おなかがすいたら、帰っておいでよ。

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表題作グッモーニン グッナイ

リネア
人捜しをしていた謎の青年
アヤ
定食屋のコック,33歳

同時収録作品グッモーニン グッナイ

サイラス
アヤ
定食屋のコック

その他の収録作品

  • Pabulum(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

恋人が突然姿を消して1年。
未だ彼のことを忘れられずにいるアヤの元に、人捜しをしているという美しい青年が訪れた。
しかし、その場に突っ込んできた車からアヤを庇った青年は記憶障害になり、
自分の名前さえも分からなくなってしまう。
帰る場所もない青年と記憶が戻るまでのあいだ同居する事になったアヤは、
迷惑がるものの久しぶりに感じる他人の温度に知らず知らずのうちに癒されていて――。

作品情報

作品名
グッモーニン グッナイ
著者
糸井のぞ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
発売日
ISBN
9784829685587
4.3

(73)

(39)

萌々

(23)

(7)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
311
評価数
73
平均
4.3 / 5
神率
53.4%

レビュー投稿数11

切なくて温かくてじわっと心に染みる作品

海外が舞台で、独特な雰囲気があり、試し読みでずーっと気になっていた作品。
どういう展開していくのか試し読み部分では分からなくて、購入を先延ばしして現在に至るのですが、KindleUnlimitedで読めました。(ありがたや)

軽い読み心地なのかと思っていたら、思っていたより、ずっとシリアスな印象。
ストーリーも展開もしっかりしていて、深い物語でした。

過去の傷を抱える受けと記憶を無くした素性の分からない攻め。
最初は受けの容姿もピンとこなかったのですが、世話好きで、傷ついた人を放っとけない受けが段々可愛く素敵に見えてきます。

攻めが徐々に変化していくのも、その描写力も、糸井先生のすごさを見ました。
受けの元恋人の愛や、攻めとの関係、受けの妹を含む周りの人たち…2人が幸せでいられることを心から良かったと思います。

何度も読み返したくなるような萌え!ではないけど、素敵なお話読んだーと余韻に浸る切なくて温かくてじわっと心に染みる作品でした。

0

切なさとあたたかさと

すごく面白かったです。もっと早くに読めば良かった。
最後まで読み進めて、本を閉じたあとにまた初めから読みたくなる作品でした。
細く軽やかな線で描かれる物語は柔らかい部分が多いのだけれど、ページを捲ってコックのアヤと記憶喪失の青年・リネアの日々を追っていくと…非常に読ませる展開に。
ストーリー展開が本当に魅力的です。
この世界観とこの雰囲気は糸井先生にしか出せない味なのではないかな。
異国もの・ワケアリ・複雑な形のパズル・普通である幸せ あたりのワードにピンと来た方はぜひ。

大切な存在が突然居なくなり、自分の中のどこかがぽっかりとあいたままのアヤ。
ごく普通の…言葉を選ばずに言うのなら、どこにでも居そうな彼が物語の重要なキーとなっている上手さ。
現在と過去が語られますが、基本的にはアヤの家で営まれるごく普通の暮らしの様子ばかりです。
暮らしに関しても、アヤに関しても、どちらも普通だからこそが上手く効いた作品だと思います。
食事も居場所も、そこに一緒に居る人も生きる上で欠かせないもの。
自分にとっては何の変哲もない物事だとしても、案外誰かにとっては素晴らしいものだったりするのかもしれません。
そんなことを考えながら、じわりと沁みる深い愛を感じる1作でした。

もっと書きたくなってしまいますがこれは何も言えないですね。
展開も結末も余韻もすごく良い。良いんですよ。
ああ好きな作品に出会えたなあと思いました。

1

愛が重なり新しい愛になる

久しぶりに読んだのですがやはりしみじみと素晴らしい世界観だなぁと思う
失ってしまった愛はなくなるわけではなく
確かに細胞の中に生きていて
新しい愛はその上に重なって
前の愛から生まれたものでもあるんだなあ
としみじみ思う
去って行った恋人の想いも
それを受けてやってきた新しい恋人も
その二人の関係性も悲しく美しかった

文句なし神と思うお話

1

許すことはない、2人を真剣に愛したから

 リネアが記憶を失って幼子のような性格だった中盤まではそこまでハマれなかったんですが、記憶を取り戻すと共に段々落ち着いた性格になっていってからは、ちょうどストーリーが要を迎えたこともあって、どんどん引き込まれていきました。アヤが忘れられない元恋人・サイラス。最初はリネアよりもサイラスのことが気になってしまって、過去の2人の話をもっと読みたいなぁなんて思っていたけれど、リネアとサイラスの会話のシーンを読んで2人を比べるような考えはすっかり吹き飛んでしまいました。

 最期までアヤのことを案じていたサイラス。自分はもう守れないから、と自分を殺した男にアヤを託せるほど、彼のアヤへの愛は本物だったんだなぁと。そしてそれはもちろん、この短い間にサイラスが、殺し屋ではない本来のリネアは純真で信頼できる男だと感じ取れた故の言動でもあると思います。きっとスープの会話で確信できたんじゃないかな。サイラスが語った穏やかで温かい食事と時間を夢見て、アヤに会いに来たリネア。一度は絶望も味わったけれど、結果的にアヤは2人の男から一心に愛されたわけですよね。温かい心を持った彼がずっと純粋な愛に包まれていたのを知って、私も幸せな気持ちになりました。

0

期待以上!嬉しい誤算。

期待以上の作品に巡り会えた幸せを味わえました。
正直絵とあらすじがちょっとと思ってたのに、読んで良かった!

アヤとリネアとサイラス。まさかの展開にびっくりです。

傷ついたサイラスを拾ったアヤ。食べ物の好みも食べる順番も同じで奇跡だと思って。愛し合って。なのに突然消えて一年。まだまだ引きずっていたアヤの前に女を探していると美形の男が現れて。

記憶を無くした男をリネアと呼んで面倒をみるアヤ。子供のようなリネアとの生活は傷ついたアヤを明るく変えていって。

しかしリネアの正体とサイラスの行方が明らかに。

サイラスがリネアにアヤを託すところが泣けます。美味しいスープを作ってくれるスープのような恋人を欲しがるリネアにも。

リネアの過酷な過去、サイラスの置き手紙。後半は怒涛の展開です。リネアの花も重要なアイテムでしたね。

アヤはリネアを許せるのか?でももう離れられない二人に。

恋人を殺した男を愛する、愛される。難しいけどあの街であの部屋で二人で幸せに暮らして欲しい。

0

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