みどろの地獄めぐりに突入します。斑目ヒロさん描く表紙の端正な美虎と、口絵のデビルマン(?)が同一人物だとはとても思えませんが、そのくらいの落差があるのです。伊織は地獄の獄卒どもに犯され、右目をえぐられ散々な目に遭うし、彼を護ろうとするたまはもっとズタボロに。地上で3年、地獄で3百年もの間、この世とあの世を何百回と行き来して、それでも互いを求めあう2人に、とうとう閻魔大王もギブアップ。2人してこの世に戻ることを許されます。「右目と尻で平穏な暮らしに戻れるなら安いもの」なかなか言える台詞じゃありません。豪傑受けコンテストがあったら伊織はランクイン間違いなしです。やっぱ、大きな生き物とくらすには、広大な住環境もですが、広いふところと太い肝っ玉が必要なんですね。
骨董についた邪気が見え、浄化が出来る伊織。
浄化の仕方は自身に取り込むこと。
伊織が取り込んだ邪気を結晶化できる水虎のたま。
ある日、共同不審な客の後を追い、猫又に出会う。
客が心配で助言するが、激昂し刺されてしまう。
この時、伊織は死んでしまった。
伊織の身代わりに地獄へ落ちるたま。
その代償としてたまの記憶を失う伊織。日々に何かが足りないと感じる。
それは決定的になり、虚無を埋める術を探し地獄に辿り着く。
地獄の案内人に連れられ、たまを探しに地獄へ。
そこで伊織が見た、たまの姿…
愛する人のため、死ねない苦しみを永遠に味わえますか?
泣いちゃいました…。
幾度となく地獄に行ってた事とか。
蛆もわき、肉が腐り、醜くなっている自分を見てほしくない気持ち。
愛する人を、自分のためとはいえ犯される様を見せられるとか…。
お互いの気持ちが通じ合う事の幸せを教えてくれます。