俺には、厄介な蜘蛛が憑いてる

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表題作坊主と蜘蛛

ジン,蜘蛛の妖怪
宗玄,坊主

同時収録作品王子と蛸

七尾 大蛸
八尋 乙姫の第一子

その他の収録作品

  • 坊主と蜘蛛・番外(描き下ろし)
  • 王子と蛸と坊主と蜘蛛と(描き下ろし)
  • おまけまんが 壱、弐(描き下ろし)

あらすじ

坊主の宗玄は、懐かれ情を交わした蜘蛛の妖怪と旅をしている。人ならざる彼との情交で得られる快楽が、手放しがたかったのだ。宗玄は妖怪の類を恐ろしいとは思わない。むしろ人間の方が、残酷で恐ろしい。いつの間にか、蜘蛛の裏表のない一途な独占欲を好ましく思い始めていた。人間である自分が死んだ後の、蜘蛛の行く末が心配だったけれど・・・・。

作品情報

作品名
坊主と蜘蛛
著者
ハジ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
ISBN
9784829685723
4.3

(167)

(92)

萌々

(44)

(24)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
21
得点
714
評価数
167
平均
4.3 / 5
神率
55.1%

レビュー投稿数21

旦那と亭主

ハジ先生、絵柄も設定/ストーリーも商業BLでは異色の作家様で、昨今のファンタジーブームに乗っかってもっと売れて欲しいと強く思います。

こちらは和ファンタジーもの。裸ブーツへの並々ならぬパッションがカバー下に記されています。結局のところ宗玄って何者なのって話もカバー下に。こういう細かいところも含めて、長期連載で語られるようなファンタジーものが増えるといいんだけどな…という願望。

ebookカバー下有り 修正白抜き

1

蜘蛛の可愛さ……!

タイトルから坊主×蜘蛛かと思いましたが、蜘蛛×坊主でした。

とにかく蜘蛛が可愛かったです。キャラデザもかっこよく可愛いのですが、ちょっとしたことでびゃーっと泣いちゃう、でもめちゃめちゃド攻めなところがよかったです。

坊主と蜘蛛がイチャイチャしながらすすむ、ただの1話完結ものロードムービー連作集かな? と思ったら意外な謎展開が。謎の時間経過バグというミステリー要素が加わって、ストーリーも興味深かったです。

表題作のほか、スピンオフの『王子と蛸』『王子と蛸と坊主と蜘蛛と』『おまけまんが壱』『おまけまんが弐』と更に設定とあとがきまでついて大満足の一冊です。

1

とうとう蜘蛛に萌える日がやってきた

坊主の宗玄と蜘蛛の妖怪のジンの永い旅物語。

宗玄を「旦那」と呼び、人懐こい笑顔を浮かべるジンは一見すると、
お師匠に付き従う舎弟の少年のようにも見えるけれど、
実はその本姓は蜘蛛の妖怪で、宗玄とは情を交わす仲。

ジンを祓うこともできるけれど、そうはしない宗玄。
抱かれるうちにジンに与えられる快楽に浸り、
まっすぐな好意を向けてくるジンに対して情が沸いてしまったから。

ジンのことをいとおしく感じれば感じるほどに、
人間と妖怪の寿命の差から、いつかはジンを
ひとりぼっちにしてしまうと思い悩む宗玄。

そんなとき、宗玄の隠された出生が明かされ、彼もまた
人間と人ならざるものの間に生まれた存在であることが判明します。
宗玄の正体については明確には言及されることはありません。
一体何者なんだろう…?不気味な回想に想像を掻き立てられます。

他人とは違う〝何か〟をもって生まれたために
周囲から疎まれて育った辛い過去をもつ宗玄。
そして、ジンもまた同じように集団から疎外され生きてきました。
そんな2人だからこそ、互いの痛みや寂しさを思い合うことができるのでしょう。
欠けた部分を埋め合うように優しく寄り添って生きていく
2人のこの時間が永遠に続きますように…。

蜘蛛は苦手なのですが、ジンの蜘蛛姿には
そこまでの嫌悪感はありませんでした。
多腕や糸を操る技はむしろ、宗玄を抱くときには大活躍しています。
8本の腕に同時に色んな箇所を責められ、糸で縛り上げられ、
快感のためてろんてろんにふやけた宗玄の表情はもはや
聖職者とは思えないスケベが溢れ出てしまっています。

攻めるジンも普段は無邪気そのものでかわいらしいのに、
宗玄を抱くときはジンの中のオスが出てきちゃっています。
そして、蜘蛛の特徴としての脱皮(ここはちょっと苦手…)を繰り返し、
脱皮する度に男ぶりを上げてゆきどんどんかっこよくなってゆきます。
少しずつ大人の男になってゆくジンにちょっとドキっとしてしまいます。

