教師の、 コーヒーカップに射精する。

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表題作よく見て、先生

佐野,高校生
川島,生物の教師

同時収録作品想われスカート

星野圭太,大学生
前川隼人,同級生で幼馴染み

同時収録作品灰かぶりの男

透,小説家
大地,サラリーマン

同時収録作品臆病ガウガウくん

久保樹,カフェの店長
ガウガウくんの着ぐるみを着た謎の男

その他の収録作品

  • 先生は分かってない
  • あとがき

あらすじ

勢いと情熱あふれる思春期の恋は誰にもとめられない。
ストーカー男子学生×冷めたメガネ教師


純粋な恋心こそ、キケン。

川島は生物の教師。
眼鏡に黒髪のクールな容姿からは意外だと感じる程に川島は面倒見が良く、女生徒からの人気が高かった。
年中告白されてしまう川島だが、思春期特有の女生徒達の盛り上がりにはうんざりとしていた。
そんな中でも一際懐いてくる生徒・佐野。
佐野は男子でありながらも川島に密かな片想いをしていた。
そして川島は目撃してしまう。佐野が自分のコーヒーカップに射精してしまう瞬間を……。
暴走する恋に翻弄される男性教師を描いた『よく見て、先生』の他、
繊細で切ない気持ちを描く3作品を収録。

作品情報

作品名
よく見て、先生
著者
あずみつな 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
ISBN
9784865891065
3.6

(54)

(15)

萌々

(17)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
8
得点
188
評価数
54
平均
3.6 / 5
神率
27.8%

レビュー投稿数8

闇病みBL

あずみつな先生の最近の竹書房とかのエロエロコメディはあんまり響かないんですが
ふゅーぷろのセールで何かないかって思ったら
ありましたよあずみつな先生の初期作品、、
先生の初期って暗くて結構好みなんです。
はい、これは先生のコーヒーカップに射精するやつです、、帯のインパクト、、
闇病みなこわいやつです。
顔よし愛想よしのモテDKからの先生への
異常執着。私はいかれた執着攻めが好きなので
表題作は良きでしたね、、
先生がいい人?善人じゃない所もよい。
まあかわいそうなんですけどね。
短編集ですが他にもやばめなのや
山田酉子ちっくな可愛い女装ネタとか
盛りだくさんです。
攻め受けはことごとく裏切ってくるので
そこも今作の好きな所です。
あんまり地雷とかない
怖いもの知らずにはおススメです。
面白いですよ!

0

ちょっと病んでる短編集

作者買い。ちょっと病んでる男の子たちの短編集。お話とお話に繋がりはありません。

①よく見て、先生★★
抱かれたい系DKだと思ったらまさかの!可愛い顔に完全に騙されました…コーコーセーこわい。重め。

②想われスカート★★★
両片想いDK⇨DD。高校の文化祭で幼馴染の女装姿を見て、友情を越えた恋心に気づいちゃうやつです。遠回りして、ラストはハピエン。受の根は良い子なのに性格悪そうな感じがあずみつな先生っぽい。

③灰かぶりの男★★
ネグレクトされて家の前で膝を抱えていた隣のお兄さんを「シンデレラっぽい」と思ったコトがタイトルの由来…。唯一の身内であった母親が亡くなり、親戚の家に引っ越した彼と、東京で再会して、それから…。予想外の展開。仄暗い。救われない話です。
(ゾクっとするいい本ですが、ハピエン厨なので評価低めです)

④臆病ガウガウくん★★★
不思議な話!攻くんいい人すぎて!!でも、心に傷を抱えている二人。③との対比で、やさしい、救われるお話です。二人の未来に幸多からんことを。

⑤先生はわかってない★★
①の続きです。先生かわいそう、、でもちょっとずつ、受け入れ体制な感じ。共依存が好みでないので評価低め。

0

生きている人間が一番怖い

怖い話と萌える話が交互に…。

【よく見て、先生】 怖
高校の生物教師・川島と、教科担当の生徒・佐野。
女子生徒からの好意を感じつつも冷めた目で見ていた川島は、佐野からの好意も感じていて…。
怖い怖い!!
告白されそうな雰囲気になると、必ず現れるのも伏線だったのか…。
いや、もうほんとに怖いです。

