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声はして涙は見えぬ濡れ烏

koe wa shite namida wa mienu nuregarasu

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表題作声はして涙は見えぬ濡れ烏

会沢征志,大学2年生,20歳
烏生田凜,同じ大学の院生,23歳,大財閥の社長の孫

その他の収録作品

  • お兄ちゃんと僕(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下:初期キャラクターデザイン

あらすじ

「友達はいらない。セフレだったら…考えないでもないけどな」
会沢征志が最近気になっているのは、超絶クールで色っぽい美形の、お隣さんかつ同じ大学に通う烏生田凜。大財閥・久喜宮グループの社長の孫らしいが、まるで人に興味がないかのような態度で学内でも浮いた存在だ。
なんとか仲良くなろうとしていたある日、凜がゲイだと知らされ、「不用意に近付くな」とキスをされたことで凜への恋情に気付く会沢。
「セフレでもいい」と、凜を激しく抱いて…。
セフレからかけがえのない存在へ、変化していくふたりの関係は――。
夏の京都を舞台に、クールで激しい大人の恋が始まる!

作品情報

作品名
声はして涙は見えぬ濡れ烏
著者
ウノハナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
シリーズ
ハイブリッド・スターダスト
発売日
ISBN
9784537131956
4.1

(371)

(178)

萌々

(107)

(52)

中立

(24)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
33
得点
1498
評価数
371
平均
4.1 / 5
神率
48%

レビュー投稿数33

素直じゃないのはいいな〜

知らずに買ったが
「ハイブリッドスターダスト」のスピンオフでした。笑

ハイブリッドスターダスト
聖人のお兄ちゃん凛と秘書の会沢の話です!

凛は素直じゃないけどそこがいい!会沢は強引で素直じゃない凛の心にそっと忍び寄り、時にガツガツと攻める!攻める!攻める!
少しずつ懐いてくる凛に会沢は甘くなっていくのがたまらない!ゆっくり時間が進んでいく感じでストーリーが進みますが、事件がおきる!!!!


いなくなると思ったよ、、、
もう、なんで。そのまま寄り添っていないんだよ!そうなんだよね。。。誰かに頼ったことがない人は誰かに優しくされると弱くなった気がして1人じゃ立っていられなくなる。

悲しい!なんで?という気持ちでいっぱいだけどちゃんと会沢が支えてくれる!!!

モヤモヤ半分
ハッピー半分

なお話です。

スピンオフだけど「ハイブリッドスターダスト」を読んでないとまったく分からないって感じではないですが、描き下ろしにハイブリッドスターダストの2人が出てきますので話をしっかり知りたいようでしたら読んだ方がいいです!!!

0

魅力が分かりにくかった

ウノハナさんの作品はきまぐれなジャガー、怒った顔も、石橋防衛隊、銀座ネオンと、どれもお話もキャラもすごく面白くて引き込まれます。この作品も表紙の美しさとレビュー評価の高さからずっと気になっていたのでレンタルしたのですが。
私には他の作品ほどの魅力は感じられませんでした。人物の会話で基本的にお話が進みますが、現実的でないことと若干ありきたりな人物像や展開に感情移入出来ず、魅力があまり感じられなくて読み進めるのがきつかった。
自分の器の小ささと読み込み不足が否めないので、レンタル期間内はもう少し読み込みます。

1

絆されていくさまに萌え

人を寄せ付けない凛に、いつもニコニコ会沢がアプローチして、凛が体調崩した時に鉄板だけどやっちゃう?と思ったけど凛が望んだことでもあり 心と体を重ねるたび、凛が絆されていく過程がかわいく、頑なだった部分が会沢によって柔らかくなっていくのに萌え〜。
そんな凛に益々惹かれ一途に愛する会沢もいい。
凛の、家族や会沢のことを思っての行動もわかるし、その後のブレない会沢、再会して凛が素直になるのもたまらん。
最初、凛はさびしさと割り切りからのエロだったかもだけど、肌を重ねるうち愛あるエロになっていくのがよろしゅうございました。

0

じわじわ暑い夏の日の…

好きだわ~!
ある季節に特化した出会いとか、話とか。
切ないし、ぎゅっと人生における何かが凝縮されていて。
なんと言うか、じわじわ蒸し暑い盆地の夏。
鬱陶しい暑さと、だらだら汗を流す描写がたまらないですね…

ウノハナ先生の、じわじわだらだらの夏の日の恋が好みでした。

凛の隣のアパートに住む会沢との出会いが、ツボでした。まあ、凛の家の庭と縁側で過ごす様子を覗き見する始まりなんですがね~
これって、何か引き寄せられるポイントでもなければ全力でブロックしたい案件です。

ぐいぐい近づく会沢と、嫌々しながら心を開いていく凛が良かったです。

凛の生育環境は切ない。
背負った哀しみとかは、凛のエロスに繋がっている。
内省する事が多いとか、内包できずにぽろりと洩れこぼれた本音とかが分かっちゃった時は、自分の事が相手にとって唯一無二だと感じますよね~
きちんと見えたものが、崩れた時は何か魅力的な気がします。

身体を繋げる2人のセックスは、ウノハナ先生のキレイな作画と、古い日本家屋のシチュエーションも合わさって眼福です。

凛と会沢の、夏を越えた話がまたっ。
良いですよ~!

小さな金魚鉢の金魚のエピソードも、大好きです。
金魚、長く飼うとびっくりする大きさになりますもんね(経験有ります)
じわじわだらだら汗を流す季節は、好きじゃないけどこちらのお話ではたまらないポイントでした。

0

勢いだけじゃなく覚悟もしっかり感じられる

 聖人の兄である凛がとっても気になっていたので、彼メインの話を読めて嬉しいです。今となっては敏腕秘書の会沢と、どんな風に出会ってどんな風に親しい関係を築いていったのか。偶然、学生時代に住んでいた互いの家と下宿が隣り合っていて、会沢の部屋からは凛の家が見下ろせたというきっかけが素敵ですよね。京都の田舎の情景、汗ばむ夏の情景も合わさって、学生らしい瑞々しい青春が楽しめました。

 凛はこの歳の青年にしては珍しく、なかなか頑なな性格ではあるのだけど。複雑な家庭のこと、両親のこと、これから背負わされるものなどなど、これだけたくさん抱え込んでいれば、そうなってしまうのも当然なのかもしれません。そんな彼の機微に目敏く気付き、喜怒哀楽を理解してくれた会沢。才能でもあるかもしれないし、以前から凛をよく見ていたからこそできたことなのかもしれないですね。この若さで他人の背負うものを分かち合う決心をするのも、なかなかできることじゃない。肝の据わっている2人なら、欲深い大人達に負けずにやっていけるだろうと思います。

0

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