眠らないで、セックスしてよ

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表題作ロマンスとジェラシー

京田(32歳・証券マン)
四ツ川(34歳・パチンコ店店長)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

男前な京田に一目惚れした四ツ川は出会ったその日に声をかけ誘われるまま熱い一夜を過ごす。
その後すぐに交際を始めラブラブの二人だったが、四ツ川は、京田が夜な夜な他の男の夢を見ていることに気づいてしまい…

作品情報

作品名
ロマンスとジェラシー
著者
重い実 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758077187
3.8

(171)

(63)

萌々

(49)

(32)

中立

(20)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
21
得点
627
評価数
171
平均
3.8 / 5
神率
36.8%

レビュー投稿数21

なんやねんコレ!感あるのに読ませるチカラがある

重い実先生のキャラって基本ラブラブバカップル。アホみたいに好き同士で、どんなトンマで間抜けな事でも好き!ってなってんの。

今作はどっちかと言うと攻めの京田の方がヤベェ奴です。2人の出会いである飛行機の中乱気流で四ツ川は死の覚悟してる中爆睡してるイケメン、しかも手元にはゲイ雑誌3冊、それが京田。

そんな変なやつなのに見た目がタイプだったから声を掛けて速攻メイクラブ。
そこからお付き合いスタートした2人。
毎日かわいいかわいい言い合ってヤリまくってます。あと、ストーカー気質あるのにそこは全然気になってない様子。
もうね、変な事この上ないんだけど、合体してる時の身体の描き方が上手なのですよね、重い実先生って。ガッツリどっぷり入ってる。

クローゼットの中にプレゼントと卒アルが置いてある上の棚に電マとなんかおもちゃっぽいモノとTENGAっぽいものとコンドームが置いてあるのも面白かったです。
ライオンを模したアボカドプリンも面白かった。

重い実作品独特のノリってある。
これは読んでもらうしかない、どう言葉で伝えたらいいかわからない。
とにかく読んでみて欲しい。
あなたは、どう感じましたか?

シーモアで購入
白抜き修正

0

ブラックホール

その独特な世界観でファンを魅了する重い実さん。
私もその一人です。
面白いのに、面白いのに中々言葉に出来なくてムズムズします。

1度読んでよく分からなくて、今度は本を逆さまにして読みました。
やっぱりよく分かりませんでした。
多分考えようとしたらダメなんですね。自我が崩壊する。
自分の常識なんて畳一畳分の広さあるかどうかなので宇宙と比べるなんてそんな。
あとがきも気を抜けない抜かせない100段構えの作者さんです。
読むときは半分脳みそ放り投げた方がいいかもしれません。





0

ラブラブバカップルの幸せを願う

この神評価は京田の作った冷蔵庫の中にいたあのアボカドプリンに捧げたい。ちゃんと立ってるし。
メスをオスにするために生クリームを装着したらもしやバランスが崩れるのではと心配。

高橋一家が謎の一族だったんですけど、つまり京田は危なっかしいから気にかけてたの?
そりゃあの一家を見れば心配にもなるかもしれませんけど。ちょっと変人ってだけでしょ。
すごく大切なお友達なんだろう。って事で。
その高橋にちゃんと紹介してもらって四ツ川の不安は解消されたようなのでいいか。
なんの為に登場したのかは今一つわかんなかったですけど。

お互いが好きで好きでたまんないんならいいんじゃない。
早く法律変わるといいね。
バカップルだけど、すごくラブラブだしお互いを大事にしてるからこれからの幸せを願ってます。

0

昨日より今日の方がずっと好き。直球で愛を語っているのにシュール‼︎

新作を読んだら、あまりにもキュッとしたので。
既刊読み返し祭りを一人開催中です。
本編を貫くテーマは、ただ好き過ぎて、バカップルになっている恋人同士が、
そのどんどん溢れていく愛情をつらつらと綴りつつ。
時に、というか、ほとんどシュールな日常を詩的に描いているということ。

お互いがお互いを好き過ぎて。
特にカッコいいイケメンの京田は、溺愛執着攻めで、付き合ってるのにほぼストーカー。
多分、可愛い × 4 の四ツ川しか見えていない。
そうは言っても。
四ツ川にとって。分からない事は恐ろしいのだ。
京田は、悪夢を見ては、高校時代の友人だという高橋を心配して、朝4時に電話をかける。
高橋も、京田の様子を家族と一緒に見に来たりする。アダムス・ファミリーのような、
不気味でいて、誰もがパパである高橋を溺愛しているという、不思議な家族。

