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花嫁修業、失敗ひとつに、一もふもふ。
ウサミミ族の月兎と高校生の大河の、ピュアなラブストーリーです。ウサギや猫がたくさん出てきて、モフモフに癒されます。
人間が大好きな祖父の遺言で、人間の大河と同居することになった月兎。可愛い女の子だと思っていた大河は、無表情な恐ろしい顔をした大男でした。でも、本当は優しくて包囲力抜群で、家事能力も高くて、無類の動物好きだったのです。
一緒に暮らす内に大河のことを好きになっていく月兎。離れたくないと思っていると、月兎の実家で、祖父のもう1通の遺書が見付かります。その遺書には、二人の婚約は無効にすると書いてあったのです。
月兎が本当に可愛いです。大河のために一生懸命家事をしようとしますが、ドジばかり。でも、月兎だから許せちゃいます。そして、ウサギのモフモフ姿は、最上級にラブリーです。大河の頬にチュッとするところがあるんですが、可愛くて悶えました。
大河は、顔に似合わず、とっても優しい。月兎が失敗しても、まず頑張ったことを褒めて、決して怒りません。月兎に何かあれば、必ず駆けつけて助けてくれます。そして、モフモフ好きで、ノラ猫だろうが、ひっかかれようが、果敢にモフモフしようとチャレンジします。おまけに、手芸が得意なんて、ギャップに萌えます。
月兎とノラ猫たちの交流も面白いです。大河とのことを真剣に相談して、時にはアドバイスをもらったり、いらないことを吹き込まれたり。
そして、二人の甘々な時間は、砂糖菓子のようでニヤけます。悪い人も出てこないし、モフモフを堪能できて、甘々を楽しめる1冊です。欲を言えば、二人が結婚式をした様子も読みたかったです。