【想われスカート】 萌
高校時代に女装させられた自分を見たときの幼馴染の隼人の反応から、卒業後も会うときは女装する圭太。
圭太がどんな気持ちで女装していたのか。
「2人だけの秘密」が秘密じゃなくなったときの隼人の気持ちは…。
両サイドで切ないです。でも攻め受け、そっちなんだっていう驚きもありました。

【灰かぶりの男】 怖
幼い頃、母親に締め出された透を自宅に招いて、一緒に過ごしていた大地。
母子家庭だった透の母が亡くなって、引っ越していったせいで会えなくなったものの、大地の心にはずっと透が焼き付いていて…。
ちょっと年の差+再会ものです。
でもそんな爽やかで甘酸っぱい空気はあっという間に吹き飛びます。
怖いです、ほんと。

【臆病ガウガウくん】 萌2
ケーキ屋を営むパティシエの久保が、ある日保護した「借金取りに追われている」男。
ガウガウくんというキャラクターのパーカーをすっぽり被った相手が、久保にはある人物を思い起こさせて…。
こういう再会ものっていつも思うのですが、ガウガウくんが会いに来なかったら、久保の中ではただの思い出だったわけですよね?
それって何だか切ないなあって思いませんか。
あと15年ぶりの再会ってことは、ガウガウくん、over30なんだなあ。ガウガウくん…。

【先生は分かってない】 
表題作の描き下ろしです。
すっかり飼い慣らされた先生…。しあわせ…、なのかな?

ボーイズがラブして、BL。
怖い話もたしかにボーイズはラブしてるから、BL。
BLって奥が深いですね。
人間って怖いなあ…。

0

明暗バランスよく詰まっている

◆よく見て、先生(表題作)
 帯の煽り文句からとても気になっていた作品でした。教師の川島と、生徒の佐野。川島に劣情を抱く佐野の自慰シーンは、まさに若気の至りといった様子で、川島に見つかってしまう彼を一瞬可哀想に思ってしまう。彼が未成年という盾で脅しても、川島も抜かりなく証拠は残していて、やっぱり佐野が言いなりになるのかな?と。

 けれど、本番はそこからなのです。一見お人好しそうな佐野は、実は何を言われてもまったく動じていないサイコ気質の少年。川島の方が一枚上手だと思っていたのに、瞬く間に佐野が優位となって、川島はただただ弱々しく搾取される。健気な生徒、ワンコな生徒が多いので、こういう大人を喰ってしまうくらいの生徒がもっと増えてもいいなぁと思いました。

◆灰かぶりの男
 こちらも、一見再会ものの優しい雰囲気な作品と見せかけて、なかなかハードなラストへ持っていく展開がお見事でした。誰しも好きな人には大なり小なりフィルターをかけてしまうもの。あの人がこんなことするはずない、という思い込みは、とても身勝手なものなのだけど、やめるのは難しいですよね。最後に大地が思い描いていた理想像をすべて壊してくれた透が、生き生きとしてさえ見えました。

◆臆病ガウガウくん
 先に挙げた2作品とは異なり、明るい作風です。優しくて、切なくて、短くても心に響く作品でした。着ぐるみを深く被り、久保の前に現れた、顔を見せようとしない青年。彼の正体や久保の過去を知ると、2人の心の傷が見えてきて。きっと、どちらも同じくらい苦しんだと思うのです。互いに自立した年齢になったからこそ、今度は真っ直ぐ相手に向き合えると信じたいですね。

0

病みとせつないが半々くらい

表紙絵自体も好きで、背後からの光で表情が翳る先生が雰囲気が出ていて良いが、何といっても帯の煽りの強さが最高。なんか漢字のバランスと読点の場所もかっこいい。
キャラはヤンデレ、お話はすれ違いが多い。
絵柄は線が荒いと思う人もいるかもしれないが、パース的なところは違和感がないので味として感じられると思った。