四ツ川は悩んでいた。
友達だと言うけれど、手を出さなければ、ずっと一緒にいれるということ?
恋はいつか終わってしまうから。
心にすんと、入り込むシュールな、よく分からないメタファーと。
誰にも負けないバカップルの筈なのに、何だか切なげでいて。
ああ、でも二人はきっと大丈夫だと、ホッと胸を撫で下ろし、
とても温かな気持ちがじわじわと広がって行くのだ。
すんごい変な事言ってるのに?
アボガドプリンのライオン、リアル過ぎなのに?
「京田、最っ高!」
「四ツ川、可愛い♡」
振り返ってみれば、それだけの事なのだ。

描き下ろしには驚かされます‼︎
たった2歳差とはいえ、落ち着いた雰囲気が大人の色気を醸し出す京田が歳下で、
可愛い × 4 の四ツ川が歳上⁈ 本編では、ずっと京田が一回りくらい余裕で歳上だと思っていたよ⁈
という、今となってはどうでもいい事に、とっても驚かされる。
そして、四ツ川のバイト先の人たちが、京田を渋い俳優に似ていると思っていたり。
ロナウジーニョ(クリスチアーノじゃなくて⁈)に似ていると思っていたり。
とにかく、カッコ良くて、歳上っぽいと思われている。
その見た目通りの二人の関係も良い。
歳下をことさら強調する年下攻めじゃ無くて。
京田は、京田だからカッコ良くて。
四ツ川は、四ツ川だから可愛い。

法律が変わったら、役所に届け出るレベルの関係。
って、そんなプロポーズ、あるかよ‼︎
そういうところがいちいちロマンティックで。
ずっとずっと二人の幸せを願ってる。
願わくば、また何処かで。そのバカップルぶりを見てみたい。

0

お似合いカップル

レビューで皆様方がおっしゃるように、一言で言えばシュール。シリアスとギャグが混在して正直理解しにくかった所もある…だがそこがいい。って感じですかね。

攻めはストーカー気質で受けの職場で盗撮したり、客観的にはやべー奴なんですが、受けはそれを嫌がるどころか愛されてて嬉しいと思ってる。割れ鍋に綴じ蓋。ラブラブバカップルです。

なのに攻めは夜中に高校時代の友人高橋の名前を突然呼んで飛び起きてこっそり電話をしたりする。受けは高橋がどんな存在か気になって仕方がない。結局高橋は最後まで読者の私にも謎めいていてよくわからない存在でした。彼が家族に溺愛されてるのは間違いない。

そんなちょっと不思議ストーリーの中で秀逸だと思ったのが大雨の中、カップル2人がビールを外で回し飲みするシーン。恋人同士だと些細なことでも最高に幸せな瞬間になるんだと思えるとても素敵で大好きなシーンです。

2

キングオブシュール

BL界ナンバーワンシュール作といっても過言ではないと思います。
攻めも受けも周りの人たちもやることなすことシュールです。
『アホエロ』では登場人物たちのシュールな行動やとぼけた発言がストーリーの中で良いスパイスになっていたと思うんですが、今作はストーリー性が薄いこともあり萌えよりシュールさが上回ってしまった印象。
重い実さんの摩訶不思議な世界観が全面に出すぎてしまったかなあという感じです。
攻めの京田と受けの四ツ川がお互い相手を好きすぎるという甘々なお話で、方向性自体は好きなタイプの漫画なんですが、出会いから付き合いに至るまでが唐突すぎるのであまり入り込んで読むことができず…。
あまりのシュールさに笑ったところはあるんですが、最後まで読んで一体このお話はどういうことだったんだろう…というよくわからなさが残ってしまいました。
そして最後の方でびっくりしたところが、このカップルが年上受けだったことです。
四ツ川まさかの34歳…。すごい可愛い感じなのにパチンコ店長のうえ34歳かよ!みたいな…ここらへんもシュールですよね…。
あともうひとつめちゃくちゃ気になるとこが!
最後のエロシーンで、攻めの京田が『四ツ川…またイッたかの…』と突然のおじいちゃん化!
衝撃の誤植なので直していただきたいです。

そんなわけで、良くも悪くも重い実さんワールド全開の一冊でした。

3

お互いが好きすぎる!