同時収録は竜宮城の王子様と蛸のカップルのお話です。
このお話の時代設定は現代なのですが、そこに現代風の服装をした
宗玄とジンがちょこっとだけ登場し、昔と変わらない2人が見れて、
あれからもずっと一緒に生きてきたんだな、と嬉しくなります。

2

キャラは素敵だけど軽快過ぎたかも

 人間以外のキャラクターが登場するBLもそこそこ読んできましたが、さすがに蜘蛛は初めてで、しかもその相手がお坊さんということで、一体どんな雰囲気になるんだろうとワクワクしながら読み始めました。やはり蜘蛛なだけあって、8本もの脚で受けを可愛がる濡れ場は斬新でした。同時にこんなにあちこち弄られたら、お坊さんと言えどひとたまりもないですよね。さらに、脚が8本繋がりで、同時収録作の攻めは蛸。特殊な生き物をBLに落とし込む、ハジ先生の着眼点が素晴らしかったです。

 ただ、なんとなく萌えが頭打ちになってしまったように感じたのは、2カップルとも出会いやここまで気心知れた仲になるまでの経緯がほとんど描かれていなかったからのように思います。とても魅力的なキャラ達だったからこそ、もう少しお互いが相手に惚れ込むようになったきっかけなどが描かれていても良かったのかなと。既にある程度関係性が出来上がっていたので、本編ではなくて後日談?と思ったりもしました。素敵な世界観なので、軽快なギャグ要素も残しつつ、この世界を活かした雄大さも感じたかったですね。

1

こんなに可愛い蜘蛛ならいくらでも

〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き
カバー折り返し:あり
カバー下:
帯:なし
裏表紙:
備考:試し読みで確認できた項目のみ。

〖紙媒体〗
修正:白線、黒線
カバー下:あとがき、2人の裏設定、イラスト

1

いいカップル

坊主と蜘蛛というカップリングにまずびっくり。蜘蛛の妖怪ということで見た目もちょっと怖い所もありました。

いやあベストカップルですね。
一途な蜘蛛にほだされる坊主。
蜘蛛のジンが本当に健気で一途で万年発情期でほっとけなくて可愛かったです。まさかの攻め!
ジンが攻めなのも理由があって。受け入れてくれる坊主の宗玄も懐が広くて愛がありますね。

宗玄の出自や村での仕打ちはとっても心が痛みました。でもいいお坊さんに助けられジンに憑かれ今では賑やかですね。

蜘蛛の手管がすごいですね!普段は子供っぽいのに宗玄が快楽に弱くてジンはすごく攻めます。言葉でも。ギャップもいいですね。

祝言もあげてずっと一緒の約束。ジン良かったね!

2

人外ものという理由で避けるのはもったいない!

人外もの良いじゃん!と思わせてくれた作品。本作を読んでから他の人外BLも読むようになりました。

ジンの旦那呼びがかわいい!外見の幼さも皮がむけたら大きくなっていく(脱皮)ので気にならなくなりました。蜘蛛ってどうなの?と思っていたんですが多腕攻めって便利ですね。

モフモフ感がたまらない九尾の信田さんの話も読みたくなりました。ちょいちょい登場する妖怪たちも、ひとつ目の妖怪などかわいいものばかりでした!

王子と蛸

坊主頭が好きなのでこちらも楽しく読了。
相変わらずラブラブな現代ノリの宗玄とジンも登場します。一冊を通してエロも多く、満足です!

2

いい意味で裏切られました!

妖怪もののBLはどんなものかと、恐る恐る手を出してみましたが、購入して良かったです!お気に入りの一冊になりました。
以下、 ネタバレを含みますのでご注意下さい。


表紙と試し読みの印象から、今回は襲い受けのお話かなと思ってたんですけど違いました!試し読みだけだと、誤解しちゃう人多いんじゃないかな^^;でも、私としてはいい意味で裏切られた感じなので良かったです !妖怪BLって自分の好みではないかも、と二の足を踏んでいたのですがもっと早く読めば良かったです。ハジ先生が描くと蜘蛛ってあんなにセクシーに見えるんですね。。。そして何よりお坊様のエロいことといったら。。。新しい扉を開いてしまいました(笑)攻めが、受けに好き好きと、尻尾を振ってるワンコのように懐いています。攻めだけど、とっても愛らしいです(^^)対して、受けは男前タイプでモテる。男前なお坊様が何故受けになったのか、その経緯も途中で分かるのですが、攻めに対する愛が感じられて涙腺が緩みました。。。ハジ先生の作品は、今回初めて読んだのですが、他の作品も読んで見たくなりました!