【よく見て、先生】
用事をよくいいつける先生と生徒がいておそらく二人が関係するんだろうな、というところから、
先生→生徒 

先生←生徒

生徒→先生
というふうに推測する関係が変わっていったのでおもしろかった。
生徒のストーカー気質がどんどん増して、とうとうコーヒーカップ事件に至ってから、先生と生徒どちらが一枚上手なのか!?というやりとりが二転三転あってはらはらさせられる。
(未成年相手は決定的に駄目という認識のうえに考えられたセリフたちと感じたのでひっかかりなく読めたところもよかった)

【想われスカート】
星野圭太は趣味で女装をするが、それで会うのは同級生で幼馴染の前川隼人だけ。
隼人の反応がいいので女装を続けていたが、いろいろすれ違いがあり――。

結局両片思いだったということで「めでたしめでたし」だし、女装はかわいいくていいが、ただ一つ、女装をする圭太のほうが攻なことが個人的にすごく…惜しかった……。

【灰かぶりの男】
ハードな生い立ちの小説家・透と、彼の美しさを幼いときから忘れられず再会にこぎつける大地。
透はシンデレラさながら逆境に耐えて綺麗なまま成長したようだったが、違う顔があった。
透さんの見下ろす顔がぞっとする。

【臆病ガウガウくん】
久保が店長をつとめるカフェに現れたあやしげな男・ガウガウくん?との話。
久保には何度も見ている夢があって、それがすごくせつない。
ガウガウくん?は顔を見せたがらないし、自分のことを話せないけど、いつか決心がつくと思う。
それが続きになったらぜひ読みたい。

1

優しい話もあります

普段怖い系の話はほとんど読まないんですけど、友だちにプレゼントされて読みました。
ストーカーくんに追い詰められていく先生の顔がめちゃくちゃ受けで可愛かったです。
短編集で、一つ苦手な話がありましたが、メインのお話とパーカーの子の話が好きです。
あと、巻末の書き下ろし?で先生に堕ちました。

1

今後に期待

個人的に、こじらせ系・ヤンデレが好きなのですが、
とことんヤンデる攻めに好感を持ちました。[よく見て、先生]という題名に込められた意味を、是非本作を読んで感じ取ってもらいたいです。また、同時収録の[灰かぶりの男]はゲスさが特に強く感じました。終わり方もぞくぞくっとしましたし、一番好きな作品ですね。しかし、すべての作品を通してどこを書いているのかよくわからない場面が度々あり、ストーリー上も話が少し雑では?と感じるところがありました。設定や病み具合は斬新で良いと思うので、今後に期待したいです。

3

良い意味で裏切られた!

帯にインパクトがあったので手に取りました。内容も新しい扉を開けそうで、とても面白かったです。
「よく見て、先生」では、なんとなくこうなるんだろうなあ、と思いながら読んでいたのですがなんと攻めがその予想の上をいくゲスさで感動しました!まさかそこまでするとは…私も先生ごと騙されていました。
「よく見て、先生」が表題作ですが、他の作品もかなりオススメです!個人的には三作目の「灰かぶりの男」が一番好きです。これが一番、裏切られた感がありました。衝撃的な展開に思わず笑ってしまいました。この新鮮な感覚がとても嬉しかったです。そして、私はヤンデレが大好きなのでそれも相まって神評価になりました。
ただ、一つ難点をあげるとすると、全体的に尻切れトンボな終わり方をしている、という点です。なんとなくスッキリしない、よくわからない曖昧な終わり方なので後味がやや微妙です。二巻が出ることを見越して…ということでしたら話は別ですが、巻数が振られていない以上それは希望的観測といえます…。
ですが、それを加味しても面白い作品でしたので神評価です。ヤンデレが好きな方や新しい扉を開きたい方に特におすすめします(^。^)

3

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