重い実さんのアホエロが好きでこちらも読んでみました。

エッチが多いですね!
ギャグと切なさのシュールさ。
二人ともとってもお互いが大好きなのに攻めの京田はしょっちゅう高橋の夢を見ては飛び起きて電話します。
四ツ川はそんな京田の行動についつい携帯や卒業アルバムや財布を盗み見てしまいます。

でも携帯には四ツ川の写真ばかり。なぜか仕事中のも。財布には四ツ川の勤務先の近所のお店のレシートばかり。そして勤め先の店員はイケメンのストーカーがいると。
もう滅茶苦茶京田に愛されてるじゃん!

でも卒業アルバムではいつも京田は高橋を見つめていて。
いつまでも高橋はずっと友達だと言うけれど友達ならずっと一緒にいられるから?と邪推してしまって。京田と高橋(高橋のキャラや家族も)の関係が謎です。

でも家庭に恵まれなかった四ツ川にとって京田は最高の恋人。高橋の存在に心を乱されますが高橋にちゃんと大切な人だと紹介してもらって。

自分の育った環境や学歴など育ちが良くてエリートの京田に引け目を感じてるようですが、京田は四ツ川が可愛くて仕方ない様子ですね。可愛い×4です!

アボカドプリンとかタテガミの生クリームを買いに行ったり帰り道の修学旅行の話とか本当に京田の愛が溢れてます。

シュールすぎとエッチが多過ぎてわかりにくい感もありますが、お互いが好きで好きで仕方ないカップルのお話だと思います。

表紙が過激ですね。

1

思ったより…

アホエロが好きでこちらも気になり読みました。うーん、エロが多すぎる?それともエロに繋げるためのストーリーと感じてしまったからそう思っただけなのか…。神評価の方もいらっしゃいますし、好みが分かれる作品なんでしょうね。私はなんだかよくわからなかったです。ストーリーや2人の関係やその他諸々疑問が残ったまま読み終えてしまった感じです。でも、ん?ってなっても読み返してまで理解しなくていいやって思ってしまいました。期待せず読むのがいいと思います。

0

重い実先生の作風を確立させた

 やっぱり重い実先生の独特の感性が好きだなぁと思わされる作品でした。的確に言葉で表現するのが難しいのですが、何というか、シュールさと純情さが絶妙に混ざった雰囲気を感じます。この空気が本当に好きなんですよね。ストーリーとしては特に波乱があるわけでも驚かされる要素があるわけでもないのですが、淡々と進んでいくにも関わらず読者を引きつける何かが存在していました。タイトルと表紙から受け取ったイメージ的には『アホエロ』よりはシリアスな感じかな?と予想しましたが、レベル的には同等の軽さだと思います。

 また、あらすじを読むと受けの四ツ川の嫉妬がメインであるかのような印象を受けますが、そこに重点が置かれているわけでもなく、あくまで京田と四ツ川の糖度の高い熱々の関係がある前提でのちょっとしたスパイス的要素として描かれていました。嫉妬の原因である高橋は最後まで謎が深く意味の分からない存在でしたが、このミステリアスさがツボでした。あと、四ツ川の瞳が綺麗で、この何とも言えないふわふわ感がたまらないのです。ツッコミ所はたくさんあるのですが、それはマイナスなものではなくて、作品のシュールな魅力を高めてくれるものでした。冒頭から飛ばしている京田の溺愛具合には笑ってしまいます。

3

BLでこんなに笑ったのは初めて

参りました。
本人たちはいたって大真面目なのに、なぜこんなにシュールなのか。
重い実さんの作品はコミックになっていないものをどこかで読んだ記憶があるのですが、もっと暗いシリアスな印象を受けたような気が…。
こちらが本領発揮だとしたらうれしい。

ナンパから始まった京田×四ツ川はお互いにべた惚れすぎるほどの溺愛カプ。
もうとにかくラブラブ、相手しか見えない!という状態なのですが…。
暗い生い立ち、浮気疑惑にもしかして身代わり!?、ストーカー疑惑や友情と恋愛関係はどっちが長続きするの?など、シリアスな問題が発生するものの、どれも身を焦がすような熱い関係の良いスパイスになっていて、読者も焦れたり、「大丈夫!愛されてるよ!ファイト!」とエールを送ったり、「それ、絶対京田だろ!」とツッコミを入れたり、大爆笑したり、まあ忙しい。
登場人物全員がとにかく濃いです。
ツボにはまったら、ものすごくはまります。
逆にはまらなかったら、ひたすら寒いと感じるかも。

それにしても借り物競走のお題、それ!?
しかも全員ちゃんと持って来れてるよ!!