2

腕が多いと色々いいかも(笑)

ハジさんにがっつりドはまり中(笑)で、たて続けに作者さん買いした内の一冊なのですが、う〰️っ、悔しいくらいやっぱり面白い!!

『Red Hood』『辺獄のカレンデュラ』『DOUBLE HOUND』とどの作品も設定がしっかりしているし、話は面白いし、絵は綺麗だしと文句無しで神評価を付けたのですが、絡みは少なめの作家さんなのかなぁ~と勝手に考えていただけに、今回はエロもプラスされていたのでさらにメチャクチャスパークしました(笑)

タイトル通りメインは坊主と蜘蛛の妖怪なので、多腕であちこち同時に攻めてみたり、糸で緊縛プレイや羞恥プレイをしてみたりと色々楽しませてくれるだけでなく、蜘蛛なだけに「皮が剥けたらおっきくなっちゃう(笑)」ので最初は可愛い少年のようなジンの初々しいプレイから(図体の大きい方が受けって萌える〰️っ)、細マッチョで長身に成長した(でも、ちょっとあどけなさの残るところがむちゃくちゃ可愛い!)ジンの手練手管を駆使したプレイまで楽しめる1人で何パターンも楽しめちゃうという大サービス付きでかなり嬉しい一冊でした。

しかし、このエロがただ欲望のままに突っ走ってバコバコやってるっていうのではなくて、欲はあるのに雌を抱けないジンのために受身になる宗玄と、気持ちいいことが大好きな宗玄のために手管を尽くして悦ばせたいというジンの想いの結果というのがたまらなかったです。

周囲に受け入れてもらえず、弾き出されるように孤独に生きてきた二人が、健気なまでに相手を思いやる気持ちに溢れていて、不器用ながらもジンをとても大切にしている宗玄の優しさや、普段はかわいいワンコのジンが時折みせる宗玄以上に大人びた男前の言動にきゅん…ときました。

そしてこの作品も脇を固める人たちがとても個性的で魅力があるので話に厚みがでてやっぱりすごく面白かったです!メインの二人はもちろんだけど、妖狐の信サマむちゃくちゃ気になる〰️、続編出してくれないかな…熱望です!

2

めいっぱいの愛情と大きな器

先だってのcannaフェア小冊子にそそられて購入。
1年も長い間タイトル避けしてた自分を殴りたい。
もっと早く読めば良かった!!と悔やむぐらい面白かったですヾ(*´∀`*)ノ

避けてた理由は坊主に興味が湧かない。
説法が〜とか仏に使える身で〜とか言うんでしょ?
あんま萌えないんだよねー(ヾノ・ω・`)
…と思ったのが、そもそもの間違いでして。。。

この本登場する坊主は、正確にはキチンと修業を積んでおらず本職じゃない坊主。
説教くさいことも言わないし、聖人君子でもない。
でも懐は大きい器を持ってて男前に感じる一面もあり。
快楽に弱く健気な蜘蛛の性欲旺盛に応じるノリノリ助平ww
「こっちへ来いよ」の一言に含まれる色気が〜!!

そんな坊主様が受けで、受け側に回った理由にジワり(;ω;)
生い立ちや幼少期に苦労したせいで人間嫌いで。
でも器が大きくて優しくて、なんだかんだと人間を助けて。
エッチの最中のトロトロなお顔はエロくて可愛くて。
魅力たっぷりな坊主受けで何度もキュンキュンしました(∩´///`∩)

蜘蛛攻めは思った以上にしっかり「蜘蛛」の形を成してたような。(個人的にリアル蜘蛛を見るのも触るのも平気なので大丈夫でしたが、苦手な方だとどうなんだろう…?あ、でも日常は人間対応仕様でした。エッチのスイッチ入ると変身する感じです。)

この蜘蛛さんは性格が真っ直ぐでスレたところがなくて愛らしくて好印象です。とにかく坊主が好きで好きで好きで健気で一途な姿にキュンキュン♡笑って泣いて拗ねて感情表現が豊かところに癒されました。可愛かった〜!(﹡´◡`﹡ )

そんで伴侶としての心持ちが人間くさいところが良い!
素敵な旦那っぷりが男前でかっこいい!
健気で一途で可愛くてかっこ良くてエッチが上手くて(蜘蛛の糸を操っての攻めはエロかった…)ちょっとおバカなワンコ系。個人的に萌えがギュッと凝縮されてて嬉しい\(´ω`* )/››

共に旅をして長い長い時を過ごしても蜘蛛の気持ちは一切ブレることなく変わらず、ただ一心に坊主を愛して愛して大切にしてて。坊主が過去と向き合い弱ってる時は支えて。めいっぱいの愛に溢れてた蜘蛛攻めにキュンキュンしまくり。そんな蜘蛛の溢れる大きな愛情を、坊主は更に大きな器で包み込んだラストには涙腺が緩み、心暖まるハッピーエンドが読めて幸せな気分に浸ることが出来ました+゚。*(*´∀`*)*。゚+

余談ですが。。。
嬉しい誤算だったのは想像以上にエロ多い///
そんで修正が甘くて感激///
イイモノを見させてもらいました゚+.((人д<o))゚+.

