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いちばん遠い星

ichiban tooi hoshi

最遥远的那颗星

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表題作いちばん遠い星

貝森明
23歳,エリートサラリーマン
海老原友幸
25歳,カフェ店員

その他の収録作品

  • Merry Christmas Darling(描き下ろし)
  • あとがき
  • 4コマ漫画(描き下ろし)

あらすじ

将来自分の店を持つため喫茶店で働く海老原。大学時代の後輩でエリートサラリーマンの貝森とは友人関係にある。かつて告白され断ったけれど、今でも貝森は好きだと言ってくれる。本当は海老原も貝森が好きだ。でも、告白する勇気はない。過去の恋愛のせいで体の関係は持てないし、今さら恋愛対象が同性だとも言えなくて…?

作品情報

作品名
いちばん遠い星
著者
秋平しろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813031161
4.2

(267)

(154)

萌々

(63)

(33)

中立

(9)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
24
得点
1130
評価数
267
平均
4.2 / 5
神率
57.7%

レビュー投稿数24

煌めく尊さ

将来自分の店を持つ夢があり喫茶店で働く海老原は、大学の後輩貝森に告白されたがとっさに断ってしまった過去がある。その後も貝森は変わらず海老原を好きだと言い続け追いかけてきて、2人は友人関係を続けている。本当は海老原もゲイで、貝森を好きになってしまっているのに。海老原は初めて付き合った彼氏とHが上手く行かず、そこからトラウマを抱え恋愛が出来なくなっていて、本音を言えないから貝森は嫌われているのではと誤解しちゃうし、両思いなのにどんどんすれ違う2人…。やっと好きって言えて泣いちゃうから、こちらも思わず泣いてしまう〜!
しろ先生の作品は優しさが溢れていて、痛いところをヨシヨシと撫でて貰っているような、そのまんまでいいんだよーと抱きしめて肯定して貰えてるような、そんな温かい気持ちになる。海老原と貝森が愛を育んで、2人で少しずつ問題を解決して幸せいっぱいになる様子が、と〜っても微笑ましい。

0

じゃれつく溺愛ワンコ攻めの、優しい愛が最高

秋平しろ先生の新刊にハマり、既刊をざくざく読み返しています。

大学時代の天文サークルの後輩、貝森×先輩のエビさん。

エビさんエビさん、とじゃれつくこの年下ワンコ攻め様がね、いい…。可愛いです。
本当にほんっとうにエビさんのことが大好きなのが伝わってきて、なんだかこっちまで笑顔になっちゃう感じ。
表紙からして伝わって来るこの溺愛っぷり…ぎゅぎゅっとバックハグですもんね(*´˘`*)

卒業前に、想いを寄せていた貝森から告白されたものの、ゲイだと言うことを隠したくて咄嗟に「同性とは無理だから」と断ってしまったエビさん。互いに社会人となった今も、貝森はエビさんの働く店に足繁く通い、好きだと言ってくれるけれどー

という、拗らせ受け様の両片想いストーリーです。

もうね〜〜なかなか素直になれないエビさんに対し、一直線に想いをぶつけてくる貝森、最高だよ!!
「恋人でも作れば」なんて思ってもないこと言っちゃうエビさんに、「やだよ俺エビさんが好きだもん だからエビさんが喜ぶことをエビさんとしたい」なんて、真顔で目を見つめて言えちゃう。…かっこいいな…!!

過去のトラウマからセックスをするのを怖いと思っている、エビさん。
二人が初めて体を重ねた時(最後までじゃないけど)、震えるエビさんの手を取ってキスする貝森が…エビさんを心から大切にしたいと思っている気持ちが伝わって来て、涙が出そうになりました。

最後の、貝森視点の”メリークリスマスダーリン”もすごく良かった。
エビさんの中ではエッチ=挿入だけど、貝森にとっては”エビさんが気持ちよければそれが完全で完璧”っていう考え方がすごく素敵だな、と。