「あなた、お水」、「パパ、チョコレート」は思い出すだけでしばらく笑えそう。

堀場ほり子さんのレビューに「岡田あーみんを思い出す」とありますが、まさにそう。
岡田あーみんをお好きだった方には自信を持っておすすめします。
知らないという若い方でもシュールな笑いが好きな方もぜひご一読を。
あーみんは苦手だった、BLに笑いは求めてないという方は、結構頻繁にえちぃシーンが出てくるのですが描写がわたし的にものすごかったので、そちらを目当てにいかがでしょうか。

5

ラブコメというより、アホエロ

『アホエロ』でハマって重い実さん二作目。
今回も、ラブコメというより、アホエロという表現がぴったりの、シュールなギャグとエロを堪能させて頂きました。前の方が仰っていますが、シュールなギャグは、確かに岡田あーみんさんと同じ匂いがします(笑)。
お互いを好きすぎて空回りする攻めと受けは大好物ですが、今作で気になったのは、他の方も仰っているように、攻めの京田とその同級生の高橋君との関係性ですね。最後まで読んでも、友達の枠を逸脱しない関係性なんだろうとは思いましたが、それだけでは、夢に見て飛び起きて夜中に電話をするという京田の突拍子もない行動が説明できなくて、読後にもやもやが残りました。
『アホエロ』同様、BLというジャンルを抜きにして、このシュールさはクセになる面白さだと思います。

2

岡田あーみんを思い出す。。。

飛行機の中で運命的な出会いをした二人。しかし、攻めには心の中に好き嫌いを超えた大事な人もいて!
・・・というような、感じでしょうか。あらすじは。

他の方が描かれたら、たぶんドシリアスになって受けが病んで疑心暗鬼になったり、暴力沙汰になりながらやっぱりお前だけだよ。な、心情重視風な漫画になりそうですが、重い実さんはさすが違うんですよね。
なんというか、重い実さんの作品は、シュールでシリアスとギャグが混在していて、岡田あーみんを思い出します。
(岡田あーみんを知らない若い方は、検索してみたら世界が広がるかもです。お父さんは心配性というのが代表作です。)
なんだろう・・・なんというか昭和臭が半端なく!!
たぶん畳で寝てそうだったり(ベッドですが。)、
携帯なんてもってなさそうな(スマホ出てきますが)、
絶対にエグザイルなんていなそうな世界観です。
実際の昭和にはBLなんてジュネか花ゆめくらいしかなかったでしょうし、たぶん違うとは思うのですが、どうにも(しつこいですが)イメージの昭和臭がすごくて!!
一周回って新しい気がします。




8

どう評価をしていいのか

エロ目当てで買いましたが………エロいはエロいんですけども、笑いの部分が勝ちすぎてエロい気分に全然なりませんでした。

笑いの部分もですね、ガハハと素直に笑える感じじゃなく、えっと笑っていいのか……?って感じで、すごく戸惑っています。

独特の世界観ですね。描き方が他のBLと違っていて、キャラクターに共感したりのめり込むような感じではなく、一方引いて見てるような感じでした。

これはなんだろうなーと不思議な気分になりました。嫌いではないのですが、普通にエロを求めると、肩透かしを食らうかもしれません。

3

法律が早く変わるといいね

飛行機の中で知り合った受けと攻めは、半同棲中のラブラブカップル。受けは毎日幸せに日々を過ごしていたが、ある晩攻めが他の男の名前を呼んで飛び起きるのを目撃してしまう。高校の同級生だという彼と攻めの関係が気になりはじめ、思い悩む受けだったが…。


シュールなギャグ+やたら萌えるエロ、という作風(個人的な見解です)の重い実さんの新刊です。
今回はひたすらラブラブの半同棲カップルのお話。

受けはパチンコ屋で働く34歳です。昔貧乏だったので、言動の端々にそれが現れます。年齢の割には外見は20代に見えます。
攻めは受けより2歳年下の証券マン。一見マトモですが、受けへの愛が溢れすぎているおかしい人。
お互いに溺愛な2人が半同棲し、しょっちゅうラブラブエッチして幸せ〜な毎日です。この状態のままストーリーが展開しても、全然オッケーなくらい楽しかったです。でも攻めの高校時代の同級生の存在が出てきて、ややトラブルが起こってしまいます。
この同級生は同級生で楽しかったけれど、ちょっと存在感が突出しすぎていて、個人的にはあまり好きな展開ではなかったです。結局攻めが、同級生の夢見てうなされ、飛び起きて連絡をする…という行動の理由もよくわからなかったし。てっきり昔同級生を怪我させたとか、そういうトラウマがあるのかなと思っていたのにそれもなし。
同級生や、その家族のキャラはヘンで面白かったけれど、この作品に出てくる意義が感じられないというか、邪魔なだけな存在に思えてしまいました。

