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せんせい、ぼくの初恋もらてくれますか?
神! だけど勿体ない!
問題は最終話とエロシーン。
良い部分の方が圧倒的に多かった。
物凄くネタバレを言うと幼稚園児が幽体離脱して、成長した姿で大好きな歯科医師の先生と交流する話です。
主人公は歯科医師の先生で、幽霊が幼稚園児だとは知らずに、友好を深めて行きます。
幽霊だと思ったら生霊だったパターンは王道ですが、恋愛もので相手が幼稚園児だったってのは初めて見ました。
私は思いっきりミスリードされて、先生の初恋の女の子が実は男の子で、幽霊になって逢いに来たのかと思ってました(笑)
結婚指輪を知らなかったり、子どもとは会話ができたり、幼稚園児だったこと自体は納得の展開。
が、エッチなことよく知ってたな!?
ストーリー上で違和感のある部分は主にそこです。
幼稚園児の思うエッチなことって何!? おっぱいとかでしょ!? (ド偏見)
正直言ってちびっ子に手を出す大人とか地雷も地雷なのですが、年齢の事は知らなかったし、完璧に先生の心の支えになっていたので、先生が相手を好きになった事自体はスッと入ってきました。
しかし最終話、幼稚園児と知った時、エロ込みの恋愛感情があるにしては葛藤が無さすぎる。
幼稚園児なら、成仏してもう逢えなくなるのが個人的には理想だったかな?
というか全てエッチさえなければ納得出来ました。せめてエッチなこと=セックスじゃなければ…。
再会して完結しますが、その先に色々あるだろうからこの話はこれで良いのだと思うことにしました。
どんなに好きでも答えられないですからね、先生。
てか本来の姿の彼と接していたら恋愛→親愛に変化しそうだなと思いました。
先生が亡くなった恋人の幻覚を見てるとか、悪夢に魘されてるとか、恋人との設定や表現が凄く良かったです。
全体の空気感、絵柄や間合いも最高だった。
悪夢のシーンはあからさまに怖いわけでは無いのですが、主人公にとって怖い記憶というのがヒシヒシと伝わってきて良かったです。
風の音とか聞こえてくる感じ。
恋人の描写も良かった。
顔が描写されないので、うわぁ…(察し)、と思いながら読んでいましたが、まさか部屋にさえ入れていないとは思いませんでした。
忘れてくれって言われてた事と色々リンクしていたのかな……?
幻覚を見なくなったこと、指輪の返却を断らなかったこと、読んでいてお腹が痛くなりました。
とにかく恋人関連、全部良かったです。
結果、地雷なのにめっちゃ好き。
今後の展開(空想)によっては完璧な地雷になりうる。
エロ不要!!
※ネタバレします。
こういう雰囲気の漫画が好き。
本当に日常に出てきそうな雰囲気の漫画が好きです。まるで本当にどこかにこういう人たちが存在するんじゃないか…なんて。
ぱっと見、「青年×歯科医師」なんですけど、実際は「幼稚園児×未亡人」として受け取りました。
以下いくつか気になった点です。
・幼稚園児、精神年齢大人すぎるな!?
