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表題作弾丸キス

堤章大,捜査一課に異動になった元SAT狙撃手,30
藤村亘,警視庁捜査一課の刑事

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

警視庁特殊部隊・SATに所属していた狙撃手の堤章大は、目のケガが原因で捜査一課に異動になってしまう。そこで組まされた相棒の藤村は、かなりの問題児で一課でも有名な刑事だった。折を見て警察を辞めるー。そう決めていた章大だったが、ある事件を捜査中に藤村との間にも『事件』が起きてしまう!「男としたことあんのかよ?」「ありませんけど、あなたはあるんですか?」なぜ、こんなことになったのか…?
恋に不器用な男たちのトラブルラブ!

※リロードシリーズ、スピンオフ

作品情報

作品名
弾丸キス
著者
いおかいつき 
イラスト
國沢智 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
シリーズ
リロード
発売日
ISBN
9784801906037
3.7

(14)

(1)

萌々

(10)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
52
評価数
14
平均
3.7 / 5
神率
7.1%

レビュー投稿数4

本編キャラとの絡みが面白い。

スピンオフだったので迷ったが、次回一馬と神宮の続編時に、このスピンオフを読んでいた方が面白くなるだろうと思い購入。

メインシリーズの登場人物好きのため、本条と藤村が同期で、本条がたくさん出て良い役している所や吉見との絡みも面白かった。
堤は淡々とツッコミを入れるイメージだが、最後の堤の分析には本条と一緒に笑ってしまった。

本条と吉見は良いペアだな~。吉見はもうお笑い枠になってる。言動や扱いが珍獣(笑)

また、本条が堤を連れて神宮に会いに科捜研に行き、一馬の話をしている場面も新鮮で面白かった。
何気にノロケてる神宮が良い。

だが一番良かったのは、書店特典のリーフレット。
内容前半は、堤が科捜研に行くと、藤村が神宮に突っかかっおり、部屋に入らず様子見をしている所へ一馬が来て…
一馬と堤の絡みが面白い。派手な顔立ちのイケメンと称され、一馬の人懐っこい感じが可愛かった。
後半はその後の一馬と神宮。この後一馬はまたしてやられるんだろうな。
やっぱり一馬が出ないとね!
特典でしか見れないのが惜しい。

3

スピンオフ

リロードシリーズのスピンオフですが、メインキャラ二人が新キャラなので元作品未読でも問題なく読めると思います。

事件の捜査でゲイカップルのフリをしてラブホへ行くのですが、そのままわりとノリノリでエロい事をします(笑)
おい警察〜!!! って感じですがこの軽さが良かったです。サラサラとストレスなく読める。
男同士がどうとか恋愛感情の芽生えとか細かい心理描写はありませんが、貞操観念ゆるめの軽い男たちということで深く考えずに楽しめました。

リロードシリーズ同様、登場人物が敵に捕まってエロいめに合うのですが、捕まったキャラがただ助けられるだけでなく、ちゃんと活躍して良かったです。

1

攻×攻の年の差カップル

『リロード』シリーズのスピンオフになりますが、主役二人とも本書初登場。
スピンオフ元の攻め・神宮も2回ほど登場しています。

あらすじ:
SATから警視庁捜査一課に異動になった章大(攻め・30歳)は、捜査一課の刑事・藤村(受け・40代)とコンビを組むことに。
章大は幼い頃ナイフを持った男に殺されかけたことがあり、藤村は当時、章大を助けてくれた命の恩人。
しかし、彼は章大のことを覚えていないようで…

身長差のない攻×攻カップルで、年下攻。
喰うか喰われるかの拮抗した攻防戦に萌がありました。

章大は、SATの狙撃手の仕事に未練があるのかと思いきや、存外すぐ刑事の仕事に馴染んでしまう、対応力のある人物。
年下攻めですが、30歳ということもあり、基本的に冷静な常識人です。

藤村は、仕事はできるものの捜査のやり方はかなり強引な、マイペースで傍若無人な人物。
40代ですが國沢さんの挿絵の影響もありそこまで老けた印象はなく、普通にカッコいい感じです。

最終的に受となる藤村ですが、平常時は藤村の方が章大を振り回しており、藤村が攻でも全く違和感のない関係性。
捜査のためゲイカップルを演じる際も、当然のように藤村が男役となり、ホテルで章大を押し倒しノリノリでシゴき始めます(それで火のついた章大に、ヤられてしまうのですが)。

ストーリーとしても、
クライマックスでヤクザに捕まるのは攻の章大の方で、乳首をローターで嬲られているところを藤村に助け出されるという、BLのセオリーの逆をいく展開。
しかし章大も助けられてばかりではなく、最終的には藤村を庇い銃撃戦で活躍。
攻め受け共にタフで男前な良いカップルでした。

ただ、ここまで魅力的な男前キャラを二人も登場させておいて何故リバらせないのか?という点は大いに疑問。
『リロード』シリーズに対しても感じることですが、リバっても違和感のない関係性を描いておきながら、リバの一線だけは頑なに越えさせない点が中途半端なというか、隔靴掻痒の感があって非常に惜しい気持ちになります。

もちろん、普段は好き勝手やっている藤村がベッドでは若い章大に主導権を譲ってやり、しかも押し倒されても大人の余裕を保っている、という点は萌ポイントではあるのですが。

藤村攻verも見てみたかったな〜、という口惜しさが残るため評価は萌ですが、気持ちとしては萌×2寄りです。

7

ま、堤は骨のある新人ってのは確かだ

リロードシリーズ、スピンオフ。
最初、表紙を見ただけではどっちが攻めか受けか予想がつかなかったが、既にデータベースのほうでネタばれになっている通り、表紙左がおっさん受け、右が年下攻めとなる。
…そうだった、いおかさんの小説って10歳から最高22歳と、結構年の差の広がった年上受けが多いのだった…。

他の登場人物は本条と吉見コンビと神宮がちょこっと顔出しする位。
欲を言えばここのところご無沙汰の副総監も登場してほしかったかも。

肝心の話のほうは全体的に事件色ガッツリで、新たにコンビを組んだばかりの藤村&堤に色香を感じにくく、ところどころ色恋を仕掛けている割りには雰囲気が堅めに感じた。
実は堤が幼い頃に藤村に助けてもらったって出来事から、藤村にどう惹かれていくのかって過程が解り辛かった。
それに、堤って怪我が原因でSATとして続けられないから刑事のほうもすぐに辞めるつもりだったはずなのに、どう心境の変化が起こったかってのも掴めなかった。

本編の一馬と神宮のほうが早くに意気投合してくっつんだな~って雰囲気を掴めたが、さすがに主役カップルと比べるには無理があるか…。

ただ、堤は刑事としてはまだ新米でも、元SATだけあって骨のある男なのは確かだ。
藤村にいじられながらも喰らいつき続ける強さがあるし、また、長年相棒が不在だったこの男の協調性ゼロの単独プレーを止めるストッパーとして充分な役割を担っていける。
刑事コンビとしては魅力があるから、一馬や神宮に今後どう絡んでくるか期待できそうだ。

1

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