9

最初...

タイトルと表紙に惹かれて買ったんですけど...
ショタ攻めなのかと思って、今回の表紙買いは失敗したかなと思って。でも、読み進めたら......

だんだんジンは成長していって宗玄さんはエロくなるし......
表紙買い大成功でした!

設定が面白かったです。人外(蜘蛛)×人なのかと思ってたら人外(蜘蛛)×元人だったっていうね
宗玄さんの過去も結構重かったけど、ジンの能天気さというか馬鹿さで重いところもカバーしていて読んでいて面白かったし、楽しかったです。

2

とにかく攻が魅力的。

表紙は何となく蜘蛛が妖艶な感じがするけど全く違って、健気・一途・素直・ちょっとアホ、
そして、表情豊か。笑ったり泣いたり…すぐ泣く。心配して泣く、怖かったようって泣く、ばかあああって泣く、あと旦那が欲しいときも泣くwヘタレなところが好き。でも時々攻っぽい顔するのがイイ。

この子の見た目、上半身裸で背中の一部~腕と、下半身はぴっちりしたスーツ状のもので覆われているのが萌えでした。
自分は人外萌えはそんなしないけど、多腕男子(って初めて聞いたけどw)はなかなか良いと思った。
蜘蛛であるジン本人も言ってるけど、「旦那の感じるところ全部知ってて全部一度にしてやれる奴なんていない」からね。

最中は宗玄のことを旦那旦那と連呼しててまさにワンコ攻。そして無自覚言葉攻。
「ね、気持ちいいね」「これ好きだろ?」とか、
「ここ、どうなってる?」言って、言って、って求めたり。
精神的には旦那の使い魔っぽい(使い魔って表現は変だけど)けど、攻というのが良い。

旦那…と呼ばれている坊主、は、ジンの一途さにほだされている男前受。ジンへの眼差しは保護者的。
たぶん全然攻になれる人なんだけど、ジンが欲しがるから受けてる感じかな。
そのへんの話を人にしてるシーンが好き。
(ジン以外にも人外の人が出てきてそちらも良い感じ。
この↑話を聞いてくれてる相手も人外なんだけど、この人は尻尾の使い方が良いなぁと。笑うとき顔隠したり、人の頭ポンポンしてみたり。)

ストーリーは、読んで行くとジンにも旦那にも新事実が出てきてなかなか面白かった。
特に、ジンの…その設定はオイシイ。
妖怪とか和風ファンタジー好きなのでそのへんも良かった。
坊主の宗玄についての謎は、もうちょっと知りたかったかな…
カバー裏にけっこう書いてあったけど、肝心のところが謎のままだなぁと。

この本は坊主と蜘蛛のお話がメインです。
「王子と蛸」のほうは一話分。私は坊主と蜘蛛のほうが好きでした。
蛸さんは、もっと蛸感出ててもよかった。

王子と蛸の続き的な「王子と蛸と坊主と蜘蛛と」という描き下ろしもあり、
こちらは4人ともノリノリで東京見物しようとしてて、坊主と蜘蛛はハッチャケてるし、楽しそうで何よりでした。

3

眠っている間、離れ離れの間


思っていたよりエロッエロというわけではなく…!どちらかというと少年漫画のような新鮮さがありました。戦ったりもするんです。

最近人外ものがじわじわきているような気がしますが、こちらのふたりは最初、逆でもおいしそうだなぁと思っていました。が、やっぱり最終的にはこれでよかったのだと思うように。笑 表紙だけじゃわからないことを挙げると、攻めの蜘蛛が天真爛漫で可愛げがあります。一皮ずつ剥けて()大きくなっていく様子も格好よかったです。まさか作中で三段階見れるとは…
坊主もただの坊主ではありません。


表題作で良いキャラだなぁ〜と思っていた蛸さんが攻めとして主役になっている同時収録の王子と蛸も読めてよかった…//(表題とどちらもタイトルは受けが先に来る方です)
馴れ初めこそ描かれていませんが、地上では五百年(!)もの間離れ離れになっていた王子と蛸のお話で、表題作のふたりも出てきます。

蛸から王子への覚悟を示したときに王子の口から零れた
「離れるのはもういやだ」
感動しました。

萌えと趣味、性癖を詰め込んだと書かれていましたが、攻めが蜘蛛や蛸という人外ならではのプレイも豊富、周囲のキャラも立っていて、次回作はどんな形で読ませていただけるのだろうと楽しみになるハジさん初読みでした。


追伸 ジン(蜘蛛)や七尾(蛸)のように欲に忠実になっていうのであれば……

信田さんのえちもいつか拝みたい(小声)

3

人外萌え!!!!