変顔をしてエビさんをリラックスさせる貝森、グッジョブ。そしてエビさん、おめでとう✨

1

廻り道でもいい

真っ直ぐに想いを伝え続ける貝森と自分の気持ちに蓋をし続ける海老原。
微妙な距離を保ったままの"友人関係"を少しずつ変えていくようなお話でした。

過去の恋人とセックスが上手くできなかったことがトラウマになり、恋愛を避けている海老原。
貝森のことが好きだと気付いてからもそれがネックとなり、気持ちに応えられないまま数年…。
正直、そのことだけに囚われすぎでは?と思う部分もありました。エビさん大好きオーラ全開の貝森が、セックスできないだけで離れるわけないのにな、と。
でも貝森のことが好きだからこそ、その不安のループから抜け出せないというのがわかると、もだもだまでキュンとしてしまう不思議。

出会い系での世間って狭いなという展開もありつつ、長年の両片想いを実らせたふたり。貝森が悔し涙を流す姿は胸がギュッとなったけれど、これからの幸せな日々でそれも上書きされていくのだろうなと思えるラストは素敵でした。

キュンと切なさのバランスが絶妙ですごく癒やされました〜!

1

うだうだエビに貝森がんばった

正直なところ、受けがトラウマを引きずって好きな相手に思いを打ち明けられず、それでも離れられなくて相手をやきもきさせながらも、ぐるぐるぐるぐるする話はちょいと苦手です。読めないというほどではないけど、萌えない。萌えどころまでが長ぇ〜〜!とめんどくさくなる。

本作もそれで、エビが過去一度の失敗からセックスがうまくできない、だから貝森と付き合えない、嫌われると勝手に思い込んで悩んで…でも離れるのは嫌、とうじうじが続く。

貝森はエビが好きだし、エビに拒絶はされないから離れられないしで、友だちのままでいいと思いつつ、気持ちは募るわけで。
貝森は、煮え切らない、何を考えているかよくわからないエビにキレず、あきらめず、よくがんばったなと。

ま、その分、エビがなし崩し的とは言え、正直に話して、はれて両思いになった時は、2人ともどもこちらもよかったよかったとカタルシスがデカイわけですが。

先生の言う通りだったんですよね。貝森とちゃんと話してみたらって。それもエビは頑なにセックスできないからダメだとそこばっかこだわって…やきもきした。
出会い系でマッチングしたのが先生だったのが偶然すぎて、少々萎えましたけどw
ここで登場するための、カフェ、塾での出会いが伏線だったんですね。

でもま、お互いを好きで好きでしょうがないというCPが大好きなので、くっついてからは萌え萌えでした。
特に、すぐにエビに抱きついちゃう貝森がいいです。

0

同じ気持ちでいられるのが幸せ

気に入った作者さんの作品は全部読みたい派なので、こちらも。
初の年下攻めでした。
しかも一途なワンコで、我歓喜。

過去のトラウマで恋愛を避けてきた海老原が、ゲイである事を隠し、貝森のことを好きな事も隠し続けて早数年…なお話でした。
年下ワンコの貝森の一途さにヤラレました。
事あるごとに好き好きのシャワーを降らせるのですが、スルーなエビさん。
両片思いどころか両思いなのに、トラウマやついた嘘のせいで踏み出せないんですよね。
もったいない〜。もったいないオバケが取り憑くレベルやで、エビさん!

いつも明るく飄々としていた貝森が漏らした
時々すごくつらい…
が、本当の気持ちなのかなぁと思うと切なかったです。
エビさんにも刺さって、自分の気持ちとも改めて向き合う機会となったのは良かったです。
辛いと言っていた貝森を幸せにしたいって、それこそ最高の愛だよなぁ。

不倫はアレだけど、先生が割と分別のつく大人で良かった。
エビさんの気持ちに寄り添って、汲んでくれたのはありがたかったです。

全てを告白した場面で、貝森が帰ってなくて良かった〜。
心底ホッ!
そこからの流れが甘くて、セリフもキュンキュンするものばかりで最高に萌えでした。

描き下ろしの貝森目線のお話もとても可愛かった!
エビさんと付き合えて舞いあがってる貝森、高3の秋にエビさんに一目惚れして志望大学を変えた貝森、昨日のエビさんを思い出して締まりのない顔になる貝森…もうエビさんの事好き過ぎるのが可愛すぎる。

だけど、サラッと同棲を提案したり、初めてのエビさんをほぐすコツを知ってたり、かなりのスパダリ要素も持ち合わせてるんですよね。

4コマも可愛い2人に悶えたし、とっても笑えました!

0

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