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大学生の里谷は、出会い系サイトで出会った青年、kioと毎回ジェラート屋の前で待ち合わせて、里谷の部屋で体を重ねています。二人はいわゆるセフレなので、必要以上の会話は交わさない関係です。
里谷は大学生ということもあり、里谷の周囲は恋人や恋愛にまつわる話が多いのですが、周囲は里谷がゲイであることを知りません。そんな里谷も周囲には自身のセクシャリティーを伏せています。里谷の中には知らず知らずのうちにストレスや恋愛に対する焦りもあったのではないかと思いました。
きちんとした身なりのkioは、ある日を境に里谷が連絡しても直規と連絡が取れなくなってしまいます。
学校生活、友人とのこと、就職活動、そして直規とのことに揺れ動く里谷と、Kioこと直規はどこまで行っても動じません。直規のことは次の巻で明らかになりますが、直規の大人な部分の中に影を見た気分でした。
ジェラート、というアイスクリームでもシャーベットでもない、味わいも舌ざわりも深いのに軽やかなものがタイトル、題材、エピソードに生きています。
出会い系の掲示板で出会い、お互いハンドルネームでの関係を何か月も続けている2人。
自身の性の指向を自覚して、初体験を済ませ、その味気無さの印象が強いまま、掲示板で知り合った男性と、表面上だけの付き合いを続けている大学生、里谷智秋(sato)は、半分自覚、半分無自覚で、年上の男性、kioに惹かれていきます。
ジェラート店の前で待ち合わせ、1人1つづつ買って食べながらおしゃべりしながら、自分の部屋に行くまでの時間を楽しみ、否定されることを知りつつ泊まっていくかと聞いてしまう、はっきりしない気持ちが育っていう様子が、切なく、きれいです。
勇気を出したのは年下のsatoの方、応じたのに言い訳して、逃げたのは年上のkio。
忘れようと努力しているsatに会いに、以前の待ち合わせ場所だったジェラート店にやってきたkio、自分勝手を攻められて、相手の様子を見てまたも言い訳して許してもらうのもkio。
両想いにはなったけれど、年上彼氏のずるさ、自分勝手さにもやもやさせられました。
しかし、その後は年上彼氏の目線、考えが軸になる話が続いているのがよかったです。
答え合わせのようであり、補足のようでありつつ、物語の味わいを深めてくれる流れになっていました。
両想いになった後は、短めのエピソードが綴られていて、お互いがお互いの周囲に恋人が出Kたことを話している様子や、名前呼びをしている様子、たくさんのシーンと表情を見ることができて、楽しく、幸せな気持ちになりました。
感想は皆さんが書かれている事と同じで、センスがすごいなぁと感じています。
オシャレ、本当にこの言葉がぴったり。
映像作品のコミカライズのようで、情景や言葉が目に映るような描写が印象的です。
ミステリアスな攻めさんは感情の起伏がなく常に微笑んでる感じで、何を考えているのか分かりづらいところに受けくんが距離を取ってしまうという話。
しかし結局お互い両思いで…よくある話なんだけど、描写が綺麗でありきたりという感じはしなかった。
読了後の爽快感も良かった。
季節の移ろいと共に描かれる、キャラクターの心情の変化がとても切ない作品でした。
物語は「知っているのはお互い、いい加減なハンドルネームだけ」という状態からスタートします。この時点で私は萌えました。キャー! どういうこと? オトナの関係!?と思いまして。
そのままドライで冷めた関係で終わるかと思いきや、里谷(受け)はだんだん政田(攻め)に気持ちが傾いていき、やがて彼のことが好きだと自覚します。
そこから先のストーリーは……ジェラートのように甘かったです。政田(攻め)、里谷のこと大好きじゃん! 年上×年下好きにはたまらん展開でございました。
そして、ジェラートという小道具が随所でいい働きをしています。毎回違うフレーバーのキス、冬季休店により、ふたりを結びつけるものがなくなってしまう等々。「お見事!」と唸ってしまいました。
<こんな方におすすめ!>
・スタイリッシュな絵柄が好き
・年上×年下が好き
・甘さと切なさ、両方味わいたい
そんなわけで神評価です。
タイトルと試し読みに惹かれて一気読んでみた!カラダの関係から始まったのに、どこか初恋のような甘酸っぱさがたまらない。ストーリーはまさにジェラートのように、甘くてほろ苦くて、ときどきシュワっと酸っぱい〜
夏に始まり冬に終わる物語の中で、季節の移り変わりと共に二人の距離も近づいていく。ページをめくるたびに半年間を彼らと寄り添いながら過ごした気分になれたね…ちょっとしたすれ違いもあったけど、全体的にはスムーズな展開だったから、読んでてほっこり幸せな余韻が残った!