和風っぽい雰囲気の作品好きなので、即表紙買いしました!
が、大正解でした〜
蜘蛛のジンくんが素直でいい子で可愛すぎました。
そして萌えの要素だけでなく、ファンタジー、冒険譚的な要素があり話もしっかりしているので、とても読みごたえありました。そしてほろっとさせられるシーンもあります。

内容だけでなく、エロもガッツリあります。キャラクターの表情がいちいち色っぽいのでたまりません。
人外にこんな萌えるなんて…自分の新しい趣味を発見してしまいした笑

6

展開力に唸らされる和風ファンタジー

初読み作家さん。
少年漫画のような絵柄は読みやすく、豊かなファンタジー世界にも惹き込まれ一気に読んでしまいました。
触手プレイや裸数珠など、フェチ心をくすぐるエロシーンも見どころの一つ。

飄々としたイケメン坊主(受け)と、彼に取り憑いた小さな蜘蛛妖怪(攻め)が、妖怪を倒したりエロいことしたりしながら旅を続けていくという物語。

最初のHで坊主の方が妖怪を喘がせていたので坊主攻めか?と思いきや、合体シーンではガッツリ妖怪攻め。
蜘蛛の糸や8本の脚をフルに使って坊主を蕩けさせています。
女好きで普通にモテる坊主をわざわざ受けに回すなんて、作家さんは逆体格差萌えなのかな〜と思っていたら……
その後の展開で坊主が抱かれる側に甘んじている理由もちゃんと明かされ、坊主の懐の深さ、妖怪への愛にじ〜んとしました。

正直、最初の数話はゆるくほのぼのした印象でしたが、中盤で衝撃の事実が明かされてからグッと切なさを帯びてくるという展開力も素晴らしいです。
切ないといっても過去のことではあるのですが、坊主を包み込む妖怪の屈託ない優しさにとても温かな気持ちになれました。

同時収録作は、スキンヘッドのお坊さん(タコ妖怪)× 乙姫の息子のお話。
攻めを「兄者」と呼び慕う受けも、タコ足をウヨウヨさせながら己の欲望を自制する攻めも、どっちも可愛すぎました♪

この話では舞台が現代となっており、そこに表題作の坊主と妖怪(服装もすっかり現代風にw)も出てくることで、彼らが本編から変わらず一緒にいたことが分かるのも良かったです。

迫力ある戦闘シーンの迫力、脇を固める個性豊かな妖怪たちなど、作家さんの力量が伝わってくる一冊でした。
次回作も楽しみです☆

12

まさか蜘蛛に萌える日が来ようとは…

ハジさん、初読みです☆
この作品には何かピンとくるものがあって、チラッとあらすじを読んだだけで思わず手に取ってしまいました。
ファーストインスピレーションって大事!
私の勘は間違ってはいなかった!!
元々ハジさんファンの方は気を悪くされるかもしれませんが、私にとっては超掘り出し物でした!!
すっごい面白かったー♪♪
蜘蛛なのに、なんでこんなに可愛いのvvv
まさかの天真爛漫な溺愛ワンコ攻めとか、こんなの反則ですから!
その上、若干ツンデレ男前受けと来たら、もうワタクシ完全ノックアウトです☆

とにかく、攻めのジンがめちゃくちゃ可愛いんです☆
受けの宗玄のことを「旦那ぁ、旦那ぁ」って懐きまくる姿に萌え*^^*
しかもかなりのテクニシャンとくる!
蜘蛛って便利ですよねー。
腕が6本もあって、糸まで出せるんですよ!
一人で宗玄のイイところをいっぱい刺激してあげれるし、糸による緊縛プレイも可能☆
そんなジンのテクに宗玄もメロメロドロドロで、ますますジンを手放せなくなっていたりします♪

と、こんな風に書いてしまうと、ただのエロに特化したお話のように思われてしまうかもしれませんが、そんな単純な話ではないところがこの作品の魅力☆
冒険譚、妖怪譚としてもすごく楽しめますし、宗玄とジンが愛情を育んでいくラブストーリーとしてもとても素晴らしいんです!