まあ、それでも受け攻めのぶっ飛んだキャラクターは楽しいし、半同棲生活は笑えるし、全体としてはとても楽しめる作品でした。
受けが、眠っている攻めをいかに起こさず触るか、のゲームが面白すぎました。

2

うー、ん?

某サイトでのアホエロ掲載時からずっと応援している作家さん。
書籍化した際は本当に嬉しく、読むとやっぱ好きだわぁ…という感想がでてくるのですが、ビッチなスズキくんにはあまり萌えられず…。
しかし萌えを求めて今回も期待をして購入しました。
が、結論的には「センスについていけなかった」です…。
スズキくんの時からシュールな重い実ワールドは頭角現してきたなと感じていましたが、
今作で爆発しています(笑)個性的なキャラしかり。
エロとギャグで本編が埋まっています。

付き合ってるのにストーカーをしてしまったり、
お互い素面で褒め合うほどのラブラブで
濃厚なエロも健在です。
重い実さんのエロって読み応えあるし甘々で、エロだけみると自分と相性ぴったりなんだけどなあ…。

なのに京田の青春・高橋とは何者なのー?!とか、
他の要素でひっかかりを感じて素直に受け取れませんでした。。。
当て馬的ポジションで作られたキャラだとは思いますが、
彼の家族も含め、不思議キャラとして登場し、意外とあっさり解決します。
とはいえ、続き物のようなので今後もっと絡んでくるのかもしれませんが…!
重い実ワールドに楽しく浸かることができれば虜になる作品です。
この空気は他の作家さんには描けない…!
独特のシュールさ。
お互いがお互いを大好きな2人は可愛いくて萌えますw

1

なんだこの話 笑笑笑
読了後の感想はそれに尽きる!いや、決して批判じゃない!
凄いよ…この空気感…なにこれ…やっぱりこの人天才…?
前作の「アホエロ」や「ビッチな〜」からさらに鋭さを増す不思議感!
スパダリとか中卒とかどうでもいい。不思議な2人の不思議なイチャラブでした。
でも一番不思議なのは…そら夢にも出ますわ。
妙にパチスロ情報だけがリアルなのが面白かった。この本の中で唯一確かな事はパチスロに関する事 笑
本当にどうでもいい事なんですが、表紙の挑発する四ツ川くん、金的ガードみたいなえっらい攻めたパンツ履いてるなぁと思ってたら、これ限りなく肌色に近いピンク地に股間だけグレー色のボクサーでした。

5

楽しかったー

かの名作「アホエロ」っぽい匂いがして笑
読んでみました。

これはもう深く考えずに重い実さんワールドに身を委ねて楽しむタイプのやつではないかと(笑)

「アホエロ」で私を虜にさせたシュールな笑いが今回も其処彼処に散りばめられていて終始ニヤニヤ、時々ブフッと吹きながら読みました。

高橋のアダム◯ファミリーみたいな家族とか(奥さん水差し出してくるし)
重い実さん描いてて楽しかったんじゃないかなぁ(笑)
こういう作者の趣味嗜好丸出し!みたいな
のって結構好きです。

BL以外の情報過多なので少し内容見失い気味でしたが笑
ラストの雨のシーンなど押さえるところは押さえてるのが流石。
法律変わるといいですよね!

お盆疲れの身に
シリアスにならず現実を投影する事もなく読めた作品で丁度良かったです。
楽しい作品ありがとうございます!

