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表題作夜が明けても

甲坂卯一郎,リーマン,営業部の課長
二町真,攻が酔って一夜を共にした相手

その他の収録作品

  • その後 家にて①・家にて②・会社にて①・会社にて②・家にて③(描き下ろし)   
  • あとがき

あらすじ

恋の痛手を抱え続ける卯一郎は、酔った勢いで抱きついた男・真と
一夜を共にしてしまう。
行きずりの関係のはずだったが、真は卯一郎に「友達になろう」と言い、
家に通ってくるようになり……!?

傷ついた心を優しく癒すスイート・ラブ!!

作品情報

作品名
夜が明けても
著者
まさお三月 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403664885
4.2

(218)

(103)

萌々

(76)

(28)

中立

(8)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
16
得点
911
評価数
218
平均
4.2 / 5
神率
47.2%

レビュー投稿数16

もやもやと萌えと爽快と萌えとが交互に押し寄せる作品

まさお三月先生の作品が好きで全ての作品を何度も読み返していますがこの作品はトップ3の好きな作品です。
勘違い、うまくいかない、もだもだ、悩み苦しみ、恋愛にまつわる萌えを大量に味合わせてくださいます。
ちょっとしたやりとり行動が本当にじれったくてかわいらしくて、両想いになるまで、両想いになってからも、なかなか通じ合えないやりとりがとても素敵です。
アンジャッシュのすれ違いコントのようだけど、萌えがすごいです。
勘違いに勘違いを重ねていくなかで愛情が深まっていく過程のやりとりにとてももやもやしました。
ラスト近くでお互いのいろんな誤解が一気に溶けていくところがとても爽快でした。
まさお三月先生の描かれる受けは厄介で面倒くさくてかわいいタイプが多いと思いますが、今作の受けは最高に厄介で面倒くさくて真面目で一生懸命でかわいい、素晴らしく愛らしい人でした。

2人の周りにいる人たちも穏やかで優しくてやりとりが楽しかったです。

0

前半はワクワクした

変わった出会い方をして、最初、真の素性がわからず、どういう人物で、どういう風にストーリーが展開していくんだろうとワクワクしながら読んだ。

出会った日のことがわかるにつれ、卯一郎が真に惹かれていくのはふむふむと。

真が卯一郎から離れた辺りから、何だか私にはよくわからなくなってきた。

真は卯一郎がまだ先輩を好きだと思って離れたっていうのが…卯一郎はそうじゃないと言っていたのに思い込みが激しいというか、一言確認すればいいのでは?とかごにょごにょ思ってしまい。

はれて恋人になってからも、それまでとは違い距離ができた理由が、真が今まで恋愛が長続きしなかったというのも、なんだかしっくりこず。
最初の頃のやたら積極的だったのは何だったのかと。
(私の理解力不足だと思いますが)

あと、真が卯一郎の裸眼を恥ずかしがるのも、長い〜引っ張りすぎでは?描き下ろしでギャグにまでするんですね、と思ってしまいました。

最初の頃、卯一郎の裸眼をあれだけガン見していたのに、両思いになった途端、恥ずかしくなるものなのね〜しかも全然慣れないのね〜と気になりました。

前半ワクワクして、出会った時のネタバラシや真の素性がわかってくる所はおもしろかったけど、前半とは真逆の後半の真の言動が私にはあまり理解できませんでした。ごめんなさい。

1

うっすらネタバレかも

はじめ、不思議なスタートを切った2人でしたが徐々に謎も溶けはじめ順調に進むと思いきや、小さな小石にもつまづくような純愛。その度に読んでいるこちらはハラハラ。でもそんな2人が大の大人なのにかわいらしい。
ドラマティックだったり壮大なストーリーだったりはしないけど、道端のお花を摘みながら行くうちに幸せの花束ができあがっていくような…例えが変ですが、恋愛ってワクワクします、本当にいいものですよね。

2

かっわいいサラリーマンだなぁ!

なんなんだこの、どうしようもかくかわいい不器用なリーマンは・・・・。

内容は先行くお姉さまたちがすでに説明されてますので
感想だけ・・・。

いい・・・いいです、すごく・・・。
最初は不器用な攻めと能天気な受けの話だと思っていたのが
受けの正体がわかって、攻めが気持ちを自覚してからの
とんでもなくいい展開・・・・。

そしてくっついてからの話もめちゃくちゃカワイイ・・・。
リーマンものはあまり好きではなかったのですが、
こんだけかわいい男たちが好きだの嫌いだのエッチだのしてるんなら
このまま沼にはまってしまうのもアリ。ありよりのありです。

書き込みの少ない作画ですが
シンプルもまたよし。集中して表情に注視できます。

リーマン初心者様がいらっしゃったら、ぜひこの作品からいきましょう・・・・!

1

照れる姿萌えしない自分を発見…

朝から読み直しているまさお三月さん作品も、手持ちはこちらで最後となってしまいました。

悲恋の予感たっぷりの最初のページから一転、目が覚めたら見知らぬ男が家にいる。
全裸ということにはツッコまないのかという驚きを感じる始まりです。

大学時代のサークルの先輩にフラれてからというもの、恋人は作らず、一夜限りの相手と遊んできた卯一郎。記憶がないまま一夜を過ごした真に「友達になろう」と言われて、流されるまま押しかけ友達をされるわけですが…。

うーむ。
やっぱり読み直してもいまいち誰も好きになれなかった…。
失恋から目を背けてただ忘れることだけを考えていた卯一郎が、真の言葉で「自分が傷ついていたこと」を受け入れるシーンは良かったし、ノンケの真が必死に恋する卯一郎の目に惹かれて、自分もこんな目で見られたいという思いからついていってしまったというのも説得力があったのですが、後半の真に萌えることができなかったのがいけないのだろうなと思います。

気持ちを伝えて姿を消すまではある程度入り込んで読めるのですが、卯一郎との時間<完璧な恋人になるための情報収集というのがまず可愛いと思えなかったんですよね。
過去に何があったにせよ、誰も完璧な恋人なんて求めていないし、自己満足で空回りしているように見えてしまいました。前半と後半で完全に別人になってしまったのが「お付き合いを始めたせい」というより、人物設定がブレたようにしか感じられなかったわたしがいけないのか。少しでも前半でそういう片鱗を見せてくれていたらまだ違和感なく読めたのになあと思います。

目が見られないネタも引っ張りすぎて飽きてしまいました。せめて最後は目を見て笑い合う2人とかで終わるのかなと思っていたのですが、テンパった真の可愛さ萌え押しで終わってしまったのが何とも。

何度読んでもこの作品だけは、他の作品で見られるまさお三月さんの良さが見出せません。
単にテーマとわたしの相性が悪かっただけなのか。
うーむ。

1

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