蜘蛛の習性が受け入れられず孤独に生きてきたジンと、人ならざる力を持って生まれてきたことによって人と距離を置いて生きてきた宗玄。
最初はジンが一方的に宗玄に懐いてベタベタしているだけのように見えるんですが、2人で一緒に過ごすうちに宗玄の方もジン大切に思うようになり、掛け替えのない存在だと自覚するようになるんですよね。
その変化がとても自然で微笑ましく、ホッコリとした気持ちになれます。

とにかく、ジンの宗玄に対する一途な気持ちがたまらなく愛しいのです☆
宗玄には、ちょっと昼寝くらいの感覚で数年眠ったままになってしまうという習性があるんですが、その眠っている間もジンは甲斐甲斐しく宗玄を守り続けてるんですよね。
寒くないように糸を巻き付けて温めたり、危ない目に遭わないように大きな繭を作って宗玄を包み込んだり、そのようにして宗玄が目覚めるのを待ってるんです。
なんか、その待ってる間のジンのことを想像すると、涙が出そうになるくらい可愛くて愛おしい。
そんな日々を過ごしてるから、宗玄が目覚めて一緒に過ごしている時は嫌というほどベタベタと離れず、可愛がり続けるんでしょうね。

皮が剥けると大きくなるアレ(脱皮のことです・笑)で体は成長しても、心はいつまでも天真爛漫で無邪気なジンがとにかく可愛い!
そして、人の妖力を取り込んでしまえるほどのハイスペック妖怪な宗玄が、受けなのにめっさ男前なのもツボ!!
エロシーンはどれも色っぽいし、人外プレイやら緊縛プレイやら、もうお腹いっぱいなほどのエロも楽しめます!!!

ほんと、ハジさんはふり幅が広くて素晴らしいですね☆
めちゃくちゃ楽しめてほんと満足です♪
ちなみに、書き下ろしの現在に生きる坊主と蜘蛛が妙にツボったのはここだけの話。
順応性が高すぎてウケる(笑)

12

粉雪

詩雪さーん♡(笑)

コメントありがとうございます^^
やっと読まれましたか!
気になってるっておっしゃってたんで、読まれたかなぁどうかなぁって気にかけておりました(笑)
ハジさんってすごい作家さんですよね!こちらの作品を読んで、独特の世界観に完全にハマってしまいましたよ☆
私、あらすじを読んでたにも関わらず、宗玄が攻めだと思って読み始めて本気でビックリしたという(笑)リバもありですな☆
私も読んでよかった♪
アレ(笑)が見れる漫画なんて滅多にないですしね(笑)

皮が剥けたらおっきくなります

ファンタジーです。蜘蛛の妖怪×半妖の坊主。
個人的に、BL以外のファンタジー系青年マンガとかも好きなのですが、BLの枠を超えてすごく質の高いファンタジーマンガだと思いました。ファンタジーマンガとしてもバディものとしても超一流です。『蟲師』とかきっとそんなレベル。
そしてもちろん、BLとしても素晴らしいです。最初は「えっこっちが攻め!?」と思った逆体格差のカップリングでしたが、蜘蛛くんは脱皮(!)を重ねるごとに大きくなりますので、普通に攻め>受けの体格差が好きな人にも楽しめます。リバはなし。
最初は女好きの受けが攻めにほだされて付き合ってやってる、ってかんじだったけど、旅が進むにつれて絆が深まっていくのでキュンキュンしました。ラストのお酒のシーンには感動。
あと受けを拾ってくれたお坊さんの話には切なくなりました。

ファンタジー好き、妖怪もの好きなかたには文句なしにオススメです。
それ以外のかたも、ここまでレベルが高いともはや好き嫌い分かれるとかそんな次元じゃないように思います。
腐女子だけが読むにはもったいないくらいの作品世界をぜひ体験してください。

9

大好き!!

デビューコミックの「DOUBLE HOUND」は、
素晴らしい!と思いつつ、残酷な一面に萌えられず…だったので、
違う作品が読めてすっごく嬉しいです。
今回も、ハジさんの描く世界がすごく魅力的で、
やっぱりその世界観には引き込まれるし、個性的なキャラも最高!

こんな素敵な本を描けるハジさん、
BLの枠にとどまってていいの?
青年誌とかでもっと沢山の人に楽しんでもらった方が…
いやいや、BLだからこその魅力も満載だし、それが読めなくなったら…
なんて、勝手に色々心配しちゃったりしましたよw
それくらい、大好きで素晴らしいと感じてます☆


表題作は、坊主と蜘蛛が一緒に旅をしていくお話です。
坊主(受け)が、自分は蜘蛛(攻め)の妖怪に憑りつかれてる…と言いつつ、
セックスさせてあげて、攻めの好き好き攻撃を受け止めてあげてる…
なんでだろう??
そう思いながら読み進めると、次第にその謎が語られていって…