8

どういうスタンスで読めばいいのか迷う

ちるちるのインタビューで「心に染みて笑える大人のラブコメディ」とあったので、そのつもりで読み始めましたが、ラ、ラブコメ‥‥?って感じです。同じ作家さんの「アホエロ」はラブコメとして読めたけど明らかに「アホエロ」とはトーンが違う。

一目惚れ同士で出会い、今では半同棲状態の二人。

京田(攻め)も四ツ川(受け)もお互いのことが大好きで「かわいい×2』「かっこいい最っ高」と思いあってるバカップルなんだけど、何だか読んでて落ち着かないのは、受けの四ツ川視点で進んで行くために彼の自分に対する自信のなさとかが伝わってくるからかなぁ。

そのざわつきは、京田が悪夢にうなされて発した「高橋」という名前をきっかけに高まります。

やがて高橋とその家族と対面するんだけど、家族の佇まいや登場の仕方がホラー映画っぽくて不気味。
この意味深な「高橋」って存在。京田は彼が自分にとってどういう存在だったかや、記憶の中で宝物のように残っているであろう夕焼けのエピソードも含めて、包み隠さず全て四ツ川に話している。四ツ川に隠しておきたい後ろめたい存在ではなく、京田の青春の象徴なんでしょう。そして淡い恋心を抱いていたんじゃないかなぁ。

京田って、四ツ川の職場に「イケメンストーカー」認定されていたり、スマホの中は四ツ川の画像で埋め尽くされている程執着しているし、過去の男たちにも「束縛が激しい」って理由で振られていたくらいなんだから、きっと青春の象徴である高橋についても当然思い入れが強くて宝物のような存在だったんだと思う、いっときは。もうそれが15年くらい経って、形骸化しちゃったかもしれないけど、完全に思いを捨てきることもできず心の中に残っていた。そういったものとの決別かなぁと思いました。

かつて「高橋も真っ直ぐすぎていつか折れるんじゃねぇか」と京田が不安に思っていたようなこともなく、高橋には家族という「ぶっとい添え木が4本」があって生きている。そして自分にも結婚したいと思う四ツ川という添え木がいることを再確認しあって、前進。
そして心置き無く京田と四ツ川はバカップルに!とお話かと。

何となくざわざわとした空気が作品全体に漂っていて読んでいて気分が落ち着かず、バカップルぶりを堪能できない。
シリアスに見せかけてバカップルぶりを描いたアホエロ系なんだけど高橋の家族とかが不気味すぎて、あの不気味さは何だったんだろう?みたいなのに気を取られてしまう。ところどころ笑える小道具などで中和されてはいるのだけど、どういうスタンスで読んでいいのか決めかねるところがあります。

8

重い実さんワールド

『アホエロ』は好きだったが、別名義の『ビッチなスズキくん』ははまらなかった重い実さん。
今作はどっちだろう…と少々不安でしたが、私の好みではその中間。
不思議なお話でした。

お互いを好きすぎる二人なんだけど、攻めの京田の寝言に出てきた「タカハシ」なる人物。
彼は京田にとって一体何だったのか…明らかにされずに終わります。
初恋だったのかな、今となってはかけがえのない友人かな、と想像はできるとはいえ、凄くスッキリしませんでした。

とはいえ、アホエロであったようなシュールなギャグもいっぱい・エロもいっぱい。
重い実さんのギャグ、好きです(´∀`*)

あと京田32歳・四ツ川34歳と、年下攻めです。
えー、四ツ川童顔すぎ(笑)

5

エロとシュールなギャグの中にある恋心に萌え

作家買いです。

重い実さんの作風ってシリアスなのか、ギャグなのか分からない。
でも、そのミックス具合が個人的に非常にツボなのです。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。




主人公はパチンコ店店長の四ツ川。
ストーリーは彼視点で進みます。

出張で利用した飛行機の中で出会った四ツ川くんと京田くん。
お互い一目ぼれ状態で出会ったその日にそのままヤッてしまう彼らですが、その後もお付き合いは順調に続き今では半同棲状態。
知れば知るほど京田くんに惚れこむ四ツ川くんですが、ある夜、京田くんが寝言で他の男の名前を呼ぶのを聞いてしまって以来、嫉妬心に苦しむようになり…。

というお話。

重い実さんらしい、というのか、京田くんも四ツ川くんも、お互いにべタ惚れ。
けれど、相手を想う気持ちが強いからこそ、そこに嫉妬心がわき、時にストーカー行為までしてしまう。

四ツ川くんは父親を知らず、ギャンブル狂いの母親を持ち、生活のために高校を中退して働き始めた、という過去があり、シリアスな雰囲気もそれなりに漂っている。
のだけれど、シリアスになり過ぎない。

視点は四ツ川くんだけれど、そこかしこに京田くんの、四ツ川くんへの愛情と執着が見え隠れしているから。
そして、いたるところに重い実さんらしいシュールなギャグがちりばめられているから。
だろうと思うのだ。

