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何だか不思議な読後です。
ふたりの始まりがあまりにも理解できなくてずっと腑に落ちないままなのに、何故かこのふたりのことを好きになっている自分がいました。
泊めてほしい星くんと断固拒否したい涌井くん。
攻防の中でリスクが高すぎる嘘をついた涌井くんも疲れ果てて思考ストップしてその壁をぶち壊した星くんも、どちらもそれぞれに身勝手で、でもそこ受け入れ合う?!ととにかく不思議が募ります。
ただ、向き合う時間が増えることで、それまで直視しないようにしていた相手への嫉妬、羨望、憧れ、、
そういう感情をぶつけて知っていく過程、良いところだけじゃなくてそういう苦いところも含めて惹かれていくふたりの揺らぎが、わかるなぁ、と思ってしまいました。
涌井くんの涙がいつだってかわいいし、意外と表情豊かなところも、
星くんのサラッとしているように見えて案外子供っぽく感情表現をするところも魅力的でした。
電子で半額でしたので、
宝物見つけました
編集長を好きになったワケですが。
トキメキ、タメイキ、ルームシェア
ワーカーホリックベイビー
24時間、お世話つきで
を読んでみました!!
こちらの表題作は、前作読んでいなくても読めると思います!
でも、同時収録(私がいちばん好きなカプ)は
前作の続きとなっていますので、前作を読んでいた方が
より楽しめるものとなっています!
トキメキ、タメイキ、ルームシェア2の方でも、
同時収録で私の2番目に好きなカプが出ているようなので
購入するか検討中です。
実際はこの順に読むのがおすすめです!『宝物見つけました』→『編集長を好きになったワケですが。』→『トキメキ、タメイキ、ルームシェア』→『ワーカホリックベイビー』→『24時間、お世話つきで』→『トキメキ、タメイキ、ルームシェア2』
アッシュブラウン髪の星×黒髪眼鏡の涌井
同じ漫画雑誌の編集部に努める同期同士の2人だけど、涌井は仕事が出来て人間力も高い星のことが嫌い。忙しくて家に帰れない星を会社の近くに住ん出ることを理由にしばらく泊めてやれと編集長に言われ、回避したさに「自分はゲイだからその性的欲求を満足させられたら」と無理そうな条件を出すんだけど星はあっさりそれに従って…
黒髪メガネの涌井がドストライクだったのでそれだけで読んでいて楽しかったです。涌井のツンがデレる過程や忙しさに目が据わってきちゃう星もツボでした。
ノンケの2人がお互い理解し合うのが早いのも同じ編集者としての共感が大きく影響しているだろうところに、お仕事BLの良さってここよな〜と、嬉しくなりました。
千葉リョウコ先生の絵がとても好きで、2人のかわいい顔を見ているだけで幸せなのですが、更にストーリーもBLの王道と言って良い、ノンケの2人の心の動きによる、きゅん、すれ違い、勘違い、ツン、デレ、が、ぎゅっと詰まった1冊で、タイトル通りトキメキいっぱいの作品でした。先が気になる→2巻発売ありがとう!
表題作以外に、「花丘先生にはまだ敵わない」、も読めます。こちらはシリーズを順番に読んでいないと分からんから気をつけて!
2021年になって続編が出ました〜パチパチ。
…という事で、再読です。
元々「出版社シリーズ」の3作目です。
席が隣で。
イケメンで。
担当作品がアニメになって。
もう妬ましくて目障りでたまらない、大嫌いな同僚・星。
が、忙しすぎるからキミの部屋に泊まらせてあげなさい、という上司命令で期間限定で同居しにやってくる。
嫌でたまらなくて、恋愛対象は男だと嘘をついて撃退しようとするのだけど…
…という感じで、タイトルのトキメキも甘いタメイキも何も無く、逆に嫌々でピリピリの空気感ばかり。
なのに何故か涌井は嘘を言い出せず快楽に流されて。
ただ、一人でひがんで妬んでる涌井だけど、星って全然嫌な奴じゃないんですよね。
逆に丁寧な涌井の仕事ぶりをとてもリスペクトしてる。
2人の真面目なお仕事風景もあります。
最後の一押しはちょっと酒の力もある感じ?ノンケで嫌ってた同士がくっついちゃうミラクル。
「花丘先生には彼はまだ敵わない」
シリーズ2作目の同時収録作品CPの、BL作家x書店員。
ソフレから恋人へ〜…という展開です。
緊張からか、体を開けない瑛二。
時間をかけて待つ明里(あかり)。とか言いつつ自分も一杯一杯だったりで。
年上攻めの甘い思いやりが優しいCPです。
同期、ライバル視、切磋琢磨。
良い響きです。
そこに添えられるイケメンとちょっと気の強そうなキレイ系風。
萌えずにはいられませんよ!
順番を間違えて、この作品を一番に読んで、後半のCPに「ん?」となりました。
これって何かの続編?何かが前提になって話が進んでるよね?という違和感。
まずは「宝物見つけました」を読んで、「編集長を好きになったワケですが。」を読んで、こちらへどうぞ。
こんな凡ミスを繰り返すのは、わたしくらいでしょうか。
同じ漫画雑誌編集部に所属している同期の星と涌井。
星は担当作家の作品のアニメ化が決まって超多忙。
一方の涌井はなかなか大ヒットを出せず、星を苦々しく思うのだが…。
犬猿コンビに編集長の無茶振りが来ます。
超多忙で編集部に泊まり続きの星を、会社から徒歩12分のアパートに住む涌井に泊めてやってほしいと。
うまくいっている人間は苦労したって当たり前、なぜ助けねばならん!と思うのも当然な編集長命令が、涌井のあほな機転によってさらにおかしな方向へ進むわけですが。
ぎゃあぎゃあドタバタしつつも心理描写がピンポイントで入るので、あっという間に引き込まれました。
涌井の方は、モノローグや友人への相談で詳細に描かれているので分かりやすいけど、星ですよ。この子の表情をぜひ追ってほしい。目は口ほどに、ですよ。
文字だけではなくて、表情で気持ちを描き出せる千葉さんの技術に乾杯。
涌井の相談相手が「ひとみちゃん」こと成田(「宝物ー」参照)で、こういうつながりが読めるのもスピンオフのいいところ。
萌えますよ。
この先の正式に同棲生活も読みたいCPでした。
同時収録はBL漫画家のアカリと書店員の杏野の続きです。
こに2人に関してはもはや予定調和なので、安心して読めました。
一個だけ言うなら、星の担当作家のビジュアルが涌井と被ってました。
登場場面は少ないですが、眼鏡のフレームで見分けること必須です。