蜘蛛の攻めが、受けのことを「旦那」と呼んで、
どんな時でも受けに夢中でラブラブしたがる姿がとってもキュート!
興奮すると蜘蛛になるのも、脱皮して大人っぽく変化するのも、
だけど中身はずっと幼く天真爛漫なまま~ってのもいい♪
そんな攻めに対して、
坊主の受けは面倒そうな顔をしながらも、
実はちゃんと誰より理解して大事に想ってる様子にも萌えます♪
話が進むと2人の切ない過去や秘密が明かされて、
ああ、この2人だからこそ一緒にいられるんだな…というのが分かって、
すごく心が温かくなりました。

本当は、ふたりの出会いとか、これからとか、
もっともっと読んでいたかったけど、スピンオフの「王子と蛸」へ。
でも、その話の中で蜘蛛と坊主がちょっと出ていて、
時代が変わってもちゃ~んと一緒にいて、
時代に沿って楽しそうに生活しているのが分かって、
それはそれですごく嬉しかったな。
王子と蛸の互いを大事に想い合う姿もよかったし♪

手がいっぱいの蜘蛛や蛸のエッチもすっごく見応えがあるけど、
その激しいHだけが浮き彫りにならない、
個性的な世界観とキャラの動きや生き生きした表情がすごくよくて、
愛情に満ちててクスッともできて、本当に最高に好きな1冊です☆

16

人外てんこもり

人外がわんさか出てきて、絵も綺麗で楽しく読みました。これが好きなんだ−という情熱もすごく伝わってきました。

ただ、萌えのベクトルが自分と重なる部分が少なかったのが残念です。カップッリングも逆が好みでしたし。(タコの方は合ってたけど)

世界観はすごく面白かったので、また新刊が出たら買うと思います。

4

アグレッシブに独自路線を突き進むハジさんだいすき!

デビュー作の「DOUBLE HOUND」でドハマりしてから次作が出るのめちゃ楽しみでした!

今度は妖怪がわさわさ出てくる和物ファンタジーです。
メインカプが【クモの妖怪(多腕)】×【異能の坊主】
サブカプが【タコの妖怪(触手)】×【竜宮城の王子(ワニ)】
脇は妖狐や猫又を始めとする愉快な妖怪達が固めています。
(妖怪といっても主要キャラ達はちゃんと人型です。ゲゲゲの鬼太郎みたいな感じ)

ハジさんの作り出す世界観が相変わらずドツボです!
ホント、よくぞデビューしてくださいました!って感じ。
前作以上に独自路線を突き進んでらっしゃってて、読むのもコマの一個一個を眺めるのもすごく楽しい。
こういうBL作家様もっとたくさん出てきたらいいのに~

今回の特筆すべき見所は「多腕攻め」
触手はともかく、多腕って気持ち悪くないかなぁ?って心配でしたけど、全然問題なかったです。
ハジさんの画力のお陰もあると思いますが、むしろめちゃくちゃエロいです。
手の本数(6本)で言うなら4P相当ですからね、そりゃあ同時にあっちゃこっちゃ色々いじくり倒せますよな。
愛撫に4本使ってもまだ2本余ってるから受けの身体を抱きながら愛でれたりして、多腕素晴らしいなって思いました。
ついでに言うと、蜘蛛型になると手の形も変わるので一粒で二度美味しい的な。
もっと言うと、蜘蛛なんで途中で何度か脱皮するんで、少年攻め(受けより体格小)と青年攻め(受けより体格大)の両方を楽しめるのもまた美味しいです。
蜘蛛の糸を使った緊縛は見モノ!
九尾の狐に変化(へんげ)した宗玄(受)の九つのしっぽを蜘蛛の糸で操って宗玄の身体を愛で倒すもふもふエロもエロかった。
読み終わる頃には、蜘蛛っていいな!ってなってました(笑)

ストーリーは、人間の〔宗玄〕は生まれ持った変わった能力のせいで、蜘蛛の〔ジン〕は交接後に雌に食われる(蜘蛛の習性)のが怖くて逃げ回ったせいで、それぞれ同種からつま弾きにされた二人が、共に生きてく相手を見付けて、仲間も見付けて、自分の居場所を見付ける少年マンガのテッパンモノ。
初っ端から雄しべが食虫植物みたいになった百合のお化けとのバトルシーンがあって、ハジさんの分かりやすい中二病拗らせっぷりがお前は私か状態(笑)
百合と食虫植物ってかっこいいよね。
キャラに言わせてる台詞もいちいち「クッ…!」ってなります。

蜘蛛のジンが、蜘蛛だけど超ワンコで可愛いんですよ。
宗玄のことが大好きで、健気で、一途で、脱皮して身体が大きくなっても「旦那ぁ 旦那ぁ」って四六時中宗玄にまとわりついてる姿に萌え萌え。
「ずっと一緒にいて」「一緒でないとダメ」ってストレートな愛情表現をするジンにめちゃきゅんとします。
エッチの時もかわいい。
宗玄は包容力満点の男前な受けなんですけど、快楽に貪欲なのでジンの手技で惜しげもない痴態を晒してくれるギャップが堪らんです(^q^)

サブカプの方は蛸(攻)が可愛かった!
いじけて蛸壺に入っちゃうしw
わざわざ蛸型に変わってから風呂に入るのも笑っちゃう。
茹でダコになるよ~
こちらはタコ坊主とワニ王子のすれ違い再会ラブコメディです。
BGMは「1/3の純情な感情」(by SIAM SHADE)がいいんじゃないかな!

