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ささら先生で癒されるかぁ~と思って読み始めたら、初っ端から濡れ場だわ、攻めの一臣は最悪な態度取るわ、恋人(別れる間際)もめちゃくちゃだわ、
思ってたんと違うー!(ささら作品は全部ほんわか優しいという認識でした)と思いながらもそこはささら先生、面白くて読むのが止まらなくなりました。
「~かもしれない」が口ぐせの、たどたどしい話し方がなんともかわいい小動物のような理玖と心を通わせ、スレていた一臣も丸くなっていき、はいハッピーエンド、かと思いきやー!!
まさかの勝台三丁目事件。
泣きましたよ…
なんてことするの…
最後は理玖の心からの笑顔を見られたから良かったものの……。
辛い箇所もあったけれど、心に刺さりました。
ささら先生作品の中で
一二を争うお気に入りの1冊となりました!
読んで良かった!
終始攻め視点で進むお話。
ストーリーに常に動きがあるので間延びすること無く楽しめる!キャラクターに厚みがあるのでストーリーに入り込める!(あとがきを読んで、たくさん考えられ、練り上げられた作品だからなのだなと納得でした。)
ここまでの健気は稀にみる健気、と驚くほど受けが健気な子でした。
どうしてもこの良い子に幸せになって欲しい…!と、読んでいて力入りました(*゚∀゚*)
「家族募集中」のボードを持って駅前に立っていたのが受けでして、そこを貧乏学生である攻めに拾われるのですが、なんだか最初は受けの不思議っ子感が凄かった。
会話も「そう」「起きた」とか、基本的に単語でするので余計にヤバイやつ感が増す…笑。
でも、話が進めば進むほど、こんな良い子他に知らんわっって涙溢れました(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
健気好きさんには是非見ていただきたい健気っぷりです!
ただちょっと注意点が。
攻めの元カレ(時期によっては今カレとして)が出てきます。なんだかんだ言って最初から最後まで出てくる上に、どう頑張っても良い人とは思えない人だった。
あと、直接的な描写は無いですが、受けが強姦、輪姦されたのが分かる描写あり。
これお話の後半ででてくるのですが、その時には受けが可愛くて可愛くて仕方なくなっていたのでちょっと落ち込みました。
人によっては苦手かもの注意点もあるかと思いますが、攻めが、受けの優しさに触れる度に自分の行いを省みて変わっていく優しいお話でした。
しょっちゅう反省している、情けなくも格好よくもある攻めだったな〜(*´◒`*)
受けだけに捧げる攻めのたっぷりの愛情、ご堪能あれ♬