タイトル通り、四ツ川くんの京田くんの寝言の相手・高橋くんへの嫉妬心がベースにはなっているものの、京田くん×四ツ川くんの二人の間に流れる愛情はゆるぎないものだという事は透けてみえているので安心して読み進めることができます。
高橋くんの名前を寝言で呼んだ理由とか、高橋くんの存在が京田くんにとっていかほどのものなのか、という所まで描き込まれていない。けれど、描き込まれていないからこそ、かつて京田くんが高橋くんに抱いていたのであろう淡い恋心とか、高橋くんが京田くんに向ける友情とか、そういうものが透けてみえてきて、ちょっと味わい深かった。

重い実さんのギャグって、ちょっと独特というか、シュールというのか。
もしかした好みが分かれるんじゃないかなと思うのですが、個人的にはとても好き。

ギャグも面白かったけれど、エロが最高にエロい…。
一緒にいると常に事をイタシテいる彼らなので、エロ度はかなり高い作品でした。

そのエロさに引けを取らない表紙で、リアル書店で買うのを思わずためらってしまった。
表紙・裏表紙、そして帯。
ぜーんぶエロいので、逃げ場なしの容赦ないカバーに、重い実さんの心意気を感じました☆

6

ストーカーしあうバカップルは楽しいけど…

がっしり男前×かわいいタイプ、ストーカーしあうバカップルのいちゃつきが楽しい一冊でしたが、訳わかんないまま終わってしまったところもあって消化不良…

乱気流で揺れている飛行機の中、四ツ川は怖くて仕方ないのに、京田の寝息でアナウンスが聞こえない…こんなに揺れてるのに寝れるなんて!京田に恋してしまった四ツ川は空港でナンパ、二人はそのままホテルへ。
それから付き合い始めた二人は、「かわいい、かわいい」「かっこいい、かっこいい」って、お互いに夢中すぎるバカップルで幸そう!
そんな二人のエッチは愛のある濃ゆさです。

でも、京田はたびたび夢でうなされ「たかはし」と名前を呼ぶ。そして飛び起きて早朝4時でも高橋に電話をかける。高橋は友達らしいけど、そこまで気にかける存在ってなに?

高橋が気になって仕方がない四ツ川は京田のスマホを見てしまうと、自分の写真しか入ってなくて幸せな気分に。でも卒業アルバムを見たら、高橋の近くにいつも京田が写っていて、京田の視線は高橋に注がれている。
京田にとって高橋ってなんなの?ってますます謎が深まっていくのだけど…

でも京田の愛情もぜんぶが四ツ川に向かってるんですよね。
四ツ川が働くパチンコ店では他の店員に「男前なストーカー」認定されてるくらい。ほんと、呆れるくらいなバカップル!

そして謎の高橋が、美人妻&美形子供3人を連れて二人の前に現れる。
妻子が「お水」「ハンカチ」と高橋の面倒をみる不思議な一家。
京田は四ツ川を大事な人と紹介して、高橋も祝福するけど、京田が高橋に関する悪夢を見続けていた謎は明かされないままで…
四ツ川はそこにこだわってヤキモキしてたし、高橋の謎が作品をミステリアスにしてたのに、種明かししないまま終わってしまうの???
繰り返し夢に見るってことは、高橋が不幸になることを深層心理で恐れているからで、それには理由があるんじゃないかな?こんなに気持ちのすべてを四ツ川に注いでいるのに、友達をそこまで気にかけるのはなぜだろう???

ちるちるインタビューで、重い実先生は
「相手を好き過ぎる余り干渉してしまう二人ですが、それがことごとく無駄な骨折りに終わる、という関係を描きたい」と答えていて、そこはストーカーし合うバカップルぶりにクスッとさせられて、大成功してると思います。
でも、高橋のことは「家族を描くのが楽しかった」しか触れてなくて…
私は高橋が重要なキーパーソンだと思って読んでたけど、作者さんにとっては愉快な脇役でしかなかったの???

『アホエロ』は台詞とモノローグのテキストで語りすぎてましたが、本作では漫画らしく絵で状況説明がされて、読みやすくなってます。
でも作者さんの感性は私には合わないのかもしれないと改めて感じた2冊目でした。

二人のバカップルぶりがおもしろかったので萌えにしましたが、ストーリー的には中立です。

4

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