それにしてもハジさんの描かれるエロシーンは艶っぽい。
少年マンガノリからエロターンに入った時のギャップもいいです。

そして今回も脇キャラ達のキャラが立ってるので、狐の妖怪〔信田〕のスピンオフはぜひともお願いしたい所存です。
信田受けも良いし、信田攻めも捨てがたいので、上下はどっちでもいいです。
とりあえず信田さんのエロが見たいです。

13

ハジワールド全開!!

相変わらず独特の世界観で、特に今回はハジ先生の好きなものが全て詰まっている作品だそうです。

多腕、坊主、触手、ケモミミ、緊縛、裸ブーツetc…
と、なんでもアリの内容。分厚めの本で、1ページにコマがビッシリ入ってるので読み応えアリ。

表紙を見ての通り、オッサンが受けてます!万歳!!ハゲではありませんが坊主受です!
異能が使える坊さんを、蜘蛛の化け物の少年が特殊能力を駆使して身体中をあちこち愛でまくってぐっちゃぐっちゃにしてくれてます!

あともうひとカプ、蛸男×鰐王子があります。蛸なので八本脚を使い、身体中同時テロです。

♦︎坊主と蜘蛛♦︎
受の宗玄は、人間と『何か』の間に出来た化け物寄りの存在。つまり人間ではなく、かなり長生きしてます。
幼い頃に村人から迫害され、本当に怖いのは、妖怪などより人間だと思っています。

攻のジンは蜘蛛の化け物。蜘蛛は交接のあと、雌が雄を喰うという習性があり、それを恐れて激しく雌を嫌ってます。でも性欲はあるので、宗玄がケツを差し出してくれたのです。

なんてことはない出会いから始まり、ジンが宗玄に懐き行動を共にしてます。
ジンは宗玄のことが大大大好きで宗玄にベタベタ。エチもあまあま。
宗玄も始めはほだされた感もあるとは思いますが、最後は夫婦の契りを交わすくらいジンに気持ちが大きくなってるので、いいカップルだと思います。

特筆すべきはやっぱりエロ!!
蜘蛛の多腕と糸がめちゃくちゃいい仕事しまくってます。
例えば、作中の宗玄が妖狐の力を借りて狐に変化したときのエロとか…
九本の尻尾を糸で操り身体中すりすりしたり、糸で乳首をキュウッと縛ったり。
蜘蛛の糸で亀甲縛りも良かったですね!陰茎から玉袋にかけて尻までシッカリ縛られててそりゃあもう大変眼福です。
そして快楽に弱い宗玄はちゃーんと全部感じてよがりまくってくれてます!抱かれることにあまり悲観しておらず、むしろ焦らすジンに「さっさと挿れろ」とかなり男前!
ジンは最初はショタ攻っぽかったけど、脱皮を繰り返し大きく成長する流れになってます。

いちおう東京という設定になってますが、いろんな妖怪とか化け物が出てきてめちゃくちゃファンタジーな世界観。
猫又や九尾の妖狐という存在感大の脇キャラもいい味出してました。
個人的に妖狐の信田でサイドストーリー描いてほしかった…

♦︎王子と蛸♦︎
表題作にチラッと出てた蛸の七尾が攻のお話。こっちは正真正銘のツルツル坊主。
お相手は竜宮の王子•八尋で、ふたりは恋人同士だけど、500年も離ればなれで、八尋が成人した機会に再会するというお話。

こちらのエロは触手!!
蛸の八本脚でいろいろやっちゃってくれてます。
何気なしに描いてあったけど、蛸の吸盤で乳首を吸うのはエロかったなぁ〜^ ^
七尾は優しそうな顔してムッツリスケベに違いない。
八尋王子は真面目な堅物系で、そんな堅物くんがエチでとろとろに乱れるのはやっぱり最高!

まさにいろんなものが詰め込まれた作品!読みはじめたら一気にハジワールドに引き込まれます。
一冊まるまる使って多腕攻のハイブリッドエロを堪能させてもらえました。
次はどんなハジワールドが出てくるのかなぁ〜と期待しちゃいますね^ ^

10

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