攻めであるマサキが実は青年でもなく幽霊でもなく、幼稚園児だったんです。確かにフラグがあったね、あーはんはん。確かにいたずらな可愛さがあったな。冒頭とかどっちが受けなんだ?と一瞬悩んだ。
語彙力や包容力があまりにも幼稚園児じゃないので、これがファンタジーBL幼稚園児なのだ、と納得させました。
・受けの恋人について
小野先生はまだ恋人さんが好きなんだね、と思うような描写。ここは胸がグッときた。本当に愛し合ってたんだなと、数ページで感じたのです。
小野先生は葬式には出れない、指輪は返してしまったそうだけど、看取りはしたのかな。恋人さん、幸せな気分で亡くなってほしかった。この二人はハッピーエンドなのか?この点がムズムズする〜んだよなぁ。
・バッドエンドなのかハッピーエンドなのか
私はハッピーエンドだと受け取ったし、これからもハッピーエンドレスで続いていくんだろうなと思いました。
この終わり方でマサキが年齢を重ねて他の子に恋をしたら泣いちゃう。だってこれBLだもん…山あり谷ありハッピーエンドレスでいてくれ(汗)
よく考えたのですが、婚約と結婚という言葉が何回か出てきましたよね。これは「これからはマサキが小野先生を守っていきますよ。もう悲しい思いはさせませんよ、先生も二度と指輪は返しませんよ。大きくなったマサキは先生にプロポーズして、ずっと指輪をつけて二人で歩んでいく」ということな気がしてきました。
ハッピーエンド(マサキ×小野)とバッドエンド(恋人×小野)が入り混じった漫画でした。
触れたいのに触れられない、マサキは小野先生を慕っているけど、踏み込み過ぎずに寄り添って、でもくまゴローを介して欲望を伝えちゃうのとか可愛なぁとほのぼのな気持ちと、小野先生が抱えているのもの深さにヒリヒリ。優しさと焦燥感、不思議な雰囲気が良いなぁ~どうなるのかなぁと楽しく読んでたのに、最近の子はマセてるってね…マサキのことでもあったなんてね。小野先生はマサキの本当の年齢は知らなくて、マサキの存在に救われたところがあったと思うけど、真の姿を見ても恋心保ってたら、ちょっと…無理。それでも待ってる!のが醍醐味なんでしょうがショタをエンタメにするのは生理的にムリなので、微笑ましい場面も複雑な心境。事故ったのは園児だけど、長年眠ってて 今は…ってのに望みをかけたのに…歯医者を嫌がる年齢、無邪気さで園児なんでしょうけど、これからどうすんだろ…途中までの儚さと甘酸っぱさ、話の展開が面白かったのに、ショタってだけでこんな気持ち悪くなるなんて自分でも驚きました…
「待てない犬の躾け方」で初めて出会って、遡る形で読んでいる松本ノダ先生。
まぁ〜引き出しが多い先生ですね。
どエロいの、ダーク、人外などなど。
感服。
そして、絵がうまい。絵、というか、この角度から体/顔はこう見える、というのが。
何もエロの体位ばかりでなく、ふとしたカットの絵なども毎度すごいなと思う。
さて、本作は「幽霊もの」。
でも、私の受けた印象はファンタジーというより「メルヒェン」的な?
幽霊であるマサキの造形が可愛らしいから、初めはほのぼのしい。
だけど、この物語には喪失、慟哭、不安、閉塞が常に見え隠れしている。
哀しみ。
忘れられない想い。
毎夜見る悪夢。顔のない恋人…
途中の展開は少々ホラーじみていて、この物語はどこに行くんだろう?と思ったけど、可愛い幽霊のマサキがやっぱり救いになる。
この作品の「結末」はこの作品の当初のほのぼのイメージに戻る感じなんだけど「これから先」というのは読者の思いに委ねられてる、と感じた。つまりは…
(ちょっとネタバレ)
↓↓↓↓
マサキの成長を待っていくのか。
マサキが大きくなる過程で少しづつ忘れて、道が分かれるのか。
私は…
後者だと思って読んだ。
それでも小野は十二分に救われたんだと思う。
なんとも不思議で、読了後の後味も独特なファンタジー(?)でした。
ネタバレ無しで読むのがオススメな内容です。
ので、出来る限りネタバレなしでレビュー…に努めたいと思います。
歯科医の小野だけに見える幽霊のマサキ。
彼が誰なのか、何故小野の元に現れるかは分かりません。
小野は男性と同棲しているようなのですが、会話も無く男性の表情も分からずなんだかちょっと不気味。
小野が見る夢もなんだか不穏で…といった謎だらけの展開が続きます。
中盤から一気に明らかになってくるので、ドキドキしつつページを捲る手が止まりませんでした。
でね、マサキの正体なんですが…あ〜、そうなんだぁ〜…っていう感想でした。
ちょっとネタバレに触れます↓
マサキがああなってから何年か経ってる設定で、年齢がせめてローティーンくらいにはなってたらなぁ、と思いました。
2人のその後がちょっと予想できないので、読了後の自分の気持ちがよく分からないモノになってしまいました。
最後まではめっちゃストーリーにハマり込んでただけにもったいないと思ってしまいました。
お話の独創性は素晴らしいです。